「軽井沢スキーバス転落事故」のまとめ

2016年(平成28年)1月15日(金)夜に、軽井沢のスキー場へ向かっていた観光バスが、道路わきに転落した事故について、経緯や概要をまとめています。死者15名、負傷者26名を出す大事故でした。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

追記

  • 観光庁は事故後の1月から3月15日にかけ、全国の貸切バスツアーを主催している旅行会社(国の登録を受けている業者)に立ち入り調査を行った結果、調査した86社のうち、31社で42件の法令違反が見つかり、行政指導を行ったということです。

事故の概要

  • 報道の名称:軽井沢スキーバス転落事故
  • 発生日時:2016年(平成28年)1月15日(金)午前1時55分頃
  • 発生場所:長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近
  • 乗員:2人(運転手)
  • 乗客:39人
  • 死者:15人(運転手2人を含む)
  • 負傷者:26人
  • 原因:調査中(1月17日現在)
軽井沢スキーバス転落事故

過去30年で最多の死者が発生した事故

碓氷バイパス」は、国道18号の群馬県と長野県境にある全長23kmのバイパス道路。制限速度は50キロ。

事故の当事者

  • 旅行会社:「キースツアー」(東京都渋谷区)
  • バス会社:「イーエスピー」(東京都羽村市)

犠牲者の多くは若者でした

犠牲になった方は、早稲田大学、東京農工大学、法政大学、東海大学、東京外国語大学、広島国際大学の学生が多く含まれていました。

死因(判明分)

  • 頭蓋内損傷:7人
  • 頚椎損傷:4人
  • 多発性外傷:1人

貸し切りバスの運賃制度など

現在貸し切りバスの運行会社は、全国に約4500社あります。平成12年(2000年)の法律改正で、認可制(免許制度)から許可制に変わったことにより、新規参入会社が増加しました。

また平成24年4月に「関越自動車道」で起きた観光バスによる重大事故をきっかけに、運行料金などの規定が見直され、行政処分も厳しくなっています。(バス会社だけなく、委託した旅行会社への行政処分も行われます。)

利用者が注意すべき点

観光などで貸し切りバスを利用するユーザー側においても、極端に安い価格を設定しているツアーなどには、注意が必要です。

※今回の事故においても、バスの運行会社(イーエスピー)は、法律で定められた価格を大きく下回った価格で受注していたそうです。

報道によりますと今回の運行内容では、法律で定められたバス運行会社に支払われる下限額が約26万4000円なのに対し、イーエスピー社は約19万円で受注していたとのこと。道路運送法では、1回の運行でも下限額未満となることを禁じいます。

  1. ツアー料金が相場より、著しく安い場合は特に注意が必要です。同様のツアー内容と比較してみましょう。
  2. 「日本バス協会」に加盟している事業者を選ぶ。(旅行会社に確認する)
  3. 加盟している事業者は、バスの側面にNBAのステッカーを貼っています。
  4. NBA認証の事業者は、全国で2,165社です。(平成26年8月末現在)
  5. 公益社団法人 日本バス協会の公式サイトは、こちらから(外部リンク)(バス会社を地域から検索できます。)
日本バス協会NBA認証マーク

日本バス協会のNBA認証マーク

加盟企業以外の事業者においても、安全対策をしっかり行っているところも多いと思いますが、利用する側の安心の目安になると思います。

最近の主なバス事故

  • 平成24年4月29日:「関越自動車道」で観光バスが防音壁に激突。7人が死亡し38人が重軽傷を負う大事故。原因は運転手の過労による居眠り。
  • 平成26年3月3日:「北陸自動車道」の小矢部川サービスエリアで、夜行バスが駐車中の大型トラックに追突。死者2名、重軽傷者26人。

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