今年の夏は暑い!2016年の猛暑と秋

平成28年の夏の猛暑と気象、災害の状況。秋以降の予想をまとめています。

今年は多くの気象データーから、記録的な猛暑だった2010年と同等もしくは上回る猛暑になっています。気温や気象の状況について、随時更新しています。

2016年夏の猛暑


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最新情報
  • 10月13日に台風21号が発生。(日本への影響はないもよう)
  • 9月28日に台風18号が発生。今後の気象情報に注意が必要です。
  • 3ヶ月(10月~12月)の予報が発表されました。ページの中段に記載。
  • 9月23日に台風17号が発生。
  • 9月21日までに、台風の上陸が6つと平年(2~3個)を超えています。
  • 台風10号による災害が「激甚災害」に指定されました。
  • 9月13日に16号が発生。16号は週末から日本に接近の恐れ。気象情報にご注意を。
  • 気象庁は9月9日(金)にラニーニャ現象の発生を発表しました。
  • 台風10号による死者は、9月8日までに21人、行方不明者は5人になっています。
  • 9月6日午前、北海道稚内市と利尻島で猛烈な雨。利尻島は降り始めからの降水量が150ミリを超える「50年に一度の大雨」。

気象庁の1ヵ月予報(10月1日~10月30日)|9月29日発表

平均気温は、北・西日本で高い確率50%、東日本と沖縄・奄美で高い確率60%。

気温予想

1ヶ月予報

出典:気象庁

3ヶ月予報はこのページ中段に記載。

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ラニーニャ現象って何?

南米ペルー沖から太平洋の赤道付近にかけて、海水温が平年に比べて低い状態が1年程度続く現象。この「ラニーニャ現象」が続くと日本では・・

  1. 夏の気温が高くなる傾向。
  2. 沖縄・奄美・九州地方の降水量が多くなる。
  3. 冬は厳冬になる傾向。

※ラニーニャ現象とは反対に、ペルー沖の海水温が高い場合は、「エルニーニョ現象」と呼ばれます。この場合、日本では長い梅雨と冷夏になる傾向。
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7月~9月に台風の発生が多くなる?

今年は7月3日に台風1号が発生。(1951年以降で2番目の遅さ)例年では5月末までに、平均2.5個発生しています。(過去10年間)

原因として、考えられているのは、

  1. 5月までのエルニーニョ現象により、海面水温が高い。(※6月までに終息したもよう)
  2. 平年より太平洋高気圧の張り出しが強い。
  3. フィリピン付近で積乱雲の発生が少ない。(インド洋海域の温度が高い)

エルニーニョ現象が終息する年は、台風1号の発生が遅く、7月~9月に集中して発生する傾向があり、また勢力を落とさずに日本へ上陸することが多くなります。さらに9月以降は南の海上から放物線を描くように日本付近を通過し、秋雨前線を活発化させる恐れがあるそうです。

台風への備えが必要

台風への備えが必要

最近の台風の発生数(上陸数でない)

  • 2016年:23(11月3日現在)
  • 2015年:27
  • 2014年:23
  • 2013年:31
  • 2012年:25
  • 2011年:21
  • 2010年:14 記録的な猛暑だった年です。6月末までに発生した台風は1個でした。

1951年以降で台風1号の発生が遅かった年

  1. 1998年7月9日
  2. 2016年7月3日
  3. 1973年7月2日
  4. 1983年6月25日
  5. 1952年6月10日
  6. 1984年6月9日

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ラニーニャ現象と夏の気温・気象

最近では下記の年に「ラニーニャ現象」が観測されています。

  • 2010年の夏~2011年の秋
  • 2013年の春から秋
  • 2014年の夏から冬
  • 2016年の秋以降の予想(ただし猛暑の予想に変更なし)※9月9日に発生が発表されました。

2016年夏の気温と気象、災害

※随時更新しています。(おもなニュースを要約)

  • 台風10号による災害が「激甚災害」に指定されました。
  • 9月9日にラニーニャ現象の発生が発表されました。
  • 台風10号による死者は、9月8日までに21人(岩手県で19人、北海道で2人)、行方不明者は岩手県で5人となっています。
  • 9月6日午前、北海道稚内市と利尻島で猛烈な雨。利尻島は降り始めからの降水量が150ミリを超える「50年に一度の大雨」。
  • 8月の大阪市は、35℃以上の猛暑日が23日で観測史上最多を記録しています。
  • 台風10号の影響で、岩手で11人、北海道で3人が行方不明(8月31日13時現在)
  • 8月30日、東北地方太平洋側にに台風(10号)が観測史上初めて上陸。
  • 大阪では7月から8月21日までに、熱中症による死者数が30人(うち25人は室内で、8割以上が60歳代)
  • 関東を直撃した台風9号で、1人死亡59人がケガ。
  • 8月19日に台風9号、10号、20日には11号が発生。
  • 8月14日に台風7号が発生。
  • 8月9日に台風6号が発生。
  • 8月1日~7日に熱中症で病院に搬送された人数は、全国で6588人。前の週より6割近く増加。(死者数は12人、入院は2259人)約半数が65歳以上です。
  • 8月8日に岐阜県多治見市で、この夏全国最高気温39.7℃を観測。
  • 8月7日(立秋)には、猛暑日を観測した地点が131箇所。
  • 8月6日は大分県日田市で38.2℃、大阪府豊中市で38.1℃、京都市で37.9℃など、35℃以上の猛暑日を113箇所で観測。 ※記録的な猛暑だった2010年の8月6日は、猛暑日の観測箇所が179地点でした。
  • 8月4日に台風5号が発生。
  • 7月30日に台風4号が発生。日本への影響はないもよう。
  • 7月28日に関東・甲信が梅雨明け。
  • 7月26日に台風3号が発生。
  • 7月24日に台風2号が発生。現在のところ、日本への影響はないもよう。
  • 「大暑」の22日は、西日本の多くは最高気温が平年並み。(大阪と鹿児島のみ平年より高い)北日本・東日本の太平洋側では平年並みか平年より低く、東京の最高気温は22.2℃で5月上旬並みでした。
  • 関東で雨不足。7月22日現在でダムの貯水率が55%
  • 7月22日に北陸で梅雨明け。
  • 7月19日に猛暑日(35℃以上)が全国929観測点のうち14カ所で記録。猛暑日を含めた真夏日(30℃以上)は400カ所以上。
  • 7月18日に九州から東海地方が梅雨明け。
  • 九州では7月に入ってから、梅雨前線の影響で断続的に大雨が続いています。13日には長崎県対馬市で解析雨量(推計)が48時間で約300ミリに達し、「50年に一度の記録的な大雨となった」と発表されています。
  • 7月3日に発生した台風1号は900ヘクトパスカルまで発達(米国ではスーパー台風と呼ばれるクラス)し、台湾に上陸し被害を出しています。9日21時現在では熱帯低気圧になっています。
  • 7月7日に東京都心で36.7℃を記録。また内陸部の山梨県勝沼で38.3℃、甲府で38.2℃、埼玉県鳩山と群馬県伊勢崎で37.9℃を記録しています。
  • 6月27日から7月3日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で2,847人。(消防庁の速報値)前年同期の5倍以上。人数は愛知(239人)、大阪(209人)東京(198人)の順。
  • 7月3日には、三重県尾鷲市で気温が38.6℃を記録。(同地点での観測史上最高)また群馬県館林市で37.5℃を記録しています。
  • 追記:6、7月の熊本・宮崎の豪雨被害を激甚災害に指定することを決定。(8月15日)
  • 6月28日から29日にかけても、九州地方で大雨。鹿児島市で土砂崩れが発生し女性が亡くなっています。(鹿児島県霧島市で6月の観測史上最大となる286ミリ)
  • 6月21日以降も四国・中国地方から九州で、300ミリから600ミリの大雨が続く。福岡、熊本など九州北部5県では22日夕までに、58万人以上に避難指示・勧告。
  • 6月20日・21日の熊本県での豪雨では、6人が死亡しています。
  • 6月20日に九州北部(熊本県、長崎県)で猛烈な雨。熊本地方気象台では、20日午後11時すぎまでの1時間に94ミリの雨を観測し、観測史上1位を記録(120年間で最も多い)を更新。また21日にかけ、宮崎県綾町付近と小林市付近で、1時間に約120ミリ以上の雨が降った地域があり、「記録的短時間大雨情報」が出ています。
  • 梅雨明けは、沖縄県で平年より7日早く、奄美地方で11日早い。
  • 北日本では、5月の平均気温が1946年の統計開始以来、もっとも高かった。


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近年の猛暑の夏は、どうだった?

2014年(平成26年)

この年の夏から冬に「ラニーニャ現象」が観測されています。この年は北日本の気温が平年より+1.2℃と暑い夏でしたが、その他の地域は、ほぼ平年並みの気温でした。

災害は?

  • 8月20日未明に、わずか40分間の局地的な短時間豪雨により、広島市北部の安佐北区や安佐南区などで、大規模な土砂災害が発生。76人が亡くなり、44人が負傷しています。避難情報の遅れ、安全な避難方法など、多くの課題が指摘されました。
  • 8月16日から17日にかけ、京都府福知山市で観測史上最大の雨。車の浸水で1人が亡くなっています。

2013年(平成25年)

この年の「ラニーニャ現象」は、春から秋に観測されています。

2013年8月12日には、高知県四万十市江川崎で最高気温が41.0℃を観測し、観測史上(全国)1位となっています。また西日本を中心に集中豪雨が多く発生しました。(島根県と山口県の大雨など)

2010年(平成22年)

2010年の夏は、21世紀に入って観測史上最も暑い夏でした。9月に入っても猛暑日が続きました。実はこの年の春までは「エルニーニョ現象」が続いており、気象庁は冷夏の予想をしていました。この年の夏からの「ラニーニャ現象」は、2011年の秋まで続きました。

どんな夏だった?

※猛暑日=最高気温が35℃以上の日。

  • 6月の平均気温は歴代5位の暑さ。梅雨は平年並みかやや長い程度。
  • 7月は梅雨明けの頃から全国で猛暑に。7月18日に全国11地点で猛暑日を観測。19日には42地点、20日には73地点と拡大。東日本では1961年以降で最高の暑さに。
  • 8月は6日に全国179地点で猛暑日を観測。北日本、西日本、東日本で平均気温が史上最高になりました。
  • 9月に入っても猛暑は収まらず、5日には京都府京田辺市で39.9℃を観測。(後に測定誤差で正式記録でなくなる。正式記録の最高気温は、岐阜県多治見市の39.4℃)

※連続猛暑日としては、京都府福知山市と鳥取県鳥取市で19日、 埼玉県熊谷市で17日など。

熱中症

災害は?

9月4日~8日の台風9号により、静岡県小山町と神奈川県山北町で大きな被害が発生。激甚災害(局地激甚災害)に指定。その他、台風14号による被害がありましたが、この年の台風では死者は出ていません。

どんな影響があった?

全国で熱中症で亡くなった人は、5月31日から8月30日までに496人(推計)で、戦後最悪を記録しています。

その他

この年の漢字一文字は、「」に決っています。

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気象庁の1ヶ月・3ヶ月予報|気温

1ヶ月予報(10月1日~10月30日)|9月29日発表分

1ヶ月予報

出典:気象庁

3ヶ月予報(10月~12月の気温)|9月23日発表分

3ヶ月予報

拡大表示します。(出典:気象庁)

  • 10月の気温:気温は、北日本で平年並または高い確率ともに40%、東・西日本と沖縄・奄美で高い確率50%。
  • 11月の気温:気温は、北日本で平年並または高い確率ともに40%。
  • 12月の気温:温は、西日本と沖縄・奄美で平年並または低い確率ともに40%。

 暑い夏


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暑い夏に注意したい事故や災害

(1)熱中症

2015年の5月~9月に救急搬送された人は、全国で55,852人でした。

2016年7月3日には、猛暑日を記録した地域が多く41都府県で、738人が病院に搬送され3人が重体となっています。

熱中症の人を見かけた場合の応急処置

(2)水の事故

昨年(2015年)は、全国で791人が水難事故で死亡。(中学生以下は53人)

水難事故の発生状況(2016年)

(3)スズメバチ

暑い夏は活動も活発になります。特に8月から9月は注意が必要です。

スズメバチの対策については、こちらから

(4)落雷事故

年平均で14人近くが落雷事故で亡くなっています。

落雷事故を防ぐポイントは、こちらから

(5)ゲリラ豪雨(局地的集中豪雨)

朝から暑い日は地表の温度が高くなり、午後から夕方にかけて上空との温度差が大きくなります。このため積乱雲が急激に発達し、局地的な豪雨の発生が多くなります。また竜巻や雷も発生しやすくなります。

短時間に記録的な雨量となるため、川や側溝への転落事故、道路の冠水に注意が必要です。

朝から気温が高く晴れた日の午後は、カミナリとゲリラ豪雨に注意が必要です!

2015年7月から、新しい気象観測衛星「ひまわり8号」によって、狭い範囲での豪雨予測精度が向上しています。スマホなどで、防災速報を入手することも大切です。

(6)食中毒

高温多湿の夏は、サルモネラ菌、黄色ぶどう球菌などの細菌性食中毒が増えます。野菜や肉類などの生鮮食品は、十分に加熱し調理することが大切です。

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この夏の暑さは、いつまで続く?秋の訪れは?

9月8日発表の気象庁の1ヵ月予報(9月10日~10月9日)によると、9月中旬以降は全国的に、ほぼ平年並みの気温のようです。暑さも徐々に和らいでくるようです。

※記録的猛暑だった2010年の9月は、北日本で平年より+1.4℃、東日本で+1.5℃、西日本で+1.6℃で、かなり暑い9月でした。

ちなみに9月の平均気温は、札幌が18.1℃、仙台が20.7℃、新潟が22.5℃、東京が22.8℃、名古屋が24.1℃、大阪が25.0℃、広島が24.4℃、高知が24.7℃、福岡が25.1℃、那覇が27.6℃です。

3ヶ月予報(8月24日発表)では、西日本において10月の気温が高い予想です。秋の訪れは遅くなりそうです。
残暑

紅葉の鮮やかさは、夏の日照時間と初秋の寒暖差が影響するそうです。夏の日照時間が長く暑すぎるだけでは、鮮やかな紅葉にはならないとか・・

今年の冬は寒くなる可能性・・(別ページへ移動)

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災害への備えを!
  1. 避難場所(ハザードマップ)を事前に把握しておく。※地元自治体のHPなどで確認。
  2. 家の周りの危険箇所を把握する。
  3. 家族間での連絡体制、ルールを決める。
  4. スマホなどで、気象情報を入手できる環境を整える。
  5. スマホの予備バッテリー、防水袋の準備。
  6. 非常持ち出し品(非常食を含む)の準備。(電池式ラジオは必需品)

災害時に命を守る!避難器具・救護用アイテム

いま一度、災害に関する用語を確認!

避難情報のレベル

『災害対策基本法』における避難の区分です。

  • 避難指示(強): 被害の危険が切迫したときに発せられるもので、もっとも強制力が強くなります。
  • 避難勧告(中): 住人に避難を促します。強制力はありません。
  • 避難準備情報(弱): 事態の推移によっては避難勧告や避難指示を行うことが予想されるため、避難の準備を呼びかけるものです。

夜間などに「避難指示」が出された場合、状況によっては屋外に出ることで危険が増す場合もあります。「避難勧告」の段階で早めの行動が大切です。「避難指示」が出されたあと、警戒区域に権限なく立ち入った場合は、罰則が適用されることもあります。

ちなみに『災害対策基本法』では、「避難命令」という区分はありません。原発事故などで聞かれた「避難命令」は、災害や事故などで「警戒区域の指定=退去を命じられる区域」が定められた後、立ち入りが制限された場合がこれに相当します。(許可のない立ち入りに罰則が定められる場合があります。)

避難勧告・避難指示の発表基準|新ガイドライン

大雨特別警報とは?

台風や集中豪雨によって、数十年に一度の降水量が予想される場合、または数十年に一度の勢力を持つ台風や、それと同程度の大雨が予想される場合に出されます。

※2013年8月30日から運用が始まっています。

記録的短時間大雨情報とは?

大雨警報発表中に数年に1回程度しか起こらないような、1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が観測された場合に、地方の気象台から発表されます。この情報が出た地域では、外出を控えること。屋外にいる人は、河川や側溝などの氾濫、道路の冠水に十分に注意する必要があります。

自動車を運転中の人は、できるだけ高台などに移動しましょう。道路の冠水による事故に注意が必要です。

台風の強さと大きさ(ニュースなどでの表現)

「強さ」の呼び方

  • 猛烈な:最大風速54メートル以上
  • 非常に強い:最大風速44メートル以上
  • 強い:最大風速33メートル以上

 

大きさ」の呼び方

※風速15メートル以上の半径

  • 超大型:800km以上
  • 大型(大きい):500km以上~800km未満
大型、超大型の台風の大きさと日本列島との比較図

画像出典:気象庁のHPから

台風の知識・用語をさらに詳しく!(こちらら)

竜巻や雷への警戒

竜巻や雷の気象情報は注意報のみです。大雨などでは、特別警報>警報>注意報と警戒レベルにより異なりますが、竜巻・雷は注意報だからと油断せず、身を守るための行動が必要です。

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