平成26年9月17日に、京都府大山崎町の府道で歩いて横断していた近くの女性が、府立高校の女子生徒が運転する自転車と衝突して、死亡する事故が発生。
自転車事故の概要
- 発生日時:平成26年9月17日午後7時10分ごろ
- 発生場所:京都府大山崎町円明寺の府道
- 加害者:府立高校2年の女子生徒(16)(京都市伏見区)※重過失致死
- 被害者:女性(79)(急性硬膜下血腫などで死亡)
自転車事故の全国平均は、10万人あたり100人以上
2012年のデータでは、10万人当たりの死傷者数は全国平均で103.3人と100人を超えてます。
自転車事故の多い都道府県(2012年|10万人あたり)
- 大阪府(178.7人)
- 香川県(17..0)
- 群馬県(157.8人)
- 埼玉(151.4人)
- 静岡(146.1人)
自転車事故で高額な賠償を負うケースがあります。
2013年7月には、少年(事故当時小学校5年生)が乗った自転車と歩行者との衝突事故における損害賠償訴訟で、少年の母親に約9,500万円という高額賠償を命じる判決が出ています。加害者が未成年の場合、保護者が監督責任を問われる場合があります。
賠償額の上位(損害保険協会HPから)
- 9,521万円 :男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。被害者意識不明で寝たっきりが続いている。
- 9,266万円 :男子高校生が昼間、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)
- 6,779万円 :男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡
- 5,438万円: 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入。青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡。
- 4,043万円 :男子高校生が朝、赤信号で交差点の横断歩道を自転車で走行中、旋盤工(62歳)の男性が運転するオートバイと衝突。旋盤工は頭蓋内損傷で13日後に死亡。
※自転車事故による損害賠償責任への備えは、「個人賠償責任保険」への加入が必要です。
自転車を運転しながらのスマホは危険
歩きスマホによる事故が多発していますが、自転車を運転中しながらスマホを操作して事故に遭う、または事故を起こすケースも少なくありません。子供や年少者への十分な指導と万一に備えた保険への加入が必要です。

歩きスマホ・ながらスマホ「8つの危険」
歩きながらのスマホ、自動車や自転車を運転中のスマホ利用は注意力が低下することで、事故を起こす危険、犯罪被害に遭うリスクが高くなります。