交通事故の発生状況 2020年(令和2年)

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全国の交通事故(ランキング等)

[目次]

このページに掲載している数値等は、「政府統計総合窓口」から出典した2次情報です。
数値を再利用される場合は、出典元データー|政府総合統計窓口をご使用ください。

2020年の概要

(1)交通事故死者数(24時間以内)

全国の交通事故死者数は2,839人で、前年より376人減少(減少率-11.7%)し統計開始(1948年)以降、初めて3,000人を下回っています。コロナ禍による外出自粛(交通量の減少)などが影響したとみられています。2019年までの10年間の年平均減少率は-4.2%です。

平成以降でもっとも死者数が多かったのは、1992年(平成4年)で1万1452人(1日あたり約31人)です。昨年は1日あたり約8人まで減少しています。平成時代の交通事故>>

(2)交通事故死者数(30日以内)

事故発生後30日以内に亡くなった人を含めると3,415人です。24時間死者数(2,839人)より576人多く1.20倍です。この基準での全国順位は、愛知県が191人で東京より1人多くなり、全国ワースト1が入れ替わります。

10年前と比較すると、2011年の5,535人より2,120人減少してます。また10年間の30日以内死者数の比率は、1.18~1.22の間で推移しています(平均比率は1.19)。その前の10年間の平均比率は1.16です。

(3)人身事故・負傷者数

2020年 前年比
人身事故件数 30万9000件 -7万2237件
負傷者数 36万8601人 -9万3174人

月別の死者数

  • 全国の死者数(人)
  • 24時間以内死者数
  • カッコ内は前年比
  • 前年比でもっとも減少したのは8月
  • 前年比で増加したのは2月
死者数 死者数
1 262(-3) 7 191(-38)
2 247(+37) 8 197(-81)
3 239(-22) 9 243(-50)
4 213(-53) 10 273(-40)
5 194(-16) 11 280(-48)
6 202(-4) 12 298(-58)

推移グラフ(前年比)

2020年の交通死亡事故(推移)

グラフは当サイトで作成したもの

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交通事故死者数等の順位

2020年1月1日~12月31日

死者数ランキング(24時間死者数)

2020年1月~12月。報道や交通事故対策・施策などでは「24時間死者数」が多く使用されているようです。

順位 都道
府県
死者数 前年比
1 東京 155 +22
2 愛知 154 -2
3 北海道 144 -8
4 神奈川 140 +8
5 千葉 128 -44
6 大阪 124 -6
7 埼玉 121 -8
8 兵庫 110 -28
9 静岡 108 +7
10 福岡 91 -7

24時間以内と30日以内死者数

2020年1月~12月。「30日以内死者数」での順位では愛知県が1位で、他にも異なる都道府県があります。

順位 都道
府県
24時間
死者
都道
府県
30日以内
死者
1 東京 155 愛知 191
2 愛知 154 東京 190
3 北海道 144 神奈川 174
4 神奈川 140 北海道 163
5 千葉 128 大阪 162
6 大阪 124 埼玉 152
7 埼玉 121 千葉 150
8 兵庫 110 兵庫 135
9 静岡 108 静岡 130
10 福岡 91 福岡 113

全国の死者数ランキング(24時間死者数)

2020年1月~12月(太文字は前年より増加)

順位 都道
府県
2020年 2019年
1 東京都 155 133
2 愛知県 154 156
3 北海道 144 152
4 神奈川県 140 132
5 千葉県 128 172
6 大阪府 124 130
7 埼玉県 121 129
8 兵庫県 110 138
9 静岡県 108 101
10 福岡県 91 98
11 茨城県 84 107
12 三重県 73 75
13 広島県 71 75
14 新潟県 64 93
15 岡山県 62 75
16 栃木県 60 82
17 香川県 59 47
18 福島県 57 61
19 鹿児島県 53 61
20 滋賀県 49 57
20 京都府 49 55
22 愛媛県 48 42
23 岩手県 46 45
23 長野県 46 65
23 熊本県 46 69
26 群馬県 45 61
27 宮城県 44 65
28 岐阜県 43 84
28 大分県 43 41
30 山口県 42 45
31 福井県 41 31
32 石川県 40 31
33 秋田県 37 40
34 宮崎県 36 39
35 高知県 34 33
35 長崎県 34 33
37 佐賀県 33 34
38 山形県 30 32
39 青森県 28 37
40 富山県 26 34
41 奈良県 25 34
42 沖縄県 22 36
43 山梨県 21 25
44 徳島県 20 41
45 和歌山県 18 33
45 島根県 18 25
47 鳥取県 17 31

都道府県ごとの増減状況(前年比)

※色分けは当サイトで行ったもので警察庁の発表ではありません。

増減数 1~5人 6~10人 11人以上
 減少
 増加

交通事故死者数マップ

おととしワースト1だった千葉県は44人減少して、減少数は全国1位だよ。

取り締まりが強化されたのも影響してるかもね。12月は連日「飲酒検問」を実施してた。千葉県はおまわりさんも頑張ったね。

全国的に「歩行者妨害の取り締まり」も厳しかったね。2020年の検挙件数は29万0532件で、前年より6万件以上増加し過去最多だよ。(5年以上連続で増加)
2021年も厳しくなりそうだよ!

まじかーー。。

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それぞれプルダウンで表示します。

全国の増減数(人 )[表示]
全国の増減数(前年比)
  • もっとも増加したのは東京都
  • もっとも減少したのは千葉県
    ※おととしの死者数172人(全国ワースト1)から128人(5位)
順位 都道府県 増減数(人)
1 東京都 22
2 香川県 12
3 福井県 10
4 石川県 9
5 神奈川県 8
6 静岡県 7
7 愛媛県 6
8 大分県 2
9 岩手県 1
10 高知県 1
11 長崎県 1
12 佐賀県 -1
13 山形県 -2
14 愛知県 -2
15 三重県 -2
16 秋田県 -3
17 山口県 -3
18 宮崎県 -3
19 福島県 -4
20 山梨県 -4
20 広島県 -4
22 京都府 -6
23 大阪府 -6
23 島根県 -7
23 福岡県 -7
26 北海道 -8
27 埼玉県 -8
28 富山県 -8
28 滋賀県 -8
30 鹿児島県 -8
31 青森県 -9
32 奈良県 -9
33 岡山県 -13
34 鳥取県 -14
35 沖縄県 -14
35 和歌山県 -15
37 群馬県 -16
38 長野県 -19
39 宮城県 -21
40 徳島県 -21
41 栃木県 -22
42 茨城県 -23
43 熊本県 -23
44 兵庫県 -28
45 新潟県 -29
45 岐阜県 -41
47 千葉県 -44
全国の増減率(%)[表示]
全国の増減率(前年比)

増加率がもっとも高いのは福井県

順位 都道府県 増減率(%)
1 福井県 +32.3
2 石川県 +29.0
3 香川県 +25.5
4 東京都 +16.5
5 愛媛県 +14.3
6 静岡県 +6.9
7 神奈川県 +6.1
8 大分県 +4.9
9 高知県 +3.0
9 長崎県 +3.0
11 岩手県 +2.2
12 愛知県 -1.3
13 三重県 -2.7
14 佐賀県 -2.9
15 大阪府 -4.6
16 北海道 -5.3
17 広島県 -5.3
18 埼玉県 -6.2
19 山形県 -6.3
20 福島県 -6.6
21 山口県 -6.7
22 福岡県 -7.1
23 秋田県 -7.5
24 宮崎県 -7.7
25 京都府 -10.9
26 鹿児島県 -13.1
27 滋賀県 -14.0
28 山梨県 -16.0
29 岡山県 -17.3
30 兵庫県 -20.3
31 茨城県 -21.5
32 富山県 -23.5
33 青森県 -24.3
34 千葉県 -25.6
35 群馬県 -26.2
36 奈良県 -26.5
37 栃木県 -26.8
38 島根県 -28.0
39 長野県 -29.2
40 新潟県 -31.2
41 宮城県 -32.3
42 熊本県 -33.3
43 沖縄県 -38.9
44 鳥取県 -45.2
45 和歌山県 -45.5
46 岐阜県 -48.8
47 徳島県 -51.2
10万人あたりの死者数(人)[表示]

人口10万人あたりの死者数

  • 前年に比べ1人以上減少したのは、岩手県、沖縄県、青森県、茨城県、徳島県、栃木県、奈良県、新潟県、山形県、和歌山県、山梨県です。
  • 前年に比べ2人以上減少したのは、岐阜県と富山県です。
順位 都道府県 2020年 2019年
1 香川県 6.17 4.55
2 福井県 5.34 5.26
3 高知県 4.87 4.06
4 三重県 4.10 4.83
5 佐賀県 4.05 3.64
6 秋田県 3.83 4.22
7 大分県 3.79 3.39
8 岩手県 3.75 4.70
9 愛媛県 3.58 4.33
10 石川県 3.51 2.44
11 滋賀県 3.47 2.76
12 宮崎県 3.36 3.12
13 鹿児島県 3.31 3.94
14 岡山県 3.28 3.57
15 栃木県 3.10 4.55
16 山口県 3.09 3.76
17 福島県 3.09 3.99
18 鳥取県 3.06 3.54
19 静岡県 2.96 2.83
20 茨城県 2.94 4.22
21 新潟県 2.88 4.50
22 山形県 2.78 4.63
23 徳島県 2.75 4.17
24 北海道 2.74 2.65
25 島根県 2.67 2.92
26 熊本県 2.63 3.40
27 山梨県 2.59 4.50
28 長崎県 2.56 2.66
29 広島県 2.53 3.25
30 富山県 2.49 5.11
31 群馬県 2.32 3.27
32 青森県 2.25 3.52
33 長野県 2.24 3.18
34 岐阜県 2.16 4.53
35 千葉県 2.05 2.98
36 愛知県 2.04 2.51
37 兵庫県 2.01 2.76
38 和歌山県 1.95 3.81
39 宮城県 1.91 2.41
40 京都府 1.90 2.00
41 奈良県 1.88 3.34
42 福岡県 1.78 2.66
43 埼玉県 1.65 2.39
44 神奈川県 1.52 1.77
45 沖縄県 1.51 2.63
46 大阪府 1.41 1.67
47 東京都 1.11 1.04

重傷・軽傷事故まで視野を広げると

負傷事故の多くはニュースで取り上げられることが少ないものの、2020年は30万9000件(重傷事故は2万6448件)発生し、36万8601人が負傷しています。平均すると1か月に約3万人を超える方がケガをしています。

毎日どこかで847件の人身事故

負傷者は1日平均で1,010人(全国)。発生件数がもっとも多かった東京都は2万5642件で、1日あたり70件です。

47都道府県の人身事故件数(死亡・重傷・軽傷)を掲載しています。

交通死亡事故の原因・違反

死亡事故の法令違反

原付以上の交通死亡事故において、第一当事者(責任がもっとも大きい)の法令違反

  1. 漫然運転:366件
  2. 運転操作不適:331件
  3. 安全不確認:300件
  4. 脇見運転:238件
  5. 歩行者妨害等:192件
  6. 最高速度:157件
  7. 交差点安全進行:113件
  8. 通行区分:99件
  9. 信号無視:89件
  10. 優先通行妨害:69件

「漫然運転」は10年以上連続して1位

漫然(まんぜん)運転は、ぼんやりと運転したり、考え事をしながらの運転(集中力や注意力が低下した状態)です。死亡事故(第一当事者)の原因では、10年以上連続でもっとも多くなっています。{法令違反では脇見や安全確認違反などの「安全運転義務違反」に含まれます}

歩行者妨害等による死亡事故は192件

歩行者妨害は「歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止違反」です。

2020 2019 2018 2017 2016
件数 192 207 232 238 252

運転操作不適は75歳から急増

20歳~74歳の違反比率(平均)が0.29に対して、75歳~79歳では0.83、80歳~84歳では2.39、85歳以上では3.74です。75歳から顕著に増加しています。

飲酒運転による死亡事故

原付以上の交通死亡事故で、第一当事者(責任がもっとも大きい)が飲酒運転の件数。飲酒状態であるものの基準値以下、検知不能を含みます。

2020 2019 2018 2017 2016
件数 159 176 198 204 213

2020年は上記件数のうち、「酒酔い運転=アルコール濃度に関係なく酩酊状態で、ますっぐ歩けない状態など」が20件、「酒気帯び=呼気1リットルあたる0.25mg以上」が101件、同0.25mg未満が12件です。「酒酔い運転」は前年より10件増えています。

交通死亡事故の類型

2020年に発生した死亡事故2,784件のうち、おもな類型を掲載しています(全体の合計とは一致しません)

人対車両

人身事故

自動車や二輪車と人が衝突する死亡事故は942件(全体の33.4%)です。死亡事故のうち横断中が230件、横断歩道付近が86件です。

路上横臥=ろじょうおうが(酒に酔って路上で寝込むなど)による死亡事故は78件発生しています。

車両相互

車両相互事故

車両同士の衝突・追突など事故は976件(全体の35.1%)です。このうち正面衝突は218件、追突は131件です。

車両単独

単独事故

車両単独事故は814件(全体の29.6%)です。衝突物でもっとも多かったのは、防護柵等で160件、次いで電柱(100件)、家屋・塀(53件)の順です。

高速道路での死者数

高速道路

2020 2019 2018 2017 2016
死者数 114 163 173 169 196

自転車事故

死傷者数

自動車・バイクとの衝突、単独事故を含む全年齢での人数です。

死者数
2020 2019 2018 2017 2016
419 433 453 479 509
重傷者数
2020 2019 2018 2017 2016
6,463 7,461 7,789 8,243 8,077
軽傷者
2020 2019 2018 2017 2016
59,255 71,088 76,141 80,646 81,469
自転車事故の類型(2020年)

自動車・バイクとの事故をのぞきます。

自転車事故

  • 車両と人:2件
  • 車両同士:287件
  • 車両単独:129件
車両単独の死亡事故は増加傾向

2020年に発生した自転車の車両単独死亡事故は129件です。2011年(53件)の約2.4倍にまで増加しています。過去5年間をみても高い水準で推移しています。自転車は一般的な走行速度から、衝突や転倒時の衝撃を過小評価し、ニュースで報道されることも少ないため、自動車やバイクより死亡する危険性は小さいと思いがちかも。しかし単独事故だけでも、すべての交通死亡事故(2,784件)の約20件に1件です。

単独死亡事故の件数

2020 2019 2018 2017 2016
件数 129 107 87 109 122
  • 2016年~2020年の年平均:111件
  • 2011年~2015年の年平均:76件

増加の原因は発表されていませんが、運転中のスマホ使用などが原因のひとつになっているかもしれないですね。

交通安全に関する記事

今年の「春の交通安全運動」は、歩行者保護が重点項目になっています。歩行者妨害の取り締まりが一段と強化されそうです。

夏の交通安全運動[2021年]
(重点項目・ポスター等)

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過去の記事(一部広告を含む)



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