山岳情報(冬山)関東・甲信

谷川岳、丹沢山系など、関東・甲信の雪山に関する情報です。(2016年から2017年の冬)

関東の冬山情報

冬山登山などのレジャーを予定される方は、事前の情報収集と安全対策が必要です。また入山届けが義務化されている場所もあります。

この情報は警察庁が発表している情報を、利用規約に準拠して見やすく転載しています。
(出典:https://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki/H28fuyuyama.pdf

雲取山(2,017m)

例年の積雪は20~50㌢で、冬山装備での入山が必要です。また、積雪がルートを消してしまい道に迷うおそれがあるので、経験者をリーダーにして入山してください。

三条小屋から水無尾根に至る登山道は、道幅の狭い箇所や路肩が軟弱な箇所が数か所あり、転落等に注意を要します。雲取山から将監峠に至る稜線上の登山道には、道幅の狭いところがあり、凍結によるスリップや転落等に注意を要します。

三条小屋までのアクセス道路の「後山林道」は、現在、林道の整備工事を行っており、片倉橋から終点まで車両は通行できません。(山梨県情報)

埼玉県からの主要アプローチは、三峰神社からの登山となります。冬季は積雪凍結となり、ゴールデンウィーク期まで凍結が残ります。

三峰ロープウェーは廃止されたため、登山バスを利用することになります。毎月1日は神社行事の為、バスの運行路線や時間が変更となりますので、事前にバスの時刻表を確認してから登山をしてください。(埼玉県情報)

三峰神社登山口から山頂までは11㌔の距離がありますので、体力技術に合わせた計画をしてください。芋の木ドッケ巻道は北斜面で凍結となりますので、アイゼンを装着し十分に注意してください。

遭難事故の記録

  • 平成26年5月の連休頃男性2人が雲取山周辺で行方不明となっています。(山梨県情報)

筑波山(877m)

筑波山は低山ですが、冬季は夕暮れも早く、午後遅くなってからの登山は道迷い等の事故につながりますので、計画的な登山をしてください。なお、場所によっては携帯電話が通じにくい箇所があります。

降雪は少ないですが、北向きなどで凍結をする箇所がありますので、足元には十分注意が必要です。雪が降った後は、岩場も多く、日陰の場所では雪が溶けにくく危険なので、アイゼンを携行する等して転倒・滑落に充分気をつけてください。

近年足を滑らせたり、道に迷い正規のルートからはずれ、転倒する事故が発生しています。登山時は事前にルートをよく確認し、地図を持参するなど十分な準備をした上で、正規ルートを歩いてください。

茶臼岳(1,915m)

毎年11月初旬に初冠雪があり、これ以降の登山は冬山の完全装備が必要です。冬型の気圧配置になることも多く、特に、峰の茶屋付近の突風には十分な注意が必要です。

また、避難小屋はあくまでも緊急避難施設なので宿泊はしないようにしてください。ロープウェイは、平成28年12月1日から翌年3月19日まで運休予定であり、大丸温泉から峠の茶屋までの道路も同期間通行止めの予定です。

茶臼岳は活火山ですので、登山する前に噴火警戒レベルを確認するなど情報収集に努めてください。

遭難事故の記録

  • 平成21年4月、峠の茶屋付近において幅約10㍍の表層雪崩が発生し、登山中の5人が雪崩に巻き込まれ、そのうち1人が死亡、2人が軽傷を負う事故が発生しています。
  • 平成23年3月、稲荷沢付近において幅約200㍍の表層雪崩が発生し、登山者1人が巻き込まれ死亡する事故が発生しています。

男体山(2,484m)

毎年11月初旬頃に初冠雪があり、日光連山へ入山する場合は冬山の完全装備が必要です。

男体山への登山口である二荒山神社中宮祠口は、冬期間は閉鎖され入山できません。志津小屋登拝口からの入山は可能ですが、危険箇所もあるので登山には十分注意してください。

積雪期の登山は、十分な計画、装備、注意が必要です。

遭難事故の記録

  • 平成18年4月、志津小屋ルートで下山中の男女が滑落して凍死する事故が発生しています。

日光・白根山(2,578m)

栃木・群馬両県境に位置する白根山に至るメインの登山ルートは群馬県側にあります。

栃木県側からの登山ルートは全て急な斜面で、山頂付近はガレ場となっており、積雪の時期は雪崩のおそれもあり危険です。日光山地一帯は谷川岳と同様気象の変化が激しい場所です。

入山にあたっては、防寒対策など十分な冬山装備を準備してください。弥陀ガ池から山頂の間は、急なガレ場であり、浮き石も多くなるので落石やスリップに注意が必要です。(群馬県情報)金精道路は、平成28年12月26日正午から翌年4月25日正午までの間、丸沼スキー場から金精トンネル(栃木県境)までの区間が冬季閉鎖となる予定です。

遭難事故の記録

  • 平成19年5月、白根山頂から東方の避難小屋方向に下山中の男性1人が、雪渓で滑落して重傷を負う事故が発生しています。(栃木県情報)
  • 平成20年1月、栃木県側から入山した男性登山者4人が、悪天候と疲労から遭難し、うち1人が死亡する事故が発生しています。登山に際しては、経験あるリーダーのもと、安全登山に心がけてください。(群馬県情報)

皇海山(すかいさん)2,144m

栃木県側からの登山ルートは、足尾町銀山平から庚申山を経由し皇海山へ至るルートです。このルートはロングコースで、積雪が多く道標も隠れてしまうため非常に危険です。

また、庚申山中腹に庚申山荘があり、宿泊、休憩が可能ですが、道標が積雪で隠れてしまい道に迷う危険もありますので注意が必要です。(栃木県情報)庚申山荘から皇海山頂に至るルートは2つあります。1つは鋸山11峰を経由して皇海山に至る一般的なルートですが、鋸山周辺は積雪が多く、滑落や雪崩の危険性があり通行できません。

もう1つは、六林班峠を経由して皇海山に至るルートですが、こちらも積雪で道標が隠れてしまい非常に危険です。登山する場合は、地理に詳しい人が同行したり、事前に徹底した調査を実施し、山中泊を想定した十分な装備を携行することが必要です。(栃木県情報)

群馬県側からの登山口は皇海橋です。(群馬県情報)

利根町追貝から皇海橋に通ずる栗原川林道は、現在通行可能となっていますが、悪路であるため、突然の降雨等により通行止めとなりますので、事前の確認が必要です。(群馬県情報)

草津・白根山(2,165m)

白根山、本白根山、逢の峰等の一帯を総称して草津白根山と呼称します。

草津白根山は活火山であり、現在「警戒レベル2」として、山頂火口から半径1㎞以内の立ち入り禁止規制が実施中です。冬期は強風で粉雪が吹き上げられ、視界が全くきかない状況が多発することがあるので注意が必要です。

ツアースキーを行う場合は、ツアーコース図を必ず携行してください。なお、ツアーコースは場合により規制されることがありますので、確認してください。

硫化水素ガスが噴出する危険個所では、立入禁止措置がとられています。中には立ち入らないようにしてください。長野県の志賀高原に通ずる志賀草津道路は、平成28年11月15日から翌年4月11日の間は冬期閉鎖されています。

子持山(1,296m)

標高は、1,300㍍足らずの低山ですが、この時期、山頂付近は天候が急変することが予想されます。登山に際しては、事前に気象情報を確認し、無理な登山はしないでください。

御荷鉾山(みかぼやま)1,287m

近年、みかぼスーパー林道が開通したことにより、マイカーで簡単に林道まで上がり、稜線伝いに西御荷鉾山、東御荷鉾山を縦走することができるようになりましたが、入山に際しては決して無理をせず、早め早めの行動を心掛けてください。

みかぼスーパー林道は、土砂崩れが多く、部分的な通行止めとなることが多いので、注意してください。

妙義山(1,104m)

白雲山、金洞山、金鶏山の3山を表妙義、中木川左岸の山塊を裏妙義と呼んでおり、山域は安中市松井田、富岡市妙義、下仁田町の2市1町に位置しています。

高さこそ1,100㍍程度の山ですが、急峻で谷が深く、入り組んでおり、地形が複雑です。このため、県内においては谷川岳の次に遭難が多く発生していますので、登山する場合は、事前にコースをよく確認し、道をはずれたり、沢等に入らないことです。

初心者でも楽しめるコースとして、白雲山麓の妙義神社から金洞山中腹の中之岳神社、石門群までをほぼ水平に絡むコースで、現在は関東ふれあいの道「さくらの里と石門のみち」として整備されていますが、妙義山の場合、初心者コースといえども、岩場の連続であり、細かい上り下りが多いため、子供連れなどには向かない場所です。

「人が行くなら私も」という安易な気持ちから、思わぬアクシデントも少なくないので慎重を期してください。上級者コース等の危険な岩場に安易に立ち入り、滑落する事故が後を絶ちません。技術や装備のない初心登山者は、危険な岩場には立ち入らないようにしてください。

金洞山縦走コースの「鷹戻し」の岩場は現在通行止めの措置がなされており、「星穴岳」は登山禁止となっています。

武尊山(ほたかやま)2,158m

標高2,158メートル沖武尊を最高峰に、家ノ串、剣ケ峰、前武尊などの峰々から形成されています。沖武尊、前武尊、中ノ岳はともに、標高が高いことから、天候の急変に備えた防寒対策は欠かすことができません。

入山に際しては、コースや所要時間等について事前に確認しておくことが必要です。無理をせず、天候の急変や予定時間が遅れた場合には、直ちに下山するよう心掛けてください。

近年、スキー登山者が増えていますが、新雪の中でコースを誤り遭難するという事例が多く見られますので、無理な行動は厳に慎んでください。

遭難事故の記録

  • 平成28年1月に、バックカントリスキー中の登山者が、雪崩に巻き込まれ死亡する事故が発生しています。入山に際しては、コース確認を十分に行い、細心の注意をしてください。

赤城山・黒檜山(1,828m)

赤城山は県中央部に位置し、最高峰の黒檜山をはじめ、駒ヶ岳、薬師岳などの外輪山のほか、中央火口丘の地蔵岳、長七郎山、鍋割山、鈴ケ岳等で形成されています。

冬型の気圧配置の場合、山頂付近は雪となるおそれがありますので、事前に気象情報を確認してください。過去の遭難事例を見ると「コースを外れての道迷い」がそのほとんどです。

低山といえども、入山に際しては地理に詳しい人などの同行やコースの事前調査を忘れないでください。

遭難事故の記録

  • 平成27年1月、日帰り予定で単独登山中の男性が、道迷いから死亡する事故が発生しています

袈裟丸山(けさまるやま)1,878m

足尾山塊の南端に、いくつかのピークからなる袈裟丸連峰がありますが、その中でも一般に袈裟丸山と呼ばれているのは、一等三角点のある前袈裟丸山です。11月初旬ころには、山頂付近で初雪が見られることがあります。

冬季の入山は、天候の急変が予想されるため、事前に気象情報を確認してください。登山ルートは、大滝から小中川に沿って上流に上った地点から登るコース(郡界尾根コース)のほか、表登山道ともいえる塔ノ沢コースと弓ノ手新道コースがありますが、折場登山口から寶の河原を経て、山頂に至る弓ノ手コースが最短距離となります。

どのコースも整備されていますが、最近、道迷いによる遭難が発生していますので、登山に際しては、事前のコース確認を必ず行ってください。

至仏山(2,228m)

尾瀬周辺のほとんどの山小屋は、10月中には営業を終え閉鎖となり、長い冬を迎えます。

尾瀬に通ずる道路は、11月上旬~5月上旬までの間、その多くが冬季閉鎖されます。冬季における登山に際しては、防寒対策など十分な装備を整えるほか、事前の気象情報を確認することが重要です。

尾瀬ヶ原の木道はよく整備され歩きやすいという利点がある一方で、雪や雨が降れば、途端に滑りやすくなりますので、十分な注意が必要です。山頂~山の鼻間は、標高800㍍の急勾配です。上り下りとも体力・脚力が必要なため、無理のない計画を立てましょう。

至仏山は、滑りやすい蛇紋岩が多いため、特に下山時には細心の注意が必要です。

遭難事故の記録

  • 平成28年2月、2人の登山中が悪天候から死亡する事故が発生しています。スキー登山を含め、事前に気象情報を確認し、荒天が予想される場合は、登山を控えてください。

榛名山掃部(かもんケ岳)1,449m

毛三山の一つ榛名山は、カルデラ湖の榛名湖を中心に、最高峰の掃部ケ岳、相馬山、榛名富士などの山々から形成されています。

冬型の気圧配置の場合、山頂付近は雪となるおそれがありますので、事前に気象情報を確認してください。

谷川岳・谷川連峰(1,963m)

群馬県谷川岳遭難防止条例に定める冬山期間中(12月1日から翌年2月末日までの間)は、「危険地区」に登山しないよう自粛してください。(前記期間中、登山指導センターは閉所となります。)

なお、冬山期間以外において、「危険地区」に登山される方は、登山しようとする10日前までに県谷川岳登山指導センターに登山届の提出が必要です。

届出をしないまま、危険地区に登山した場合は、条例に基づき、罰則が科せられることがありますの注意してください。

詳しくは、谷川岳登山指導センター(http://www6.ocn.ne.jp/~tozan-ce/index.htm)に問い合わせてください。

谷川岳の気象は、大陸からの影響を強く受け、局地的に低気圧ができやすいことから、大雪、降雨、濃霧となる場合が非常に多く、天候も急変しやすい場所なので、登山に際しては、事前の気象情報を確認し、十分な装備を準備してください。近年、スキー登山者が増えていますが、積雪期には、雪崩が起きやすいため、危険な場所への立入は控えてください。

国道291号線「ロープウェー駅~一ノ倉沢」間は、11月21日から5月26日までの間、冬期閉鎖中です。(群馬県情報)新潟県側から谷川連峰への入山コースは、湯沢町の平標新道、松手ルート、平元新道、吾作新道、茂倉新道、蓬新道等がありますが、この地域は有数の豪雪地帯で、大量の降積雪がありますので、沢や山腹斜面ではいたるところで、常に雪崩の危険が伴います。

積雪期の谷川連峰は経験のあるリーダーの元で、十分な冬山装備で行動し、単独での登山は厳に慎んでください。(新潟県情報)

遭難事故の記録

  • 平成27年1月、幽ノ沢等でバックカントリースキー中の男性が、道に迷いによる行動不能となる事故が2件発生しています。(群馬県情報)
  • 平成24年2~3月にかけて、雪崩による事故2件を含めて4件の事故が発生し2名が死亡しています。冬山登山に際しては、事前の天候を確認し、無理な登山は控えてください。(群馬県情報)

平標山(たいらつびょうやま)1,984m

平標山への松手ルート、平元新道の起点となる駐車場は積雪期は除雪していませんので、利用できません。国道17号線での路上駐車や、「苗場ふれあいの郷」地内での迷惑駐車はしないでください。(新潟県情報)
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茂倉岳(1,978m)

茂倉新道は土樽からの登りはじめは、深雪で胸までのラッセルとなることがあり、状況によっては、1日のコースが2~3日にも及ぶことになります。

さらに上部の「矢場ノ頭」直下はやせ尾根となります。「矢場ノ頭」から上の稜線では天候の変動が激しくガスが発生しやすいため、ホワイトアウトによる道迷いが発生しています。(新潟県情報)

谷川連峰にいたるどのルートにおいても、ヤセ尾根の危険箇所が積雪で隠れている場合がありますので注意してください。(新潟県情報)

仙ノ倉山(2,026m)

遭難事故の記録

  • 平成18年3月、9人パーティーが仙ノ倉山を登山中、吹雪及びホワイトアウトのためパーティーが分散し、2人がパーティーから離れ、7人グループと2人グループに分かれてビバークを行いました。2人グループは2人とも凍死し、7人グループは県警ヘリ及び消防防災ヘリに救助されています。この原因として悪天候下における早期撤退の判断不足、グループが分散したことが挙げられます。(新潟県情報)
  • 平成19年3月、単独の山岳スキー登山者が仙ノ倉山に登山し行方不明となる遭難が発生しました。この遭難者は21日後に凍死状態で県警ヘリに発見され、収容されました。この原因として悪天候時の無理な登山、ホワイトアウトによるルート喪失、ビバーク装備の不足等が挙げられます。(新潟県情報)

蓬峠

厳冬期の縦走登山は天候への配慮と行動不能時のビバークに対する装備、食料計画、エスケープルートの検討等を十分行ってから入山してください。

冬山は常に吹雪であることを前提に計画し、予備日や予備食・非常食のない登山は行わないでください。(新潟県情報)

遭難事故の記録

  • 平成19年3月、2人パーティーの登山者が白毛門~朝日岳~清水峠~蓬峠~谷川岳~天神平の予定で縦走中、悪天候のため蓬ヒュッテに停滞。天候回復の見通しが立たず、かつ、食料の不足から救助を要請、県警ヘリが出動し2人を救助しました。(新潟県情報)

巻機山(1,967m)

谷川連峰の朝日岳~巻機山縦走コースはエスケープルートがないことから、初心者は避けてください。(群馬県情報)

巻機山の主要登山口は新潟県南魚沼市清水ですが、冬季は、清水集落から登山口の桜坂駐車場までは積雪のため車両は通行不能となりますので清水集落からのアプローチとなります。駐車場はありません。(新潟県情報)

冬季は、大量の積雪、強風、雪崩等多くの危険があります。特に沢筋は雪崩の危険性が高く、山岳スキーやスノーボードでヌクビ沢、米子沢等への滑走は大変危険です。また、9合目の避難小屋は雪で埋もれ使用不能となります。

平ケ岳(2,141m)

新潟県側から平ヶ岳への登山コースは、南魚沼市の恋ノ岐コースと鷹ノ巣コースがあります。春の残雪期に群馬県側から縦走による登山が行われることがありますが、これまでに稜線からの滑落事故や春の吹雪によるホワイトアウトのルート喪失がありますので、春山の危険を認識した上での行動が必要です。(新潟県情報)

浅間山(2,568m)

火山活動のため、長野県小諸市、軽井沢町側の登山道については、気象庁が発表する「噴火警戒レベル」に応じた規制が行われますので、情報を確認してください。(長野県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

四阿山(あずまやさん)2,354m

あずま屋のように、四方に張り出した尾根を持つことから、四阿山と名付けられたこの山は、上信国境にあり、浅間、黒斑に次ぐ高峰で、吾妻山とも呼ばれています。

登山口は群馬県側に鳥居峠、バラギ湖、野地平と3か所にあります。冬季は、深い積雪が予想されるため、初心者による登山は控えてください。長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成23年3月、スノーボードで滑走中の男性がコースを見失う事故が発生しています。最近、山岳スキーや冬山トレッキング等で入山される方が多く見られますが、入山に際しては、十分なコース確認を行うなど、細心の注意をしてください。(群馬県情報)

両神山(1,723m)

八丁峠から山頂への北側斜面は凍結しやすくなっており、また、岩場が多く鎖場がありますが、降雪時には鎖が埋もれて見えないことがあるのでよく確認してください。

八丁峠~西岳~山頂ルートは距離が長く、積雪時非常に危険なので、十分な装備を準備し、余裕を持った登山計画を立ててください。両神山作業道を登山に使う登山者が増えています。作業道は登山道ではありません。自己の登山能力と体力とマナーを守った計画を立ててください。

天理尾根は道が整備されておらず、事故が発生し、凍結もあり非常に危険です。西岳~尾の内沢コースは、登山道が整備されておらず、現在崩落しています。別ルートの検討をお勧めします。

白井差コースは有料です。管理者に連絡を取って入山してください。埼玉県では、インターネット、携帯電話で登山届が提出できます。

甲武信(こぶし)岳2,475m

積雪は、厳冬期の吹き溜まりで1メートル以上になります。東沢渓谷、鶏冠尾根、サイノ河原付近の登山道は、荒れていて危険なため特に注意を要します。

近年、アイスクライミング目的の入山者がみられます。西沢渓谷入口までのアクセス道路は、公共交通機関(バス)が不動小屋前まで運行されています。

埼玉県からのコースは、いずれも北斜面のため積雪が多く凍結しており上級者コースとなります。真ノ沢林道コースは廃道のため通行できません。

埼玉県側からの甲武信ケ岳に至る登山道から登る場合は、いずれも距離が長いことから、日数に余裕を持った登山計画を立ててください。(埼玉県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

丹沢山系

  • 蛭ケ岳(1,603m)
  • 檜洞丸(ひのきぼらまる)1,601m
  • 丹沢山(1,567m)
  • 塔ノ岳(1,491m)
  • 大山(1,252m)
  • 三峰山(935m)

丹沢の冬は、西高東低の気圧配置になると晴れの日が多くなりますが、風が冷たく気温が下がり、朝晩は氷点下10度以下に冷え込むこともあります。十分な防寒対策をしてください。

12月になると数回の降雪があり、1月から3月上旬にかけて多い年には1㍍以上の積雪になることがあります。

特に南岸低気圧の通過時には、平地は雨でも山では大雪となることがあるので注意してください。登山道は、12月から3月にかけ朝晩の冷え込みで霜に覆われ、日中の日差しで霜が解けてぬかるみになり滑りやすくなります。北側斜面や日陰は、凍結して滑りやすくなっていますので注意してください。

登山には軽アイゼンが必要です。積雪が多くなると、行動に予想以上の時間がかかります。ゆとりをもった登山計画を立て、非常時に備えツェルトを携行してください。また、登山道が積雪で隠れ道迷いが多くなりますので、登山地図やGPSで自分の位置を確認しながら進んでください。

道に迷った時は、来た道をわかる場所まで引き返してください。また、滑落・転落の危険性が高いので、沢は絶対に下らないでください。神奈川県警察ホームページの登山計画書入力フォームから、登山計画書の提出ができますのでご利用ください。

遭難事故の記録

  • 平成27年2月には、登山道の凍結が原因と見られる滑落で、1人が死亡しています。登山道の状況を見極め、軽アイゼンやストックを使用して滑落や転倒しないよう注意してください。

妙高山(2,454m)

厳冬期の妙高山は、急峻な斜面での雪崩、猛吹雪、強烈な北西風、視界不良、寒冷気候等多くの危険が潜んでいますが、山岳スキー(スノーボード)での入山者による雪崩や雪庇の踏み抜き、技能の未熟、ホワイトアウトや地理不案内による彷徨等による遭難が発生しています。

遭難事故の記録

  • 平成21年3月、3人パーティーが山岳スキー登山をし、滑走中に1人が樹木に衝突して死亡する遭難が発生しています。
  • 平成21年12月、単独の登山者が行方不明となり、半年後に遺体で発見されました。
  • 平成25年2月、山岳スキー登山中に1名が雪庇を踏み抜き滑落し、発生から2日後に捜索部隊に救助されるという事案が発生しています。

火打山(2,462m)

厳冬期の火打山は、日本海側特有の荒天が連日続き、大量の降雪、雪崩、猛吹雪、強烈な北西風、視界不良、寒冷気候等多くの危険が潜んでいます。

火打山周辺は山岳スキー(スノーボード)の登山者が多く、妙高山と同様、雪崩やホワイトアウトによる遭難が毎年のように発生しています。

山岳スキー(スノーボード)は十分な装備品を携行し、雪崩や天候に注意してください。

焼山(2,400m)

焼山は,気象庁により24時間監視されている活火山です。厳冬期の焼山は日本海側特有の荒天が連日続き、大量の降雪、雪崩、猛吹雪、強烈な北西風、視界不良、寒冷気候等多くの危険が潜んでいます。

越後駒ケ岳(2,003m)

冬季間の入山口は、駒ノ湯~小倉尾根経由のコースと群界尾根~駒の小屋コースがありますが、いずれも深いラッセルと、雪崩、雪庇崩落、吹雪による視界不良、滑落等多くの危険があります。

冬季の越後三山は、ひとたび天候が崩れれば吹雪の日が続き、雪崩、雪庇崩落、滑落等の危険があります。また、道標は雪に埋もれて確認出来ないことがありますので、無雪期にコースを熟知し、かつ、経験豊富なリーダーの下で余裕ある計画を立てて行動することが必要です。

遭難事故の記録

  • 平成24年12月、1泊2日の日程で入山した3人パーティーが、大雪により下山予定日を過ぎても下山できず、最終的に捜索隊により保護される事案が発生しています。新潟県は豪雪地帯であるという認識が必要です。

高妻山(2,353m)

山頂で長野県境と新潟県境が接している戸隠連峰の最高峰です。冬季は1~2㍍の積雪があり、一日で山頂に到達することは困難です。途中で幕営できる装備等を携行するとともに、沢筋は雪崩の危険性が非常に高いため、雪崩に遭わないよう尾根筋のルートを選定してください。(長野県情報)

新潟県側から高妻山への登山道はありません。(新潟県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

雨飾山(1,963m)

雨飾山は長野県、新潟県の県境に位置し、豪雪で知られる頸城山群にあり、冬季は豪雪のため入山者はほとんどいません。

入山口となる糸魚川市の「雨飾山荘」は、冬季間は閉鎖されます。(新潟県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

苗場山(2,145m)

長野県、新潟県の県境にあり、冬季は豪雪地帯のため、登山者はほとんどいません。近年、神楽ヶ峰から小松原方面、神楽ヶ峰から高石尾根へのクラシックコースに人気がありますが、毎年のように雪庇の踏み抜きによる転落事故、ホワイトアウトによる道迷いが多発しています。(新潟県情報)

長野県、新潟県の県境にあり、冬季は豪雪地帯のため、登山者はほとんどいません。近年、神楽ヶ峰周辺において、山岳スキー(スノーボード)での入山者による雪庇踏み抜きによる転落事故、ホワイトアウトによる道迷いが多発しています。(新潟県情報)

冬季の苗場山は、日本海から吹きつける偏西風の影響で大量の積雪となり、ラッセルを強いられることとなりますので、多人数で構成するパーティーでの行動が必要です。(新潟県情報)

神楽ヶ峰を下った鞍部から苗場山への尾根(雲尾坂)は、雪壁になる場所や、雪庇のせり出しがあり雪崩の危険性が十分ありますので、冬季の登山は見合わせるなどの慎重さが必要です。(新潟県情報)

山頂部は、苗場山特有の高層湿原ですが、積雪期は大雪原となり、降雪時にはホワイトアウトになりやすく、強風によりトレースが瞬時に失われます。長野県山ノ内町奥志賀スーパー林道から山麓の「秋山郷」に至る道路も冬季閉鎖のため、車両での通行はできません。(長野県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。

(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 平成26年1月、神楽ヶ峰周辺において山岳スキーで入山した男性が行方不明となり、同年5月に遺体で発見されるという事案が発生しています。
  • 平成26年2月、神楽ヶ峰周辺においてスノーボードで入山した男性が悪天候のため、道に迷い翌日救助される事案がありました。
  • 平成27年1月、神楽ヶ峰周辺においてスノーボードで入山した3人パーティーが、道に迷い2日後に救助される事案がありました。

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白馬岳(2,933m)

厳冬期の白馬岳は、大量の降雪と強い偏西風が長時間続き、それに伴う深いラッセルや雪庇、雪崩、吹雪等による低温や視界不良、滑落など多くの危険が伴い、万全の装備と体力・精神力が必要です。

また、大雪渓は雪崩の危険が高いため立ち入らないでください。(長野県情報)

新潟県側の蓮華登山口は、冬季間、麓の木地屋集落までしか道路は除雪されておらず、拠点となる宿泊施設「蓮華温泉ロッジ」は冬季間は閉鎖されています。(新潟県情報)

富山県側からの一般ルートはありません。(富山県情報)

長野県登山安全条例により指定登山道を通行する場合は、登山計画書の提出が義務化されています。(長野県登山安全条例http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html)

遭難事故の記録

  • 昭和49年3月、白馬岳主稜末端で2パーティ5人が雪崩に巻き込まれ全員が死亡しています。
  • 平成19年3月、単独の山岳スキー登山者が、新潟県側の蓮華温泉にスキー滑降中、稜線から沢に滑落する遭難が発生しました。遭難者は脱臼及び靱帯断裂のため自力下山できず、装備していたツェルトでビバークし、現場が県境付近であったため、新潟県警・長野県警・地元遭対協合同の山岳救助隊を編成し出動し、最終的に長野県警ヘリにより救助しました。山岳スキーによる滑降は、ルート判断を誤ると垂壁へ転落するなどの危険があることに加え、転倒した際は大事故につながりますので、単独での登山は控え、自分の技術にあったコースを選定してください。(新潟県情報)

瑞牆山(みずがきやま)2,230m

積雪は、登山道、樹林帯で1.0㍍くらい、沢筋では3.0㍍以上となります。富士見平小屋から天鳥川上流の分岐点において、小川山方向への道迷いに注意を要します。

山頂の岩場付近は、アイスバーンとなります。スリップなどによる転倒、滑落等に注意を要します。アクセス道路の林道は、瑞牆山荘まで通行可能ですが、滑り止めを準備することが必要です。

大菩薩嶺(2,057m)

厳冬期には50~100㌢の積雪があり、日影部分はアイスバーンとなります。また、樹林帯を抜けた尾根道や山頂付近は秒速10㍍以上の突風が吹きますので、スリップやバランス崩しなどによる転倒、滑落に注意を要します。

気温が急激に変化しますので、冬山装備の完備が求められます。

遭難事故の記録

  • 平成28年2月、大菩薩へ登頂後、下山中に残雪により足を滑らせ転倒し、救助される事案が発生しています。(山梨県情報)

鳳凰山(2,840m)

積雪は、登山道、樹林帯で2㍍くらい、沢筋で3㍍以上になり、山頂を目指す登山者は、冬山装備を完備して冬山への技術を持った熟達者であることが求められます。

観音岳(2,840㍍)、薬師岳(2,780㍍)、地蔵ケ岳(2,764㍍)の各稜線は、突風による転倒・転落、アイスバーンでの滑落に注意を要します。

各沢筋や地蔵ケ岳西側斜面付近における雪崩、各山頂付近の岩場での転倒・滑落に注意を要します。

小武川林道は12月9日から通行止めですが、御座石鉱泉までは通行可能です。夜叉神の森登山口までは車両通行可能ですが、積雪・凍結などにより通行止めとなる場合があります。

北岳(3,193m)

積雪は、登山道、樹林帯で1~4㍍くらい、沢筋で2~5㍍くらいになり、小太郎尾根分岐から頂上の稜線では、大樺沢側に雪屁が発生するので注意を要します。

大樺沢は雪崩の巣で危険です。八本歯から北岳山荘へのトラバースルートは、雪崩の危険があるため立ち入らないでください。

バットレスは、平成22年秋に落盤崩落があり危険な状態です。バットレスへのアタックは中止して下さい。池山吊り尾根から八本歯のコルに下る岩稜部は、ザイルを使用するなど慎重な行動が求められます。稜線は、西側からの風が強く、山頂からの下りは急な部分が多いため慎重な行動が求められます。また、稜線上は雪が風に飛ばされているため、アイゼンでの歩行でつまづきに注意を要します。

夜叉神の森登山口までは車両通行可能ですが、積雪・凍結などにより通行止めとなる場合があります。夜叉神の森から広河原まで南アルプス林道は、冬期閉鎖通行止めです。

遭難事故の記録

  • 平成26年12月、登山者2名が北岳トラバース道で悪天候により視界不良となり、自力で非難小屋まで引き返そうとしたところ、登山者1名が滑落し死亡。もう1名は、非難小屋まで行き着くも軽傷(凍傷)を負い救助される事案が発生しています。
  • 平成28年9月、女性が単独で広河原から入山、肩の小屋で宿泊した後、行方不明となっています。(山梨県情報)
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