預手(よて)プラン小切手の利用で、オレオレ詐欺などの被害に大きな効果!

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「振り込め詐欺」対策(通称・預手プラン)利用で
9億円以上(2年間)の被害を防止。

2年間における金融機関での詐欺未然防止は466件(13億3800万円)で、このうち「預手プラン」の利用で防止したものは、300件(9億1000万円)と大きな効果が出ています。

預手(よて)プランとは?

75歳以上の人を対象に、現金で300万円以上の引き出しを原則禁じ、預金小切手(自己宛小切手)の活用を勧める制度。

「預手プラン」は、「記名式線引預金小切手」であり、基本的に小切手に名前が書かれた人の口座に振り込み手続が行われます。

  • 正式名称:「預金小切手等を活用した特殊詐欺被害防止対策プラン
  • 内容:金融機関で300万円以上の出金をする場合に、現金の代わりとして預金(貯金)小切手による手続きをすすめる。
  • 対象者:75歳以上(定期的な高額取引がある個人や企業は対象から外します。)

預手(よて)プラン

被害の防止効果(静岡県の場合)

  • 2014年:139件(約4億3000万円)
  • 2015年:161件(約4億8000万円)※暫定値

この「預手プラン」による詐欺被害防止対策は、2013年12月から静岡県内の金融機関で始まり、2016年1月現在では沖縄県を除くすべての都道府県で実施されています。

どんなメリットがあるの?

例えば息子さんに送金するケースで、あとから詐欺だと気づいても記名された名前(息子さん)以外の人に振込みがされないため、お金を騙しとられることを防ぎます。

  1. 「ひったくり」や、「空き巣」被害にあった場合でも、犯人は小切手を使えず現金は保護されます。
  2. 現金化するまでに数日を要するため、詐欺だと気づいた場合に支払いを止めることが可能。
  3. 詐欺を行う犯人は、相手を慌てさせようとします。小切手という手続を介すことで、落ち着いた行動がとれるようになります。
  4. もし犯人が小切手を現金に換えようとした場合、小切手を発行した金融機関で手続をしなければなりません。金融機関と警察の連携で、犯人を突き止めるための調査が可能で、犯人の検挙がしやすくなります。(他の金融機関を利用した場合でも、発行した金融機関に手続の依頼が必要)

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