高速道路の落下物は年間30万件以上。積載方法の遵守・点検が重要。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

乗用車、トラックなどの貨物自動車から、荷物が落下する事故が増えています。二次被害による死亡事故も発生しており、定められた積載方法などの遵守が大切です。

落下事故の背景には、運送会社の人手不足から積載技術の習得(教育)が十分に実施されていないことなどが、原因の一つとして考えられています。

トラックの積荷落下による事故

※2011年から2016年のデーター(警察庁調べ)

  • 事故発生件数:565件
  • 人身事故件数:44件
  • 死亡事故件数:6件(死者数は7人)

高速道路の落下物は年間30万件以上

※平成28年では全国の高速道路で、約36万件との報道もあります。

  • 回収件数:約166万件(平成23年から平成27年の総数)
  • 落下物の種類:木材や鉄くずなどの資材や廃材が多い
トラックの積荷

定められた積載量、積載方法の遵守を!

落下物を発見したら・・#9910

高速道路上での落下物などを発見した場合は、警察以外にも国土交通省への通報窓口があります。

#9910

国土交通省への通報窓口

  • 道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異状を24時間受け付けています。
  • 電話番号 全国共通 #9910(24時間受付・無料)

※国土交通省のHPより

最近のおもな死亡事故

※高速道路以外での事故を含む、最近の死亡事故例を記録しています。

  • 発生日:平成29年10月18日
  • 発生場所:岡山県内の中国自動車道
  • 事故状況:親子の乗った軽乗用車が路上に落ちていたタイヤに乗り上げ走行不能に。乗っていた親子が路肩に避難し警察に連絡していたところ、直後に走ってきた大型トレーラーもタイヤに乗り上げて横転し、親子2人が巻き込まれて死亡。

平成28年度では、西日本高速道路管内の落下物は約13万1000件。最も多いのはペットボトルなどのプラスチック類。次いでタイヤやホイールといった自動車部品、木材の順。


  • 発生日:平成28年4月26日
  • 発生場所:福井市の国道
  • 事故状況:トラックから落下した積み荷(木材)が、対向車線を走っていた乗用車のフロントガラスを直撃。乗用車を運転していた男性(43)が死亡。

  • 発生日:平成25年12月
  • 発生場所:松山市の国道
  • 事故状況:走行中のトラックの荷台から板ガラスが落下し、対向車線の乗用車を直撃。乗用車の女性(78)が死亡。
業務中の交通違反・事故をゼロに!(車両管理者向け)

運転日報(フリースペース付・3パターン)、 車両点検表(1パターン)を配布しています。
フリースペースには、交通事故防止のメッセージなどを記入できます。
よろしければご利用ください。

運転日報

提供:東洋フォーム印刷 株式会社

交通事故に関する記事
まちなか情報・知識など
スポンサーリンク
シェアする
今年の夏は暑い
スポンサーリンク
スポンサーリンク