性犯罪の厳罰化。「強姦罪」、「強制わいせつ罪」の罰則を強化。

平成29年3月7日、性犯罪の厳罰化に向けた刑法の改正法案が閣議決定されました。

強姦罪(刑法177条・他)や強制わいせつ罪(刑法176条)が対象。1907年(明治40年)刑法制定以来の大規模な改正となる見通し。

追記

閣議決定の内容

平成29年3月7日追記

現在 改正後
名称 強姦罪 強制性交等罪
法定刑(強姦) 懲役3年以上 懲役5年以上
強姦致死傷罪 無期または懲役5年以上 無期または懲役6年以上
被害者告訴の有無 告訴が必要 告訴は不要
被害者の性別 女性のみ 性別に関係なく罰する

その他

  • 家庭内の性的虐待(18歳未満子ども)に対応した「監護者わいせつ罪」と「監護者性交等罪」を新設。
  • 「監護者わいせつ罪」については、親など(監護者)が「影響力に乗じて」及んだわいせつ行為や性交を処罰する。監護者による罪は、被害者の抵抗の有無に関係なく問われる。

改正案の骨子(答申時の内容)

  • 告訴:被害者の告訴がなくても強姦罪の立件が可能に。(親告罪=被害者の告訴が必要)
  • 強姦罪の法定刑[下限]:5年(3年)
  • 性別:被害者の性別に関係なく強姦罪の適用が可能に。(現在は被害者が女性の場合)
  • その他:親から子への性的虐待などを罰する罪も新設。また被害者の抵抗の有無に関わらず、罰することが可能に。

厳罰化

現行の法定刑

  • 強姦罪:3年以上の20年以下の懲役(強姦致傷罪は、無期又は5年以上の懲役)
  • 強制わいせつ罪:6月以上10年以下の懲役

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