「ツマアカスズメバチ」を北九州市で発見。生態や危険性など

環境省(九州地方環境事務所)は、平成27年9月11日(金)に、特定外来生物の「ツマアカスズメバチ」の巣を、北九州市門司区内で見つけたと発表。国内で確認されるのは2番目。

見つかった場所は、北九州市にある下水処理場の「新町浄化センター」。8月28日朝、センターを巡回中の職員が高さ約7メートルの木の枝で発見し、9月1日に業者が駆除。

ツマアカスズメバチについて

特徴

  1. 大きさ:スズメバチの中では中型の種類。
  2. 体長(女王バチ):成虫で30mm
  3. 体長(働きバチ):成虫で20mm
  4. 体色:全体的に黒色で、腹部の先端は赤褐色。
  5. 巣:地中に営巣し、コロニーが大きくなると樹木などに巣を移す。大きい巣だと1mを超える場合もある。
  6. 分布:インドネシア・ジャワ島が原産で、アジア全域に生息の拡大が見られます。
  7. 高い場所に巣を作る。30メートルの高さに営巣した例もあり、駆除が困難なケースもあります。
  8. 繁殖力が平均的なスズメバチの10倍。
  9. 繁殖可能地域は、東北南部までと予想。(現在のところ、本州での生息は未確認)
ツマアカスズメバチ

写真はwikipediaから

生態

ハエやミツバチ、トンボなどを捕食する。繁殖力は非常に強い。アジアでは中国や韓国に生息し、国内では2012年に長崎県対馬市で、最初に生息が確認されています。

対馬市では、マンション等の住宅(ベランダなど)に巣を作り、駆除の要請が増加しています。

危険性や生態への影響

  • 危険性:他のスズメバチに比べ、特別に攻撃性が特別に強いわけでない。しかし他のスズメバチと同様に強い毒を持つため、注意が必要。
  • 影響:繁殖力が強く、ミツバチを捕食するため,養蜂業への被害が懸念されています。世界的に見られるミツバチの集団失踪は、この「ツマアカスズメバチ」が原因の一つとして、考えられています。