秋の火災予防運動 2019年(令和元年)

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実施期間は11月9日(土)から15日(金)

 全国統一防火標語は
『ひとつずつ いいね!で確認 火の用心』

秋の火災予防運動

昨年の総出火件数は37,981件(1日の平均は104件)

火災の怖さは1度に多くの人が死傷することが少なくなく、近隣へ被害が拡大する場合も多いことです。

出典:消防庁

[目次]

このページに掲載している数値等は、消防庁HPおよび資料から出典した2次情報です。数値等を再利用される場合は、出典元データーをご使用ください。

秋季全国火災予防運動の概要

  • 期間:令和元年11月9日(土)から11月15日(金)までの1週間
  • 標語「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」

重点項目

  1. 住宅防火対策の推進
  2. 乾燥時及び強風時火災発生防止対策の推進
  3. 放火火災防止対策の推進
  4. 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
  5. 製品火災の発生防止に向けた取組の推進
  6. 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底

火災予防運動のポスター

消防庁が公開している火災予防、防火対策のリーフレットをまとめています。それぞれPDFで表示・印刷できます。
※ポスター①・②は、当サイトでPDFにしています。
職場や店舗、学校、ご家庭に掲示することで、火災予防が期待できると思います。

秋の火災予防運動(2019年)ポスター

ポスター①

秋の全国火災予防運動(2019年)ポスター

ポスター②

大規模倉庫の火災の教訓リーフレット

倉庫の火災の教訓

外国人来訪者と障害者の避難誘導

避難誘導

その他リーフレット

各リーフレット(PDF)はページ数が多いため、ダウンロード(表示)に時間がかかる場合があります。

11月9日は「119番の日」
119番の日

年間630万件以上の出動回数

「火事です」または「救急です」をはっきり言う

  • 住所は正しく、詳しく言う。(目印となる公園、建物、交差点名を伝える)
  • 状況をわかりやすく言う。(〇階建てのビルで〇階が火事。誰(なに)がどうしたかを正確に伝える)
  • 通報者の名前、連絡先を正しく伝える
  • 通報後はしばらく現場にいる。
1日あたり1万7375件の救急出動

消防庁の資料(PDF)によると、年間の救急出動件数(2018年)は634万2147件で、1日あたりの平均では1万7375件です。このうち火災による出動件数は、年間で2万3169件(搬送者数は5,331人) と発表されています。



離れて暮らすご両親(高齢者)の安全を見守る![音声確認・転倒検知機能装備のGPS]

火災の発生状況(2018年)

2018年(平成30年)に、全国で発生した火災の発生件数は3万7981件です。死者数は1,427人、負傷者数は6,114人です。1日あたり約104件の火災が発生し約3.9人が死亡、約16.8人が負傷しています。

数値の出典:消防庁の資料(PDF)

発生状況

総出火件数は37,981件

  1. 建物火災:20,768件
    (うち住宅火災は11,408件)
  2. 車両火災:3,660件
  3. 林野火災:1,363件
  4. 船舶火災:69件
  5. 航空機火災:1件
  6. その他:12,124件

死傷者数は7,541人

  • 死者数:1,427人
    (うち住宅火災は946人。※自殺を除く)
  • 負傷者数:6,114人

発生件数あたりの死傷者数でみると、26.6件に1人が死亡し6.2件に1人が負傷しています。

住宅火災の内訳

  • 一般住宅:7,201件
  • 共同住宅:3,365件
  • 併用住宅:453件

住宅以外のおもな建物

  • 特殊複合用途:1,841件
  • 工場・作業場:1,751件
  • 事務所:719件
  • 飲食店:542件

店舗の火災は多数の死傷者が発生することも少なくありません。管理者は消火設備および非常口の点検(出入口に物を置かない)を!
飲食店では排気ダクトの清掃・点検を行いましょう。ダクト内に溜まったほこりなどに、調理中の火が燃え移る火災も発生しています。

事業所・工場などでは配線(ネズミなどにかじられたり、荷物等で踏まれてないか)、配電盤の点検(漏電チェック)、防火設備の点検が必要です。特に水害被害を受けた建物では、十分な点検を行いましょう。

火災の発生が多い月

  1. 3月:4,198件(11.1%)
  2. 2月:4,027件(10.7%)
  3. 4月:3,955件(10.4%)

火災の発生が多い時間帯

  1. 14時~15時:13.3%
  2. 12時~13時:12.8%
  3. 10時~11時:12.7%

1万人あたりの出火件数

※人口1万人あたりの出火件数(全国平均は2.97件)

  1. 島根県:4.47件
  2. 長野県:4.45件
    ※10万人あたりの死者数はワースト1
  3. 高知県:4.25件
  4. 山梨県:4.16件
  5. 三重県:4.02件
  6. 宮崎県:3.99件
  7. 熊本県:3.94件
  8. 茨城県:3.92件
  9. 岡山県:3.91件
  10. 長崎県:3.89件

全国でもっとも低かったのは、富山県で1.59件(全国で2件以下は富山県のみ)です。総出火件数においても170件で全国でもっとも少なくなっています。また10万人あたりの死者数でみると、長野県と青森県が2.22人でもっとも多く、もっとも少ないのは高知県で0.55人です。(全国平均は1.12人)

出火原因の1位は放火(疑いを含む)

全火災の確定原因の1位は「たばこ」ですが、「放火」は疑いを含めるともっとも多く、建物火災では「こんろ」がもっとも多くなっています。火の消し忘れ、油火災にご注意を!

おもな原因

全火災での出火原因ワースト10

  1. たばこ:3,414件(9.0%)
  2. たき火: 3,095 件(8.1%)
  3. こんろ: 2,852件(7.5%)
    ※建物火災ではもっとも多い
  4. 放火: 2,784件(7.3%)
    ※建物火災では3番目に多い
  5. 放火の疑い :1,977件(5.2%)
    ※建物火災では8番目に多い
  6. 火入れ: 1,856件(4.9%)
  7. 電灯電話等の配線: 1,642件(4.3%)
  8. 電気機器: 1,405件 (3.7%)
  9. 配線器具: 1,297 件(3.4%)
  10. ストーブ:1,197件(3.2%)
    ※建物火災では4番目に多い

死者が発生した火災の出火原因においても放火(疑いを含む)がもっとも多く、2018年は289件発生し、302人(全死者数の4.7人に1人)が亡くなっています。比較対象は異なりますが、同年の飲酒運転による死者数(198人)の約1.6倍です。



特殊な原因

発生件数は少ないものの、下記のような火災も発生しています。

  • ロボット掃除機:ロボット掃除機が電気ストーブなどにぶつかり、ソファーなどに接触することでの火災。東京都内では、2018年12月、2019年1月の2カ月で2件発生
  • 住宅用のワックス:油の成分が空気中の酸素と反応して自然発火。(フローリングワックスなどを行った時は、使用した布を放置しないこと)
  • 室内飼いのペット:猫のオシッコによる配線のショート、犬が調理器具、暖房器具などのスイッチを押すことが原因となったもの、またウサギ(げっ歯類等)は、電気コードをかじるこで発火の原因になります。
  • 収れん火災:水の入ったペットボトル、鏡、アクセサリーの吸着盤などが太陽光を収束(レンズ効果)させ、可燃物に当たることで発生する火災。太陽の高度が低い秋から冬に多く発生するといわれています。

ひとつずつ「いいね」で確認しましょう!

おやすみ前、お出かけ前の習慣に。また年末・年始に長期留守にする場合は十分な確認、放火対策・防犯対策もお忘れなく。

暖房器具を使い始める前の点検もお忘れなく!ストーブの灯油缶やポリタンクに残した昨シーズンの灯油は、不完全燃焼の原因のひとつになります。完全に消火できずに火災の原因になることがあります。廃棄は市区町村のHPを参照、またはガソリンスタンドで引き受けてくれます。(有料の場合もあり)側溝などに流すと環境汚染だけでなく、不法投棄(1,000万円以下の罰金刑または5年以下の懲役刑)になります。
エアコンやファンヒーターなどは、フィルターの掃除も行いましょう。

放火が多く発生した月

  1. 2月:519件(10.9%)
  2. 4月:495件(10.4%)
  3. 3月:475件(10.0%)

放火の発生時間帯

  1. 0時~1時:491件(10.3%)
  2. 16時~17時:443件(9.3%)
  3. 22時~23時:515件(9.1%)

※時間帯不明:597件(12.5%)

出火原因の1位は放火

出火原因の1位は放火(疑いを含む)

放火は狭い地域で連続して発生するケースも少なくありません。放火または疑いがある火災が発生した場合は、地域の安心メール等からの情報を活用し、放火を防ぐ対策を共有することが大切です。

「警察白書|2019年版」によると放火の検挙率は、2018年が78.8%(過去5年間の平均では75.8%)です。現住建造物放火罪(人が住んでいる建物・乗り物などへの放火)は、「死刑または無期、5年以上の懲役」と非常に重い罪です。

命を守る7つのポイント

火災のニュース等では焼死と報道されるケースが多くみられますが、焼死に至る約8割は煙や可燃物が燃えることで発生する有毒ガス(一酸化炭素、塩化水素、シアン化水素など)によって、逃げ遅れることが原因といわれています。

寝たばこでは灰皿にたまった吸殻が燃えるだけで、有毒物質を含む大量の煙が部屋に充満します。煙に気づき目が覚めても自由に身動きが取れずに、逃げ遅れるケースも少なくありません。

3つの習慣

  1.  寝たばこは絶対やめる。
  2.  ストーブは燃えやすいものから、離れた位置で使用する。
    (こたつの中で衣類を乾かさない)
  3.  ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
    (わずかな時間でも、忘れてしまえば長い時間です)

4つの対策

  1.  逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
    (10年を目安に交換)
  2.  寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
  3.  火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
  4.  お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。

爆発事故などを除けば、住宅火災のほとんどは小さな火から。初期消火に役立ち、高齢者にも簡単に扱える消火スプレーです。(amazon)

「乾燥注意報」は火災に厳重警戒!

冬から春は空気が乾燥する季節。天気予報などで「乾燥注意報」を耳にすることも多くなります。警報などと違い聞き流すことが多いかもしれませんが、火の取り扱いには十分な注意が必要です。

2019年1月(昨シーズンの冬)は、太平洋側を中心に雨がほとんど降らず、異常な乾燥状態が続きました。関東地方や東海地方で降水量が平年の0%だった地域も多く、多数の死傷者を出す火災が目立ちました。

2019年1月に発生したおもな火災[表示]
  • 1月4日:横浜市中区寿町の簡易宿泊所で火事。2人が亡くなり8人が負傷しています。
  • 1月17日:神奈川県横須賀市の住宅で火事。男女2人が亡くなっています。
  • 1月22日:秋田県能代市富町で店舗兼住宅など4棟を全焼する火事。この火事では消火活動にあたっていた消防士の2人(26歳と32歳)が亡くなっています。
  • 1月25日:東京都足立区で住宅4棟が焼ける火事。2人が亡くなっています。
  • 1月27日:東京都日野市で住宅1棟が全焼する火事。3人が亡くなり1人が意識不明の状態。
  • 1月31日:北海道小樽市で2階建て木造住宅が全焼する火事。4人が亡くなっています。
  • 1月30日:東京都八王子市の住宅で火事。この火事で住人とみられる男性1人が消火活動にあたっていた男性消防士(20代)が亡くなっています。
乾燥注意報の発表基準[表示]

各地の気象台が発表する「乾燥注意報」の基準は、地域によって異なります。例えば東京都23区では「最小湿度25%で実効湿度50%」、名古屋市は「最小湿度30%で実効湿度60%」、 大阪市では「最小湿度40%で実効湿度60%」など

  • 最小湿度=日中で最も低くなった時の湿度(昼過ぎごろが多い)
  • 実効湿度=木材の乾燥湿度(前日、前々日の湿度に影響を受ける)

最小湿度が約25%、実効湿度が約60%以下で火災が発生しやすくなり、また燃え広がる危険性も大きくなります。お住まいの地域のニュース等で「乾燥注意報」が発表されたら、火の取扱には十分な注意が必要です。

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