アンダーパスの道路が冠水し車が水没(事例)

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愛知県清須市のJR東海道線下の
「アンダーパス」が冠水し車が水没

2016年9月20日に発生した事故事例

アンダーパスは鉄道(線路)や道路の下をくぐる、掘り下げた通路や地下道。事故当時は「台風16号」による大雨の影響で、午後5時ごろから通行止めになっていたとのことです。

事故の概要

  • 発生日時:平成28年9月20日(火)午後6時半ごろ
  • 事故の場所:愛知県清須市清須田中町(JR線路の高架下)
  • 状況:台風16号の大雨による影響で、道路が深さ3メートルほど冠水。気づかずに通行しようとした乗用車が水没して、運転していた女性が死亡。

アンダーパス

▲現場付近の道路(Googleストリートビューから)

通行止めの看板があったものの、側道から進入できる状態だったとのことです。

アンダーパス通行止めゲート

大雨の時には、道路の冠水に注意

局地的な集中豪雨(ゲリラ豪雨)などで、道路の雨水処理能力を超えると、路面への急激な増水が始まります。特に高架下などの窪地になっている場所では、冠水による危険が発生します。

冠水した道路(アンダーパス)

道路を管理する自治体などでは、気象情報や雨量予測から通行禁止などの措置を行いますが、場所によっては、規制が間に合わない場合もあります。

水の深さによる危険度(車高や車重によって異なる)
  • 30センチ~50センチ:エンジンの停止
  • 50センチ~:ドアの開閉が困難になる
  • 100センチ~:車が浮き流れ出す

特に「記録的短時間大雨情報」などが発表された場合は、危険が予想される場所に進入しないことが大切です。

浸水した車からの脱出/救助は?
万一浸水してしまったら

浸水が始まったら、すぐにドアを開け脱出する。ドアが開かない場合は窓から外に出る。119番などの電話をする前です! 

普通乗用車のドアは大人の膝程度の水深(60センチ程)くらいで、開けるのに通常の5倍の力が必要と言われています。(浸水は1分程度で、1メートルを超えることもありあます。)ただし浸水した場合でも、ドアを少し開けることで、水圧の差がなくなり脱出できることもあります。あきらめずに、水圧差をなくすようにしましょう。

また電気系統に影響が出るとパワーウィンドが使えなくなり、窓の開閉が出来なくなります。

万一に備え「緊急脱出用ハンマー」を準備する。(カーショップなどで、1000円以下で購入できます。)

脱出用ハンマー

一般工具で使われるハンマーを車内に備えた場合、「軽犯罪法で禁止されている、正当な理由のない凶器の携帯」で、警察による職務質問などの際に、取り調べを受けることがあるそうです。車内に常備する場合は、緊急脱出用の専用工具を備えるようにしましょう。

浸水した車からの救出は?(外部の人)

窓ガラスは特殊な構造の強化ガラスで、ハンマーで叩いても簡単に割れません。「緊急脱出用ハンマー」がない場合で、かなづち等を使う場合は、釘(くぎ)抜き部分などの角部分で叩きます。またドライバーの先端や、釘など先端が尖ったものがあれば、ハンマーを使って叩くことで割れやすくなります。(釘を打つように)

かなづち

工具

緊急的な方法(割るためには相当の力が必要)
  • 小石などを丈夫な袋につめて、何度も投げつける。
  • 小銭などを丈夫な袋につめ、何度も振り回すように叩く。
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