超大型の台風21号(2017年10月)

2017年(平成29年)10月に発生した「台風21号」について、発生と経過、被害状況などをまとめています。

強風域の直径が2000キロ以上におよぶ「超大型台風」の発生は20年ぶりです。

被害情報(10月23日12時現在)

  • 全国で3人が死亡、1人が行方不明、135人が負傷

台風21号の概要

台風21号は10月21日午前21現在で、強風域の直径が2050キロ(北海道~九州まで全体を覆う距離)で、“超大型台風・非常に強い”となっています。
(発生日時は10月16日午前3時)

2017年10月22日午前6時現在

  • 大きさ:超大型台風(※)
  • 強さ:非常に強い
  • 中心気圧:925hPa(中心付近の最大風速は毎秒18メートル)
  • 中心付近の最大風速:50m/s(最大瞬間風速:70m/s)
  • 暴風域 (25m/s以上):中心から220km
  • 強風域 (15m/s以上):西側1100km 東側750km

(※)超大型台風とは、風速15m/s以上の半径が800km以上(1977年以降では全体の4%)

大きさ  強風域の範囲
超大型 800km以上
大型 500km以上~800km未満
階級(強さ) 最大風速
猛烈な 54m/s以上
非常に強い 44m/s以上~54m/s未満
強い 33m/s以上~44m/s未満

「海洋貯熱量」が台風の発達に影響

超大型台風の発生原因として考えられている原因・・

海面水温が26℃以上で発達

台風の発達は海面の水温(表層水温)に影響を受け、発生場所および通過する海面水温が高いと勢力が大きくなる傾向にあります。(一般に海面水温が26℃以上の海域で発達)

表層水温・貯熱量平年差の推移

▲拡大表示(出典:気象庁)

海洋貯熱量とは海面水温が26℃になる深さまでの熱量で、近年では高い状態がが続いています。台風の通過により海水がかき回されても海面水温が高い状態が続き、勢力を強めながら北上する傾向もみられます。

台風への備え

早め早めの備えと準備が大切。避難情報に注意し適切な行動を!

防災対策と避難

台風が近づく前に

  1. スマホの充電、防水ケース、懐中電灯、電池などの準備。
  2. 避難場所(道順も)の確認。
  3. 災害伝言ダイヤル「171」の使い方を確認
  4. 家の外に、窓の近くに物を置かない。
  5. 家族、地域で危険箇所の情報共有を。

見落としがちな危険・前兆現象

  • 小石の落下、水の濁り、木の枝が折れ、石のぶつかる音は、土砂崩れの前兆。
  • 土砂災害は雨の止んだあとも発生しています。
  • フタの外れたマンホールへの落下事故に注意。
  • 切れた電線での感電事故に注意。
  • 側溝の増水による転落事故に注意。

台風接近時にやってはダメなこと

  • 海や川、用水路、田んぼなどを見に行ってはダメ。
  • 水が溢れ出したら、エレベーターを使ってはダメ。
  • 好奇心で外に出てはダメ。傘は凶器になりいろんな物が飛んできます。
  • 山や斜面に近づいてはダメ。
  • 切れた電線触ってダメ。

台風の通過後にも注意

  • 川の増水やがけ崩れなどは、通過後にも発生します。
  • 風で散乱した落下物などによるケガや交通事故に注意が必要。
防災用品の準備をお忘れなく

防災用品

台風の時に最低限必要な物・・

  • 最低2日間の飲料水・非常食
  • ラジオ・懐中電灯(電池を含む)
  • 厚底の靴、軍手、ガムテープ

災害時に命を守る!避難器具・救護用アイテム>>

避難情報の種類

平成29年1月31日に、避難勧告等に関するガイドラインの改定されています。

避難指示(緊急) まだ避難していない人は、緊急に避難場所へ避難。(※)
避難勧告 速やかに避難場所へ避難。
避難準備・高齢者避難開始 避難に時間を要する人(ご高齢の方、障害のある方、乳幼児等)
その支援者は避難を開始。

※外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難をする。また外出が困難な場合は、家の中で安全な場所で待機する。この場合は家の2階、倒壊の恐れがある建物や山側は避けるようにしましょう。

避難勧告等に関するガイドラインの改定(平成29年1月31日)|内閣府>>

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