水難事故の発生状況(2015年)

平成27年(2015年)に、全国で発生した海や川などでの「水の事故」件数は1,450件。死者・行方不明者は、791人です。警察庁発表データーから発生状況をまとめています。

5月から9月は、水難事故が多く発生します。また夏休みは、子供の事故も増加します。危険箇所の把握と年少者への指導を徹底して、事故を防ぐことが大切です。

水の事故の概要

※出典:警察庁発表データー(平成27年)

全国での事故状況(全体)

  • 発生件数:1,450 件( 前年対比+145件)
  • 水難者:1,635人(前年対比+144人)
  • 死者・行方不明者:791人(前年対比+51人)

子供(中学生以下)の事故

  • 発生件数:179件( 前年対比+13件)
  • 水難者:230人(前年対比+7人)
  • 死者・行方不明者:53人(前年対比-2人)

子供の水難事故

子供の死亡・行方不明事故では、川(23人)、海(15人)、湖池沼(10人)の順で、川での事故が4割以上です。

発生場所(死者・行方不明者)

海と川の事故が全体の8割以上を占めます。

  1. 海:418人
  2. 河川:235人
  3. 用水路:68人
  4. 湖、池や沼:57人
  5. その他:8人
  6. プール:5人

魚採り・釣り中の事故は226人です。(28.6 % )

最近では、局地的豪雨(ゲリラ豪雨)により、用水路や側溝が増水して転落する事故も発生しています。自宅周辺や通学路などで、危険箇所を把握することが大切です。

2016年の水難事故の発生状況は、こちら→

水の事故を防ぐために

※警察庁の発表資料から、要約しています。

(1)危険箇所の把握
魚とり・釣りでは、転落等のおそれがある場所、水泳や水遊びでは、水( 海) 藻が繁茂している場所、水温の変化や水流の激しい場所、深みのある場所等の危険箇所を事前に把握して、近づかない。また子供を危険箇所に近づけない。

(2)的確な状況判断
風雨、落雷などの天候不良時、河川の増水など水難のおそれが高いときには、釣りや水泳を行わない。また体調が悪いとき、飲酒したときなどは、絶対に海や川に入らない。

(3)ライフジャケット等の救命具を準備
釣りやボート等のレジャーには、必ずライフジャケットを着用する。

救命用具

※ライフジャケットは、体に合わせたサイズを選ぶこと。

(4)遊泳時の安全確保

  1. 掲示板、標識等により危険区域と標示された区域内に入らない。
  2. 遊泳区域を標示する標識、浮き等を移動し、又は損壊しない。
  3. 遊泳区域以外の水域で遊泳しない。
  4. 遊泳中、他人に抱きつくなどの遊泳上危険な行為をしない。
  5. 遊泳に当たっては、水深、水流を考慮し、安全な方法で遊泳する。

(5)保護者等の付添い
子供の水難防止のため、子供一人では水遊び等をさせず、幼児や泳げない学童等には、ライフジャケットを着用させ、保護する責任のある者が付き添うなどして、目を離さないようにする。

スノーケルによる事故も目立っています

海上保安庁によると、2015年7月1日~8月16日の間で、海でのシュノーケリング中に水難事故に遭ったのは全国で37人。このうち22人の方が死亡しています。

主な原因

  1. シュノーケルに入った海水を飲みこむことで溺れて死亡。
  2. 逆流した海水を不意に飲み込むことでパニックを起こし、より強く呼吸をするため肺に水が入り、呼吸困難を引き起こして死亡する。

シュノーケリングでの事故に注意

シュノーケリング中の事故については、こちらをご参照ください。

海上での緊急電話番号は118番

海上における事件・事故の緊急通報用電話番号は、局番なし3桁電話番号「118番」です。管轄する海上保安庁につながります。

海上での事故は118番

携帯電話(DOCOMO、au、softbank)では、海岸に近い沿岸部では、おおむね通話できるようです。ただし、海岸から離れるほど通話環境が悪くなります。

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