「えごま油」の成分品質にバラツキ。相談件数も急増!

高血圧予防などの健康効果をうたい、関心が高まっている「えごま油」について、国民生活センターが20社の商品を調べたところ、主成分が半分以下の製品もあり注意を呼びかけています。

「えごま油」はシソ科の植物である“えごま”の種子から搾られた、α-リノレン酸を豊富に含む油です。健康によい食用油のひとつとして、関心が高まっています。

しかし広告やメディアの中には、高血圧に効果、“がんの予防”?などと記載して販売されているケースも見られます。

えごま油

国民生活センターが調べた商品(20銘柄)

主なテスト結果

発表は平成28年1月28日

  1. 脂肪酸組成:1銘柄で脂肪酸組成が一般的な「えごま油」とは大きく異なるものを確認。えごまの成分が3割程度。
  2. 酸化安定性:一般的な食用油(ごま油、オリーブ油など)に比べ、酸化安定性が低く劣化が早い。(長期保存に注意が必要です。)
  3. その他:インターネット通信販売サイトの広告の中には、疾病の予防や健康の維持、増進効果を表示する記載。また本体表示から商品の名称や原材料名等の記載内容が確認できないものも確認されています。(1銘柄)

消費者へのアドバイス(国民生活センターから転載)

  • えごま油はn-3系不飽和脂肪酸を多く含む植物性油脂ですが、脂質全体の摂り過ぎにもつながるため、過剰摂取に注意し、バランスのよい食事を心がけましょう。
  • えごま油にはほぼ無色のものから褐色のものまでばらつきがありました。またα-リノレン酸の割合が低いものがありましたが、見た目や表示等からは品質が分からないことを知っておきましょう。
  • えごま油は劣化が早いため、低温で光の当たらないところで保管するなど、開封後の保管条件に気を付け、早めに使い切るようにしましょう。

「えごま油」の購入方法の約6割がインターネット通販。商品の外観や見た目では品質の判断が難しく、成分表示に規格や基準がありません。

国民生活センターへの相談件数

  • 2010年~2013年:3件
  • 2014年:14件
  • 2015年:157件(前年の10倍以上と急増)

相談内容などの詳細は、「国民生活センター」の公表資料(PDF)をご参照ください。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20160128_1.pdf(外部リンク)

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