タングステンを磨いただけの偽のプラチナ、金を販売した詐欺が摘発される。

安価な金属「タングステン」を磨き「プラチナ」に、金めっきを張った「金の延べ板」を貴金属店に販売した詐欺グループを摘発。

摘発されたタングステンを磨いた「偽のプラチナのコイン」は直径3.6センチ。鏡のように加工された表面には自由の女神に似たイラストが描かれ、裏に「Pt」(プラチナ)の刻印。金の延べ板には「K18」(18金)と刻印した詐欺商品。タングステンの比重はプラチナや金に近いため、だまされた貴金属店などの件数は、12府県で約60件。被害総額は、1千万円を越える。

ニセのプラチナコイン

ニセのプラチナコイン

比重の比較

※比重=1立方cmあたりの重さ。

  • プラチナ:21.45
  • 金=19.32
  • タングステン=19.25

※鉄の比重は

  • 鋳鉄:7.21
  • 鋼鉄:7.87

金・プラチナの鑑定要素

※下記は主な鑑定要素で、複数の要素を精密に測定し判断する必要があります。

  1. 金属比重の確認。
  2. 錆び、汚れ、輝きの確認。
  3. 硬度の確認。(金やプラチナは金属の中では柔らかい。)
  4. 熱伝導率の確認。
  5. 磁石に付かない。(タングステンも磁性はありますが、磁石にはくっつきません。)

※磁石につくのは金属の中で、鉄・ニッケル・コバルトの3種類のみで強磁性体といいます。