山岳情報(冬山)近畿・中国・四国

大峰山系、鈴鹿山系、大山など、近畿・中国・四国などの雪山に関する情報です。(2016年から2017年の冬)

近畿・中国・四国の冬山情報

一部に三重県の情報が含まれます。

冬山登山やなどのレジャーを予定される方は、事前の情報収集と安全対策が必要です。また入山届けが義務化されている場所もあります。

この情報は警察庁が発表している情報を、利用規約に準拠して見やすく転載しています。
(出典:https://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki/H28fuyuyama.pdf

愛宕山(あたごやま)924m

愛宕山は京都市街地から近く、比較的山道が整備されていること、また山頂に所在する愛宕神社への参拝などから多くの登山者が訪れる山岳ですが、山道から外れることによる道迷いや滑落を原因とした遭難事案が発生しています。

冬場は日没が早く、麓と山頂の気温差も大きいことから、ハイキングをするような安易な気持ちで登山することなく、必ず事前に登山計画を立てて、準備を万全に行うことが必要です。

京都府警ホームページから、登山計画書を提出できますので、ご利用ください。

藤原岳(1,140m)

積雪の多い山頂部や大貝戸登山道で下山時の道迷い遭難が多発しています。何れも下山時間の遅れが原因と考えられることから、昼までには下山を完了するなど、余裕のある登山計画が必要です。

鈴鹿山系・御在所(ございしょ)岳 1,212m

御在所岳は積雪も多く、夏山の経験だけで安易に登山されると大変危険です。

必ず経験者の方とパーティーを組んで登山するほか、ロープウェイを活用される方は運行時間にも注意してください。

大台ヶ原日出ヶ岳(1,695m)

大台ヶ原ドライブウェイは平成28年12月1日から翌年4月20日までの間、大杉谷登山道は、平成28年11月24日から翌年4月21日までの間、それぞれ積雪及び凍結のため、通行止めとなります。(奈良県情報)

大峰山系

  • 山上ヶ岳(1,719m)
  • 大普賢岳(1,780m)
  • 稲村ヶ岳(1,726m)
  • 弥山(1,895m)
  • 八経ヶ岳(1,915m)
  • 釈迦ヶ岳(1,800m)

大峰山系の山は、2,000メートル以下の山ばかりとはいえ、例年冬場になると、積雪や凍結が見られ、また鉄橋や鉄製階段が多いことから、十分な装備と余裕を持った計画での登山を心がけて下さい。

国道309号線の天川村北角地内から上北山村西原地内までの間は、平成28年12月12日から翌年4月17日までの間通行止めとなります。

国道425号の下北山村浦向地内から十津川村大野地内までの間は、平成28年12月16日から翌年3月9日までの間通行止めとなります。

主要地方道洞川下市線の天川村洞川地内から黒滝村中戸地内までの間は、平成28年12月7日から翌年4月4日までの間通行止めとなります。

小南トンネルは、トンネル内の崩落のため、現在、車両の通行はできません。主要地方道大峰山公園線の天川村洞川地内(大峰母公堂から東方の区間)は、平成29年1月6日から3月16日までの間通行止めとなります。

比良山系

  • 武奈ヶ岳(1,214m)
  • 釈迦岳(1,060m)

比良山系は1,000㍍級の山ですが、冬期は、日本海側からの季節風の影響で降雪量も多く厳しい条件になります。

登山には、十分な装備と計画が必要です。比良索道(リフト、ロープウェイ)は廃止されています。滋賀県警察では、インターネットによる登山届も受理しています。

大山(1,729m)

標高は1,729㍍の独立峰ですが、冬季は季節風と積雪の影響を受け、3,000㍍級の山に匹敵する厳しい条件となりますので、万全の冬山装備が必要です。

北壁はトロイデ火山の内側に当たり、好天時は比較的平穏ですが、稜線に出ると突風が吹荒れ、視界がまったく利かないこともありますので注意が必要です。

厳冬期から融雪期にかけては表層雪崩や雪庇に十分注意をして下さい。

※大山の最高峰は1,729㍍の剣ヶ峰ですが、そこまでの縦走路は崩落が激しく危険なため立ち入り禁止になっています。現在、大山の頂上は標高1,709㍍の弥山となっています。

遭難事故の記録

  • 平成26年3月、山岳会に所属する登山経験豊富な男性2人、女性1人が行方不明となった遭難があり、3日間にわたる捜索の結果3人を発見するも、3人とも亡くなられていました。(いずれも凍死)
  • 平成27年1月、男性1人と女性1人が大山山頂から下山中、視界不良のため登山道横の雪庇(せっぴ)に足を踏み入れ、約200㍍滑落し、遭難しています。(いずれも無事救助)
  • 平成27年3月、山岳会に所属する登山経験豊富な男性3人、女性1人が登山中、ホワイトアウトのため一晩ビバークして天候回復を待ったものの、回復せず遭難しています。(いずれも無事救助)
  • 平成28年2月、山岳クラブに所属する4人が夏山登山道を登山中、吹雪に見舞われ、男性1人が低体温症を発症し、女性1人が疲労困憊で動けなくなり、山岳クラブ経由で救助要請しています。(いずれも無事救助)

恐羅漢山(1,346m)

広島県の北西部に位置する広島県内最高峰で、登山ルートは複数ありますが、隣接する旧羅漢山から尾根伝いに西方に伸びる広見林道は道に迷いやすく注意が必要です。

また、冬季は天候が急変し吹雪となりやすく、凍結による滑落事故の危険があります。(広島県情報)

遭難事故の記録

  • 山頂付近にはスキー場が1か所ありますが、平成20年2月、スキー場でスノーボーダー7人が、山頂付近のスキーコース外を滑走中に下山路がわからなくなり、遭難する事案が発生しました。スキーコース外に出ることは、非常に危険ですので、携帯電話の通話も困難となることから、絶対にコースから外れないでください。(広島県情報)

剣山(1,955m)

比較的登山をしやすい山ですが、過去に登山途中、滑落による遭難が発生しています。また、冬場は降雪に加え、凍結部分が生じる場合もありますので、アイゼン等の積雪期装備を携行するなど、万全の準備と細心の注意が必要です。
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三嶺(さんれい・みうね)1,894m

比較的登山しやすい山渓で、岩場等の危険個所はありませんが、急坂があり、過去には滑落事故も発生しています。

冬場は降雪に加え、凍結部分が生じる場合もありますので、アイゼン等の積雪期装備を携行するなど、万全の準備と細心の注意が必要です。(徳島県情報)

高知県側のフスベヨリ谷ルート周辺は、過去の台風の影響で従来の登山ルートとは大きく変わっているところがあり、また、足場の悪いところや落石など危険な箇所がありますので、転倒や転落、道迷い等に十分気をつけて登山する必要があります。(高知県情報)

高知県側のカンカケ谷ルートは鹿による植害の関係で登山道の崩落の危険がある場所がありますので十分に注意してください。(高知県情報)

光石登山口から堂床谷の間はしばらくの間、通行止となっています。迂回路があります。(高知県情報)

遭難事故の記録

  • 平成26年12月に、男性3人が降雪等による悪天候のため、下山できなくなり山小屋に数日間避難した遭難が発生しています。

石鎚山(1,982m)

石鎚スカイラインは、例年12月1日から翌年3月末日まで閉鎖されます。例年12月中旬ごろから翌年4月末ごろまで積雪があり、1月~3月の平均積雪は1~2㍍になります。

雪質は重く、温暖化の影響で少し気温が上がると、雪面は凍結し、滑りやすくなるため、ラッセルはもちろん、歩行も困難になります。冬山の登山ルートは、成就社ルートが一般的です。ロープウェイは通年営業しています。

面河道中腹の「愛大小屋」は、避難小屋として誰でも利用できます。このルートはロングルートの上、積雪の状態によってはラッセルの連続になるため、十分な体力が必要となります。

また、雪崩にも注意が必要です。その他のコースも、積雪の状態によっては、1日で山頂まで登頂できないことがあります。特に、土小屋ルートでは、積雪の多い場合は、雪崩に十分注意が必要です。メンバー、装備、食糧等十分な準備をしてください。

どのルートから登山しても、「二の鎖」から上は、天候、雪の状態等すべてが急変します。特に、「二の鎖」「三の鎖」の巻き道ではアイスバーン状の箇所が多くなり、滑落の危険があります。また、過去には「二の鎖」西側のルンゼで表層雪崩の発生があり、登山中の数名が流され、1人が負傷しています。雪崩にも十分注意してください。

遭難事故の記録

  • 平成27年2月から3月にかけて5件の滑落事故が発生し、1人が死亡、4人が重軽傷を負っています。5件中2件は雪道歩行中の滑落です。死亡事案に関しては、冬山であるにもかかわらず、軽装での登山であったため、足を滑らせ滑落したという事案です。

冬山登山に際しては、アイゼンやピッケル等、冬山装備を必ず携行し、天候の急変や積雪の状態等にも十分に注意してください。また、初心者同士の登山、単独登山は避けて、経験豊富なリーダーと登山し、危急時の装備・食糧等十分な準備をして無理をしないでください。

赤石山系

  • 東赤石山(1,706m)
  • 西赤石山(1,626m)
  • 二ツ岳(1,647m)

東赤石山の登山には、筏津登山口・床鍋登山口が一般的です。土居町側の河又登山口からはアプローチがやや長くなります。積雪の状況によっては日帰り登山が難しくなります。

東赤石山頂から八巻山にかけては、積雪と岩場の凍結、ルートの間違いに十分注意してください。西赤石には、鹿森ダム(遠登志橋)登山口も日浦(別子)登山口も危険箇所は比較的少ないですが、銅山越から西赤石山頂までは、岩場での積雪・凍結に注意してください。

二ツ岳へは、別子側の肉淵から肉淵林道終点登山口と土居町側の中の川登山口が一般的ですが、いずれも峨蔵越から山頂にかけては岩場が多く積雪・凍結による滑落等に注意してください。

赤石山系の標高はそれほど高くありませんが、いずれのルートも岩場が多いため冬山の装備をしっかり整えるとともに、初心者同士の登山、単独登山は避けて経験豊富なリーダーと登山してください。新居浜市別子山の平家平・冠山登山道の「中7番登山口」から「一の谷越」までの間は、崩落や橋の劣化による転落等の危険性があることから、平成27年11月中旬所有者から閉鎖された旨の連絡がありました。

中7番登山口~平家平~冠山~一の谷越は登山可能ですが、一の谷越で来た道を引き返すことになります。注意してください。

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