今年の冬は寒い?暖冬?(2016年から2017年)

「ラニーニャ現象」が発生しています。ラニーニャ現象が続く場合、日本では冬の気温が低くなる傾向です。

気象庁の発表では「ラニーニャ現象」は終息に近づいており、春にかけて平常の状態になる可能性は70%になっています。(2017年1月11日発表)

今年の冬は寒い
▼気象庁の寒候期予報では・・

12月から来年2月にかけての冬の気温は、「ラニーニャ現象」により偏西風が蛇行する影響で、西日本を中心に平年より低くなる見込みです。(関東への影響は小さい予想です。)
※最新の長期予報は、気象庁の1ヵ月予報および3ヶ月予報(ページ中段)をご参照ください。

冬の気温予想

▲拡大表示(出典:気象庁)

1ヵ月予報(1月21日から2月20日)

平成29年1月19日発表分

[気温の予想]

1月から2月の気温

▲拡大表示(出典:気象庁)

  • 1週目:1月21日(土)~1月27日(金)
  • 2週目:1月28日(土)~2月3日(金)
  • 3~4週目:2月4日(土)~2月17日(金)

1月21日(土)から1週間の気温予想は、北日本で低い確率が20%、平年並みの確率が50%です。東日本と西日本では低い確率と平年並みの確率が40%です。沖縄・奄美地方では、平年並みの確率が50%、高い確率が20%になっています。

[降雪量]

降雪量

▲拡大表示(出典:気象庁)

心配される雪の予想は、北日本の日本海側で多い確率が40%、平年並みの確率が30%です。東日本と西日本の日本海側では、多い確率と平年並みの確率が40%です。

※降雪量≠積雪量(降雪量の約50%から70%で、気象状況や地域などによって異なります。)また気温が低く根雪となっている地域では、除雪作業での事故、雪崩などに注意が必要です。

ラニーニャ現象とは?

南米ペルー沖から太平洋赤道域の日付変更線付近にかけて、海水温が平年に比べて低い状態が1年程度続く現象。この「ラニーニャ現象」が続くと日本では・・

  1. 夏の気温が高く暑くなる傾向。(平成28年の猛暑と気象まとめ
  2. 沖縄・奄美・九州地方の降水量が多くなる傾向。
  3. 冬は寒くなる傾向。

今年は春までにエルニーニョ現象(ラニーニャ現象の反対で赤道付近の海水温が高い)が終息しています。今年の夏はラニーニャ現象の発生前(※)でしたが、上記1と2の気象状況になっています。
※ラニーニャ現象に近い状態とのことです。

▼ラニーニャ現象の冬(12月から2月|出典:気象庁の統計データー)
※(日)は日本海側、(太)は太平洋側です。

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最近のラニーニャ現象が発生した冬

2010年(平成22年)の夏から、2011年(平成23年)の春に発生しています。この間の冬は、12月下旬から翌1月末にかけて、日本海側の広い範囲で大雪になり、全国的に気温が低い状況でした。(2010年の夏は、記録的な猛暑でした。)

どんな冬だった?

  • 日本海側では平成18年以来の豪雪。(平成23年豪雪)
  • 1月の平均気温は、九州で平年よりマイナス2.9からマイナス3.0℃低かった。(1963年以来の低さを記録。)
  • 2011年の1月と3月の平均気温は、東日本、西日本、南西諸島で1989年以降で最も低かった。北日本でも平年を下回っています。
  • 2月1日に沖縄県那覇市で、最低気温8.7℃を記録。(平成での最低気温の記録を更新)
  • 太平洋側でも氷点下の真冬日を記録。(静岡県浜松市天竜区佐久間でマイナス8.1℃、愛知県新城市でマイナス8.1℃、岐阜県大垣市でマイナス7.0℃など)

※出典:wikipedia・気象庁データー

3ヶ月予報(2017年1月から3月)

12月21日の気象庁発表データー(次回発表は1月25日)

気温・降水量・降雪量

3ヶ月間の概況では・・

  • 平均気温は、北日本、東日本で平年並または高い確率ともに40%。
  • 降水量は、北日本で平年並または多い確率ともに40%、沖縄・奄美で平年並または少ない確率ともに40%です。
  • 降雪量は北日本の日本海側で、平年並みが40%、多い確率が30%です。東日本の日本海側では、平年並みと多い確率がともに30%です。
    西日本の日本海側(九州北部を除く)では、平年並みが40%、多い確率が30%です。

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凡例

データーの出典:気象庁

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※冬の気候は「北極振動」と呼ばれる、北極付近と中緯度付近の地上気圧が、交互に変わる現象が大きく影響するため、長期予想は難しいそうです。北極付近の地上気圧が平年よりも高く、日本付近の地上気圧が平年よりも低くなる場合は、寒気の南下が増え大雪になる地域が多いとのこと。 北極振動が始まる原因は、詳しく解明されておらず不確定要素になっています。 (11月24日の関東甲信での雪は「北極振動」が原因の一つ)
近年では厳冬の年に限らず、局地的な大雪(ゲリラ豪雪)も目立ちます。気象庁のデーターでは、2010年から観測史上最高の積雪を記録した地点は、全国の32%になっており、雪の降り方も極端な傾向です。

寒い冬に注意すること!

気温が低くなると空気は乾燥し、インフルエンザなどウィルス性の病気が流行しやすくなります。また火災の発生にも注意が必要です。

寒い冬

  • 落雪や除雪作業での事故(最近では太陽光発電の普及により、屋根に設置した太陽電池パネルに積もった雪が滑り落ち、ケガや車などが損傷する事故も起きています。)
  • 雪に不慣れな地域では、路面凍結などによる交通事故、転倒事故、自動車などのバッテリーあがりなど。
  • 風邪やノロウィルスなどの流行
  • 火災の発生
  • 心筋梗塞などの病気
  • ヒートショック

特に「ヒートショック」と呼ばれる家の中での寒暖差による事故(血圧の変動による失神や心筋梗塞、脳梗塞など)は、年間1万件以上発生しています。家庭内での高齢者死亡原因の4分の1を占めるといわれています。

ヒートショックを防ぐために

入浴中の事故が多いため、十分な注意が必要です。

  1. 浴室や脱衣所に暖房器具を設置。(水の多い場所なので取扱に注意。浴室専用が推奨されています。)
  2. 浴槽にシャワーでお湯を溜めることで、浴室全体を温めることが出来ます。
  3. 熱いお湯にしない。(38℃~40℃が目安)
  4. 遅い時間に入浴しない。(夕方までの入浴を!)
  5. 水分補給が大切。入浴前にコップ1杯の水を飲む。
  6. 飲酒後の入浴は厳禁。
ヒートショックにご注意

急な温度変化による血圧の変動

※ヒートショックによる事故は、トイレ等でも発生しています。

この冬はインフルエンザ(A香港型)が流行の兆し

A香港型(AH3)は、もっとも流行しやすいといわれる型です。
おもな特徴は・・

  • 急な高熱(38℃以上)と頭痛
  • 体の節々の痛みや筋肉痛
  • 全身の倦怠感など

インフルエンザ流行のピークは2017年1月下旬から2月の予想です。大阪府では1月19日に「注意報レベル」が発表されています。「国立感染症研究所」の発表では、今年に入ってから8日までの患者数は、全国で推計約81万人となっています。

全国的にノロウイルスなどの感染性胃腸炎の患者が急増しており、大流行の恐れが出ています。(今シーズンは、近年にないウィルスの型が多く、注意が必要です。)

火災の発生に注意!

消防庁が公表している資料によると、全国での火災発生件数は、約3万9千件(平成27年)です。このうち住宅火災は約1万2千件です。また住宅火災で亡くなった人は、905人となっています。

気温が低くなると暖房器具を使う機会も増え、また空気も乾燥します。暖房器具や消火設備の点検、火事を起こさないための知識の共有などが大切です。

[平成28年度 全国統一防火標語]

消しましょう その火その時 その場所で

火災の発生状況と防火対策は、こちらから

寒い日には・・猫バンバン

寒い日には、自動車のタイヤハウスやエンジンルーム、車体の下などに、ネコが隠れていることも。エンジンを始動する前に、ボディーを軽く叩く、揺らすなどして確認しましょう。
寒い冬は猫バンバン

※猫バンバンは「日産自動車」のプロジェクトのひとつです。

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警察庁が公表している全国の冬山情報(2016年-2017年)について、地域ごとにまとめています。冬の登山などを予定される方は、ご確認をおすすめします。

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