レターパックをX線検査で現金を確認!郵便局での被害防止対策が始まる。

オレオレ詐欺や架空請求で、レターパックや宅配便を利用させ、現金を騙し取る手口が増えています。これら「特殊詐欺被害」を防止する手段として、日本郵便ではX線検査でレターパック内の現金封入を検査する取り組みを開始。

レターパックを悪用した詐欺件数が昨年の平成25年(2013年)では、846件発生し(前年の3.3倍)、被害額が54億円と深刻な被害が発生しています。日本郵便では、レターパックのX線検査導で現金が発見された場合は、即警察へ通報する体制です。水際で詐欺被害を防止する効果が期待されます。

 日本郵便のX線検査の概要

  1. 警察から通知のあった詐欺で使用された住所と照合し、合致した場合は原則として全国48カ所の郵便局にあるX線検査装置で検査。
  2. 日本郵便の社員が手触り等で、現金が入っているという疑いを持った場合に実施。
  3. 現金と分かれば、「郵便法違反」となるため警察に通報し差出人に返却する。(氏名・住所等の差出人不明の場合は、1年間保管後に差出人が現れない場合は、日本郵便の収入になる)

※詐欺に利用されるだけでなく、本来レターパック等の普通郵便で、現金を送付することは郵便法違反です。

郵便法第十七条(現金及び貴重品の差出し方) : 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

レターバック詐欺

郵便局で扱うレターバックの中身をX線装置で検査。

 宅配便会社の取り組み状況

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の「ゆうパック」は、送り先が警察のリストにあれば警察に通報し、差出人に現金が入っていないかを確認。平成26年3月までの半年間で、3社合わせて少なくとも138件、2億9946万円の被害を防いでいます。(現在のところX線検査は導入していません。)

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