お盆期間中の交通事故状況と安全対策

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期間中の平均死者数は71人
(過去5年間)

2022年のお盆期間(8月11日~16日)の交通事故死者数は41人(6.8人/日)でした。

お盆の交通安全
このページに掲載している交通事故データーは、警察庁の交通事故統計から出典した2次情報です。数値を再利用する場合は、出典元データーをご使用ください。

[目次]

2022年

連休の期間は短かったものの41人が亡くなり、1日平均では6.8人です。(2021年の4.8人より多くなっています)

11日 12日 13日 14日 15日
9 11 2 2 6
16日 // // // 合計
// // //
11 // // // 41

JAFによるとお盆を含む8月6日~8月16日の間に、全国で受け付けたロードサービス件数は7万5481件(前年同期比+343件)ということです。

2021年

3連休とお盆休みを含む、8月7日~15日の死者数は43人です。

7日 8日 9日 10日 11日
3 5 2 6 5
12日 13日 14日 15日 合計
6 9 5 2 43

過去の死者数

※各年の期間はカレンダーにより異なります。

お盆期間中 死者数
2022年[令和4年] 41人
2021年[令和3年] 43人
2020年[令和2年] 56人
2019年[令和元年] 66人
2018年[平成30年] 86人
2017年[平成29年] 106人

連休中の事故防止

お盆期間中は全国的に厳しい暑さが予想されています。バッテリーや冷却水の点検は、より入念に行いましょう。またJAFによると東北や北陸での豪雨災害により、レスキューに遅れが生じている地域もあるようです。お盆期間中までには解消されると思いますが、車両トラブルには十分な注意が必要になりそうです。

お盆期間中においても豪雨災害に備え、車内に脱出用工具(窓ガラスを割る専用ハンマー、悪路からの脱出用シート、ロープ、スコップなど)を備えると安心です。

自動車・バイクの安全点検

  • バッテリー液の確認
    使用期間(寿命)の確認も
  • エンジンオイルの交換
  • ブレーキオイルのチェック
  • ブレーキの効き具合
  • タイヤの空気圧
  • タイヤの摩耗チェック
  • 非常停止版の車載確認
  • 発煙筒の使用期限を確認
  • 窓ガラスをピカピカに!
  • ウォッシャー液の確認

車の点検

JAFによると連休中のトラブルで多いのは、渋滞中のエアコンなどの使い過ぎによるバッテリーあがりが約30%、タイヤのトラブルが約20%です。

バッテリーの点検は十分に行いましょう。またJAFが行った実験によると、外気温35℃の日中では駐車中の車内温度は50℃以上(ダッシュボード付近では70℃以上)になるということです。サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低いそうです。車内にスプレー缶やノートパソコン・タブレットなどを残さないように注意しましょう。

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「ゴースト汚れ」って知ってますか?

雨の日や夜間に気づくフロントガラスの汚れです。

ゴースト汚れ

オバケじゃないけど、晴れた昼間は気づかなくても雨の日や夜間に見えることも

ゴースト汚れ

雨の日はガラス(外側)についた油膜などの汚れが原因になり、車外の気温が低い場合は、ガラスの内側に結露やくもりが発生しやすくなります。視界不良は運転疲れの一因にもなり、歩行者の発見が遅れるなどヒヤリハットが増えるといわれています。

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高速道路では安全運転の徹底!

3秒間のイメージ

3秒で100メートル進むイメージ

停止距離(路面乾燥時で空走距離を含む)の目安は、80km/hで約76メートル、100km/hでは約112メートルです。

高速道路での死者数(年間)

前方・後方のドライバーが安全運転を遵守する人とは限りません。

2021 2020 2019 2018 2017
死者数 136 114 163 173 169
ハザードランプ 高速道路での渋滞

渋滞で減速・停止する場合は、渋滞を確認できた段階からハザードランプを点滅させ、後続車に知らせましょう!また停止したあともすぐに消さず、後続車の状況を確認しましょう。

高速道路事故のおもな法令違反

  1. 安全運転義務違反:8,441件
    (うち前方不注意が3,993件)
  2. 最高速度違反:169件
  3. 進路変更:100件
  4. 車間距離:75件
  5. 過労運転:23件
  6. 飲酒運転:3件

※高速道路での車間距離不保持は、違反点数が2点、反則金は9,000円(普通車)です。

交通取り締まりに注意

  • 料金所付近でのシートベルト、チャイルドシート
  • インターを降りた後に一般道へ合流する場所で、一時停止のある場所
  • 夜間走行中の「ながら運転」取り締まりも少なくありません。

SA/PA内での事故に注意

サービスエリア、パーキングエリアは、運転の疲れから一息つける場所です。しかし緊張が緩み油断しやすくなることも。慌ててトイレに行く場合は注意が散漫になります。事故に注意が必要です。

子どもから絶対に目を離さないこと。子どもは駐車した場所が分からなくなり、歩き回ることもあります。大型トラックの駐車スペース付近は死角も多くなります。連休期間中は混雑することも多く、飛び出し事故に気をつけましょう。

SA/PA内での人身事故は年間で80件~90件発生しているということです。

パーキングエリア・サービスエリアでの事故

お盆期間に関するページ

水難事故にご注意

過去5年(2017年~2021年)の8月に、レジャー中に発生した死者・行方不明・負傷事故の報道件数は少なくとも493件あり、報道された事故の8割以上が死亡または行方不明・重体等です。(発生件数はこれより多いと思います)

大雨の影響が出ている地域では、川の増水による事故にご注意を。

水難事故の発生状況


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連休中の防犯対策

連休中は不在になる家が多く、空き巣や侵入被害が多くなります。留守にする場合は、普段より念入りな防犯対策が必要です。

連休中の防犯対策(空き巣と泥棒)
旅行などで長期留守にするときの「防犯対策」をまとめています。連休中は不在になる家が多く、空き巣の被害が多くなります。住宅侵入の多い愛知県では、連休中の被害件数が普段の1.6倍です。

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