半グレ不良集団による「空き巣」被害が急増しています。住宅をターゲットに現金や貴金属を奪う手口。
半グレとは暴走族や暴力団などに関わっていた集団のこと。
愛知・岐阜を中心に、4つの半グレ集団(メンバー計12人)が700件以上(被害額約7億円)の空き巣を行っていた。(逮捕済み)
半グレ集団は、いままで事務所や店舗を狙っていたが、防犯対策の強化やレジや金庫に大金を残さない取り組みが進んでいることから、一般の住宅を狙うようになっています。また集団で犯行を行うため、犯人と出くわした場合などは、居直り強盗に変わる危険性があります。
愛知県での空き巣被害は、昨年(2012年)5465件(前年より700件増加)しています。さらに10月末までに前年同期比で515件増加しており深刻な状況が続いています。
空き巣の対策
空き巣は犯行前に室内の明かりや物音を確認し、インターホン等で不在を確かめています。このため、外出時などでもテレビやラジオをつけた状態にするなど、在宅中を装う対策も必要です。
センサーライトと併用した侵入検知アラームの設置は有効な手段です。また地域住民同士で、不審者に対する情報共有が大切です。
年末年始は特に注意を
帰省などの外出で留守にする場合は、十分な戸締りとできる限りの防犯対策が必要です。11月には、富山、山梨、長野、新潟、福井、岐阜の6県で無施錠の民家ばかりを狙う手口で、300件以上の窃盗を繰り返していた男が逮捕されています。
関連記事