交通事故の発生状況 2022年(令和4年)

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2022年の交通事故発生状況
交通事故に関する統計が毎年発表されています。全国の死者数やランキングを聞くことはあっても、10万人あたりの死者数、都道府県ごとの発生件数や負傷者数、死亡事故の原因等は、報道されることが少ないと思います。さまざまなデーターからリスクを知ることで事故抑止が期待できそうです。

[目次]

このページに掲載している数値等は、「警察庁政府統計の総合窓口」から出典しています。表やグラフは当サイトで作成したもの。お使いのデバイスにより、表は横スクロールします。

2022年の概要

年間の死者数は2,610人で10年前(2013年=4,373人)に比べ4割減少しています。それでも1日あたり約824件の人身事故が発生し約978人が負傷、7.2人が亡くなっています。

死傷者数は35万9211人

2022年 前年比
人身事故
発生件数
300,839件 -4,357件
約824件/日
死者数 2,610人 -26人
約7.2人/日
若年層の
死者数
14歳以下 27人 -10人
15歳~24歳 213人 +4人
高齢者の
死者数
65歳~74歳 456人 ‐35人
75歳以上 1,015人 ‐14人
負傷者 356,601人 -5,530人
約978人/日
重傷 26,027人 -1,177人
軽傷 330,574人 -4,353人

日本の総人口1億2322万3561人(2022年1月時点)で、単純に試算すると約346人に1人が事故でケガをされたことになります。(1時間あたりでは約40人)

3月17日に発表された昨年(2022年)の「事故後30日以内死者数」は3,216人です。(24時間死者数の2,610人より606人多い)前年より11人多くなっており、比率は24時間死者数の1.23倍で、統計開始(1993年)以降ではもっとも高くなっています。(平均値・中央値とも1.18倍)

11月18日に令和に入ってからの累計死者数が1万人を超えました。(1日あたりの死者数は7.7人です。平成の全期間では1日あたり約20人、最多年は平成4年(1992年)で約31人です。平成時代の交通事故状況

(1)月別の死者数[グラフ]

交通事故死者数の月別推移(2022年)グラフ

(2)月別の死者数[表]

死者数 前年比 死者数 前年比
1 183 -15 7 207 -23
2 179 -31 8 230 +37
3 203 -7 9 222 +15
4 191 -7 10 261 -12
5 214 +31 11 252 +1
6 191 -11 12 280 -4
  • GW期間の死者は61人(詳細)で、前年に比べ24人も増加しています。3年ぶりに行動制限が出されなかった連休で、交通量の増加が影響しているようです。報道された事故形態では、一般道を含め多重事故が目立ちました。
  • お盆期間は連休が短かったこともあり、死者数は前年の43人より2人少なく41人でした。しかし1日平均では6.8人で前年(4.8人)より多くなっています。
  • 12月の死者数は280人で前年より4人減少したものの、10年以上連続してもっとも多い月になっています。また年末の5日間(27日~31日)の死者数は54人で、3年ぶりに増加しています。

(3)9月以降の死者数

9月からは交通事故死者が急増
2022年9月以降の交通事故死者数(月平均)は、8月までの1.27倍(1か月あたり約54人多い)です。2013年からの10年間をみても1.19~1.34倍(平均と中央値ともに1.24倍)で、大きな差はありません。9月は多くの地域で月初と月末で日没時刻の差がもっとも大きい月です。また薄暮時間帯(日没前後の1時間)は、自動車×歩行者の死亡事故が昼間の4倍といわれています。

歩行者・自転車は反射材をつけると、自動車がロービーム(照射距離40メートル)であっても約57メートル前で気づきます。反射材なしの場合は、黒っぽい服装で約26メートル、明るい服装でも約38メートルです。

千葉県警の分析によると、夜間に発生した自動車と横断歩行者の死亡事故について、ほとんどの前照灯は下向き(ロービーム)になっており、上向き(ハイビーム)であれば半数以上(56%)は、衝突を回避できた可能性が高いということです。路上に倒れたり寝込んでいる人、落下物の回避にも余裕ができそうです。反射材とハイビームの効果(当サイト内へリンク)

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交通事故の発生状況

交通事故死者数ランキング(2022年)

1位~10位

順位(前年) 都道
府県
死者数 前年比
1(2) 大阪 141 +1
2(7) 愛知 137 +20
3(3) 東京 132 -1
4(5) 千葉 124 +3
5(8) 兵庫 120 +6
6(4) 北海道 115 -5
7(1) 神奈川 113 -29
8(6) 埼玉 104 -14
9(11) 茨城 91 +11
10(10) 静岡 83 -6

神奈川県は2021年のワーストから7位です。2021年7月から2022年2月まで8か月連続して、前年同月の死者数を超えていましたが、その後は減少した月が多くなっています。

11位~47位を表示

都道
府県
死者数 前年比
11 岐阜 75 +14
12 福岡 75 -26
13 岡山 74 +17
14 広島 74 +4
15 新潟 61 +14
16 三重 60 -2
17 熊本 53 +14
18 栃木 50 -6
19 福島 47 -2
20 群馬 47 -3
21 長野 46 +1
22 京都 45 -6
23 愛媛 44 -6
24 鹿児島 42 -5
25 滋賀 38 +1
26 岩手 37 +2
27 宮城 37 -5
28 香川 35 -2
29 富山 34 +5
30 沖縄 34 +8
31 秋田 33 +5
32 大分 32 -4
33 宮崎 32 +2
34 青森 31 +2
35 山口 31 -3
36 奈良 29 -10
37 長崎 28 +1
38 福井 27 +1
39 山形 26 +2
40 高知 26 +1
41 山梨 25 -7
42 和歌山 24 -7
43 徳島 23 -9
44 佐賀 23 ±0
45 石川 22 -4
46 島根 16 +6
47 鳥取 14 -5
都道府県順で表示
都道
府県
死者数 前年比
北海道 115 -5
青森 31 +2
岩手 37 +2
宮城 37 -5
秋田 33 +5
山形 26 +2
福島 47 -2
東京 132 -1
茨城 91 +11
栃木 50 -6
群馬 47 -3
埼玉 104 -14
千葉 124 +3
神奈川 113 -29
新潟 61 +14
山梨 25 -7
長野 46 +1
静岡 83 -6
富山 34 +5
石川 22 -4
福井 27 +1
岐阜 75 +14
愛知 137 +20
三重 60 -2
滋賀 38 +1
京都 45 -6
大阪 141 +1
兵庫 120 +6
奈良 29 -10
和歌山 24 -7
鳥取 14 -5
島根 16 +6
岡山 74 +17
広島 74 +4
山口 31 -3
徳島 23 -9
香川 35 -2
愛媛 44 -6
高知 26 +1
福岡 75 -26
佐賀 23 ±0
長崎 28 +1
熊本 53 +14
大分 32 -4
宮崎 32 +2
鹿児島 42 -5
沖縄 34 +8

30日以内死者数での順位

2023年3月17日発表分です。事故後30日以内に亡くなった人数で、24時間以内に亡くなった人を含みます。


都道
府県
30日以内
死者数
24時間
死者数
1 大阪 191 141
2 東京 166 132
3 愛知 164 137
4 千葉 160 124
5 兵庫 151 120
6 神奈川 147 113
7 埼玉 140 104
8 北海道 137 115
9 茨城 101 91
10 静岡 100 83
11位~47位[表示]

都道
府県
30日以内
死者数
24時間
死者数
11 福岡 95 75
12 広島 93 74
13 岡山 83 74
14 岐阜 82 75
15 栃木 72 50
16 三重 70 60
17 新潟 69 61
18 熊本 67 53
19 群馬 66 47
20 長野 60 46
21 鹿児島 58 42
22 京都 57 45
23 福島 54 47
24 愛媛 54 44
25 岩手 45 37
26 滋賀 45 38
27 宮城 42 37
28 富山 42 34
29 香川 42 35
30 山口 38 31
31 長崎 38 28
32 沖縄 38 34
33 大分 37 32
34 宮崎 37 32
35 青森 36 31
36 秋田 35 33
37 奈良 35 29
38 山梨 33 25
39 山形 31 26
40 和歌山 30 24
41 福井 29 27
42 佐賀 29 23
43 徳島 27 23
44 高知 27 26
45 石川 26 22
46 島根 20 16
47 鳥取 17 14

死者の増減数(前年比)

2021年より6人以上増加と減少した都道府県です。


都道
府県
増加 都道
府県
減少
1 愛知 +20 神奈川 -29
2 岡山 +17 福岡 -26
3 新潟 +14 埼玉 -14
4 岐阜 +14 奈良 -10
5 熊本 +14 徳島 -9
6 茨城 +11 和歌山 -7
7 沖縄 +8 山梨 -7
8 兵庫 +6 愛媛 -6
9 島根 +6 京都 -6
10 /// /// 静岡 -6
11 /// /// 栃木 -6

愛知県は2021年より20人多く、全国でもっとも増加しています。(2021年は2020年より37人少なく全国でもっとも減少していました)

(1)増加率でみると・・

  1. 島根県:60.0%
  2. 熊本県:35.9%
  3. 沖縄県:30.8%
  4. 岡山県:29.8%
  5. 新潟県:29.8%

(2)全国の増減状況(色分け)

  • 佐賀県は前年と同数です。
  • 色分けは当サイトで行ったもの。
増減 1~5人 6~10人 11人以上
減少
増加

交通事故死者数の増減(2022年)

増えてるところは
取り締まりが
厳しくなるかも!?

まじかー..(゚Д゚;)
安全運転するよ!

(3)2年連続で増加は・・

岐阜県、大阪府、兵庫県、沖縄県、富山県、青森県です。(3年連続で増加した都道府県はありません)

特に岐阜県は2年連続で死者数が大きく増加(※)しています。5月に10年ぶりとなる「交通死亡事故多発警報」が発令され、11月には上旬に2回目、下旬に3回目が連続して出されています。3回の発令は極めて異例な状況ということです。※2022年(前年比+14人)、2021年(同+18人)です。

重傷者数ランキング

重傷者数はあまり耳にされないと思います。重傷とは治療に1か月(30日)以上を要するもので、全国の合計は26,027人(1日あたり約71人)です。

1位の大阪府は2位の埼玉県より1,000人以上多く、大阪府の人口で単純計算すれば3,142人に1人が重傷を負ったことになります。また人身事故件数も大阪府は約9,000件多いです。人口は埼玉県より約150万人多いですが、人口比で重傷者数を試算すると1.36倍で、同様に全国と比較すると約1.53倍です。


都道府県 重傷者 前年比
1 大阪 2,808 +29
2 埼玉 1,721 -80
3 東京 1,534 +8
4 千葉 1,488 -24
5 神奈川 1,152 -74
6 兵庫 1,004 -171
7 静岡 935 -61
8 北海道 914 -38
9 京都 748 -70
10 広島 730 -170

警察庁の統計ではありませんが「損害保険料率算出機構」が年度ごとに発表しているデーターによると、負傷事故全体で後遺症(1等級~14等級)を認定した件数(全国)は、近年は5万件前後で推移しています。このうち日常生活に介護を要する後遺症(1等級と2等級)は2020年度において1,165件です。

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人口10万人あたりの交通事故死者数
  • 1位~10位
  • 全国平均は2.08人です。
  • 表への掲載はありませんが、高齢者(65歳以上)の人口10万人あたりでは、全国平均が4.06人です。

都道
府県
2022年 2021年
1 岡山 3.94 3.02
2 岐阜 3.82 3.08
3 高知 3.80 3.62
4 香川 3.72 3.89
5 福井 3.55 3.39
6 秋田 3.49 2.92
7 三重 3.42 3.50
8 愛媛 3.33 3.75
9 富山 3.32 2.80
10 徳島 3.23 4.45

四国4県は10位以内に入っている年が多く、死亡事故の発生率が高い状況が続いています。

11位~47位を表示

都道
府県
2022年 2021年
11 茨城 3.19 2.79
12 山梨 3.11 3.95
13 岩手 3.09 2.89
14 熊本 3.07 2.24
15 宮崎 3.02 2.80
16 大分 2.87 3.20
17 佐賀 2.85 2.83
18 新潟 2.80 2.14
19 滋賀 2.69 2.62
20 鹿児島 2.66 2.96
21 広島 2.66 2.50
22 和歌山 2.63 3.36
23 栃木 2.60 2.90
24 福島 2.59 2.67
25 鳥取 2.55 3.43
26 青森 2.54 2.34
27 山形 2.46 2.25
28 群馬 2.44 2.58
29 島根 2.41 1.49
30 山口 2.33 2.53
31 沖縄 2.32 1.77
32 静岡 2.30 2.45
33 長野 2.26 2.20
34 北海道 2.22 2.30
35 兵庫 2.21 2.09
36 奈良 2.21 2.94
37 長崎 2.16 2.06
38 千葉 1.98 1.93
39 石川 1.96 2.30
40 愛知 1.82 1.55
41 京都 1.76 1.98
42 宮城 1.62 1.82
43 大阪 1.60 1.58
44 福岡 1.46 1.97
45 埼玉 1.42 1.61
46 神奈川 1.22 1.54
47 東京 0.94 0.95
都道府県ごとの発生件数・死傷者数

2022年(年間)の確定数です。都道府県ごとの人身事故発生件数、死者数、負傷者数(軽傷+重傷)、および前年比です。

北海道・東北[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 前年比 負傷者 前年比
北海道 8,457 +153 115 -5 9,785 +187
青森 2,375 -83 31 +2 2,853 -66
岩手 1,511 -55 37 +2 1,812 -18
宮城 4,117 -169 37 -5 4,912 -270
秋田 1,157 -144 33 +5 1,351 -163
山形 2,970 -214 26 +2 3,469 -291
福島 2,702 -295 47 -2 3,132 -314
関東・甲信[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 前年比 負傷者 前年比
東京 30,170 +2,572 132 -1 33,429 +2,593
茨城 6,271 +342 91 +11 7,699 +456
栃木 3,877 -62 50 -6 4,641 -25
群馬 9,803 -204 47 -3 12,072 -236
埼玉 16,576 -131 104 -14 19,596 -281
千葉 13,223 -311 124 +3 15,839 -268
神奈川 21,098 -562 113 -29 24,382 -680
新潟 2,728 -120 61 +14 3,123 -80
山梨 2,019 -74 25 -7 2,516 -39
長野 4,752 -20 46 +1 5,611 -85

東京・神奈川・埼玉・千葉は最新(2023年)の事故件数などを掲載しています。千葉県は公開されている取り締まり情報も掲載。

東海・北陸[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 前年比 負傷者 前年比
静岡 18,678 -704 83 -6 23,662 -746
富山 1,953 -18 34 +5 2,202 -67
石川 1,987 +41 22 -4 2,248 +23
福井 939 +27 27 +1 1,063 +34
岐阜 2,895 -16 75 +14 3,500 -148
愛知 23,825 -360 137 +20 28,072 -559
三重 2,917 +195 60 -2 3,638 +300

愛知県は最新(2023年)の事故件数、取り締まり情報などを掲載しています。

近畿[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 前年比 負傷者 前年比
滋賀 2,862 +12 38 +1 3,599 +69
京都 3,810 -49 45 -6 4,413 +5
大阪 25,509 +121 141 +1 29,760 +200
兵庫 16,372 -557 120 +6 19,425 -618
奈良 2,603 -334 29 -10 3,092 -464
和歌山 1,389 -30 24 -7 1,649 -2

大阪府は最新(2023年)の事故件数などを掲載しています。

中国・四国[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 増減数 負傷者 前年比
鳥取 598 -20 14 -5 691 -3
島根 766 -8 16 +6 836 -32
岡山 4,348 -335 74 +17 4,855 -384
広島 4,315 -340 74 +4 5,088 -407
山口 2,261 -197 31 -3 2,633 -315
徳島 1,960 -161 23 -9 2,333 -145
香川 3,144 -143 35 -2 3,730 -227
愛媛 2,132 -128 44 -6 2,355 -110
高知 943 -103 26 +1 1,010 -132
九州・沖縄[表示]
都道
府県
発生
件数
前年比 死者 前年比 負傷者 前年比
福岡 19,868 -198 75 -26 25,285 -302
佐賀 3,238 -268 23 ±0 4,219 -320
長崎 2,611 -193 28 +1 3,316 -189
熊本 3,175 -13 53 +14 3,924 -12
大分 2,271 -89 32 -4 2,804 -28
宮崎 3,798 -663 32 +2 4,245 -814
鹿児島 3,088 -444 42 -5 3,421 -549
沖縄 2,778 -5 34 +8 3,311 -8
死亡事故の原因

2022年に発生した死亡事故(2,550件)のおもな法令違反、および死者数(2,610人)のおもな内訳などです。

(1)原付以上の第一当事者の法令違反は?

漫然運転(安全運転義務違反に含まれる)で326件です。漫然運転とは考え事しながらの運転、ぼんやりしながらの運転などで、10年以上連続してもっとも多い法令違反です。

(2)歩行者妨害が原因の死亡事故は?

歩行者妨害等の違反による死亡事故は243件で、前年より27件増えています。おととしまで減少傾向が続いていましたが昨年は5年ぶりに増加しています。また歩行者妨害等の違反による死亡事故を起こした年齢層では、45歳~49歳がもっとも多く27件です。次いで50歳~54歳が25件、55歳~59歳が23件の順です。

重傷者数でみると1,954人で前年より25人少なくなっています。

年間の検挙件数は33万6504件で前年より1万0708件増えています。5年以上連続して増加しており2018年の1.86倍です。2023年も取り締まりが厳しくなりそうです。
(3)飲酒運転による死亡事故は?

検挙基準以下(0.15mg未満)を含めると120件で前年より34減少しています。このうち0.25mg以上は70件、酒酔い運転は10件です。

重傷者数でみると274人で前年より14人少なくなっています。

(4)死亡事故の類型は?

人と車両の死亡事故でもっとも多かったのは、横断中(横断歩道以外を含む)が610件です。すべての死亡事故の約4件に1件です。車両どうしの死亡事故では出会い頭が281件です。次いで右折時が134件で左折時(32件)の約4倍です。

信号のある交差点での右折時に直進車、バイクとの衝突事故(右直事故)には、特に注意が必要ですね。

(5)車両単独での死亡事故は?

もっとも多いのは工作物への衝突で403件(このうち防護柵等への衝突が130件)です。次いで路外逸脱(転落等)が199件です。転倒事故は80件です。

重傷者数でみると1,906人です。

(6)路上横臥(おうが)による死亡事故は?

道路上で寝込んだ人が車にはねられ死亡した事故は109件です。前年より28件多く2016年以降ではもっとも多くなっています。

重傷者数でみると98人です。

(7)車両・歩行者の比率は?

自動車(原付・自動二輪車を含む)乗車中の死者が33.3%、自転車乗車中が13.0%、歩行中が13.0%です。

(8)高速道路での死亡事故は?

152人が亡くなっており、前年より16人多くなっています。死亡事故の法令違反でもっとも多かったのは前方不注意の53件です。次いでハンドル操作ミスなど運転不適が27件、最高速度違反は19件で3年ぶりに増加しています。

重傷者数でみると427人(前年比+17人)です。

行動制限のなかったゴールデンウィーク等の連休での事故が目立ち影響してるかもしれません。

交通安全に関する記事

交通違反の検挙件数は全国で約614万1500件(2022年)違反別件数など交通違反の取り締まり状況

横断歩道での一時停止率

令和時代の交通事故状況

2019年~2022年までの交通事故(人身)の累計発生件数は、129万6501件、負傷者は154万8983人、死者数は1万1300人です。日本の総人口(2022年時点)で単純に試算すると、4年間で、およそ804人に1人が負傷したことになります。

令和時代の交通事故

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事件・事故・災害アーカイブ