潮干狩りで注意すること。貝毒や危険生物など

毎年4月~6月には、潮干狩りを楽しむ人も多くなります。海岸や浅瀬、砂浜にいる危険生物や注意すべきことをまとめています。

2017年の貝毒に関する情報を更新しました。

潮干狩り

浅瀬に棲む毒を持つ生き物

オニヒトデ

オニヒトデ

出典:wikipedia

オニヒトデの体表面には多数の毒のトゲが生えており、皮膚に刺さると毒素によって激しい痛みを感じます。アナフィラキシーショックによって重症に陥ることがあり注意が必要です。

ヒョウモンダコ

ヒョウモンダコ

出典:wikipedia

ヒョウモンダコの唾液には強力な神経毒(テトロドトキシン)が含まれ、噛まれるとたいへん危険です。ヒョウモンダコは危険を感じるとこの唾液を吐いたり、噛み付いて毒を注入します。テトロドトキシンはフグの毒と同じで、解毒剤がなく呼吸困難を引き起こし酸素不足から死亡することもあります。

重症の場合には15分程度で呼吸マヒが進行し、90分以内に呼吸マヒにより死亡します。噛まれた場合は、噛まれた場所より心臓に近い場所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぎ、急いで救急車を呼びます。

関連ページ:猛毒を持つヒョウモンダコに注意!

イモガイ

イモガイ

出典:wikipedia

イモガイ科の貝類の総称で、日本だけでも約120種類の仲間が確認されています。
本土では黒潮に接する千葉県や和歌山県、高知県などの海岸に生息していますが、
温暖化の影響で関東などでも見つかっています。
イモガイの体内には非常に強い神経毒を持っており、刺されると死に至る場合もある危険生物です。潮干狩りや磯遊びには十分な注意が必要です。

綺麗な模様の貝ですので、不用意に触ってしまわないようにしましょう。

地震・津波への備え

ラジオやスマホなどを携帯して、「緊急地震速報」などの情報を得られるように準備しましょう。万一津波などの注意報が出された場合は、すぐに高台に避難します。スマホなどは海水に濡れないように、ビニール袋の準備も必要です。

事前に避難場所の確認をしておきましょう。津波は10分以内に到着する場合もあります。

貝毒情報に注意しましょう!

アサリなどの二枚貝類は、周辺海域に特定のプランクトンが異常に増殖すると、そのプランクトンを摂食して、毒を体内に蓄積することが知られています。自治体(都道府県のHPなど)で、その年の貝毒情報を調べ、安全を確かめてから食べましょう。

貝毒の有無は外見では判断できません。また貝毒は熱に強く、加熱調理では分解されません。

潮干狩り

貝毒の種類

(1)麻痺性貝毒

  • 毒成分:サキシトキシン、ネオサキシトキシンなど
  • 症状など:食後30分程度で発症。舌、唇、顔面、手足のしびれ、運動失調
    重症の場合、呼吸麻痺で死亡することがあります

(2)下痢性貝毒

  • 毒成分:オカダ酸とその同族体のジノフィシストキシン群
  • 食後30分から4時間で発症。下痢(水様便)、腹痛、嘔吐、吐き気など。(通常は3日以内に回復し死亡例はありません)

貝毒に関するニュース(2017年)

報道された内容を要約しています。潮干狩りにお出かけの際は、念のため地元自治体への確認をおすすめします。

  • 4月25日に愛知県は、三河湾(幡豆海域)で採れたアサリから、国の規制値を超えるまひ性貝毒が検出(3年ぶり)されたと発表。潮干狩りの自粛を要請しています。(詳細)
  •  4月21日に徳島県阿南市椿町地先で採取した二枚貝から基準値を超える麻痺性貝毒を検出。 那賀川町を除く阿南市沿岸での潮干狩りの自粛を呼びかけています。
  • 4月18日に和歌山市の片男波干潟で採取した天然アサリから、基準値を超える貝毒が検出されたと発表。同市加太から和歌浦湾において二枚貝を採取、出荷しないよう呼び掛けています。
  • 4月17日に高知県は須崎(すさき)湾と野見(のみ)湾で貝毒が発生したと発表。アサリなどの二枚貝の採取、潮干狩りの自粛を呼び掛けています。
  • 4月13日に和歌山市の和歌浦(わかのうら)湾で採れた天然のアサリから、国の規制値の約5倍の貝毒が検出されています。(体重60キロの人がむき身で約160グラム食べると死亡する量)和歌浦湾から加太にかけての海域で採れたアサリなどの二枚貝は、安全が確認されるまで食べないように呼びかけています。
  • 4月6日に洲本市で採取したアサリから基準値を超える貝毒を検出。淡路、洲本、南あわじ各市(播磨灘側を除く)でアサリの採取が禁止されています。
  • 大阪府の淀川下流や大阪湾で採れたシジミやアサリなどの二枚貝から、「麻痺性貝毒」を検出。(2017年3月23日から24日にかけて)検出された貝の種類は、アサリ、シジミ、アオガイ、トリガイです。
  • 兵庫県水産課は3月23日、芦屋市の海岸で採ったアサリから基準値を超えるまひ性貝毒を検出したと発表。芦屋、西宮、神戸の3市で、アサリの採取を禁止。同市で基準値を超えるのは5年連続とのこです。

最新の貝毒情報は地元自治体に確認

情報公開されている自治体(外部リンク)

その他に注意すること

  1. 熱中症対策:5月の晴れた日などには、熱中症に注意が必要です。水筒などを携帯しましょう。
  2. 潮の満ちてくる時間に注意:沖(海側)に背を向けない姿勢で、貝を採りましょう。夢中になりすぎて、潮が満ちて来ることに気づかない場合があります。 特に小さな子供では、突然の波や水位上昇でも足下をさらわれたりして危険です。大人の目が届く場所で楽しみましょう。
  3. カミナリに注意:海岸などでは、事前に避難する場所を確認しておきましょう。

関連ページ:カミナリが鳴ったら!落雷事故を防ぐ対策

海の事故から身を守るアイテム

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