山岳情報(冬山)中部・北陸

富士山、八ヶ岳、伊吹山など、中部・北陸の雪山に関する情報です。(2016年から2017年の冬)

中部・北陸の冬山情報

冬山登山などのレジャーを予定される方は、事前の情報収集と安全対策が必要です。また入山届けが義務化されている場所もあります。

この情報は警察庁が発表している情報を、利用規約に準拠して見やすく転載しています。
(出典:https://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki/H28fuyuyama.pdf

甲斐駒ケ岳(2,967m)

厳冬期は、5合目から7合目までの屏風岩鎖場前、8合目から9合目の稜線及び刀利天狗下の梯子等の表面が凍結し、スリップに対する注意を要します。

8合目鳥居から上の鎖場は、雪に埋もれているのでルートファインディングに注意し、六万石への稜線の下りは、岩場であるので注意してください。また、9合目から頂上に至る間は、突風対策を万全にしてください。

1月から2月は、夜間の気温が氷点下25度くらいまで下がります。厳しい寒さに耐える装備と、行動不能を考慮した予備食料の携行が不可欠です。登山口へのアクセスは、尾白川林道は日向山入口以降は通行止めです。

大武川林道は起点から通行止めです。精進ケ滝林道は12月9日以降通行止めです。(山梨県情報)長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成28年2月、単独で甲斐駒ヶ岳を目指した登山者が、行方不明となり捜索するも発見に至らず、同年5月に死亡しているのを発見した事案が発生しています。(山梨県情報)

仙丈ヶ岳(3,033m)

積雪は、登山道、樹林帯で0.5~2㍍くらいとなります。沢筋では3~4㍍になり雪崩に注意が必要です。(長野県情報)

小仙丈への上りは、急な雪壁でピッケル、アイゼン技術を要します。また、小仙丈から頂上への岩稜部分は、アイゼンを引っかけないよう慎重に下ってください。南アルプス林道は、夜叉神の森まで常時通行可能です。

夜叉神の森から、奈良田開運トンネルから広河原までの南アルプス林道は冬期閉鎖通行止めです。(山梨県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成25年11月、北沢峠から頂上を目指した登山者が、吹雪により低体温症で死亡しています。

金峰山(2,599m)

積雪は、登山道、樹林帯で1~2㍍くらい、沢筋では3㍍以上となります。冬山は積雪により登山道が判然とせず、ルートを外れ、道に迷う危険性があります。

稜線は、突風による転倒、転落、大日岩付近や山頂の五大岩付近ではアイスバーンによる転倒、滑落などにそれぞれ注意を要します。アクセス道路の林道は、瑞牆山荘まで通行可能ですが、滑り止めを準備することが必要です。(山梨県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

八ヶ岳(2,899m)

八ヶ岳は、アプローチが短い割に、北アルプス並みの寒気と雪を経験できるため、冬季でも登山者が多く、遭難も多発しています。

赤岳を中心とした急峻な岩場での滑落事故のほか、積雪のため、登山道が分からず道に迷ったり、強風と氷点下の低温などにより凍死や凍傷となる遭難、表層雪崩など気象条件に影響を受ける遭難も少なくありません。常に最新の気象情報を元に行動し、状況によっては「引き返す勇気」が必要です。(長野県情報)

各峰の7合目以上の稜線は、突風やアイスバーンによる転落・滑落に最大限の注意を要します。(山梨県情報)県界尾根や真教寺尾根とも、山頂近くの鎖場は、積雪により鎖が凍結し隠れています。また、鎖場上部は、大門沢側に雪庇がでますので踏み抜きに注意を要します。(山梨県情報)

権現岳から赤岳に向かう稜線における、雪庇の踏み抜きにも注意を要します。(山梨県情報)

八ヶ岳横断道は通行可能で、川俣林道は全面通行止め、観音平久保線、天女山公園線は11月25日頃から通行止めの予定です。(山梨県情報)

赤岳周辺は急峻な岩場であり、足を滑らせたり、突風でバランスを崩したりして滑落する遭難が発生しています。(長野県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成24年2月、赤岳、文三郎尾根を単独で下山中の男性が滑落し死亡する遭難が発生しています。(長野県情報)
  • 平成28年2月、友人とともに赤岳登頂するも別々に下山中、1人が滑落し死亡する事案が発生しています。(山梨県情報)

富士山(3,776m)

冬の富士山は気象条件が厳しく、氷点下30度の気温、風速30mの強風も希ではありません。単独峰のため、突風による転倒事故が多く、厳寒期の8合目以上では青氷状態でアイゼンが効かないことがあります。

毎年アイスバーンでの滑落事故が発生しており、ピッケルやアイゼンなどの冬山装備を使い、確実な滑落停止や耐風姿勢等の高度な登山技術が必要です。

また、突風でテントが飛ばされ、2人が死亡したこともあります。スキーやスノーボードでの滑降は急傾斜面が多く、露出した岩場も多く見受けられることから、大変危険です。毎年、転倒により生命にかかわる大きな事故が発生しています。

平成25年に「富士山における安全確保のためのガイドライン」が策定されました。夏山期間以外に富士山へ登山する場合は次のルールを必ず守ってください。

  1. 万全な準備をしない登山者の登山禁止(冬の富士山は救護所・山小屋が閉鎖され避難場所が無く、携帯電話が通じにくいため救助要請ができない場合があります。道標も撤去されますのでコンパス等による読図の技術が必要です。例年、道迷いによる遭難が発生しています。万全な準備とは、装備だけに限らず、時期に応じた経験や登山スキルを持つことも含まれます。経験やスキルが無い場合は、登山ガイドや経験者を同行して下さい。)
  2. 「登山計画書」を必ず作成・提出(遭難した時に少しでも早く救出されるため、行程、装備、緊急連絡先を記載した登山計画書を必ず作成して家族に渡すとともに提出して下さい。)
  3. 登山者として携帯トイレ持参はマナー(山小屋や公衆トイレは夏山期間以外は閉鎖されています。自然環境保全のため携帯トイレを持参し、必ず持ち帰って下さい。)アクセス道路の「富士山スカイラインから富士宮5合目に至る区間」並びに「御殿場口登山区間」及び「須走口のあざみライン馬返しから須走口5合目まで」は、積雪する11月中旬から4月下旬まで通行止めとなります。通行止め期間は、気象条件等により変更となる場合があります。(静岡県情報)
  4. 山梨県側の5合目までは、富士スバルラインが午前9時から午後5時まで通行可能(上りゲートは午後4時閉鎖)ですが、降雪や凍結により全面又は一部が通行止めとなります。また、滝沢林道は12月上旬から4月下旬まで冬季閉鎖となります。(山梨県情報)
  5. 吉田大沢は、落石や雪崩等の危険が大きいため、立ち入らないでください。(山梨県情報)
  6. 宝永第一火口内は、上部からの崩壊があり、落石を受ける可能性が高いので、火口付近を通行する場合は十分注意してください。ここ数年、山梨側から登り須走口に迷い込む遭難者が.多く見られます。積雪期は登ったルートを下山してください。

遭難事故の記録

  • 平成27年12月、富士山登頂後、下山中にアイスバーンにより足を滑らせ滑落し、死亡する事案が発生しています。(山梨県情報)
  • 平成27年12月、登山中に突風に煽られ滑落し、死亡する事案が発生しています。(山梨県情報)富士山は活火山です。火山情報には十分注意してください。

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間ノ岳あいのだけ(3,190m)

どのルートもアプローチに長い日数を必要としますので、十分な準備と強靱な体力が必要です。白根三山の真ん中に位置する広大な山で、麓からの直接ルートはありません。

頂上部は広くなだらかですが、特徴がないだけに吹雪やガスが出ているときは、ルートを見失い易いことから、コンパスやGPSにより方角をしっかり確認する技術が必要です。

北岳から農鳥岳への南下ルート、三峰岳から塩見岳方面へのルートの分岐であり、また北岳からのピストンとして登る計画が多く見られます。山が大きく見え、近いような錯覚を起こしますが思った以上に時間のかかるコースです。

稜線では、突風による転倒や転落、滑落などに十分注意する必要があります。また、厳寒期には1~2㍍の積雪となり、稜線上はアイスバーンとなりますので、アイゼン、ピッケル技術が必要とされる熟達者の山であるとともに、緊急事態にはは北岳や農鳥岳を経由して下山しなければならず、強靱な体力や旺盛な気力が必要とされます。

空木岳(2,864m)

池山尾根には、「大地獄」・「小地獄」といった難所があり、積雪期はルートが不明瞭で遭難も多く発生しています。山頂方向から下山してくると、この付近で急傾斜になり、尾根も次第に細くなってきます。ザイルやピッケルなどの装備を十分に使いこなして、慎重に行動しましょう。

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

木曽駒ヶ岳(2,956m)

駒ヶ根市側に架けられた中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを利用すれば、一気に標高2,612㍍の千畳敷に至りますが千畳敷カールは雪崩の危険性が高いため、千畳敷カールの外側を経て、中岳の頂上から駒ヶ岳に向かうコースが一般的です。

中央アルプスの稜線上の岩肌には、通称「エビの尻尾」と呼ばれる雪の造形が見られるとおり、風雪が激しいところです。このため、風雪に対する防寒対策をしっかりと行い、低体温症や凍傷などにならないよう注意が必要です。

千畳敷カール一帯は、雪崩の発生の危険性が高く、新雪の降ったときや気温の上昇時には登山自粛の判断も必要となります。

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 中岳木曽側の巻き道は、雪面がクラストしており、滑落する危険性が高いので、通行しないでください。平成16年3月には連続して単独登山者3人が滑落して死亡しています。
  • 平成22年3月、宝剣岳で2人が滑落などで死亡しています。

常念岳(2,857m)

冬山では合戦尾根から燕岳に至り、稜線を縦走して大天井岳から常念岳に向かうコースと、上高地から長塀尾根を登って蝶ケ岳に至り、稜線沿いに常念岳に向かうコースが一般的です。(沢沿いの道は、雪崩の危険性が高いため通行出来ません。)積雪は、穂高連峰に劣らず、2~3㍍に達するので、新雪のときは長時間のラッセルが必要となります。必ずパーティを組んで登山しましょう。長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

蓼科山(2,531m)

冬季は、ゴンドラ、リフトを利用して、蓼科牧場の下端から御泉水自然園まで登る人がいる程度で、山頂を目指す登山者は少ないですが、登山をする場合は、道迷いや防寒対策も考慮した冬山装備が必要です。

長野県登山安全条例により登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

美ケ原(2,034m)

冬季は車道が閉鎖されていますので、登山者はほとんどいません。

霧ヶ峰(1,925m)

美ヶ原の南東約14㌔に位置する火山台地で、北方に鷲ケ峰(1,798㍍)、南方に車山(1,925㍍)といったピークがあります。冬季は、雪原のスノーシューイング登山者が散見されますが、視界が悪い時は、方向を見失わないように注意が必要です。

聖岳(3,013m)

南アルプス南部は、登山者が少ないので、単独ではアクシデントに対応できません。

特に、冬山の場合、悪天候に阻まれ、幾日も行動不能となることが多いので、無理な計画は立てず、余裕のある日程が必要です。聖岳山頂付近は、南面、北面とも滑落事故の発生が非常に多いので注意してください。

冬ルートの東尾根は、登山者が少なく、ルートが不明瞭で迷いやすいため、ルートファインディングに注意してください。(静岡県情報)聖沢ルートは積雪すると樹木がかぶさり、登山道をふさぐため分かり難く、特に下りでは注意が必要です。

長野県登山安全条例により登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成22年1月には強風で行動不能となり1人が死亡、2人が凍傷で救助されました。(突風のため救助に3日を要しています。)(静岡県情報)

光岳(2,592m)

本谷口から易老渡、さらに易老岳を経て光岳まで、無雪期でもおよそ8時間の行程となります。本谷口から易老渡までは車両通行止めとなっています。各ルートともアプローチが長いので余裕を持った計画が必要です。長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

塩見岳(3,047m)

長野県、静岡県の県境に位置し、アプローチに長時間を要することから、年末年始に登山者が目立つのみで、冬山期間全体でも登山者はわずかです。

長野県大鹿村の塩川登山口又は烏倉林道から三伏峠に至るのが冬山コースとして利用されています。天狗岩から塩見岳の間は、アイスバーンとなり易く、滑落事故に対する注意が必要です。

蝙蝠岳山頂部は広くなだらかで特徴がなく、吹雪やガスが出ているときは、ルートを見失い易いことから、コンパスやGPSにより方角をしっかり確認する技術が必要です。(静岡県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

悪沢岳(3,141m)

千枚岳西側のガレ場及び悪沢岳の西側は、アイスバーンとなり易く滑落事故に対する注意が必要です。

赤石岳(3,121m)

積雪の程度や天候によっては、ルート途中での予想外の幕営が必要となりますので、装備や食糧は不足のないよう準備して登山しましょう。

また、荒天時に備えて、非常食も必ず携行しましょう。夏道の砲台休憩所付近は雪崩の危険が高いため通行できません。冬ルートの「ラクダの背」は、やせ尾根で上り下りが厳しく、ザイル操作が必要です。赤石岳、小赤石岳付近の静岡県側では、例年大きな雪庇が張出しますので、稜線を歩く際は、踏み抜きに注意が必要です。

南アルプス南部の山小屋は、全て封鎖されています。避難小屋として利用する計画のある方は、事前に山小屋管理者に連絡し開放状態を確認してください。

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

五竜岳(2,814m)

五竜岳へのアプローチには、遠見尾根が使われますが、積雪が3~4㍍以上となります。

また、五竜岳を含む後立山連峰は、冬型の気圧配置の場合、吹雪が数日間続くことがあり、吹雪の中を行動し低体温症となったり、大雪のため下山ができず疲労や凍傷等で行動不能となるケースがあります。適切な天候判断により、慎重な行動をしてください。

特に、五竜岳山頂は、ホワイトアウトになったとき、富山県側に迷い込むケースが多いので注意が必要です。なお、富山県側からの一般ルートはありません。(長野県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成27年1月、小遠見山付近からバックカントリー中の3人パーティが雪崩に巻き込まれ全員が死亡しています。

鹿島槍ヶ岳(2,889m)

爺ケ岳東尾根から冷池山荘を経由して、稜線伝いに山頂に至る冬季ルート、赤岩尾根の高千穂平をベースに山頂を目指すルートのほか、天狗尾根、鹿島東尾根からの岩(雪)壁登はんで鹿島槍北峰に登るルートは、いずれも上級者向きのコースで、岩登りと積雪登はんの経験がなければ、困難なルートです。なお、富山県側からの一般ルートはありません。(長野県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

過去大勢の登山者が遭難しています。

  • 昭和49年3月に2件(死亡8人)
  • 昭和52年1月に3件(死亡11人)など大量遭難の記録(長野県警)が多く、その原因は雪崩や悪天候などによるものです。
  • 平成11年1月には赤岩尾根付近を下降していた大学生2人が死亡。
  • 平成14年は4件(死亡2人、負傷2人)の遭難
  • 平成15年には単独男性が行方不明となり春になって遺体が発見される遭難が発生しています。この山に登る人は確実な気象判断や高度な雪上技術が求められます。(長野県情報)

鷲羽岳(2,924m)

鷲羽岳は、北アルプス裏銀座の北寄りに位置し、富山県側の西斜面には黒部川の源流があり、黒部ダムに流れ込む水源となっています。(富山県情報)

烏帽子岳方面から槍ヶ岳に向かって縦走してくるとワリモ岳にある岩苔乗越付近で分岐となり、鷲羽岳の稜線を経て、三俣蓮華の小屋に向かうコースと、黒部の源流沿いにしばらく下って小屋に向かうコースがありますが、冬季は鷲羽岳の稜線を使います。

富山県、長野県どちら側からもアプローチが長大なことから、冬山登山者は、ほとんどいません。

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

焼岳(2,455m)

火口域から2キロメートル以内の岐阜県側の地域に登山する場合は、岐阜県条例により登山届の提出が義務化されています。(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)活火山であり火山活動に注意する必要があります。新中尾峠から焼岳へのルートは雪崩の危険性があり注意が必要です。(岐阜県情報)

各ルートは、視界不良や積雪により迷いやすいため、十分に注意してください。(長野県情報)

長野県登山安全条例により登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

乗鞍岳(3,026m)

北アルプスの最南端に位置する成層火山で、積雪期は、山スキーが多く登山されていますが、沢筋に迷い込み転落・転倒し、死亡・負傷する事故が発生しています。

岐阜県側の山岳道路「乗鞍スカイライン」は、例年11月1日から翌年5月14日までの間、冬季閉鎖となる予定です。なお、平成15年6月から、マイカー規制が行われていることから自家用車の乗り入れはできません。(岐阜県情報)

長野県側の「乗鞍エコーライン」も冬季閉鎖となります。山岳地帯は、降雪量が多く、雪崩の危険がありますので注意が必要です。活火山であり火山活動に注意する必要があります。

長野県登山安全条例により登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 位ヶ原をはじめ乗鞍岳一帯は、視界不良時にルートを見失い、沢筋に迷い込むことがあり、悪天候時の行動は要注意です。
  • 平成22年2月には、山スキーヤーが雪崩に巻き込まれ、死亡しています。

御嶽山(3,067m)

火山活動のため、気象庁が発表する「噴火警戒レベル」に応じた規制が行われますので、情報を確認して下さい。火口域から4キロメートル以内の岐阜県側の地域に登山する場合は、岐阜県条例により登山届の提出が義務化されています。(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)9合目の五の池小屋は、10月15日に営業を終え閉業中です。(岐阜県情報)

下呂市では二ノ池新館から先、剣ヶ峰方面を立入禁止としています。規制区域内に無断で立ち入った場合は法律により罰せられますので、絶対に立ち入らないで下さい。(岐阜県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)
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恵那山(2,191m)

岐阜県側からは、中津川市中津川地内川上(かおれ)地区を経て、山頂に向かう黒井沢ルート(登山口~山頂まで約6.5キロ・積雪のない通常時の所要時間約4時間)などがありますが、長時間を要し、積雪時はルートを見失い、道に迷う危険性があります。

また、黒井沢ルートの登山口に至る林道は、12月1日から翌年の3月31日まで冬季通行止めになります。(岐阜県情報)長野県側からは、神坂峠、烏越峠を経由するルートと、阿智村からの「広河原ルート」がありますが、いずれも長時間を要し、積雪時はルートを見失い、道に迷う危険性があります。(長野県情報)

例年12月頃から翌年の5月上旬頃までは積雪があり、完全な冬山装備が必要となります。吹き溜まりも所々にあり通常の倍以上の行動時間を必要とします。(岐阜県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

槍ヶ岳(3,180m)

新穂高から飛騨乗越に至る右俣谷ルートは雪崩の危険性があり、注意が必要です。特に、チビ谷、滝谷、南沢をトラバースする際は注意が必要です。(岐阜県情報)

長野県側から冬季に槍ヶ岳に登山するには、北鎌尾根、東鎌尾根、横尾尾根、硫黄尾根がルートに使われていますが、いずれの尾根も、やせた尾根の積雪歩行であり、十分な装備、日程を必要とし、高度な登山技術と判断力も要求されます。槍沢は、雪崩の危険性が高いので、立ち入らないでください。(長野県情報)

岐阜県条例により北アルプスの岐阜県側について、指定区域へ登山する場合は登山届の提出が義務化されています。(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成19年12月31日には、槍平小屋付近でテント泊中の越年登山者のグループが雪崩に巻き込まれ、4人が亡くなっています。テントを張る位置には最大の注意が必要です。(岐阜県情報)

穂高連峰

穂高連峰は、奥穂高(3,190㍍)、北穂高(3,106㍍)、前穂高(3,090㍍)、西穂高(2,909㍍)、涸沢岳(3,110㍍)に大別され、最も標高の高いのが奥穂高岳で、富士山(3,776㍍)、北岳(3,192㍍)に次いで、日本第3位の標高です。

夏山のように、涸沢カールからザイテングラードを登るコースは雪崩の危険があるため立ち入らないでください。(長野県情報)

前穂高岳へは、上高地から徳沢を経て、北尾根からのルートと、明神岳を経由して登頂するルートがありますが、どちらもヤセた尾根の岩陵帯登山であり、豊富な雪上経験と高度な冬山技術が要求されます。(長野県情報)

西穂高独標から奥穂高方面へのルートは日本屈指の難ルートで、転落遭難が多発しており、特に西穂高岳一帯の稜線は、岐阜側から長野側へ雪庇が張り出すところがあり、この雪庇の踏み抜きによる転落に注意が必要です。(長野県情報)

危険地帯に指定しています。過去にも多数の遭難事故が発生しています。(岐阜県情報)

冬ルートとしては、涸沢岳の西尾根のルートが代表的であり、蒲田富士周辺において雪庇踏み抜きに、滑落等による遭難が多く発生しています。(岐阜県情報)

穂高岳のなかでも冬山登山者が多いのは、西穂高岳です。新穂高温泉からロープウェイを利用し、山頂駅から歩いて1時間50分くらいで西穂山荘に到着しますが、冬季はその2~3倍かかることもあります。

冬山経験の浅い登山者は、山荘と西穂独標の中間にある丸山辺りで引き返すことも視野に入れてください。独標から先の西穂高岳を目指す人は、ザイルの携行はもちろん雪庇の見極めや凍結した雪面を確実にアイゼン歩行できる技術が必要です。このルートはヤセ尾根のアップダウンが連続し、常に緊張を強いられることから、経験未熟な登山者は、安全なポイントで早めに引き返すことが重要です。(岐阜県情報)

岐阜県条例により北アルプスの岐阜県側について、指定区域へ登山する場合は登山届の提出が義務化されています。(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成22年正月、岐阜県側の新穂高温泉を発し、テント泊により涸沢岳から西尾根を経由して奥穂高岳山頂を目指した20年以上の登山経験を有する越年登山者3人が、2㍍を超える積雪と吹雪の中、涸沢岳稜線上にテントを残して行方不明となり、その後、1・7・9月にそれぞれ遺体で発見されました。
  • 平成25年1月、テント泊により穂高平経由で西穂高岳を目指した越年登山者3名が、吹雪により西穂高岳南方コルにて行動不能となり、1名が死亡、2名が凍傷となる遭難が発生しています。(岐阜県情報)

天城山(1,406m)

温暖な伊豆の山ですが、厳冬期には0.5~1㍍の積雪になることもあります。軽アイゼンなど冬山装備も携行してください。

万三郎岳から涸沢分岐の間で道迷いや滑落事故が発生しています。降雪後はルートが追えない場合がありますので、特に、注意してください。

剱岳(2,999m)

富山県登山届出条例により、12月1日から翌年5月15日までの間、登山する20日前までに登山届の提出が義務付けられています。所定の様式により、下記へ提出して下さい。

  • 〒930-8501富山市新総曲輪1-7富山県自然保護課(電話076-431-4111)
  • 長野県側からの入山は、後立山連峰越えをしなければならず(関電トンネルは完全閉鎖)、黒部峡谷や剱沢は雪崩の巣でたいへん危険です。

尾根は長大なルートで過酷なラッセルを強いられエスケープルートもほとんどなく、天候次第で孤立する恐れがあります。十分な冬山経験と体力、気力、技術が必要で、地域研究をした上でパーティーを組んで入山してください。

冬の剱岳登山の主なルートは、上市町馬場島から早月尾根です。交通機関は、タクシー利用が多く、途中の伊折地内で下車となり、そこから馬場島まで徒歩で1日かかります。

冬の剱岳登山は、冬山経験が必要であり、体力、気力、技術が伴わないと登れません。標高2,200㍍早月小屋まではラッセルが深く、そこから上部は雪稜となり、ロープで確保しながらアイゼン、ピッケルを活用しなければならず、登山経験豊富なリーダーの下、パーティーを組んで登山してください。

遭難事故の記録

  • 平成13年1月は、豪雪により5件6パーティー15人の遭難が発生しました。このうち、内蔵助谷を下山中の2パーティー3人が雪崩に巻き込まれ死亡しました。
  • 平成24年から25年にかけての年末年始に、剱岳小窓尾根に向かった4人パーティーが、原因は不明ですが全員が行方不明となり、雪融け後に遺体で発見されています。

立山(大汝山おおなんじやま)3,015m

山岳交通機関が休止していることから、立山駅の千寿ヶ原から室堂平までアプローチが長く、過酷なラッセルを強いられ、ほとんど登山者はいません。

登山される場合は、パーティーを組んで、ペナントを立て、引き返すルートを確保しながら登山して下さい。広大な高原で天候次第では、ルートが分からず、孤立するおそれがあります。

薬師岳(2,926m)

太郎平から薬師岳への山稜は、なだらかで尾根幅が広いため、悪天候時はホワイトアウトになりやすく、ルートを間違いやすいため、ペナントを立てるなど引き返すルートを確保しながら登山してください。

有峰林道は冬期間閉鎖しており、アプローチが長く、富山県側からの登山者は、ほとんどいません。

黒岳(水晶岳)2,986m

アプローチが長大なことから、ベテランであっても、余裕を持った日数と装備、非常食等がなければ登山をすることはできません。

一度、荒れると道迷いや孤立する可能性も十分にあります。冬山登山者は、ほとんどいませんので、極力登山を避けてください。

黒部五郎岳(2,840m)

高山市奥飛騨温泉郷神坂(新穂高)や飛騨市神岡町打保から向かう場合、行程が長くなり、疲労から行動に支障が出る場合があるので注意が必要です。

また、比較的なだらかな三俣蓮華付近は、ガス等により方向を見失いやすいので注意が必要です。(岐阜県情報)

アプローチが長大であり、登山者はほとんどいなく、積雪量も非常に多いことから、疲労等の行動不能による遭難事故が発生しています。

寺地山(1,996m)

飛騨市神岡町打保から北ノ俣岳や黒部五郎岳を目指す際の稜線上にありますが、過去に一晩で1㍍を超える積雪が記録されるなど、天候に注意を要します。(岐阜県情報)

有峰林道は冬期間閉鎖しており、アプローチが長く、富山県側からの登山者は、ほとんどいません。(富山県情報)

遭難事故の記録

  • 平成22年元日に山岳ガイドとともに黒部五郎岳や北ノ俣岳を目指した経験装備共に十分な越年登山者7人が、悪天候により北ノ俣避難小屋に待避した後、計画変更して下山を試みましたが、頭を越える積雪に行く手を阻まれ、交替で1日ラッセルしても数百㍍しか進めなかったことから、遭難に至るおそれがあるとして寺地山頂上付近にて救助要請する事案が発生しています。(岐阜県情報)

白山(2,702m)

平成28年12月1日から、火口域より4キロメートル以内の岐阜県側の地域に登山する場合は、岐阜県条例により登山届の提出が義務化されます。

(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)白山頂上に通じる登山ルートは、どのルートも冬季間は山中泊を必要とする長距離であるため、十分な装備が必要です。

例年11月中旬ころには、白山頂上付近の「室堂」、「弥陀ケ原」一帯には積雪があります。多いところは1㍍を越えますので、ピッケル、アイゼン等冬山装備を確実に携行してください。

また、本格的な積雪期に入ると、「砂防新道」ルートにおける別当出合吊り橋が撤去され通行できなくなります。(石川県情報)

頂上付近は、例年風雪がひどく、また、弥陀ヶ原は広いので道に迷う危険性が高くなります。気象情報によく注意することが重要です。天候の急変に注意してください。また、白山は日本海に近いことから冬季間は荒天の日が多く、登山日数が予定よりも長くなる場合があることから、十分な予備装備・予備日等が必要です。

白山室堂の営業期間(例年5月1日から10月15日ころ)以外は、室堂の「白山荘」が避難小屋として開放されていますので、登山される際は、その位置を地図などで事前に確認しておいてください。山岳道路「白山白川郷ホワイトロード」は、本年も11月中旬から翌年6月上旬までの間、冬季閉鎖となり人の通行・車両の乗り入れはできません。

平瀬道登山口に通じる岐阜県道451号白山公園線も、11月中旬から翌年6月上旬までの間、冬季閉鎖となり人の通行・車両の乗り入れはできません。(岐阜県情報)

別当出合登山口に通じる、石川県道33号白山公園線及び岩間道・楽々新道登山口に通じる岩間一里野線が、例年11月中旬ころより冬季間通行止めとなり、人の通行、車両の乗り入れは出来ません。(石川県情報)

山岳地帯は降雪量が多く、崩落及び雪崩の危険性がありますので登山には十分注意が必要です。出発前には、必ず登山口までの道路状況や山小屋等の施設状況に関する情報を確認してください。活火山であり火山活動に注意する必要があります。

荒島岳(1,523m)

例年11月初旬に初雪が降り、12月中旬頃から根雪となります。積雪は多いところで2~3㍍以上、山頂付近は3~4㍍になります。

近年、上級者向けの新下山コースが新設され、登山コースは4コース(勝原、佐開、中出、下山)になりましたが、積雪のある冬期間中は、4コースとも、駐車場の除雪は行っていません。3コース(勝原、佐開、中出)が合流する8合目付近(しゃくなげ平)からは、勾配が急でやせ尾根が続く登山道となりますので十分な注意が必要です。

遭難事故の記録

山頂付近では、天候の急変、風雪等の悪天候により、コースを見失いやすく、滑落等の事故が発生していますので注意してください。

  • 平成26年、新下山コースからのバックカントリースキー中に、雪崩に巻き込まれる事故が発生しています。新下山コースは、急勾配で落雪等の危険がありますので、同コースからの登山は控えてください。

大長山(1,671m)

例年11月初旬に初雪が降り、12月中旬ころから根雪となり、山頂付近の積雪は、3~4㍍以上となります。登山口ゲートは11月14日から来年6月頃まで閉鎖となります。

一般的なルートとして知られる、取立山~大長山~赤兎山の登山ルートは急峻な斜面やガラ場も少なく、人気コースの一つですが、降雪期においては、十分な登山計画の策定、装備品の準備、気象情報の確認を行ってください。

遭難事故の記録

過去に、気象状況の悪い中、大学生パーティーが山頂付近の急斜面で孤立するという事故が発生していますので注意してください。

笠ヶ岳(2,898m)

笠ヶ岳から抜戸・弓折岳までの稜線上は雪庇が連続発生するので注意が必要です。行程が長く、十分な体力が必要です。また、冬はほとんど登山者はいません。

遭難事故の記録

  • 平成18年4月には直下の「穴毛谷」で山スキーヤー等を巻き込む大規模な雪崩が発生し、4人が亡くなっています。

岐阜県山岳遭難防止対策協議会は、穴毛谷地域一帯を、積雪期における危険地域に指定しています。

岐阜県条例により北アルプスの岐阜県側について、指定区域へ登山する場合は登山届の提出が義務化されています。

(岐阜県条例http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html)

伊吹山(1,377m)

登山道路「伊吹山ドライブウエイ」の入り口は岐阜県側にありますが、同道路は本年11月下旬頃から翌年の4月中旬頃まで積雪のため閉鎖されます。(岐阜県情報)

伊吹山は、冬期、降雪量も多く、登山道が雪に埋もれ、アイスバーン状態になります。また、雪崩等の危険もありますので、登山には十分な装備と計画が必要です。

インターネットによる登山届も受理しています。

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