ため池での魚釣りなどは、非常に危険

平成28年7月に、宮城県大衡村大衡のため池で、釣りに来ていた親子3人が転落し死亡した事故で、水難事故の研究者が調査結果を発表。

この事故は、大衡村大衡天姓院の八志沼(水深約5メートル)で、魚釣り中に父親(36)と、子ども(9才と5才)が亡くなっています。

ため池に落ちた場合、自力で這い上がることは困難で、水遊びなどで近づかないように呼びかけています。

ため池の危険性

自力で陸にはい上がれるか現地で、再現実験を行った結果

ため池の岸は、斜面が緩やかになっている部分があり、見た目からは危険を感じにくい。しかし斜面には、泥やコケが生えたりしているため、滑りやすく水に落ちた場合には、自力ではい上がることは難しい。

(長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授らの検証から)

ため池の数と事故

ため池は、農業用水を確保するため人工の池で、全国に19万7742箇所あります。(平成26年3月|農林振興局からのデーターから)

ため池での水難事故

写真はイメージです。

水難事故の状況

  • 死亡事故件数:年間20件から30件発生
  • 事故原因:約3分1が魚釣りなどの水遊びで発生

ため池の多い都道府県(農林振興局からのデーターから)

  1. 兵庫県 43,245
  2. 広島県 19,609
  3. 香川県 14,619
  4. 大阪府 11,077
  5. 山口県 9,995
  6. 岡山県 9,756
  7. 宮城県 6,093
  8. 新潟県 5,793
  9. 奈良県 5,707
  10. 和歌山県 5,236
事故を防ぐために

ため池は農業用水の確保が目的の池であり、特に人工的に造られた貯水池などでは、急激に深くなる構造もあります。また真水に近く海水に比べ比重が小さく、水に落ちた場合は浮きにくい環境です。

  • 地域のため池の場所、危険箇所を把握して、情報を共有する。
  • 夏休みなどは、子供の事故も増えます。水遊びなどを絶対にさせないように、指導が必要です。
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