寒気(寒波)が来たら!雪に不慣れな地域の備えと対策

強い寒気団が日本を広範囲に覆うことがあります。平地で大雪が降った場合、「大雪警報」などが出た場合の備えや安全対策、注意点をまとめました。

平地で雪の降る目安は、上空の温度(1500メートル付近)でマイナス6℃以下です。また強い寒気とは、上空5500メートル付近の温度がマイナス36℃以下です。

大雪警報の基準(関東・東海)

平成28年11月17日から、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県で、大雪警報の発令基準が変更になっています。

変更後の基準は、下記のとおりです。

  • 12時間降雪の深さ10cm (平地の主要道路等で除雪を開始する等の積雪深)

※変更前は、24時間降雪の深さ 20~30cm

凍結した道路での運転

都市部では数センチ程度の積雪でも車の追突事故が多発します。普段からスタッドレスタイヤ等を準備している人も少なく、雪道での運転が不慣れなことも原因です。特に橋の上高速道路は凍結しやすく、雪も溶けにくい状態が続きます。

  1. 凍結した坂道の上りでは、途中から前へ進めなくなり、後続車とぶつかる事故が目立ちます。下りではハンドル操作やブレーキ制御が出来ず、人身や物損事故につながります。
  2. 日陰の場所だけ凍結して気づきにくい場合もあり、路面状況を慎重に確認した運転が必要です。
  3. 通行止めなど交通規制の箇所も多くなります。交通情報に注意して、余裕をもった運転が必要です

自動車のバッテリーあがり

温度が低いほどバッテリーの化学反応は遅くなり、電圧が下がるのが早くなります。特に長期間使用しているバッテリーでは、エンジンの始動に支障をきたす場合があります。

車のバッテリー

また雪の積もった日にエンジンがかからない場合は、マフラーが雪に覆われていることが原因の場合があります。気づかずにエンジンの始動を繰り返すとバッテリーあがりの原因になります。

歩行者の転倒事故

歩行中の転倒事故も目立ちます。特に階段や坂道、道路上のマンホールや側溝のフタ(金属)の上は滑りやすくなっています。また歩道橋も注意が必要です。

転んだことでケガをするだけでなく、スマホなどを破損してしまうこともあります。

雪道での転倒事故

通勤靴やヒールで歩くのは危ないよ。

  1. 雪道を歩くときは、靴底全体を路面につけ小幅でゆっくりと歩くことで、滑って転ぶことが少なくなります。歩道橋などの階段では手すりを使いましょう。
  2. ご高齢の方は、出来るだけ外出を控えましょう。
  3. 雪道を歩いたあとで、ビルや店に入る場合には、靴底の雪をしっかり落としましょう。濡れたままでは、滑りやすく危険です。

水道管の凍結

  1. 屋外の水道管では、気温がマイナス4℃くらいから凍結が始まります。蛇口部分の凍結防止には、タオルなどを巻くだけで効果があります。
  2. 水道管が凍結したら、お湯で温めます。(熱湯は避けてください。配水管などにダメージを与える場合があります。)

氷が張った池などでの子供の事故

氷の張った池などでは、子供たちがはしゃぐこともあります。氷の上に乗った場合、割れて水に落ちる危険があります。十分な注意が必要です。

池の氷

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屋根などからの落雪や落氷

雪の少ない地域では、屋根などに積もった雪は、晴れてくるとすぐに溶け出します。普段は頭上を気にすることがないため、注意が必要です。

最近では家の屋根に設置したソーラーパネルから、積もった雪が落ち事故にあうケースも目立っています。

敷地内の屋外配線(架空線)の雪対策

自宅の敷地内で離れた建物と電話線などをつないでいる場合(架空線)、線の上に雪が積もると接続部で断線する場合があります。

ディーゼル車(軽油)の燃料詰まり

ディーゼル車で使われる軽油は、気温が低いと固まる性質があります。寒冷地以外では、2号軽油が多く使われ、気温がマイナス5℃以下になると固まり始めます。

寒冷地に行く場合は、該当地域での給油をおすすめします。

防犯カメラの結露、レンズの曇り

防犯などで屋外に監視カメラを設置している住宅、店舗も多いと思います。カメラ内部の結露などで、動作不良やレンズの曇りが発生して、防犯上の支障が出る場合があります。

赤外線センサーの雪対策

防犯用の赤外線センサーについても、センサー部が雪に覆われ正常な動作に支障が出る恐れもあります。事前にカバーなどで囲う対策も必要です。

エアコン室外機の雪対策

エアコンの室外機は雪や低温に弱く、雪に覆われたり内部が結露した場合、安全装置が働いて暖房が停止する場合があります。

エアコンの室外機

大雪が予想される場合、室外機が雪に覆われないようにする対策が必要です。

庭やベランダの植物、鑑賞魚、ペットの対策

観葉植物も種類によっては、寒さに弱くダメージを受けてしまいます。また金魚などの鑑賞魚を飼う水槽の温度、犬や猫、小鳥などペットへの配慮も必要です。

ペットの寒さ対策

毛の短い犬、小型犬は寒さに弱いため配慮が必要です。

大雪の日に車内での仮眠などは危険!

自動車のエンジンをかけた状態で、マフラーが雪で覆われてしまうと、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒を起こす場合があります。

雪の降っている道路、雪が積もりそうな場所では、エンジンをかけたまま停車した車内に長時間いることは大変危険です。

車内での一酸化炭素中毒

大雪の日に車内での仮眠などは、大変危険です。

大雪警報・注意報について

気象庁が発表する大雪に関する情報には、3つのレベルがあります。

大雪特別警報

数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合に発表。

大雪警報

大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。

大雪注意報

災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。

その他、雪などに関する注意報には、「なだれ注意報」、「着氷注意報」などがあります。詳細は、気象庁のページをご参照ください。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning_kind.html|外部リンク

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