


このページは、水難事故に関する情報を整理し、 安全対策・事故防止を目的に 警察庁の水難概況(出典)などの統計(数値)から発生状況を可視化。一部にセンシティブな内容を含みますが、啓発目的で掲載しています。1件でも事故が減りますように。
目次
- 水難事故発生状況
New2026年6月18日発表分 - 水難者の約2人に1人が死亡
- 発生場所・行為
- 無事救出は約3人に1人
- 夏の水難事故(7月と8月)
2025年9月16日発表分 - 水難事故の防止(チラシ)
増水事故防止を追加 - 水難事故の事例(1500件以上を分類)
過去の事例からリスクを予見
掲載している数値(報道件数をのぞく)は、警察庁の「水難事故統計」から出典(利用規約に準拠)した情報です。グラフ・表は当サイトで作成。二次情報であることをご承諾の上であれば、再利用はご自由に。
水難事故の発生状況
2025年(年間)
多くはレジャー中の事故ですが、統計には歩行中の転落や業務中を含みます。(表はデバイスにより横スクロールします)
全年齢
警察庁の水難事故統計(2025年)|PDFから出典し、表・グラフにしています。2025年の水難事故件数は1,425件、水難者は1,599人、死者・行方不明者数は760人、負傷者は352人です。
| 件数・人数 | 前年比 | |
| 発生件数 | 1,425件 | -109件 |
| 水難者数 | 1,599人 | -154人 |
| 死者行方 不明者 |
760人 | -56人 |
| 負傷者 | 352人 | +48人 |
| 無事救出 | 487人 | -146人 |
前年(2024年)に比べ事故件数、水難者、死者・行方不明者は減少。しかし負傷者数は4年連続で増加し、過去10年でもっとも多くなっています。後述しますが溺水事故では重い後遺症を負うケースも少なくありません。
また水難者の死者比率は47.5%で、これも過去10年でもっとも高くなっています。(平均は45.5%)
子ども(中学生以下)
2025年(年間)です。発生件数は水難者が中学生以下のみの場合で、大人と一緒の場合は含まれません。
| 件数・人数 | 前年比 | |
| 発生件数 | 110件 | -19件 |
| 水難者数 | 117人 | -14人 |
| 死者行方 不明者 |
27人 (7月と8月は18人) |
-1人 |
| 負傷者 | 41人 | ±0人 |
| 無事救出 | 109人 | -13人 |
過去10年間の推移
- 期間:2016年~2025年
- レジャー中だけでなく、日常生活での転落や業務中等を含めたすべての事故です。
- 死者・行方不明者は合算しています。
1.全年齢
過去10年の水難事故の状況をみると、発生件数、水難者、死者・行方不明者数は、横ばい状況が続いています。
1-1. グラフ(拡大表示)

- 期間:2016年~2025年
- 事故件数:1,395件(1,374件)
- 水難者:1,625人(1,620人)
- 死者・行方不明者:739人(735人)
- 負傷者:295人(296人)
1-3. 水難者の構成比
2025年までの10年間の水難者(溺れたり流された人)は1万6254人です。このうち7,394人(45.5%)が亡くなったり行方不明になっています。
| 死者 行方不明 (45.5%) |
負傷者 (18.1%) |
無事救出 (36.4%) |
事故1件あたりでみると死者・行方不明者比率は0.53で、年ごとにみても0.51~0.54で大きな差はなく、約2件に1人が亡くなっています。{同列に比較はできませんが、2025年の交通事故による死者は人身事故の約113件に1人です}
人が自然の力に抗うことは無理!
交通事故はルールの厳格化、罰則の強化、安全運転の啓発などにより、過去10年で発生件数が約42%減少(死者数は約35%減少)しています。しかし水難事故は啓発活動が活発に行われているにも関わらず、ほぼ同じ状況が続いています。

2.子ども(中学生以下)
発生件数は水難者が中学生以下のみの場合で、大人と一緒の場合は含まれません。
子どもの事故に限れば、死者数は負傷者数より少なくなっています。水難者に対する死者・行方不明比率(10年間の平均)でみると14.4%で、全年齢の45.5%より低くなっています。統計からは負傷の程度まで分かりませんが、溺水事故は深刻な後遺症を負うケースも少なくないと思います。
2-1. グラフ(拡大表示)

- 2016年~2025年の推移
- タブで期間を変更
子どもの事故は1度に複数人が溺れることが多い。子どもの事故(報道ベース)を見ると、子どもだけで水遊びをしているときに、複数の子が同時に流される、また友達が溺れ助けようとした際に、自分が溺れる事故も少なくないようです。
子どもだけで水遊びをさせない、友達を誘わない、誘われても絶対について行かないなどの指導が必要かと思います。
2-2. 年平均(中央値)
- 期間:2016年~2025年
- 事故件数:123件(119件)
- 水難者:191人(191人)
- 死者・行方不明者:28人(28人)
- 負傷者:42人(41人)
2-3. 水難者の構成比
2025年までの10年間で溺れたり流された子ども(中学生以下)は1,908人です。このうち276人が亡くなったり行方不明になっています。
| 死者 行方不明 (14.4%) |
負傷者 (21.9%) |
無事救出 (63.7%) |
地域で子どもの見守り
毎年6月から子どもの事故が目立ち始めます。川や池などで子どもだけで遊んでるのを見かけ危険が予想される場合は、直接注意することは困難であっても該当地域を管轄する警察署に連絡し巡回を依頼、状況によっては110番通報などで事故防止につながると思います。判断に迷った場合は警察相談窓口(#9110)に電話することで適切に判断してくれそうです。
事故が多かった都道府県
2025年(年間)のデーターです。
| 順 位 |
都道 府県 |
発生 件数 |
水 難 者 |
死者 行方 不明 |
| 1 | 東京 | 131 | 135 | 88 |
| 2 | 沖縄 | 114 | 135 | 51 |
| 3 | 兵庫 | 77 | 84 | 41 |
| 4 | 神奈川 | 58 | 71 | 22 |
| 5 | 千葉 | 56 | 62 | 34 |
| 6 | 長崎 | 56 | 27 | 34 |
| 7 | 福岡 | 55 | 65 | 26 |
| 8 | 北海道 | 51 | 63 | 20 |
| 9 | 静岡 | 48 | 54 | 22 |
| 10 | 岐阜 | 47 | 55 | 20 |
発生件数がもっとも少なかったのは宮崎県で6件(水難者は10人で死者・行方不明者は2人)です。すべての都道府県は下記リンク先に掲載しています。
水難者の約2人に1人が死亡
溺れたら5分で命の危機に‥

海や川で遊んでいる時に水を吸い込み気管に入ってしまうと喉頭部(こうとうぶ、ノドの部分)が痙攣(けいれん)し、声門が閉じ呼吸困難になります。この状態が続くと窒息状態になり、肺から酸素を取り込めない状態が5分を超えると、意識を失い全身けいれんを起こし心停止に陥ります。
溺れるというのは、このような状況を含め、自分の意思で体を動かすことが出来なくなることです。心理的にもパニック状態であり、泳ぐことも、浮くことも、声を出し助けを呼ぶことすら出来なくなります。”事故は瞬間的に起きる”ともいわれます。
学校のプール等で息継ぎに失敗し水を飲んだり、鼻から吸い込んで呼吸困難になった経験がある方も少なくないと思います。プールでは立ち上がることで自力で回復したり、監視員による発見や救助も容易です。しかし海や川など自然環境では困難です。深みにはまったり、泳力を超えた流れに巻き込まれることも少なくありません。また夏であっても水温が低い場所もあります。(滝つぼなどは特に低く、水温22℃以下では生理機能が約40%低下するといわれています)
「大勢の人がいるから、家族や友達と一緒だから」で、事故のリスクが小さくなることはありません。繰り返しますが水難者(全年齢)の死者比率は、過去10年をみても年ごとに大きな差はなく、平均で45.5%です。溺れたら約2人に1人が命を失っています。「河川財団」の資料では、川での水難事故は78%が死者・行方不明というデーターもあります。
溺水事故の約9割が中等症以上
都内のみのデーター(2023年)ですが、東京消防庁の資料(PDF)によると家庭内での事故(浴室で溺れるなど)、レジャー中を含め溺水事故で救急搬送された530人の内訳(初診時)をみると、約半数が死亡しています。重篤(じゅうとく)や重症でその後に亡くなった人を含めると、死亡率はかなり高くなりそうです。
- 死亡:264人(約半数)
- 重篤(生命の危機が切迫):148人
- 重症(生命の危機が強い):27人
- 中等(入院を要するもの):58人
- 軽症:33人
溺れた場所に関わらず呼吸困難により低酸素状態が続いた場合は、深刻な後遺症を負うケースも少なくないと思います。
事故の報道でよく聞く心肺停止、および溺水事故の際に救命率を少しでも上げる処置について、医師から寄稿いただきました>>
水難事故の発生場所・行為
場所ごとの死者・行方不明者
2025年(年間)の状況です。
| 場所 | 全年齢 | 子ども |
| 海 | 352人 | 12人 |
| 河川 | 282人 | 12人 |
| 湖沼池 | 46人 | 1人 |
| 用水路 | 69人 | 1人 |
| プール | 2人 | 1人 |
| その他 | 9人 | // |
| 合計 | 760人 | 27人 |
2025年の構成比(%)
子どもの死者・行方不明者の44.4%は河川での事故です。Googleマップ等で子どもの行動範囲にある川、池や沼の場所など危険な場所を把握しておくとも必要です。(ため池は全国に20万か所以上あります。転居された場合は確認しましょう)
| 場所 | 全年齢 | 子ども |
| 海 | 46.3% | 44.4% |
| 河川 | 37.1% | 44.4% |
| 湖沼池 | 6.1% | 4.0% |
| 用水路 | 9.1% | 4.0% |
| プール | 0.3% | 4.0% |
| その他 | 1.2% | 4.0% |
行為別の死者・行方不明者
- 海や川、湖沼でのレジャー・スポーツ中の事故(全年齢)
- 毎年、魚とり・釣り中の事故がもっとも多い
仕事中、日常生活での歩行中の転落、行為不明などを除いているため、死者・行方不明の合計とは一致しません。また表への掲載はありませんが子ども(中学生以下)に限ると、各年約半数が水遊び中の事故です。
| 行為 | 2025年 | 2024年 | 2023年 |
| 水泳 | 37 | 41 | 55 |
| 水遊び | 53 | 45 | 40 |
| 魚とり 釣り |
168 | 191 | 177 |
| ボート遊び | 3 | 7 | 7 |
| シュノーケ リング |
3 | 20 | 18 |
| スキューバ ダイビング |
29 | 16 | 15 |
| サーフィン | 18 | 18 | 11 |
SUP(スタンドアップパドルボード)を使ったレジャーで、沖に流される事故も目立ち始めています。
無事に救出は3人に1人の現実
海や川などで溺れたり流されたりした「水難者=溺れたり流された人」が、ケガもなく救出された無事救出者数も都道府県ごとに発表されています。2025年の全国平均は30.1%(約3人に1人)です。
救出率の順位
- 2025年(年間)の状況
- 子どもを含めた全体の救出率(%)
- カッコ内は無事救出者/水難者
| 順 位 |
高い | 低い | ||
| 都道 府県 |
救出率 | 都道 府県 |
救出率 | |
| 1 | 宮崎 | 70.0 (7/10) |
愛媛 | 4.8 (1/21) |
| 2 | 滋賀 | 69.0 (29/42) |
東京 | 6.7 (9/135) |
| 3 | 岩手 | 61.5 (16/26) |
三重 | 8.0 (2/25) |
| 4 | 山梨 | 55.6 (5/9) |
広島 | 8.3 (1/12) |
| 5 | 岐阜 | 54.5 (30/55) |
徳島 | 10.5 (2/19) |
- 都道府県ごとの水難者数に大きな差があるため、一律の比較は難しいかも知れません。また事故の様態によっても救出率に違いが出ます。単独で魚釣り中の事故などは救助要請が遅くなるケースも多く、無事救出は少ないようです。
- 2025年に水難者がもっとも多かった東京都の救出率は6.7%です。水難者135人中、亡くなったり行方不明になったのは88人、負傷者は38人、無事救出者は9人です。
- 無事救出数は事故の場所や様態で、大きく変わると思います。

「溺れたらどうする・・」より、レジャーの前に「ここは危ないかも!溺れるかもしれないぞ!」と想像することが大事だね。

もしもの時のためにライフジャケットの着用も必要だね。
夏の水難事故(7月と8月)
2025年9月16日発表分

2025年(夏季概要)
数値は水難事故概況(夏季)のデーターから出典。レジャー中以外(仕事中、通行中の転落事故など)を含みます。表やグラフは当サイトで作成。(二次情報であることをご承諾の上であれば再利用はご自由に)
水難事故の夏季統計
- 発生件数:466件(前年比-42件)
- 水難者数:535人(同-66人)
※溺れたり流された人 - 死者・行方不明者:241人(同-1人)
- 死者・行方不明者のうち、中学生以下の子どもは15人(同-3人)

子どもが亡くなる事故は15人。

悲しい事故はなくしたいです。
(1)水難事故の発生状況[全年齢]
| 年 | 2021 | 2021 | 2023 | 2024 | 2025 |
| 発生件数 | 451 | 459 | 453 | 488 | 466 |
| 水難者 | 565 | 638 | 568 | 601 | 535 |
| 死者 行方不明 |
212 | 228 | 236 | 242 | 241 |
| 負傷者 | 77 | 81 | 79 | 93 | 92 |
| 無事救出 | 276 | 329 | 253 | 266 | 202 |
(2)水難事故の発生状況[子ども]
| 年 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
| 発生件数 | 67 | 50 | 49 | 68 | 61 |
| 水難者 | 110 | 120 | 106 | 105 | 103 |
| 死者 行方不明 |
16 | 9 | 16 | 18 | 15 |
| 負傷者 | 15 | 16 | 20 | 20 | 20 |
| 無事救出 | 79 | 95 | 70 | 67 | 68 |
▲発生件数は水難者が中学生以下のみであった件数で、大人と一緒の場合は含まれません。子どもだけの水遊びは大変危険で、1事故あたり複数の子どもが溺れたり、流される事故が目立っています。
死者・行方不明者の場所
- レジャー中以外(作業・通行中の転落など)を含みます。
- カッコ内は前年比
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| 海:114人(-3) | 河川:94人(+6) | 湖沼池:18人(+8) |
![]() |
![]() |
|
| 用水路:13人(-7) | プール:2人(±0) |
- 死者・行方不明者の行為別では「魚とり・釣り」が52人でもっとも多く、次いで「水遊び中」が39人です。
- シュノーケリング中の死者は15人(前年比+6人)です。(シュノーケリングの事故例と安全対策)
- 子ども(中学生以下)が亡くなったり・行方不明になった場所は海が9人、河川が5人、湖沼池が0人、用水路が0人、プールが1人です。
- 報道ベースでの中学生以下の事故、16歳~22歳の事故を記録しています。
この夏、絶対に溺れない!
夏のレジャーに特化した内容です。
水難事故防止(チラシ)
- 各チラシはPDFで表示(画像をクリック)ご自由にお使いください。
- 印刷される場合は①~③はA4(タテ)、④はA4(ヨコ)をおすすめします。{子ども向けは小学4年生以上が対象}印刷は余白(フチ)ありになります。
- プリンターをお持ちでない場合は、USB/SDカード/スマホ等に保存したあと、コンビニのマルチコピー機で印刷できます。使い方は各社のHPをご参照ください。
水難事故の事例

2016年以降の6月~9月に発生したレジャー中の事故について、個人や団体を特定しない範囲で記録。地域や発生場所(河川名など)、行為や状況、子ども、若年層などで分類しています。掲載は概要のみです。
過去の事故からリスクを予見
どのような事故が多く発生してるかを知ることで、予定されるレジャーに応じたリスクを予見し安全対策を!
(1)レジャー人口の多い河川
那珂川荒川多摩川相模川長良川板取川神通川木曽川・矢作川・豊川四万十川仁淀川・面子川
(2)地域別の河川
※(1)を含みます。
(3)湖沼池・滝つぼ
(4)子ども・若者
(5)レジャー別
キャンプ・BBQシュノケーリング水上バイクダイビング小型ボートSUPサーフィン
(6)状況別
#水難事故
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