7月7日は『川の日』です。(7月は河川愛護月間)

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7月7日は『川の日』。あまり知られていませんが平成8年度(1996年度)に、「国土交通省|当時は建設省」により定められています。また7月は『河川愛護月間』でもあります。

7月7日は川の日

国土交通省HPから

「川の日」の概要

制定の趣旨

河川と国民との関わりや歴史について、関心や理解を深めるとともに、河川行政を地域住民との連携・協調の元に展開することを目的。

制定年

平成8年度(この年は明治29年に、河川法が制定され「近代河川制度」100年。)

7月7日に定めた理由

  1. 7月7日は七夕伝説の「天の川」のイメージがあること
  2. 7月が「河川愛護月間」であること
  3. 季節的に水に親しみやすいこと
七夕

七夕の日ですね。

川に関する雑学あれこれ

日本の一級河川の数は約1万4千本(※)です。一級河川とは、国土交通省が管理する川で河川法が適用されます。また二級河川は、都道府県が管理する川で、こちらも河川法が適用されます。市町村が管理する川で「準用河川」にも河川法が準用されます。

※川の単位(数え方)は、通常「本」、小さな川では「筋」や「条」と数えることもあります。

川の長さ

  1. 信濃川:約367キロ(長野ー新潟)
  2. 利根川:約322キロ(群馬ー茨城ー千葉)
  3. 石狩川:約268キロ(大雪山系石狩岳|北海道上川町などー石狩市)
信濃川(新潟)

信濃川(新潟市)

※日本一の信濃川でも、世界一長い川であるナイル川(約6650キロ)の約18分の1です。

流域面積

  1. 利根川:約1万6840平方キロ
  2. 石狩川:約1万4330平方キロ
  3. 信濃川:約1万1900平方キロ

※1位の利根川は、東京都の約7.7倍の広さ。それでも世界一のアマゾン川(約705万平方キロ)の約4160分の1です。※アマゾン川の面積は日本の約18.5倍。ケタ違いですね。

川の深さは?

川の水深は季節や天候による流量の変化、また河口付近であれば干満によって異なるため、一定の水深を測ることが難しいそうです。平野部での一級河川(ダムや橋の付近、深堀場所を除く平常時)で、おおむね3メートルから5メートル程度が多いようです。高知県西部の四万十川(全長196キロ)は、深いところで20メートルもあるとか。

※アマゾン川では河口から上流4千キロくらいまで、平均水深が40メートル(雨季)あるそうです。(大型船が航行できる深さ)また最深部は100メートル近くもあるそうです。

川での「水の事故」に注意

夏は川遊びでの水難事故が増える季節です。平成28年(2016年)に、全国で発生した海や川などでの「水の事故」件数は、1,505件(死者・行方不明は816人)。このうち川での事故による犠牲者は250人です。

川での水難事故

水の事故に注意

川遊びで注意すること!

  • ダムの放流を知らせるサイレンに注意。
  • 川は急に深くなったり、流れが速くなる場所があります。対岸まで泳ぐ遊びで、溺れる事故も少なくありません。また橋の上から飛び込むレジャーは、場所の安全と管理者の元に、慎重な判断が必要です。
  • 急な天候の変化(局地的集中豪雨)による増水。特に中州でバーベキューを楽しんでいる間に、急な増水で事故にあう危険性があります。
  • 天候の変化に注意。上流で大雨が降った場合、気づきにくく急に増水する場合があります。カミナリの音が聞こえたり、落ち葉や流木、ゴミが流れてきたときは、すぐに川岸に避難しましょう。
  • 今年(2016年)は、本州の多くの地域で「ツキノワグマ」の出没が増えています。山間部の川で遊んだり、渓流釣りをする場合は事前に、出没情報を集めるなどのクマ対策も必要です。

カッパ

 

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