大手石油企業の子会社の「東京シェルパック」の委託巡回移動販売の一部で、実際の給油量をごまかして差額を不正に着服する事案がニュースになりました。
灯油販売車での給油で不正
ニュースサイトより
灯油18リットルを給油するとして、現金およそ1800円を受け取りながら、実際には少なく給油し、差額の100円分を着服しているというのです。
販売員が一日に給油する量はポリタンクおよそ200本分。100円ずつ着服すると、1日2万円、1か月で50万円近い金額を不正に得ていることになります。
「ミス」だと主張する販売員。しかし4日後、この販売員2人は不正の全てを打ち明けると取材班の前に再び現れました。
「自分のお小遣いにしてみようということで手を出したことから始まりました。申し訳ありません。(不正による収入は)月で30~40万円」(販売員B)
Q.会社は知っていた?
「会社は黙認していたと思います。(会社に)長くいる人から『元からそういうのはある』と」(販売員A)
東京シェルバックは、私たちの取材に対し、「このたびはお客様の信用を失うような事態を招いたことを心よりおわび申し上げます。受託契約社員で不正行為をしている者がいることが判明しました。再発防止策を講じ、お客様の信頼回復に全力を挙げて努めてまいります」とコメントしています。
一部の業者だと思いますが、給油中の給油メーターや領収書を確認するなど注意が必要です。