埼玉県川口市のアパートで祖父母を殺害した少年に懲役15年…

平成26年3月26日に、埼玉県川口市のアパートで祖父母の背中を刃物で刺すなどして殺害した少年に、懲役15年の判決。

少年は浪費を続ける母親が原因で、小学校5年(11歳頃)から住む場所もないほどの不安定な生活を送り、義父に暴力を受ける虐待を受けていた。事件は母親(42)(強盗罪などで服役中)と共謀して、現金約8万円などを奪うために母方の祖父母を殺害。

  • 追記:控訴は棄却されました。量刑不当にはならなかったようです。
  • 追記(平成27年9月4日):少年の控訴審判決が、9月4日に言い渡されます。

事件の概要

  • 事件発生日:平成26年3月26日
  • 罪状:強盗殺人(2名を殺害)
  • 被告人:少年(18歳)※犯行当時17歳
  • 求刑:無期懲役
  • 裁判:裁判員裁判|さいたま地裁(栗原正史裁判長)
  • 判決:懲役15年(平成26年12月25日)

裁判の過程で、少年が社会問題化している「居所不明児」として学校教育を受ける機会を奪われ、暴力やネグレクトなど虐待を受けてきた生い立ちが浮かんでいます。

栗原正史裁判長は判決で「犯行は自ら決意し実行した責任は重大」と認定。しかし、「母親の浪費癖により、小中学校にも行かせてもらえなかった」などとし、「母親に『殺してでも』という強い言葉で祖父母からの借金を執ように迫られ、最終的には本人が殺害を決断しているとは言え、母親の養育や母親の言動に大きく左右されたものだ」として、無期懲役の求刑に対して、懲役15年の判決を言い渡した。

弁護士は即日控訴しています。

  • 祖父母殺害、少年が拘置所で告白 公園暮らし、壮絶な生い立ち (外部リンク)

居所不明児

所在が不明な15歳以下の子供(児童)実数は少なくとも数千人~万単位の可能性。(居所不明児童の調査は50年前)2010年までの調査は、正確性がなく毎年300人程度。2011年から文部科学省が調査方法を徹底した結果、1,000以上いることが判明。

※調査対象は小中学生に該当する児童だけで、中学卒業後は居所不明でも対象から外されます。

0570-064-000

児童虐待の通報窓口