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大雨の防災情報レベル(5段階)

危険度と行動を数字で直感的に伝える
大雨や洪水など災害が予想される場合に、市町村による避難指示や勧告、都道府県と気象台が出す「土砂災害警戒情報」などの情報がレベル1~5(5段階)の警戒レベルに分けられます。
※これまでの避難指示・勧告などの情報がなくなったわけではありません。
[目次]
レベル5(命を守る最善の行動)
すでに災害が発生しています。命を守るために最善の行動を!
状況または予想(災害発生情報、すでに災害が発生している)
区分された情報
大雨特別警報
台風や豪雨により数十年に1度の降雨量となる大雨が予想され、もしくは数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により、大雨になると予想される場合。(気象庁HPから)
※気象庁の統計では、2019年5月までに全国で27回発表されています。
住民が取るべき行動
- すでに災害が発生しており、命を守るために最善の行動が必要
- 避難のため外に出ることが危険な場合は家の中で待機
- 戸建住宅では2階以上に移動
- 崖とは反対側の部屋に移動
レベル4(全員避難)
避難指示・避難勧告。災害の発生が切迫しており、緊急に避難が必要!
状況または予想(避難勧告・避難指示が発表された。勧告と指示が同じレベル4になっています)
区分された情報
- 氾濫危険情報
- 大雨警報(土砂災害)
- 洪水警報の危険度分布(非常に危険)
- 土砂災害警戒情報
住民が取るべき行動
- 災害が発生する恐れが極めて高く、緊急避難する
- 可能な限り取り残されている人の有無を確認
- すでに洪水などが発生し、外に避難することで危険がある場合は家の中で待機
レベル3(高齢者は避難)
高齢者は避難する。それ以外の人も準備を進め自主避難を!
状況または予想(避難準備、高齢者等避難開始が必要)
区分された情報
- 氾濫危険情報
- 大雨警報(土砂災害)
- 洪水警報(土砂災害)
- 洪水警報の危険度分布(警戒)
住民が取るべき行動
- 周りの人は高齢者および体の不自由な人をサポートして避難させる
- 上記以外の人も早めに避難する
レベル2(避難準備)
避難の準備、行動を確認、情報の共有!
状況または予想(大雨注意報、洪水注意報が発表された)
区分された情報
- 氾濫危険情報
- 大雨警報(土砂災害)
- 洪水警報(土砂災害)
- 洪水警報の危険度分布(警戒)
住民が取るべき行動
避難の準備を進め、避難先やルートを確認すること。各市町村のホームページに地域ごとの避難場所やルートが公開されています。普段から確認しておくことが大切です。
レベル1(心構えを高める)
状況または予想(災害級の大雨が降る恐れがあるとの予報が出された)
住民が取るべき行動
大雨による気象災害は精度の高い予報が可能であり、危険度や災害の予見が可能です。災害情報が発表された場合は、「たぶん大丈夫だろう・・」といった思い込みを持たずに、情報の推移に注意し各段階に応じた行動が大切です。
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