地震や水害の被災地では、空き巣・泥棒・詐欺に注意

このたびの熊本地震により、被災された方々に哀心よりお見舞い申し上げます。

大規模な災害が発生した地域では、混乱に便乗した住宅への不法侵入、ボランティアや公的機関を装った悪質な勧誘・詐欺など、犯罪による二次被害にも注意が必要です。

災害時には身の安全を確保することが何より優先されますが、安全に避難できたあとは、地域住民・警察との連携、自警団の結成、情報の共有、不審者への対策も必要です。

追記(熊本地震での事件など)

  • 熊本市東区小山及び戸島の民家で、「水道水が出ているか確認をしますので、オートロックを開けてください。」と訪問し、身分証の提示を求めたところ、立ち去って行ったという事案が発生。(熊本市HPから)
  • 地震で避難し不在だった益城町の民家から、タブレット端末などを盗んだ疑いで、福岡県糸島市加布里(かふり)の石橋勝也容疑者(51)が窃盗容疑が逮捕されました。
  • 熊本市内では1週間で、17件発生しているとのこと(警察庁)
  • 熊本県内で窃盗被害が増加。私服警察官や覆面パトカーを投入し、被害の未然防止を強化するとのこと。
  • 警察庁によると熊本地震で、4月16日(土)から17日(日)の昼までに、熊本市を中心に空き巣や事務所荒らしにあったとの110番通報が20件あったとことです。(毎日新聞記事)

注意が必要な犯罪手口

空き巣・泥棒関連

  1. 避難で住人が不在になった住宅への侵入・窃盗。
  2. 放置された車やバイク、自転車などの盗難。
  3. お店などでは、商品等の盗難。(農機具なども注意!)
  4. 車上狙い、置き引きなど。

復旧作業では、ボランティア等を装って家の中に入り込む手口もみられます。

詐欺関連

  1. 保険会社などを装った詐欺・架空請求。
  2. 架空の募金行為、
  3. 被災した建物・家屋に対して補助金が出るとウソをいい、修理契約を勧誘する。
  4. 公的機関を装って、家屋の診断などを勧誘。
  5. ボランティアを装い、清掃などを行った後で法外な料金を請求する。
  6. 電力会社を名乗って被災された住宅を訪問し、災害による修理と称して高額な料金を請求する。
  7. 雨よけのブルーシートをかけた後、屋根工事を勧誘または高額な費用を請求。
  8. 義援金詐欺に注意。(※下記で注意喚起されています。)

熊本県からの注意喚起

県内で、所在地の自治体職員と名乗って民家を訪問し、「地震の被害者への義援金を集めている」と募金勧誘をする事案がありました。

その自治体では、募金のための戸別訪問は行っていないことから、これは詐欺の可能性があります。

過去の災害においても、公的な機関や団体名を名乗り、被災者支援の募金を装って金銭をだまし取るという、義援金詐欺と疑われる事案が発生しています。

すべてが義援金詐欺とは限りませんが、募金を求められたら、団体名を確認する、身分証を確認する、周囲の人と相談するなど、慎重に判断しましょう。

不審に感じたら、市町村役場、警察、県・市町村の消費生活相談窓口等にご相談ください。

熊本県消費生活センター 相談電話 096-383-0999

(相談受付時間 平日9時~17時)

熊本県HPから転載

避難されている方は、疲労や心労が重なり、冷静な対応が困難な場合もあるかと思います。周囲の方々のサポートも必要です。

企業・事業者を狙った手口

  1. リース会社、通信会社などを装ったOA機器、事務機器の売りつけ。
  2. NPO法人、ボランティア団体を装った取り込み詐欺。(※)

※ネット通販業者、小売店などに、災害関連商品を注文して代金を踏み倒すなどの行為。(被災地に必要な物との口実で、無償提供や安い価格を要求する手口も。)

その他

  1. 被災地のゴミ集積場等に、廃棄物を持ち込む不法投棄も発生しています。
  2. 被災地以外では、地震対策などのアンケートに答えて欲しいなどとの不審な電話(個人情報の搾取が目的?)

偽のボランティア

被災地域だけでなく、周辺地域においても注意が必要です。不審な電話、怪しい勧誘を受けた場合は、「国民生活センター」で相談が受けられます。

消費相談窓口は、188番(全国共通)

“188=いやや”と覚えましょう。

二次被害を防ぐ対策

  • 地域の住民と協力して、巡回警備を行う。
  • 不審者の情報共有を図る。怪しい人には、声を掛けるだけでも効果的です。
  • ボランティアの受け入れ、要員の配置、身元確認は、自治体の下または管理者を置いて行う。(ボランティア証明などを発行し、携帯してもらう)
  • 身元がはっきりしない人を家に入れない。
  • 商取引については、相手を十分に確認し決済方法等に気をつける。
  • 子供や女性に対する犯罪への警戒も必要です。

空き巣・窃盗に警戒していることをアピールするだけでも、抑止効果につながると思います。

熊本地震で空き巣

空き巣被害、不審者を防止簡易チラシです。
(PDF形式・A4サイズ) 

▲上記画像をクリックで、PDF形式で表示します。印刷して建物に貼るなどして、お使いください。地域の防犯意識が高いことをアピールしましょう。

冷静な判断も必要

2011年(平成23年)の「東日本大震災」では、便乗した詐欺事件の認知件数が92件 (検挙:62 件)とのことです。しかし「県外ナンバーは窃盗団」、「外国人による犯罪が増加」などと、根拠が不明な内容がネット上で拡散したケースも見られたようです。

災害時には情報が錯綜することもあり、正確な情報入手が困難なことも少なくありません。デマなどには、十分に気をつける必要があります。

熊本県警のツイッター情報

被災地の防犯情報をチェックしましょう。警察では不審な車両などを見かけたときは、車種などの特徴やナンバー等をメモして、県警本部(電話:096-381-0110)まで、連絡するように呼びかけています。


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