京都府のオレオレ詐欺・架空請求・還付金詐欺

2年連続で被害金額が7億円を超える。認知件数も横ばいです。南部地域での被害が目立っています。

2016年に府内で発生した「特殊詐欺」の被害総額は、約7億4000万円(認知件数は166件)。被害金額、認知件数とも前年とほぼ同じで、深刻な状況が続いています。また被害者は女性が男性の2倍以上であり、8割が高齢者になっています。

最近のおもな詐欺被害(2017年)

9月14日から京都銀行はキャッシュカードで一定期間、振り込みをしていない70歳以上の利用者を対象に、振り込みを制限を開始。(京都府内では2例目)

京都府警は6月12日から、犯行に使われた電話番号にパソコンから集中的に電話をかけ続ける「集中架電」を開始。(兵庫県、長野県に続いて全国で3番目)被害を17%程度防ぐ試算が出ています。

  • 6月26日:京都市上京区の女性(85)が警察官や日本銀行の職員を名乗る男から、ウソの電話を受け、現金880万円を騙し取られる被害
  • 5月24日:京都市伏見区のの女性2人(60代と80代)が、現金合わせて約200万円を騙し取られる被害。いずれも医療費や介護保険料の還付金を装ったウソの電話でATMから振り込んでいます。
  • 5月15日:向日町署は長岡京市の女性(60)が、社債購入の名義貸しをめぐり、現金約1500万円をだまし取られたと発表。
  • 5月9日:宇治市の女性(80代)が息子を名乗る男からのウソの電話で、現金約700万円を騙し取られる被害が発生。
  • 京都市の女性(70代)が、証券会社を名乗る男などからうその電話を受けて、現金およそ1億2000万円をだまし取られた事件で、現金の引き出し役の男3人が詐欺の疑いで逮捕されました。
  • 2月18日:福知山市の女性(80代)が、警察官や国民生活センターを名乗る男たちに、現金約1400万円を騙し取られる被害が発生。16日、17日に訪れた男に現金を渡す「手渡し型」の手口です。

詐欺被害の状況(2016年)

  • 被害総額:7億4,144万円(前年は7億9,527万円)
  • 認知件数:166件(前年は168件)

架空請求が2億8,780万円(68件)ともっとも多くなっています。また地域別では、京都府南部地域の被害が目立っています。

おもな手口

  1. 架空請求:2億8,780万円(68件)
  2. オレオレ詐欺:2億2,435万円 (51件)
  3. 還付金詐欺:2億1,768万円 (24件)
  4. 金融商品等取引詐欺:1億8,450万円(11件)
  5. 融資保証詐欺:729万円

現金の受け渡し形態

  1. 振込み型:60件
  2. 送付型:11件
  3. 手渡し型:49件
  4. 電子マネー:25件
  5. 複合型:6件

地域別の被害件数

  1. 南部地域(京都市を除く):125件
  2. 京都市内:86件
  3. 北部地域:26件

被害者の年齢・性別

  • 男性:47人(25人)
  • 女性:104人(80人)

※カッコ内は65歳以上の高齢者

被害防止の取り組みなど

(1)府内4つの金融機関で、預金小切手を活用した通報システム「預手プラン」

「預手プラン」は、「記名式線引預金小切手」であり、基本的に小切手に名前が書かれた人の口座に振り込み手続が行われます。すぐに現金化が出来ないため、被害の防止が期待されています。

  • 京都銀行
  • 京都中央信用金庫
  • 京都信用金庫
  • 京都北都信用金庫

関連ページ

(2)「集中架電システム」の導入|京都府警

犯人グループが使う電話番号に、電話をかけ続けて常に着信状態にし、電話を使用不能にする対策です。警察の試算では、この「集中架電システム」が効果を発揮すれば、2016年の被害額の17%にあたる約1億2400万円の被害防止が期待できるそうです。

※運用開始は平成29年6月12日から順次稼動。

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