秋の交通安全運動 平成30年(2018年)

平成30年9月21日(金)から30日(日)まで、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。

「秋の全国交通安全運動」について、重点項目、ポスターをまとめています。
今年は初日が連休前の金曜日です。飲酒検問などが実施される地域も予想されます。

9月30日(日)は「交通事故死ゼロを目指す日」です。

(データーは警察庁内閣府から出典)

[目次]

実施期間

  • 実施期間:平成30年9月21日(金)から9月30日(日)
  • 地域:全国
  • 交通死亡事故ゼロを目指す日:9月30日(日)

重点項目

  1. 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
  2. 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
  3. 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
  4. 飲酒運転の根絶

秋の交通安全運動ポスター

内閣府または警察庁が公開している交通事故防止に関するポスターです。
※いずれもリンク先でPDF表示・印刷できます。

職場や学校、ご家庭に掲示することで、事故防止が期待できると思います。

秋の交通安全運動のポスター(2018)

▲交通安全運動ポスター

秋の交通安全運動のポスター(平成30年)

▲リーフレット

飲酒運転の根絶

▲飲酒運転の根絶

高齢者の免許自主返納

▲高齢者の免許自主返納

▲A4横サイズのポスター、実施要項など上記を含む8種類(PDF)を同梱しています。

▲オンマウスまたはタップで停止。

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薄暮時間帯の死亡事故は昼間の4倍!

警察庁は2013年~2017年に発生した1万9754件の死亡事故を調査し、9月13日に発表しています。

警察庁資料(PDF)

日没前後1時間は交通死亡事故が多発

薄暮時間(日没前後の1時間)は、自動車と歩行者が衝突する事故がもっとも多く発生しています。警察庁の事故分析によると、過去5年間に発生した薄暮時間帯(2時間)の死亡事故(自動車と歩行者)は、1時間あたり約682件です。

これは昼間の約168件と比較して約4倍で、夜間の約321件と比べても約2倍です。比率でみると自動車と歩行者の死亡事故の53%は、薄暮時間帯の2時間に発生しています。

事故の要因が重なる時間帯

  1. ドライバーは視界が徐々に悪くなり、歩行者との距離が分かりにくくなる。
  2. 交差点での右左折時に、夕陽の眩しさで横断中の歩行者を見落とす。
    (死亡事故の33%が横断歩道および付近で発生)
  3. 日中の業務ドライバーは、疲れが出やすくなる時間。
  4. 高速道路、幹線道路では渋滞が発生する場所も。
  5. 学校の下校時間と重なる。
  6. 歩行者は自動車のスピードが分かりにくくなる。

日没時刻の30分前にライトの点灯が推奨されています。また歩行者は反射材の利用が事故防止に役立ちます。おもな都市の点灯時刻(目安)を記載しています。

9月~12月の推奨時間[表示]

上段が推奨時間。下段は日没時刻
※各月15日

都市 9月 10月 11月 12月
札幌 17:15 16:20 15:40 15:30
17:46 16:53 16:11 16:00
仙台 17:15 16:30 15:55 15:45
17:46 17:00 16:25 16:17
新潟 17:20 16:40 16:00 15:55
17:53 17:07 16:33 16:26
東京 17:20 16:35 16:05 16:00
17:49 17:06 16:35 16:29
名古屋 17:30 16:50 16:15 16:10
18:00 17:18 16:47 16:42
大阪 17:35 16:55 16:25 16:20
18:06 17:24 16:54 16:49
広島 17:50 17:05 16:35 16:30
18:18 17:37 17:06 17:01
松江 17:45 17:00 16:30 16:25
18:16 17:33 17:02 16:56
高知 17:45 17:00 16:35 16:30
18:13 17:33 17:04 16:59
福岡 17:55 17:15 16:45 16:40
18:26 17:45 17:16 17:12
鹿児島 17:55 17:15 16:50 16:45
18:24 17:46 17:19 17:16
那覇 18:00 17:30 17:10 17:10
18:34 18:02 17:40 17:40

秋から冬は交通死亡事故が増加します。昨年は12月(381人)がもっとも多く、次いで11月(372人)、10月(343人)の順でした。(過去10年では12月がもっとも多く、10月と11月は、ほぼ同じ傾向です)

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これまでの交通事故発生状況

上半期の死者数は昨年同期より減少しているものの、死亡事故に占める高齢者(65歳以上)の比率は過去10年でもっとも高く、75歳以上の高齢者ドライバーによる死亡事故も増えています。また千葉県、埼玉県などで、昨年に比べ死者数が大きく増加しています。

死亡事故ランキング

▼平成30年9月19日まで(交通事故日報)

千葉県の交通事故死者数は、前年同期より25人も増加しており深刻な状況です。

都道府県 死者数 前年比
1 愛知県 137 +1
2 千葉県 126 +25
2 埼玉県 126 +8
4 神奈川県 105 +12
5 兵庫県 100 -4
6 北海道 99 -5
7 福岡県 96 +4
8 東京都 98 -19
9 大阪府 88 -13
10 茨城県 84 -14

全国の死者数(合計):2,350人

千葉県(前年比+25人)、埼玉県(同+8人)、神奈川県(同+12人)で、死者数が大きく増加しています。また愛知県は昨年まで15年連続でワースト1です。

千葉県の昨年の死者数は154人で、前年より31人減少しています。しかし今年は8月まで、すべての月で昨年同月を上回っています。

事故件数・死傷者数

▼平成30年8月末まで(交通事故月報)

発生状況

  • 交通事故件数(人身):282,678件
  • 負傷者数:345,782人
  • 死者数:2,179人
  • 第1当事者が飲酒運転での死亡事故:130件

死者数が前年比5人以上増加

  1. 千葉県(+21)
  2. 埼玉県(+15)
  3. 神奈川県(+13)
  4. 秋田県、広島県(+11)
  5. 山形県、富山県(+10)
  6. 新潟県(+9)
  7. 福島県、福岡県(+7)
  8. 宮城県(+5)

高齢者の比率が70%以上

  1. 福井県(77.8%)
  2. 秋田県(71.4%)
  3. 三重県(70.2%)
  4. 岩手県(70.0%)

※全国平均は55.1%です。

上半期における事故の特徴

▼平成30年1月~6月(9月13日発表分)

高齢者ドライバーの死亡事故が増加

75歳以上の高齢者ドライバーによる死亡事故は222件で、前年同期から32件増加しています。1990年以降では、2014年(223件)に次いで多くなっています。

おもな事故原因

  1. ハンドルの誤操作:60件
  2. 安全確認の不十分:54件
  3. 考え事などによる前方不注意:41件

高齢者ドライバーによる交通事故と免許自主返納の状況>>

全体の死者数は減少

死者数は1,603人(前年同期より72人減少)です。死者数のうち高齢者(65歳以上)は、908人で全体の56.6%です。比率では過去10年でもっとも高くなっています。

交通死亡事故多発警報

▼現在発令中の都道府県

  • 9月14日に新潟県で「交通死亡事故多発警報」が出されています。13日現在の死者数は68人(昨年比+13人)です。23日までの期間、交通取り締まりなどが強化されます。
  • 9月6日に奈良県で「交通死亡事故多発警報」が出されています。20日までの期間、交通取り締まりなどが強化されます。同県では約2年ぶりの発令です。



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最近の期間中における事故状況

今年の「春の交通安全運動」、昨年の「秋の交通安全運動」では、『交通事故死ゼロを目指す日』に期間中で、もっとも多く交通死亡事故(いずれも12人が死亡)が発生しています。

今年の「春の交通安全運動」

人身事故発生件数 10,668件
前年比-1,564件
負傷者数 12,961人
前年比-2,076人
死者数 84人
前年比+10人

昨年の「秋の交通安全運動」

人身事故発生件数 13,837件
前年比-732件
負傷者数 15,735人
前年比-1,192人
死者数 94人
前年比-9人

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平成元年に比べ死者数は7割減・・

「秋の全国交通安全運動」は、今回が平成で最後になります。昨年の期間中における交通事故死者は、統計開始以降初めて100人以下となり94人です。

平成元年の320人(※)と比べると死者数は約70%減少しています。しかし人身事故の発生件数は約28%の減少、負傷者数では約27%の減少にとどまっています。

※平成で死者数がもっとも多かったのは、平成4年の329人です。

平成元年と平成29年(期間中の比較)

発生件数 死者数 負傷者数
平成元年 17,712 320 21,448
平成29年 12,837 94 15,735

死者数においては、飲酒運転の罰則強化(※)が始まった平成14年以降は毎年減少しています。平成14年までの死者数(平均)は276人、平成15年から平29年までの平均は145人です。

※平成14年に酒気帯び運転(呼気1リットルあたり0.25mg以上)の罰金が5万円以下から30万円までに、平成19年には50万円まで引き上げられています。さらに平成21年からは違反点数が25点になり、1回の違反で免許取り消し処分になっています。

交通安全運動の歴史・・[表示]

平成元年(1989年)は、バブル景気の最中で若者の多くが車を乗り回していた時代です。スマホ等の「ながらの運転」はありませんでした。近年では若年層の運転人口が少なくなるとともに、死亡事故に占める高齢者の比率が高まり、高齢者が起こす事故も目立ち始めています。

「秋の全国交通安全運動」が始まったのは、64年前の昭和29年(1954年)です。この年の期間中の死者数は219人(事故件数は2410件)で、事故件数あたりの死者が非常に高い時代でした。もっとも死者数が多かったのは昭和45年(1970年)で434人(同1万8716件)です。この年は年間死者数も過去最多で1万6765人が死亡しており、「交通戦争」と呼ばれた時代です。

[自動車保有台数]

※乗用車、商用車、二輪車等を含む

  • 昭和29年:約134万台
  • 平成30年4月末:約8170万台

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