海外業者とのバイナリーオプション取引(外為オプション)に注意!

国民生活センターによると、「海外業者とバイナリーオプション取引を開始したが、出金を求めても応じてもらえない」などの相談が急増していると注意喚起しています。

「バイナリー オプション取引」とはオプション取引の一つで、為替相場等の変動(相場が上がるか、下がるか)を予想するもの。予想が当った場合は、取引期間終了時(権利行使期限)に、事前に定めた権利行使価格を上回った(または下回った)場合に、一定額の金銭(ペイアウト)を受け取ることができる取引。 予想が外れた場合は、、支払ったオプション料がすべて損失になります。短期間に繰り返し取引することができるため、損失額が大きくなることもある取引です。「バイナリーオプション取引」は、リスクの高い取引であることを理解し、無登録の業者との契約は行わないこと。

増加している相談件数

トラブルになっている事例の相手方業者は、海外事業者です。「金融商品取引法」では国内で取引を行う場合、海外事業者であっても金融商品取引業の登録が必要。国民生活センターに寄せられたトラブル事案は、金融商品取引業の登録のない海外事業者です。

バイナリーオプション取引に関する相談

国民生活センター資料から

相談者の多くは、インターネットからの情報(掲示板、SNSなど)などから、十分な知識のないままで始めているようです。 金融商品の取引において、相手方事業者が免許・許可等を受けているかは、金融庁のホームページで確認ができます。 http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html (外部リンク|金融庁)

バイナリーオプション取引の相談事例

国民生活センターより転載しています。

【事例1】 無料掲示板で「100万円ぐらいなら稼ぎ方教えます」という書き込みを見て、その書き込みをした女性に連絡をした。すると、その女性から連絡があり「いくら稼ぎたいか」と聞かれたので「70万円」と答えると、「私は今まで8,000万円ほど稼いでいるので簡単に稼げますよ」と言われた。その後、海外業者のサイトのアドレスが記載されたメールが送られてきたので、すぐに記載されたアドレスにアクセスして、氏名や生年月日、クレジットカード番号を入力し、サイト内のバイナリーオプション取引口座を開設した。最初に1万円を入金して取引を開始した。 しかし、すぐに残金がなくなったため決済を繰り返したが、もうけることはできなかった。その後もお金を取り戻そうと取引を繰り返したが、残金がわずかになり不安になった。これまでの投資総額約50万円を返してほしい。(2014年6月受付 20歳代 男性)

【事例2】 ネットに「簡単に誰でももうかる」と書かれていたので、興味を持ち海外のバイナリーオプションのサイトに連絡した。サイトから電話が入り、担当者から「投資金額に応じて、サイトが同じ金額をプレゼントする」と言われた。10万円入れたら20万円分取引ができるので、元金がなくなる前に止めれば損はしないと思い、クレジット一括払いでバイナリーオプション取引に10万円投資した。 ところが、途中で止めようと思い電話すると、「600万円分の取引をしないと解約できない」と言われた。とてもそんな取引はできないので「解約する」と言うと、解約担当に電話するよう言われた。解約担当に電話をすると、「解約には、免許証、公共料金の領収書、クレジットカードの両面を写真に撮って送るように」と言われ、言われるままに送ってしまった。その後は解約担当に電話してもつながらず、だまされたと思った。どうしても10万円取り返したい。クレジット会社に電話すると、「請求を止めることはできない」と言われた。どうしたらよいか。(2014年8月受付 40歳代 女性)

【事例3】 SNSで「もうかる」との記載を見て、海外業者とFX(外国為替証拠金取引)のような取引をした。代金はクレジットカードで支払った。円相場が高くなるか低くなるかを予想するバイナリーオプション取引で、業者のホームページ上に円の相場状況が示される。しかし、リアルタイムの情報ではないようで不審だった。業者のホームページに作った自分の口座からお金を引き出したいと依頼したが、払ってくれない。業者の電話番号、住所は不明だ。その後、業者は無登録業者で、財務局から警告書が出ていることが判明した。解約したい。