水難事故の事例と発生状況(2021年)

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海や川、湖沼池での
事故を防ぐために!

水難事故の発生状況、過去の事故事例を知ることで、海や川、湖沼池でのレジャー中におけるリスクを共有。危険な場所を知り、溺れる可能性が高い行為を避けて、悲しい事故を防ぐことが大切です。警察庁の統計データー、過去に発生した事故の記録を掲載しています。

[目次]

このページに掲載している数値は警察庁の「水難事故統計(PDF)」から出典した2次情報です。数値を再利用される場合は、出典元データーをご使用ください。

水難事故の発生状況

2020年(年間)の水難事故件数は1,353件(うち子どもは117件)、死者・行方不明者数は722人(同28人)。特に河川での事故が目立ち、死者・行方不明者は254人(全体の35.2%)で、過去5年間でもっとも多くなりました。

2020年(年間)

レジャー中だけでなく、歩行中の転落や業務中等を含めたすべての事故です。カッコ内は子ども(中学生以下)です。

発生件数 1,353件(117件) 前年比+55件
水難者数 1,547人(176人) 前年比+9人
死者・行方不明者 722人(28人) 前年比+27人
負傷者 255人(32人) 前年比-30人

過去10年間の推移

  • 死者・行方不明者、負傷者の推移(2011年~2020年)
  • 死者・行方不明者の平均は752人(子どもは41人)
  • 負傷者数の平均は294人(子どもは52人)
  • スマホでは見にくいかもしれませんが、拡大表示します。

水難事故の推移(2011年~2020年)

事故の多い都道府県(2020年)

  • カッコ内は子ども(中学生以下)です。
  • 子どもの事故件数は、水難者が子どものみであった場合の件数です。
順位 1 2 3 4 5
事故
件数


沖縄 東京 千葉 静岡 長崎
85 73 62 53 51
(7) (0) (0) (0) (0)
死者
行方
不明
者数


東京 沖縄 長崎 新潟 富山
47 43 35 28 27
(1) (1) (1) (0) (0)

都道府県ごとの事故件数、死者・行方不明者、負傷者数、救出率を掲載(静岡県・長野県は東海・北陸)しています。

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

死者・行方不明者の発生場所

カッコ内は子どもの死者・行方不明者における比率です。

  1. 海:50.1%(17.9%)
  2. 河川:35.2%(64.3%)
  3. 用水路:8.4%(10.7%)
  4. 湖沼池:4.7%(3.6%)
  5. プール:0.4%(0%)
  6. その他:1.1%(3.6%)

行為(子どもを含む全体)

その他・不明を除くため合計は100%になりません。

  1. 魚取り・釣り:31.0%
  2. 水遊び:9.3%
  3. 作業中:6.1%
  4. 水泳:5.4%
  5. スキューバーダイビング:2.4%
  6. シュノーケリング:1.9%
  7. サーフィン:1.2%
  8. ボート遊び:1.1%
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水難者の無事救出は難しい

海や川などで溺れたり流されたりした「水難者」が、ケガなどもなく救出された無事救出数も発表されています。比率にすると全国平均で36.8%です。
都道府県によって大きな差があり、栃木県は0%(水難者18人中16人が亡くなり2人が負傷)、富山県は12.5%(水難者32人中、27人が亡くなり1人が負傷、無事に救出された人は4人)などと低くなってます。もっとも高かったのは鳥取県で72.0%です。

全体 子ども
救出率 36.8% 65.9%
  • 過去の事故状況を見ると、魚釣りなど単独行動が多いレジャーでは救助要請が遅れるなどで、無事救出数は少ない傾向です。
  • 無事救出数は事故の場所や形態で、大きく変わると思います。

もしもの時のためにライフジャケットの着用は必要だね。

気象状況にも注意して、事故に遭わないことが大切です。

2020年夏季の状況

警察庁の水難事故概況(夏季)のデーターから出典。レジャー中以外を含むずべての水難事故です。7月と8月の2か月間に、年間事故件数の約37%、水難者の約39%、死者・行方不明者は約35%を占めます。特に8月は東日本と西日本で記録的な猛暑(東日本で統計開始以降で1位、西日本は1位タイの記録)で、日照時間は全国的に長かったこともあり、水難事故が目立ちました。

夏休みの水難事故

3人に1人が22歳以下

2020年8月に全国の海や川、湖などで、レジャー中に死亡・重体・行方不明になった人は、報道された事故だけで少なくとも121人です。このうち22歳以下の若者や子どもは41人で約34%です。

9月も注意が必要です。2019年9月7日には大阪府高槻市の「芥川」で、祖父と一緒に遊びに来ていた孫の3人(いずれも小学生)が溺れ、祖父を含め4人が亡くなる重大事故も発生しています。

7月と8月
  • 発生件数:504件(前年比+43件)
  • 水難者数:616人(前年比+22人)
  • 死者・行方不明者:262人(前年比+23人)
    ※中学生以下の子どもは16人(前年比+2人)です。

水難事故がもっとも多かったのは千葉県で29件、次いで静岡県が26件、愛知県と沖縄県が23件です。

この夏は若者や子どもの事故が目立ったね。

中学生以下の子どもの死者・行方不明者は16人で、前年より2人増えている。(子どもの事故件数は60件、水難者は101人でいずれも前年より減少)

7月は長雨と梅雨寒が続いた影響もあり、報道ベースではレジャー中の事故は少なくなっています。8月に入ると全国的に猛暑(※)が続き、東日本の日照時間は過去20年間でもっとも長く、西日本も2番目に長いなど、好天が続いたことも川の事故が増えた要因のひとつかもしれません。

※8月の気温は東北から九州(北部)まで、平年より1.5℃以上高くなっています。特に東海地方と近畿地方は、統計開始(1946年)以降でもっとも暑い8月でした。

死者・行方不明者の発生場所

2019年の夏季と比べ、海での死者・行方不明者は減ったものの、川では20人増加しています。カッコ内は前年比です。

海の事故 川の事故 湖・池・沼の事故
海:114人(-7) 河川:112人(+20) 湖沼池:11人(+1)
用水路の事故 プールの事故
用水路:20人(+11) プール:2人(-3)

死者・行方不明者の行為別では「魚取り・釣り」が最多で73人。

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海水浴場
  • 開設しなかった海水浴場:水難者は52人(うち死者・行方不明者数は10人)
  • 開設した海水浴場:水難者は54人(うち死者・行方不明者は9人)

特に注意が必要なこと

事故発生時の状況をみると、では「大雨の影響で普段より水量が多く流れが速かった」といったケースが多くみられます。特に当日または前日までの天候によって、水量や流れの速さが大きく変わります。レジャーではお出かけ地域の気象情報を十分に確認して、安全を最優先にした行動が大切です。
川に隠れた7つの危険と事故原因

では「台風の影響で波が高かった」などが目立ちます。また海開き前または遊泳期間終了後に、泳いで事故に遭うケースも多く発生しています。監視員(ライフセーバーなど)が不在であり、溺れた場合は救助が遅れるなど危険が大きくなります。また遊泳禁止の場所は足に絡む藻が多い、海底に岩など障害物が目立つなどで、見かけで判断できない危険があります。シュノーケリング中の事故離岸流に流される事故にも注意が必要です。

今年と昨年の事故

夏季期間に発生したレジャー中の事故について、地域ごとに掲載しています。

2021年

期間:6月~

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

2020年

期間:6月~9月

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

水難事故の防止・対策

水難事故の多くは交通事故などと違い、加害者のいない事故。ご自分と周囲の人が危険に気づくことで防ぐことが出来そうです。

水難事故防止チラシ

海や川での事故防止簡易チラシです。いずれもPDFで表示・印刷(A4サイズ|タテ)できます。子ども向けは小学校4年生~6年生が対象です。若者向けチラシには、もしもの時に役立つ「海上保安庁」や「河川財団」のページQRコードを掲載しています。本文中の人数などは「水難事故統計」からの出典です。(2021年版に変更しました)

水難事故防止(子供用)チラシ 水難事故防止チラシ(若者向け)
子ども向け
(小学4年~6年生)
若者向け
(川での事故防止)

川での水遊び、魚釣り

今いる川は急流渦(急流かも)

川遊びや魚釣りをしている家族やお友達に、画像を送ってあげるといいかも。今いる川は急流渦(か)も知れないよ。

過去の水難事故

2016年以降に報道された水難事故(6月~9月)について、地域別に分類し記録しています。悲しく痛ましい事故が多いですが、教訓として生かすことも大切かと思います。いつ、どこで、どのような状況で発生したか?概要のみの掲載です。

2016年~2020年の事故[目次を開く]

2020年

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

2019年

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

2018年

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

2017年

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

2016年

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国
※2016年は九州・沖縄の掲載はありません。

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