目次
- 冬の気温と降雪予想
2025年12月-2026年2月 - 3か月予報（10月～12月）
- エルニーニョ／ラニーニャ
- 前シーズンの気温と降雪量
- 冬は注意することがいっぱい
空気が乾燥し風が強い日も多く
火災が多く発生する季節 - 気象庁の基準など
このページに掲載している数値・予想確率の元画像は、気象庁のデーターから出典した情報です。また表やグラフ等は数値を元に当サイトで作成。
冬の気温と降雪予想
冬の期間（全般）予想
9月22日発表分
期間全般（12月～2月）の気温予想です。予想通りになった場合は、前シーズンと同じように冬らしい寒さになりそうです。
| 色区分｜数字は確率（％） | ||
| 低い 少ない |
平年並 | 高い 多い |
日本海側の雪は？
| 色区分｜数字は確率（％） | ||
| 低い 少ない |
平年並 | 高い 多い |
3か月予報（10月～12月）
9月22日発表分
12月の気温は全国的に平年を下回る予想です。
10月の気温予想
11月の気温予想
12月の気温予想
昨年（2024年）12月の気温平年差は、北日本で-0.7℃、東日本で-0.1℃、西日本で-0.2℃、沖縄・奄美で-0.5℃でした。降雪量は北日本（日本海側）で平年比120％と多くなっています。今年は昨年同期の予想と同じような見通しになっています。
エルニーニョ／ラニーニャ現象
9月10日発表分
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。
今後、冬のはじめにかけて一時的にラニーニャ現象に近い状態となるが、長く続かない。このため、ラニーニャ現象の発生には至らず、冬にかけて平常の状態が続く可能性が高い（60％）。
前シーズンを振り返る
冬の期間（12月～2月）の気温と降雪量の地域平年差を掲載しています。数値は過去の地域平均気象データー（気象庁）から出典。
2024年-2025年シーズン
前シーズン（2024年12月-2025年2月）の冬の気温は、北海道で平年より0.9℃以上高く、東北と関東甲信は、やや高くなっています。北陸・東海・近畿は平年よりやや低く、山陽・四国・九州は平年より0.5℃以上低くなっています。
北海道（日本海側）から山陰の降雪量は、平年よりやや多くなっています。
- 地域別（気象庁の16区分）※新潟は北陸の区分です。九州（南部）は奄美を含みます。
- 気温は平年に対する差です。（現在の平年基準は1991年～2020年の観測データー）
- 降雪量は3か月間の平年比です。（平年を100とした場合の比率）
- 表はお使いのデバイスにより横スクロールします。
| +0.1 ～ +0.5 | +0.6 ～ +1.0 | +1.1以上 |
| -0.1 ～ -0.5 | -0.6 ～ -1.0 | -1.1以下 |
| 地域 | 気温 平年差 |
降雪量（％） | |
| 北海道 | 日本海側 | +0.9 | 117 |
| オホーツク海側 | +1.1 | 99 | |
| 太平洋側 | +1.0 | 76 | |
| 東北 | 日本海側 | +0.3 | 112 |
| 太平洋側 | +0.4 | 114 | |
| 関東・甲信 | +0.3 | 45 | |
| 北陸 | -0.2 | 113 | |
| 東海 | -0.1 | 53 | |
| 近畿 | 日本海側 | -0.3 | 121 |
| 太平洋側 | -0.3 | 24 | |
| 中国 | 山陰 | -0.4 | 123 |
| 山陽 | -0.7 | 46 | |
| 四国 | -0.7 | 50 | |
| 九州 | 北部 | -0.8 | 140 |
| 南部 | -1.0 | 100 | |
| 沖縄 | -0.8 | // | |
実際の気温（おもな都市）
- 2024年11月～2025年2月の旬ごとの平均気温（最高／最低）です。
- 多くの都市で気温がもっとも下がるのは11月下旬で、最高／最低気温は中旬に比べ3℃～5℃前後低くなります。平年値でみても気温差がもっとも大きい期間です。
- お使いのデバイスにより表は横スクロールします。
紅葉は最低気温が8℃以下になると色づき始め、5℃以下の日が続くと見ごろなんだって。
紅葉を見にいこうよー！
| 月 | 旬 | 札幌 | 仙台 | 福島 | 東京 | 新潟 |
| 11月 | 上 | 10.7/3.6 | 16.5/8.1 | 17.1/7.5 | 18.8/11.6 | 17.7/8.9 |
| 中 | 10.6/1.7 | 16.2/7.1 | 16.8/6.7 | 18.2/11.6 | 16.6/7.4 | |
| 下 | 7.4/0.8 | 13.8/4.6 | 13.5/4.3 | 16.3/7.5 | 12.1/5.7 | |
| 12月 | 上 | 3.5/-2.1 | 10.8/2.7 | 10.3/2.6 | 15.4/6.1 | 10.5/3.9 |
| 中 | -0.7/-5.4 | 7.4/0.1 | 6.7/0.1 | 11.7/2.8 | 6.7/1.3 | |
| 下 | -0.4/-6.1 | 7.5/-0.4 | 7.0/-0.2 | 12.6/2.7 | 7.0/1.2 | |
| 1月 | 上 | 0.3/-4.9 | 6.1/-0.6 | 6.0/-0.9 | 10.9/2.2 | 6.0/0.4 |
| 中 | 0.8/-4.8 | 7.1/-2.9 | 7.0/-1.3 | 11.2/1.9 | 7.0/0.3 | |
| 下 | 3.2/-1.8 | 8.1/0.6 | 8.1/-3.8 | 12.7/3.7 | 7.5/1.3 | |
| 2月 | 上 | 1.7/-4.5 | 5.0/-1.6 | 4.3/-1.8 | 10.3/1.1 | 5.0/-0.6 |
| 中 | 2.1/-4.5 | 7.6/-0.7 | 6.9/-1.1 | 12.6/2.4 | 6.6/-0.1 | |
| 下 | 3.6/-4.2 | 8.3/-0.6 | 8.2/-1.5 | 13.2/2.0 | 7.4/0.1 |
- 札幌市で最低気温がもっとも低かったのは1月19日（-8.5℃）です。
- 東京都（千代田区）で最低気温がもっとも低かったのは2月20日（-1.0℃）です。
［いつから寒い？］全国70都市以上で、最低気温と最高気温が10℃未満になる平年日、および過去3年（2022年～2024年）の記録>>
| 月 | 旬 | 金沢 | 名古屋 | 京都 | 大阪 | 松江 |
| 11月 | 上 | 18.9/10.5 | 20.8/12.8 | 21.0/12.1 | 21.6/13.6 | 18.8/11.4 |
| 中 | 17.7/9.9 | 20.2/12.9 | 19.5/11.5 | 20.2/12.7 | 17.9/10.1 | |
| 下 | 13.2/6.3 | 15.7/7.3 | 15.6/7.3 | 15.9/9.0 | 14.2/6.8 | |
| 12月 | 上 | 11.7/6.2 | 13.9/5.3 | 14.2/4.8 | 11.6/7.6 | 12.8/6.5 |
| 中 | 7.8/2.4 | 11.0/3.2 | 10.6/2.7 | 11.3/4.6 | 9.6/3.5 | |
| 下 | 8.4/2.2 | 10.2/2.1 | 10.7/2.8 | 11.4/4.7 | 9.3/3.7 | |
| 1月 | 上 | 7.4/1.6 | 9.5/1.9 | 9.3/1.2 | 9.5/3.2 | 8.8/1.5 |
| 中 | 8.6/1.7 | 10.4/1.2 | 10.1/2.1 | 10.6/3.3 | 9.4/1.3 | |
| 下 | 8.6/1.9 | 11.6/2.4 | 10.9/2.6 | 11.2/3.9 | 10.1/2.2 | |
| 2月 | 上 | 5.8/0.3 | 8.3/0.3 | 7.7/-0.2 | 8.0/1.2 | 5.3/-0.3 |
| 中 | 7.5/0.7 | 9.7/0.9 | 8.9/1.0 | 9.5/2.2 | 8.2/-0.2 | |
| 下 | 7.2/0.6 | 11.3/0.8 | 10.1/1.7 | 10.3/3.2 | 8.6/0.1 |
- 金沢市で最低気温がもっとも低かったのは2月22日（-1.7℃）です。
- 名古屋市で最低気温がもっとも低かったのは2月20日（-2.5℃）です。
- 京都市で最低気温がもっとも低かったのは2月8日（-3.4℃）です。
- 大阪市で最低気温がもっとも低かったのは2月8日（-2.0℃）です。
［いつから寒い？］全国70都市以上で、最低気温と最高気温が10℃未満になる平年日、および過去3年（2022年～2024年）の記録>>
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| 月 | 旬 | 広島 | 高知 | 福岡 | 鹿児島 | 那覇 |
| 11月 | 上 | 21.4/13.1 | 23.8/14.2 | 21.6/15.2 | 24.8/17.4 | 27.9/24.1 |
| 中 | 20.0/12.8 | 22.2/14.1 | 20.5/13.6 | 24.0/16.8 | 27.4/23.9 | |
| 下 | 15.1/6.8 | 17.2/7.5 | 15.6/9.4 | 18.4/10.2 | 23.5/18.9 | |
| 12月 | 上 | 14.2/5.2 | 16.2/5.7 | 14.3/7.8 | 16.5/7.1 | 22.6/17.5 |
| 中 | 11.1/3.1 | 13.5/2.5 | 11.7/5.6 | 14.6/5.5 | 20.6/16.1 | |
| 下 | 11.0/3.2 | 13.6/2.4 | 11.1/4.8 | 13.7/4.5 | 20.5/15.8 | |
| 1月 | 上 | 9.3/1.0 | 11.8/1.4 | 9.4/3.0 | 12.9/3.4 | 19.0/15.0 |
| 中 | 10.4/1.8 | 12.6/1.3 | 10.3/3.8 | 12.6/3.5 | 19.0/13.8 | |
| 下 | 11.5/3.2 | 12.8/2.7 | 11.4/4.4 | 14.2/5.9 | 20.0/14.6 | |
| 2月 | 上 | 6.8/-0.5 | 10.2/0.0 | 7.2/1.8 | 10.5/3.1 | 16.8/10.2 |
| 中 | 10.0/1.2 | 14.6/1.4 | 10.7/3.1 | 14.0/3.9 | 20.0/12.8 | |
| 下 | 10.0/1.1 | 12.4/1.4 | 14.1/3.0 | 14.3/3.9 | 19.0/11.9 |
- 広島市で最低気温がもっとも低かったのは2月8日（-3.5℃）です。
- 福岡市で最低気温がもっとも低かったのは1月10日（-2.1℃）です。
［いつから寒い？］全国70都市以上で、最低気温と最高気温が10℃未満になる平年日、および過去3年（2022年～2024年）の記録>>
寒い冬に気をつけること
空気が乾燥し風の強い日も多くなる季節です。火災にご注意を。また除雪作業中の事故、住居内での事故にも注意が必要です。
火災の発生にご注意！
火災の怖さは複数の死傷者が発生することが多く、また近隣への被害が拡大することも少なくないことです。気温が低くなると暖房器具を使う機会も増えます。また空気も乾燥する季節です。暖房器具や消火設備の点検、火事を起こさないための知識の共有が大切です。
令和7年度の「全国統一防火標語」
急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし
事故・災害
- 除雪作業での事故（除雪機の点検。整備、試運転での事故にもご注意！）
- 落雪事故
太陽光発電の普及により、屋根に設置した太陽電池パネルに積もった雪が滑り落ち、ケガや車などが損傷する事故も起きています。 - 雪に不慣れな地域では、路面凍結などによる交通事故、転倒事故
- 交通事故（毎年死亡事故は12月がもっとも多くなっています）
- 住居内での事故（ヒートショックにご注意を）
寒い日には・・猫バンバン
寒い日は車の下やタイヤハウスに、猫が隠れていることも。
エンジンを始動する前に、ボンネットを軽く叩くなどで、
確認しましょう。
お願いします。
いつから寒いの？
最低気温が10℃未満になると朝晩は肌寒さを感じ始めます。（冬支度を始めるころ）最高気温が10℃未満になる頃は、コートが必要な日も多くなります。全国70都市以上を掲載しています。
気象庁の基準など
冬の気象予測は難しい・・
冬の気温や雪の予想は、「エルニーニョ／ラニーニャ」だけでなく、「北極振動」や「太陽活動」「偏西風」の影響、「日本海寒帯気団収束帯」の発生など複数の要因が関係するといわれ、夏より予測が難しいとされています。特に近年の局地的な大雪は、気温だけでなく気圧配置による寒気の強さ、流れ込み頻度などが大きく影響するということです。
北極振動
北極と北半球中緯度付近の気圧が交互に変わる現象。北半球中緯度付近の気圧が低い場合は寒気の流れ込みが多くなり、北日本・東日本で大雪の日が多くなる傾向。変動する詳しい原因は解明されていないそうです。
日本海寒帯気団収束帯（JPCZ）
大雪の気象情報で聞くことが少しづつ増えてきました。冬に日本海で寒気の吹き出しに伴って形成される1000km程度の収束帯（略：JPCZ）で、特に西日本（日本海側）の地域で局地的な大雪になることが多いということです。2018年2月5日～8日に北陸を中心に大きな被害が発生した「平成30年豪雪」などが、この収束帯による影響ということです。形成過程は異なりますが夏に局地的な大雨をもたらす「線状降水帯」のように、発表があった場合は注意が必要ですね。