ゴールデンウィーク中の交通事故と安全対策

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連休中の交通事故防止
(危険リスクと過去のデーター)

[目次]

このページに掲載している数値等は、警察庁政府統計総合窓口から出典した2次情報です。数値を再利用される場合は出典元データーをご使用ください。

GW期間中の交通事故状況

4月29日~5月8日までの死者数は61人(もっとも多かったのは愛知県で8人)でした。

期間中の死者数

  • 2022年は4月29日~5月8日(交通事故日報からの暫定数で、修正される場合があります)
  • 2021年は4月29日~5月5日(曜日が異なります)
2022年2021年2022年2021年
4月29日(金)555月4日(水)46
4月30日(土)7105月5日(木)102
5月1日(日)545月6日(金)6///
5月2日(月)1155月7日(土)2///
5月3日(火)655月8日(日)5///
合計6137

過去5年の死者数と1日平均

2022年と過去5年間のGW期間の死者数(平日を含む)。

期間
死者1日
平均
20224月29日

5月8日
1061人6.1人
20214月29日

5月5日
737人5.3人
20204月29日

5月6日
847人5.9人
20194月27日

5月6日
1066人6.6人
20184月28日

5月6日
984人9.3人
20174月29日

5月6日
871人8.9人
  • 死者数は警察庁の「交通事故日報」から出典。
  • 国交省によるとコロナ禍で最初のGWになった2020年は、全国の主要高速道路で交通量が大きく減少し、全体では前年比70%減少(小型車は79%減少)したということです。

GWはどんな事故が起きてるの?

期間中の事故は下記の3つが目立ちます。

  1. 高速道路での事故
  2. 車両(二輪車を含む)単独の事故
  3. 家族で乗車中の子どもの死傷事故

GW期間中に死傷者の発生した事故、飲酒運転などの事故について掲載しています。2021年および2019年と2018年の記録です。(2020年の掲載はありません)

交通安全・事故防止

連休中は過労による運転も多くなります。特に高速道路の利用は時間に余裕をもった計画が大切です。また遠方の行楽地での事故や車両トラブル等は、たいへんな手間がかかることも。

自動車の安全点検

  • タイヤの状態(空気圧・溝の深さ・摩耗・亀裂の有無)普段点検しない方は、GW前にガソリンスタンドなどで点検しましょう。
  • ブレーキ液、バッテリー液、ウインドウォッシャー液の量(噴射状況も確認)
  • エンジンオイル、冷却水の量
  • ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷
  • ブレーキペダルの踏みしろおよびブレーキの効き具合
  • パーキングブレーキの引きしろ
  • 非常停止板、発炎筒の確認(使用期限は4年)
  • すべてのガラス(外側・内側)を綺麗にしましょう。汚れは視認性を悪くするだけでなく、運転疲れの要因になります。
バッテリーあがりが最多

JAFによると出動件数で多いのは、エアコンなどの使い過ぎによるバッテリーあがりが約33%、タイヤのトラブルが約17%(高速道路は約2万6千件で約35%)です。またタイヤのトラブルが増えており約39万件です。10年前より約36.6%増加しており、トラブルの多くはパンクということです。

JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料)
申し込みから、最短2日後から利用可能(詳細は上記JAFのHPへ)もしもの事故や車両トラブルだけでなく、昨今増えている災害時のレスキューにも役立ちます。

「ゴースト汚れ」って知ってますか?

雨の日や夜間に気づくフロントガラスの汚れです。

ゴースト汚れ

オバケじゃないけど、晴れた昼間は気づかなくても雨の日や夜間に見えることも

ゴースト汚れ

雨の日はガラス(外側)についた油膜などの汚れが原因になり、車外の気温が低い場合は、ガラスの内側に結露やくもりが発生しやすくなります。視界不良は運転疲れの一因にもなり、歩行者の発見が遅れるなどヒヤリハットが増えるといわれています。

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時間にゆとりある計画
  • シートベルト、チャイルドシートの着用を徹底。高速道路での後部座席のシートベルト非着用時の死亡率は、着用時の約9.2倍!
  • 子どもが同乗する場合は渋滞に備え、簡易トイレなども準備。渋滞も予想されます。
  • 高速道路で明け方は「魔の時間帯」と呼ばれ、死傷事故がもっとも多く発生しています。疲れや眠気を感じたら、無理な運転は避けてSA/PAで休息をとりましょう。渋滞も少ないからといって、スピードを出し過ぎる車があるかも知れません。
ツーリングライダーの事故に注意

GW期間はバイク事故に注意

2021年(年間)では自動二輪車(原付を除く)の死傷者数は2万3437人(死者332人、重傷者4,192人、軽傷者1万8913人)です。重傷者がもっとも多い年代は50歳~54歳で549人です。

  • 半袖、短パンでの運転は事故時のケガを酷くします。バイク用のグローブ・プロテクターなどを利用し、もしもの事故時のダメージ軽減を!
  • 特にシニアライダーは体力や運転技能の過信にご注意を。(カーブで曲がり切れなかったなどの事故も目立ちます)
  • 昼間の走行時もライトオン!
  • 高速道路を通行予定の場合は、渋滞予測だけでなく通行地域の天気予報も確認。
交通取締りの目立つ場所

連休中の取り締まり重点箇所

  • 高速道路の入口料金所付近でのシートベルト・チャイルドシート
    後部座席もお忘れなく!
  • 高速道路を降りて一般道へ合流する場所での一時停止違反(停止線のある場合)
  • 山間部・郊外の道路でのスピード違反(普段取り締まりの少ない場所でも実施されます。バイクのツーリングは注意)朝や夜の取り締まりも実施されています。
  • 有料道路(夜間に無料開放されている区間を含む)においても、可搬式オービスでの取り締まりが行われています。

ゴールデンウィークの交通取り締まり

可搬式オービスに注意

可搬式オービス
※画像はイメージ(都道府県によって異なる)

「可搬式オービス」はすべての都道府県で運用されています。2022年度は全国で運用台数を大きく増やすということです。事故の多い千葉県では、これまでの3台から10台になります!愛知県も運用する警察署が増えています。有料道路や都市高速でも取り締まりが実施されています。またお住いの地域以外で撮影された場合やレンタカーなどでは、出頭通知が届くまで1か月以上かかることもあるようです。(違反確認は地元警察署で対応可能)

従来のスピード違反の取り締まり、覆面パトカー、白バイによる摘発も含めてご注意を。

高速道路での安全運転
(危険がいっぱいだよ)

高速道路での運転

注意が必要な8つのリスク

他のドライバーが必ずしも安全運転をするとは限りません。高速道路での運転が不慣れな人、免許を取得したばかりで運転が未熟な人もいます。またハンドルを握ると人格が変る人、危ない人、怖い人に遭遇するかも知れません、開放感と危険は隣り合わせです。

高速道路での死傷者数(2021年・年間)

  • 死者:136人
  • 重傷者:410人
    第一当事者の事故原因で前方不注意は128件
  • 軽傷者:7,423人

(1)重大事故につながりやすい

高速道路の運転で1秒間に進む距離は、80km/hで約22.2メートル、100km/hでは約27.8メートルです。また「新東名」と「東北道」の一部などで、普通車の最高速度が120km/hになっている区間もあります。1秒間で約33.3メートル(3秒で100メートル!)も進む速度です。

3秒間のイメージ

3秒で100メートル進むイメージ

停止距離(路面乾燥時で空走距離を含む)の目安は、80km/hで約76メートル、100km/hでは約112メートルです。

(2)タイヤの空気圧チェック

空気圧不足のタイヤで走行するとバーストする危険性が高くなります。特に高速道路では長時間の運転になりやすく、運転前の空気圧チェックは特に重要です。高速走行時にタイヤが4つしかない普通車でバーストしたら怖いですね。

(3)降雨時の走行は特に注意

ハイドロプレーニング現象

降雨時の走行に注意!

高速走行時に発生しやすい「ハイドロプレーニング現象」にも注意が必要です。濡れた路面を高速で走行した際に、タイヤと路面との間にできた水膜により浮いた状態になり、ハンドルやブレーキ操作が出来なくなる現象で、車の性能に関わらず運転者側では制御不能になります。(タイヤの摩耗、空気圧不足は特に発生しやすい)

高速道路に限らずスリップ事故でもっとも危険なのは雨の降り始めで、路面の砂やホコリと雨水が混ざり合う状態です。速度規制が表示される前からスピードを緩めることが大切です。

(4)高速走行車から救援待ちの見え方

もしも車両故障やパンクなどの車両トラブル、事故等で路側帯に避難するするときは、十分な注意が必要です。下記はJAFが公開している動画(約1分)です。たいへん危険な状況であることが分かります。ご自分の車は点検などで車両トラブルの回避は可能ですが、他車のトラブルは予測不可能です。もらい事故などにも注意が必要です。

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(5)SA/PA内での事故に注意

サービスエリア、パーキングエリアは、運転の疲れから一息つける場所です。しかし緊張が緩み油断しやすくなることも。慌ててトイレに行く場合は注意が散漫になります。事故に注意が必要です。

子どもから絶対に目を離さないこと。子どもは駐車した場所が分からなくなり、歩き回ることもあります。大型トラックの駐車スペース付近は死角も多くなります。連休期間中は混雑することも多く、飛び出し事故に気をつけましょう。

SA/PA内での人身事故は年間で80件~90件発生しているということです。

パーキングエリア・サービスエリアでの事故

SAの設置目安はおよそ50kmごと、PAはおよそ15kmです。(交通量等の路線環境により例外あり)

本線へ復帰するときに出口を間違える逆走にご注意。インターチェンジ出口を行き過ぎたり、ルートの見誤りなどで、故意に逆走したものを含めると「NEXCO東日本」だけで、毎年30件~60件近く発生しているということです。逆走は重大事故につながります。

エンジンをかける前に忘れ物がないか確認!全国では毎年2万件近く、届け出数は1日あたり50件程度あるということです。場所としてはトイレや駐車場、飲食コーナーで、スマホや衣類も目立つそうです。行楽シーズンに多く日常的に利用することが少ないため、うっかりが多いのかもしれません。SA/PAはすぐに引き返せないですね。

あとで忘れ物に気づいたら管轄のNEXCOへ連絡です。

お客さまセンター
  • NEXCO東日本
    0570-024-024(有料)
    03-5308-2424(有料)
  • NEXCO中日本
    0120-922-229
    052-223-0333(有料)
  • NEXCO西日本
    0120-924-863
    06-6876-9031(有料)

(6)高速道路での死者数(年間)

20212020201920182017
死者数136114163173169
ハザードランプ高速道路での渋滞

渋滞で減速・停止する場合は、渋滞を確認できた段階からハザードランプを点滅させ、後続車に知らせましょう!また停止したあともすぐに消さず、後続車の状況を確認しましょう。

ご自分の車に追突されなくても、付近の車で事故が発生すれば、玉突きやもらい事故に巻き込まれます。通常走行時においても十分な車間距離が大切です。車両相互(追突、衝突など)による死亡事故は55件(過去5年の年間平均)です。

(7)通行帯違反は7万件以上!

高速道路において、追い越し車線を継続して走行すると「通行帯違反」となり、取り締りの対象になります。違反となる走行距離は2kmが目安といわれ、警察官の判断で検挙されるということです。(普通自動車の反則金は6,000円、違反点数は1点)

覆面パトカー

2021年(年間)の高速道路での検挙総数は55万0093件です。おもな違反の検挙件数は下記の通りです。

  1. 速度違反(40km/h)未満:29万0180件
  2. シートベルト装着義務違反:10万8729件
    後部座席もお忘れなく!
  3. 通行帯違反:7万2851件
    前年より4,860件増加!
  4. 携帯電話使用等:2万5161件(※)
    高速道路もしっかり見張られてます
  5. 速度違反(40km/h)以上:1万4103件
  6. 車間距離不保持:7,422件

※2021年の携帯電話使用等での検挙総数は約29万0735件です。このうち高速道路での検挙数は2万5161件(検挙総数の11.5件に1件)で、コロナ禍でレジャー等での利用者が少なかった2020年より2,313件増えています。運転中にメールやラインで「渋滞してるから遅くなるー」とか、うっかりメッセージを確認したり、カーナビ等の注視にも気をつけたいですね。違反点数3点+反則金1万8千円(普通車)、交通の危険があった場合は違反点数6点+30万円以下の罰金です。

(8)路上の落下物に注意

  • 車両のトラブル等で路肩に停車した場合は、ハンドルを左に切った状態でエンジンを止める。(ハザードランプは点滅状態を維持)
  • 路側帯に停車する場合は、左側のドアから出てガードレールの外側へ避難。
  • 安全を十分確認しながら、停止表示器材を車両から50~60mほど離れた後方に設置。
  • 発煙筒は付近にオイル漏れなどがないことを確認して使用する。
  • 落下物の緊急ダイヤルは#9910です。必ず安全な場所に停車してから連絡しましょう。
  • 非常電話は1km間隔(トンネル内は200m)で設置されています。

高速道路の落下物は年間30万件以上です。落下物による事故は、落とした人の責任です。タイヤの点検、積載物、積載方法の十分な点検を!(国交省によると大型トラックのタイヤ脱落は、増加傾向ということです。運送業界の人出不足が一因とみられています)

#9910

2017年に岡山県の「中国自動車道」で、母娘の乗った軽乗用車が路上に落ちていたタイヤに乗り上げ走行不能になり、路肩に避難していたところ、直後に走ってきた大型トレーラーもタイヤに乗り上げて横転し、母娘の2人が巻き込まれて亡くなる痛ましい事故も発生しています。

 

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