交通事故の発生状況とランキング(2023年)

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9月も安全運転でいきましょう!
加害者にも被害者にもならない!
横断報道・交差点事故にご注意。
昨年9月は人身事故が2万4256件発生し、負傷者は2万8861人、死者は222人でした。1日あたり806件の人身事故が発生し962人が負傷。死者数は1週間あたり約52人です。

交通事故件数や特徴を
知ることで事故を抑止

「交通事故日報・月報」等から、交通事故の発生状況を掲載。

交通事故の発生状況とランキング

交差点と横断歩道での事故に注意だね!

[目次]

掲載データーは暫定数で修正される場合があります。このページに掲載している数値等は、警察庁政府統計総合窓口、および各都道府県の警察本部HPから出典。(表やグラフなどは当サイトで作成)

交通死亡事故ランキング

2023年1月からの累計
(交通事故日報からの暫定数)

9月21日までの累計


都道
府県
死者数 前年比
1 大阪 110 +8
2 愛知 102 +11
3 東京 88 +2
4 北海道 85 +6
5 千葉 80 -2
6 埼玉 77 +1
7 神奈川 75 +1
8 福岡 72 +24
9 茨城 69 +15
10 兵庫 67 -22
全国(累計) 死者数 前年比
今年 1,816 +72
当月 157 +8

死者数の推移(2023年)

交通事故死者数の月別推移(2023年)グラフ

昨年と比べると月ごとの死者数は異なりますが、増減傾向はほぼ同じ状況です。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2023年 217 171 226 185 208 176 236 241
2022年 183 176 203 191 214 191 207 230 222 261 252 280
前年比 +34 -5 +23 -6 -6 -15 +29 +11 // // // //

8月の死者数は241人で昨年より11人多くなっています。もっとも多かったのは東京都で14人(2か月連続で最多)、次いで愛知県が11人です。

令和(2019年5月~2023年8月)の累計死者数は12,134人です。

今年8月末までの累計死者数は1,659人で、昨年同期より64人多くなっています。8月末時点で前年より増加したのは8年ぶりです(※)。この状況が続いた場合、年間の死者数が8年ぶりに前年を超える可能性があります。増加数がもっとも多いのは福岡県と茨城県で+17人、次いで北海道と京都府が+13人です。

※2022年までの過去10年をみると、8月末時点の死者数が前年を上回ったのは2回です。7回は100人以上減少していました。相対的にも今年これまでの死者数は非常に多くなっています。また1件の事故で3人以上が亡くなる重大事故が6件発生しています。(昨年は年間で3件)毎年9月以降は交通死亡事故が増加する傾向です。

8月末時点の前年比(過去10年)

2022年 2021年 2020年 2019年 2018年
-26 -123 -180 -254 -120
2017年 2016年 2015年 2014年 2013年
-151 -116 +15 -156 +38

▲上記期間で年間死者数が前年を超えたのは2015年です。

年末にかけて交通取り締まりが厳しくなるかも!?

まじかー( ゚Д゚;)..安全運転するよ!

8月末までの交通事故発生状況

1月~8月末までの死者数(すべての都道府県)です。30都道府県で前年同期より増加しています。

死者数と前年比が多い順[表示]

同数の場合は前年比または死者数が多い順です。


都道
府県


都道
府県


1 大阪 103 茨城 +17
2 愛知 93 福岡 +17
3 東京 82 北海道 +13
4 北海道 80 京都 +13
5 千葉 74 福島 +12
6 神奈川 71 三重 +9
7 埼玉 68 宮城 +9
8 茨城 64 山形 +8
9 福岡 63 大阪 +7
10 兵庫 60 愛知 +6
11 広島 51 青森 +6
12 静岡 43 岩手 +6
13 三重 43 島根 +6
14 福島 37 広島 +5
15 栃木 36 徳島 +5
16 京都 36 静岡 +4
17 新潟 34 栃木 +4
18 宮城 31 新潟 +4
19 群馬 29 鹿児島 +4
20 岡山 29 滋賀 +4
21 鹿児島 29 和歌山 +4
22 岐阜 28 東京 +2
23 滋賀 28 群馬 +2
24 愛媛 28 富山 +2
25 青森 26 山口 +2
26 沖縄 25 山梨 +2
27 長野 24 神奈川 +1
28 岩手 23 沖縄 +1
29 山形 23 宮崎 +1
30 熊本 23 長崎 +1
31 富山 22 埼玉 ±0
32 宮崎 21 愛媛 ±0
33 山口 20 秋田 ±0
34 香川 20 香川 -1
35 山梨 19 大分 -1
36 和歌山 19 石川 -1
37 長崎 19 千葉 -2
38 秋田 18 鳥取 -2
39 徳島 18 高知 -3
40 島根 17 奈良 -5
41 大分 17 佐賀 -7
42 奈良 16 長野 -10
43 石川 14 熊本 -11
44 高知 13 福井 -12
45 福井 9 岐阜 -16
46 鳥取 8 岡山 -19
47 佐賀 5 兵庫 -23
都道府県ごとの発生件数・死者・負傷者[表示]
  • 発生件数は人身事故です。
  • 太文字の都道府県は、人身事故の発生件数が前年同期より300件以上増加。(もっとも多いのは東京で696件増加)また表に掲載していませんが、増加率がもっとも高いのは青森県で17.4%です。
都道
府県
発生
件数
負傷
者数
死者数
北海道 5,676 6,644 80
青森 1,672 1,981 26
岩手 973 1,183 23
宮城 2,557 3,140 31
秋田 721 853 18
山形 1,813 2,148 23
福島 1,822 2,114 37
東京 20,166 22,399 82
茨城 4,195 5,126 64
栃木 2,435 2,929 36
群馬 6,509 8,103 29
埼玉 10,875 12,996 68
千葉 8,606 10,345 74
神奈川 14,002 16,527 71
新潟 1,775 2,020 34
山梨 1,284 1,542 19
長野 3,092 3,688 24
静岡 12,128 15,416 43
富山 1,179 1,308 22
石川 1,301 1,487 14
福井 609 700 9
岐阜 1,999 2,498 28
愛知 15,593 18,431 93
三重 1,982 2,515 43
滋賀 1,752 2,137 28
京都 2,650 3,046 36
大阪 16,655 19,343 103
兵庫 10,523 12,402 60
奈良 1,668 2,038 16
和歌山 841 995 19
鳥取 429 493 8
島根 490 545 17
岡山 3,151 3,564 29
広島 2,998 3,568 51
山口 1,494 1,776 20
徳島 1,246 1,477 18
香川 2,004 2,454 20
愛媛 1,347 1,475 28
高知 642 701 13
福岡 13,103 16,531 63
佐賀 2,083 2,714 5
長崎 1,668 2,117 19
熊本 2,108 2,641 23
大分 1,388 1,730 17
宮崎 2,226 2,491 21
鹿児島 1,943 2,197 29
沖縄 1,734 2,116 25

9月以降は死亡事故が増加

9月からは交通事故死者が急増 昨年(2022年)9月以降の交通事故死者数(月平均)は、8月までの1.27倍(1か月あたり約54人多い)です。2013年からの10年間をみても1.19~1.34倍(平均と中央値ともに1.24倍)で、大きな差はありません。9月は全国多くの地域で、月初と月末の日没時刻の差がもっとも大きくなります。

10月以降では・・(過去5年)

(1)飲酒運転による事故(死亡・重傷)

9月までの平均の1.17倍です。12月だけを見ると1.31倍で、もっとも多くなっています。(過去5年間に発生した飲酒運転による死亡・重傷事故の合計は2,528件)

(2)自転車と歩行者の衝突事故(死亡・重傷)を7月~9月と比べると・・

  • 日没後1時間:2.8倍
  • 日没前1時間:1.4倍

 

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交通安全に関すること

秋の全国交通安全運動(2023年)ポスター等

東京都(独自)の「秋の交通安全運動」はこちらから

9月は交通取り締まりに特にご注意を!9月21日(木)~9月30日(土)は「秋の全国交通安全運動」が実施されます。期間中の25日(月)は全国一斉で重点地区等における自転車、利用者による交通違反に対する取締り、29日(金)には一時不停止・信号無視・通行区分、通学路における取締り(横断歩行者等妨害等・速度超過違反)が予告されています。
まだまだ暑いじゃん。「秋の全国交通安全運動」期間じゃん
熱中症に気をつけようね。暑いけど自転車に乗るときは
ヘルメット着用しようね。

お、おう!

わん、わん!

すべての都道府県データーを掲載。交通事故の発生状況(2022年)

令和時代の交通事故発生状況・重大事故>>

かもしれない運転って知ってる?
かもしれない運転

交通安全での画像再利用はご自由にどうぞ

歩行中死者の7割は横断中に発生

道路の途中横断を含めると歩行中死者の7割は横断中に発生。警察庁は歩行者事故の防止ポスターとリーフレットを公開し、配布しています。
ご家庭や学校、職場などに掲示することで、事故抑止が期待できると思います。

横断歩道での死亡事故多発 横断歩道での事故防止
PDFで表示・印刷
(警察庁へリンク)
PDFで表示・印刷
(警察庁へリンク)

まとめてダウンロード[zip]

地球交通事故撲滅本部

警察庁が制作した動画です。吾輩の人に「何事だ!・・けしからん!」とかメチャ怒られるけど、いろいろ教えてくれます!多くの人が知らない、または忘れてしまった内容かも。運転者向けに作られた3つの動画(各3分程度で字幕あり)を見れば、事故を減らし違反点数2点・反則金9千円(普通車)を失うこともなくなるかも。[チャンネルは千葉県警]

上記は運転者編 ①(横断歩道に近づいたら)です。

動画は朝に見ると「ドンジャカ・・キュイーン♪・・ドカーン!」のBGMで目が覚めちゃうよ!

1日の安全運転にもつながるね。

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2023年7月末までの
交通事故発生状況

8月23日発表分

データー出典は政府統計総合窓口

発生件数・死傷者数

この数字に入らないようにしたいですね。

  • 各月下段は前年比
  • 薄いグレーの数字は2022年
  • 発生件数は人身事故
発生
件数
死者 負傷者
1 23,419 217 27,793
-440 +34 -402
2 23,369 170 27,555
+2,718 -6 +3,008
3 26,442 226 31,406
+4,527 +23 +1,921
4 24,410 185 28,994
+822 -6 +1,017
5 24,534 208 29,435
+547 -6 +805
6 追記 追記 追記
追記 追記 追記
発生
件数
死者 負傷者
7 24,714 236 29,293
-156 +29 -221
8 /// /// ///
24,078 230 29,151
9 /// /// ///
24,256 222 28,861
10 /// /// ///
27,254 261 32,327
11 /// /// ///
27,370 252 32,207
12 /// /// ///
追記 280 追記

2023年7月末まで

件数・人数(累計) 前年同期比
発生
件数
171,657件 +3,800件
死者数 1,418人 +53人
負傷
者数
203,618人 +5,461人
死者数が前年比5人以上減少

都道
府県
死者数 前年比
1 兵庫 50 -22
2 岡山 21 -21
3 岐阜 25 -13
4 熊本 17 -12
5 福井 7 -10
6 高知 8 -8
7 長野 21 -6
8 佐賀 5 -6
死者数が前年比5人以上増加

都道
府県
死者数 前年比
1 福岡 53 17
2 大阪 96 16
3 三重 40 13
4 京都 33 13
5 茨城 50 12
6 宮城 29 11
7 山形 23 11
8 福島 33 11
9 北海道 64 8
10 徳島 18 7
11 青森 22 6
12 滋賀 26 5
13 広島 43 5
交通事故(人身)の発生件数

都道
府県
発生
件数
死者 負傷者
1 東京 17,615 68 19,570
2 大阪 14,480 96 16,742
3 愛知 13,670 82 16,071
4 神奈川 12,176 66 14,262
5 福岡 11,457 53 14,352
6 静岡 10,549 32 13,332
7 埼玉 9,497 61 11,302
8 兵庫 9,196 50 10,836
9 千葉 7,547 66 9,045
10 群馬 5,700 26 7,055

 

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被害者にも加害者にもならない!

「携帯電話に事故の知らせが入る」
ことがないように・・

  • 子どもの飛び出しに注意
▲オンマウスまたはタップで停止、スワイプでスライド。

夜間はハイビームで事故防止

自動車と歩行者の死亡事故が半分になるかも

夜間走行はハイビームで事故防止

千葉県警の分析によると、夜間に発生した自動車と横断歩行者の死亡事故について、ほとんどの前照灯は下向き(ロービーム)になっており、上向き(ハイビーム)であれば半数以上(56%)は、衝突を回避できた可能性が高いということです。

照射距離と歩行者発見までの距離

前照灯 照射
距離
黒っぽい
服装
明るい
服装
反射材
着用
ロービーム 40m 約26m 約38m 約57m
ハイビーム 100m 約65m 約95m 約143m

※ハイビームでの発見距離は、ロービームの距離に2.5を乗じた推定値です。

停止距離{空走距離+制動距離}は、路面が乾燥しておりタイヤの状態が良好の場合は、40km/hで約17.3m、50km/hで約24.5mです。

夜間に運転者が歩行者を確認できる距離は、ロービームで歩行者が黒っぽい服装の場合は、約26mということです。50km/h走行時の停止距離は約24.5mであり、黒っぽい服装の横断歩行者を発見しても衝突の回避が難しくなります。実際は街路灯の有無などで異なる場合もありますが、計算上は50km/hを超えれば事故のリスクが非常に大きくなります。
ハンドル操作等によって回避可能な場合もあるかも知れませんが、路面状況や天候によっては、さらに難しくなる場合もあると思います。40km/h走行で26mを進む時間は約2.3秒、50km/hでは約1.9秒です。

ハイビームは100m先まで見通せるため、適切に使って早くに確認できれば、余裕をもって危険を予測し回避できそうですね。また酔って路上で寝込んだ人、落下物の早期発見にもつながります。対向車を確認した場合はロービームにする必要があるため、漫然運転(※)の防止にもつながりそうです。(ハイビームアシスト機能を除く)

(※)漫然(まんぜん)運転とは、ぼんやりと運転したり、考え事をしながらの運転(集中力や注意力が低下した状態)です。死亡事故(第一当事者)の原因では10年以上連続で、もっとも多くなっています。{法令違反では脇見や安全確認違反などの「安全運転義務違反」に含まれます}

交通違反の取り締まり状況
(1日の検挙数は約1万4900件)

歩行者・自転車は反射材で事故防止

反射材で事故防止

前照灯が下向き(ロービーム)の場合でも、反射材を着用していると約57m先で気づきます。

 

秋の全国交通安全運動
秋の全国交通安全運動2023年