火災の発生状況と防火対策

火災の発生状況と防火対策

平成28年度の全国統一防火標語は、『消しましょう その火その時 その場所で』
火災の怖さは多くの人が死傷することが少なくなく、近隣へ被害が拡大する場合も多いことです。特に冬の時期は空気も乾燥し、火災が発生しやすくなります。火災の発生状況と防火対策をまとめています。

火災予防

火災発生状況と原因は?

平成27年に全国で発生した、火災の発生状況と出火原因。
1日平均で約107件の火災が発生し、約4.2人が死亡しています。(負傷者は約17人)

※データーの出典:消防庁

出火件数

総出火件数:39,046件

  • 建物火災:22,149件(住宅火災は12,030件)
  • 車両火災:4,184件
  • 林野火災:1,109件
  • 船舶火災:97件
  • 航空機火災:7件
  • その他火災:11,500件

住宅火災の内訳

  • 一般住宅:7,762件
  • 共同住宅:3,759件
  • 併用住宅:509件

住宅以外の主な建物

  • 工場・作業場:1,585件
  • 事務所:753件
  • 飲食店:544件

店舗などの管理者は、防火設備および非常口の点検(出入口に物を置かない)を!

火災発生の多かった月

  1. 5月:10.7%
  2. 3月:10.7%
  3. 10月:10.0%

火災発生の多い曜日

  1. 日曜日:16.1%
  2. 土曜日:14.3%
  3. 月曜日:13.6%

週末から週明けにかけて、多く発生しています。

死傷者数

  • 死者数:1,551人(うち住宅火災は905人。※自殺を除く)
  • 負傷者数:6,267人

おもな出火原因

  1. 放火:3,975件(10.2%)
  2. たばこ:3,611件(9.2%)
  3. コンロ:3,472件(8.9%)
  4. 放火の疑い:2,466件(6.3%)
  5. たき火:2,287件(5.9%)
出火原因の1位は放火

過去10年での出火原因の1位は放火です。(平均で約18%)

平成27年では「放火」および「放火の疑い」を合わせると6,441件(16.5%)で、出火原因の1位(約6件に1件)です。放火などの不審火は、短時間に連続して発生するケースも少なくなく、近所で火事が起きたら地元の安心メールなどで情報を確認しましょう。

放火件数ワースト5

※カッコ内は、該当都道府県の火災件数に占める比率。

  1. 東京都:1,023件(22.9%)
  2. 大阪府:547件(24.5%)※約4件に1件が放火。
  3. 神奈川県:486件(23.8%)
  4. 埼玉県:449件(22.6%)
  5. 愛知県:405件(20.0%)

放火は都市部で多く発生しています。また死者数においても放火が最も多く、放火の疑いを含めると374人(全体の約24%)です。

暖房器具の取扱にも注意が必要です。

石油(灯油)やガス、電気などのストーブなどの暖房器具が原因となった火災は、平成23年から平成27年3月までの5年間で975件発生し、95人が亡くなっています。(約7割が60歳以上の高齢者)

上記のうち石油ストーブは8割以上で381件(69人が死亡)です。給油の際、燃料タンクのフタを十分に閉めなかったことにより、ストーブ本体に灯油がかかり、火災になったケースが多いとのことです。

給油の際には必ずストーブの火を消す、周囲に燃えやすいものを置かない、就寝時や外出時には電源を切ることが大切です。

初期消火に役立つ家庭用消火スプレー

命を守る7つのポイント

火災のニュース等では焼死と報道されるケースが多いのですが、焼死に至る約8割は、煙や有毒ガス(一酸化炭素、塩化水素、シアン化水素など)によって、逃げ遅れることが原因と言われています。

寝たばこでは、灰皿にたまった吸殻が燃えるだけで、有毒物質を含む大量の煙が部屋に充満します。煙に気づき目が覚めても、状況によっては自由に身動きが取れない場合もあります。

3つの習慣

  1. 寝たばこは、絶対やめる。
  2. ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
  3. ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。

4つの対策

  1. 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
  2. 寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
  3. 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
  4. お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。
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