熱中症の人を見かけた場合の応急処置

道路や公園など屋外で、熱中症で倒れたり、座り込んでいる人への応急処置をまとめています。

消防庁の集計では、平成29年6月~9月の搬送者数は49,583人(初診時の死亡者数は48人)です。7月10日~7月16日の7,796人をピークに、8月27日までの週平均は約5,300人です。

熱中症患者の応急処置

すぐに救急車を呼ぶとともに、到着までに次の救護処置を行いましょう。

  1. すぐに日陰など涼しい場所へ移動させる。
    (近くにコンビニなどがあり、運べる場合は応援を依頼するなど)
  2. 上着を脱がすなどして、扇子やうちわ、厚紙などで風を送り、体を冷やし体温を下げましょう。(相手が女性の場合は、近くの女性に介助を依頼するなど配慮が必要です。)
  3. 濡れタオルが用意できる場合は。わきや首筋、足首を冷やします。
  4. 水分補給をさせましょう。スポーツドリンクなどが最適です。ただし、おう吐していたり、意識がない場合は、無理に飲ませることは避けること。気管支などに水が入り呼吸困難になるおそれがあります。

道端で座り込んでいる人を見かけた場合は、積極的に声をかけるなどしましょう。特にご高齢の方は、熱中症による自覚症状を感じにくく、急に重症化するおそれもあります。

熱中症の症状

  • 体温が高くなる
  • めまいや筋肉のけいれん、歩くときにふらつくなど
  • 体のだるさや吐き気
  • 汗の異常(汗をかかない、皮膚が赤くなるなど)

熱中症の応急処置

重傷の症状とは?

中枢神経症状(意識障害・けいれんなど)、肝・腎機能障害、血液凝固異常のいずれかが見られる場合。採血、医療機関への入院が必要な状態です。

外出時には経口補水液などの準備も

経口補水液

▲外出の際は、市販の補水液や冷却スプレーをカバンに入れておくと安心です。自分だけでなく救護に役立つかも知れません。

経口補水液は簡単に作れます

経口補水液(けいこうほすいえき)は、小腸で水分の吸収が行われるため、熱中症での水分補給に最適です。(衛生面から長期保管が難しいのが欠点です。)

作り方・用意するもの

  1. 水:1リットル(出来れば蒸留水または、沸騰殺菌して冷やした水)
  2. 食塩:3グラム(小さじ1/2)
  3. 砂糖:40グラム(大さじ4と2/5)

上記を清潔なペットボトルなどに入れ、透明になるまで十分にかき混ぜます。レモン汁(1/2程度)を入れると飲みやすくなります。

経口補水液は、冷やしてなくても効果が得られます。保管については、雑菌の混入、カビの発生などに注意する必要があります。

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