今年の夏は暑い!2023年は過去最高の気温(記録)

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2023年の夏は暑かった
[目次]

このページに掲載している数値・画像等は、気象庁から出典。数値を再利用される場合は出典元データーをご使用ください。またグラフ・表は数値を元に当サイトで作成したものです。

2023年の夏は沖縄をのぞき
統計開始以降もっとも暑い!

6月~8月(3か月の期間全般)の地域気温平年差は、北日本と東日本で統計開始(1946年以降)で1位、西日本は1位タイ(2022年、2018年、2013年)の記録でした。特に北日本は+3.0℃で、2位(2010年の+1.8)を1.2℃も上回っています。

気象庁の地域平均気象データー(数値出典)から、6月~9月各月ごとの地域気温平年差(℃)を北海道、東北など11の地域区分で、0.5℃ごとに色分けしています。夏の区分は6月~8月ですが全国的に厳しい残暑が続いた9月も掲載しています。気象区分では新潟県は北陸に含まれます。各月スライド表示します。(色分は当サイトで行ったものです)

-0.1~-0.5 ±0.0 +0.1~+0.5
-0.6~+1.0 +1.1~+1.5 +1.6~+2.0
+2.1~+2.5 +2.6~+3.0 +3.1~+3.5
+3.6~+4.0 +4.1~+4.5 //

現在の平年基準は、1991年~2020年の観測データーが使用されています。

  • 2023年6月の地域気温平年差
    6月の地域気温平年差
スワイプ 各月をスライド表示(スワイプ)
(パソコンはオンマウスで矢印表示)

実際の気温はどうなの?

気温平年差では体感的な気温が分かりにくいため、全国の都道府県庁所在地について、最高気温(月間平均)を掲載しています。

都市別の最高気温ランキング

各月の最高気温(月間平均)です。

1位 2位 3位
6月 那覇 佐賀 熊本
29.7 28.6 28.5
7月 さいたま 京都 前橋
34.8 34.5 34.4
8月 富山 新潟 京都
35.8 35.6 35.5
9月 京都 甲府・岐阜・大阪・鹿児島が2位
32.7 32.5

※9月の3位は名古屋(32.3℃)です。

異常な暑さが続いた夏

  • 6月の最高気温(平均)は1位が那覇で29.7℃、2位が佐賀(28.6℃)、3位が熊本(28.5℃)です。最高気温の平均が25.0℃(夏日)以上は44都市で、25℃未満は秋田、青森、札幌です。
  • 7月の最高気温(平均)が30.0℃以上は43都市です。30℃未満は4都市で盛岡・青森・秋田・札幌です。月間平均で35.0℃以上の都市はなかったものの、下旬の平均では東京が35.4℃、さいたま市で36.6℃、名古屋市で35.6℃など猛暑日が多かった都市も目立ちました。
  • 8月の最高気温(平均)が35.0℃以上は、9都市(富山・新潟・京都・福井・大阪・鳥取・秋田・山形・福島)です。北陸と東北で際立った暑さが目立ちました。1位の富山市は平年値より4.4℃、2位の新潟市は4.8℃高くなっています。さらに秋田市は平年値より5.8℃も高い気温でした。すべての都道府県庁所在地で30.0℃以上を記録しています。また例年は中旬から気温が大きく下がる札幌市も30.9℃(平年差+4.5℃)でした。秋田県は暑かった
  • 9月の最高気温(平均)が30.0℃以上は39都市でした。東京の月間平均が30.0℃を超えたのは初めてのことです。16日には名古屋市で35.7℃、28日には甲府市で35.4℃など、観測史上もっとも遅い「猛暑日」を記録した都市もありました。
都道府県庁所在地の最高気温
北海道・東北[表示]

6月~9月の最高気温(月間平均)です。

都市 6月 7月 8月 9月
札幌 24.2 27.8 30.9 25.5
青森 24.5 29.0 32.8 27.9
秋田 24.9 28.1 35.0 28.8
盛岡 25.3 29.8 33.6 28.0
仙台 25.7 31.0 33.2 29.1
山形 26.9 31.6 35.0 29.8
福島 27.1 33.0 35.0 30.0
関東・甲信[表示]

6月~9月の最高気温(月間平均)です。

都市 6月 7月 8月 9月
宇都宮 27.1 33.1 34.1 30.3
前橋 28.2 34.4 34.7 31.7
水戸 26.5 32.3 33.2 30.2
東京 27.6 33.9 34.3 31.2
さいたま 28.0 34.8 34.4 31.7
千葉 27.6 32.4 33.8 30.7
横浜 27.2 32.9 33.7 30.9
甲府 27.9 34.2 34.5 32.5
長野 26.4 31.8 34.8 30.4
新潟 26.0 30.3 35.6 29.9
東海・北陸[表示]

6月~9月の最高気温(月間平均)です。

都市 6月 7月 8月 9月
静岡 26.8 32.2 33.0 31.4
名古屋 28.1 34.1 34.8 32.3
岐阜 28.3 34.2 34.9 32.5
26.4 32.6 32.6 30.7
富山 27.6 32.8 35.8 30.8
金沢 27.1 32.3 34.8 30.9
福井 27.6 32.9 35.2 31.2
近畿・中国・四国[表示]

6月~9月の最高気温(月間平均)です。

都市 6月 7月 8月 9月
大津 27.3 33.8 34.7 31.9
京都 28.2 34.5 35.5 32.7
奈良 27.7 34.0 34.4 32.0
和歌山 27.2 32.5 33.5 31.6
大阪 27.8 33.7 35.2 32.5
神戸 26.6 31.4 33.9 31.5
鳥取 28.1 33.0 35.2 30.5
松江 27.0 31.6 34.1 29.2
岡山 27.7 32.7 34.0 31.9
広島 27.1 31.5 34.3 31.4
山口 27.5 32.1 33.8 31.0
高松 27.6 32.9 34.2 31.8
徳島 26.5 32.1 32.5 31.1
松山 27.1 32.4 33.6 32.3
高知 26.8 31.4 32.2 31.7
九州・沖縄[表示]

6月~9月の最高気温(月間平均)です。

都市 6月 7月 8月 9月
福岡 28.3 32.9 33.9 30.7
佐賀 28.6 32.5 34.7 31.4
長崎 27.2 31.2 33.3 30.7
大分 27.1 31.8 32.6 30.5
宮崎 27.2 32.2 31.3 30.8
熊本 28.5 32.6 34.3 32.2
鹿児島 27.9 32.4 32.9 32.5
那覇 29.7 32.8 31.4 31.8
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猛暑日の増加も深刻!

最高気温が35℃を超えた日数。近年の増加状況は深刻です。猛暑日の日数

2024年の夏も心配・・

北日本、東日本、西日本の地域区分で2014年以降(10年間)の気温平年差(6月~8月)をみると、北日本はすべての年で平年を上回っています。東日本は8回、西日本は7回上回っており、沖縄・奄美をのぞけば猛暑が常態化しているようです。

地域別の気温平年差(10年の推移)

6月~8月と7月~9月の期間気温平年差です。平年基準は1991年~2020年の観測データーが使用されています。

6月~8月の地域別気温平年差

▲2023年の平年差は北日本で+3.0℃、東日本で+1.7℃、西日本は+0.9℃です。

7月~9月の地域別気温平年差

▲2023年の平年差は北日本で+3.3℃、東日本で+2.4℃、西日本は+1.5℃です。

これまでの傾向が続けば来年の夏も猛暑になりそうですね。気象庁による2024年夏の気温予想は「暖候期予報=2月25日ごろ」で発表されます。

1か月予報

更新を終了しています。10月以降の「1か月予報」は、冬の気温予想をご覧ください。

気温予想

//月//日発表分

冬の気温予想

3か月予報

更新を終了しています。10月以降の「3か月予報」は、冬の気温予想をご覧ください。

気温予想

//月//日発表分

冬の気温予想

2023年‐2024年の冬は暖冬の予想

気温の推移(今年と昨年)

  • 2023年7月から12月の地域平年差
    2023年7月~12月の気温

スワイプ その他の期間をスライド表示(スワイプ)
(パソコンはオンマウスで矢印表示)

12月上旬と中旬の平年値

12月上旬は平年値において多くの都市で、11月下旬に比べ気温が大きく下がる期間です。

全国約100地点について、最高気温と最低気温の平年値(旬ごとの平均気温)を掲載しています。地域名をクリックまたはタップで表示します。

北海道

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
稚内 1.3 -3.1 -0.3 -4.5
旭川 0.8 -6.0 -1.1 -8.3
富良野 0.5 -7.9 -1.5 -10.8
北見 1.8 -8.5 -0.3 -11.1
釧路 4.1 -5.1 2.2 -7.1
帯広 2.8 -6.5 0.6 -9.4
留萌 2.7 -2.8 1.1 -4.6
札幌 3.5 -2.4 1.6 -4.4
函館 4.7 -2.2 2.7 -4.0
東北

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
青森 6.1 -0.2 4.0 -1.7
八戸 7.1 -0.4 5.0 -1.9
秋田 7.5 1.2 5.5 -0.2
大館 5.7 -1.7 3.6 -3.4
盛岡 6.2 -1.2 4.0 -2.8
大船渡 9.0 1.0 7.1 -0.4
仙台 9.9 2.2 8.0 0.7
気仙沼 8.6 0.1 6.5 -1.2
山形 8.0 0.5 5.7 -0.8
酒田 9.2 2.7 7.2 1.4
福島 10.2 2.0 8.3 0.5
郡山 9.2 0.7 7.2 -0.5
若松 7.6 0.5 5.4 -0.9
小名浜 12.5 3.6 11.1 2.0
関東・甲信
  • 東京の観測地点は千代田区
  • 上越の観測地点は高田
  • つくばの観測地点は館野
  • リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。
市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
新潟 10.2 3.6 8.4 2.2
上越 11.2 3.0 9.0 1.7
村上 9.5 2.1 7.4 0.9
宇都宮 12.1 1.9 10.7 0.0
奥日光 4.7 -3.1 2.5 -5.0
前橋 12.9 3.4 11.5 1.7
草津 4.9 -3.1 2.6 -5.0
水戸 12.7 2.1 11.3 0.3
日立 12.8 4.4 11.4 2.7
つくば 12.7 1.3 11.4 -0.7
さいたま 12.9 3.0 11.6 1.1
熊谷 13.2 3.4 12.0 1.7
秩父 12.5 0.0 11.2 -1.7
千葉 13.8 6.4 12.3 4.7
銚子 14.2 7.5 12.6 5.5
館山 15.1 5.3 13.8 3.7
東京 13.3 5.3 11.9 3.6
八王子 12.9 2.7 11.6 0.6
横浜 13.7 6.7 12.3 5.1
小田原 14.2 4.8 12.8 2.8
甲府 12.9 2.1 11.2 0.1
長野 9.0 0.0 6.7 -1.4
軽井沢 7.1 -3.6 5.2 -5.3
松本 9.9 -0.6 7.8 -2.4
飯田 10.6 0.4 8.6 -1.1
東海・北陸

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
静岡 15.5 6.2 13.9 4.4
熱海 14.1 8.0 12.7 6.4
御前崎 14.6 7.4 12.9 5.5
浜松 14.8 6.3 12.9 4.7
名古屋 13.3 4.9 11.4 3.3
豊橋 13.4 5.3 11.3 3.8
豊田 13.3 2.5 11.3 1.0
南知多 13.1 5.0 11.4 3.6
岐阜 13.2 4.5 11.3 2.9
高山 8.4 -0.2 5.9 -1.6
中津川 11.2 0.7 8.8 -0.8
13.5 6.0 11.8 4.6
四日市 13.0 3.3 11.4 2.0
尾鷲 15.3 5.5 13.7 4.0
富山 11.5 3.9 9.0 2.4
金沢 12.0 4.8 9.9 3.3
輪島 11.0 3.7 9.0 2.3
福井 11.7 4.0 9.3 2.6
敦賀 12.5 5.6 10.3 4.0
近畿

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
大津 12.1 4.0 10.2 2.7
米原 10.8 1.9 8.3 0.6
京都 13.3 4.7 11.2 3.3
舞鶴 12.3 4.0 10.1 2.7
奈良 12.9 3.3 11.0 2.0
和歌山 14.0 6.3 12.1 5.1
大阪 13.9 6.7 11.9 5.2
枚方 13.5 4.5 11.5 3.0
神戸 13.6 7.1 11.7 5.5
豊岡 12.5 3.8 10.0 2.3
姫路 13.5 3.6 11.6 2.2
中国・四国

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温と降水・降雪量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
岡山 13.2 3.3 11.3 1.9
津山 11.6 1.4 9.5 0.3
広島 13.6 5.2 11.7 3.9
庄原 10.1 0.1 7.9 -0.8
鳥取 12.7 4.4 10.5 3.0
松江 12.4 4.7 10.6 3.5
浜田 13.4 6.1 11.6 5.1
山口 13.1 3.1 11.3 1.9
13.2 5.4 11.5 4.3
高松 13.6 5.4 11.7 4.1
徳島 14.0 6.4 12.1 4.9
松山 14.1 5.9 12.2 4.6
宇和島 15.3 6.3 13.3 5.0
高知 15.8 5.7 14.0 4.0
室戸岬 14.3 9.1 12.6 7.4
本山 12.7 2.5 10.8 1.0
九州・沖縄

リンクのある都市は、他の月の平年値(気温・降水量)を掲載しています。

市町村 12月上旬 12月中旬
最高 最低 最高 最低
福岡 14.0 7.0 12.2 5.7
八幡 13.6 5.7 11.9 4.6
佐賀 13.9 4.9 12.0 3.6
長崎 14.5 7.2 12.7 5.8
熊本 14.4 4.7 12.5 3.2
人吉 13.5 3.3 11.7 1.7
大分 14.3 5.8 12.7 4.3
宮崎 16.2 6.2 14.7 4.8
鹿児島 16.7 8.4 14.9 6.6
那覇 22.6 17.9 21.4 16.8
石垣島 23.9 19.3 22.9 18.5
エルニーニョ/ラニーニャ現象

出典:エルニーニョ/ラニーニャ監視速報

9月11日発表分

エルニーニョ/ラニーニャ監視速報によると”「エルニーニョ」が続いている”と発表しています。

エルニーニョ/ラニーニャ発生確率

世界的な影響は・・?

気温が高くなる地域も多く、豪雨災害などの異常気象が目立つということです。

冬に「エルニーニョ」が継続した場合

1月を中心とした12月から2月に継続した場合の気温は、西日本で平年並か高い傾向傾向ということです。2000年以降では地域差はあるものの、暖冬傾向のシーズンが目立ちます。

過去10シーズンの冬、および2000年以降の冬で「エルニーニョ」が継続したときの気温平年差、降雪量の平年比を掲載しています。

地域別(月別の気温平年差)

2013年~2022年の6月~9月。夏の区分は6月~8月ですが9月も掲載しています。

北日本東日本西日本沖縄・奄美
北日本の気温平年差

北日本の夏の気温

東日本の気温平年差

東日本の夏の気温

  • 2022年6月下旬の気温平年差は+4.0℃で、統計開始(1946年)以降でもっとも高くなっています。
  • 2022年6月25日から7月3日まで、東京で最高気温が35.0℃を超える「猛暑日」が9日連続するなど異例の暑さになりました。(7月1日に37.0℃を記録)
西日本の気温平年差

西日本の夏の気温

  • 2022年6月下旬の気温平年差は+3.2℃で、統計開始(1946年)以降でもっとも高くなっています。
  • 2022年は6月~9月まで平年の気温を大きく超えています。近年は9月以降も厳しい残暑が長く続く傾向です。
沖縄・奄美の気温平年差

沖縄・奄美本の夏の気温

平年差の基準(平年)は何℃なの?[表示]

気象庁の解説(出典)によると、地域平均の値は平年差(比)の値のみで、絶対値はありません。これは地域内の観測地点によって気温が違うためで、その一帯の地域平均から平年差を出しているということです。

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16地域区分の気温と降水量

地域区分での気温と降水量の予想。日本海側、太平洋側を含む16区分の気温平年差(前年と比較)、および過去5年間(6月~9月)の気温を掲載しています。

いつまで暑い

平年日または過去の記録(過去の気象データー)から表にしています。お使いのデバイスによっては、横スクロールします。

いつまで暑い?

  • 真夏日を最後に記録する平年日
  • 最高気温(平均)が真夏日を下回るようになった期間
都市 平年日 2022年
期間(旬)
2021年
期間(旬)
東京 9月1日 9月上旬 9月上旬
名古屋 9月11日 9月下旬 9月上旬
大阪 9月14日 9月下旬 10月中旬
広島 9月11日 9月下旬 10月中旬
福岡 9月6日 9月下旬 10月中旬

いつまで暑い?
いつから涼しくなる?

▲全国約60地点で真夏日が終わる平年日、および過去3年間の記録です。

その他の都市

1月~12月の上旬・中旬・下旬について、最高と最低の平均気温と降水量を掲載しています。※リンク先ページに移動します。

夏の気温(過去10年)

2013年~2022年の6月~8月(期間の気温平年差)

平年差(℃)
高い +0.1 ~ +0.5 +0.6 ~ +1.0 +1.1以上
低い -0.1 ~ -0.5 -0.6 ~ -1.0 -1.1以下
2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
北日本 +0.7 +0.8 +0.2 +0.4 +0.2 +0.2 +0.4 +0.8 +1.4 +0.9
東日本 +0.7 +0.1 -0.1 +0.2 +0.2 +1.3 +0.1 +0.7 +0.4 +0.9
西日本 +0.9 -0.6 -0.8 +0.5 +0.4 +0.9 -0.2 +0.4 +0.1 +0.9
沖縄・奄美 +0.4 +0.1 +0.4 +0.8 +0.5 +0.2 ±0.0 +0.6 ±0.0 +0.6

2014年と2015年の夏は「エルニーニョ」が継続し、西日本で平年の気温を下回っています。2020年と2021年~2022年の夏は「ラニーニャ」が継続しています。

近年の猛暑(東・西日本)は「チベット高気圧」が日本上空まで大きく張り出し、「太平洋高気圧」と二層に重さなる状態が続く”ダブル高気圧”が原因という発表が多いです。

豪雨災害が目立つけど降水量はどうなの?[表示]
  • 期間は2013年~2022年
  • 6月~8月の期間降水量
  • 平年を100とした場合の比率(%)

降水量(10年間)

期間の降水量では、平年比150%を超える突出した年は少ないものの、短期間に過去の降水量記録を超えるような豪雨が増えています。

50年に1度など聞くこと多いわね。

短期間に1か月分の雨量とかも。

甚大な被害が発生したおもな災害(6月~10月)

  • 2021年7月:静岡県熱海市の土砂災害(伊豆山豪雨)
  • 2020年7月:令和2年7月豪雨(熊本豪雨)
  • 2019年10月:台風19号
  • 2018年7月~8月:西日本豪雨(死者224人で2000年以降では最大の被害)
  • 2017年7月:九州北部豪雨
  • 2015年9月:関東・東北豪雨(鬼怒川の氾濫など)
  • 2014年8月:京都・福知山市の豪雨
  • 2014年8月:広島土砂災害(近年の報道で耳にすることが多くなった「線状降水帯= 狭いエリアに次々と発生する発達した雨雲による豪雨」が注目され始めた災害)

2014年~2021年に発生した大規模な災害(上記以外を含む)だけみても、全国で700人近くが亡くなったり行方不明になっています。

最近の夏は猛暑が常態化
してる感じだね。

毎年のように豪雨災害も
発生してるし。。

豪雨・台風・熱中症など
夏のリスクを予見

過去の記録からリスクを予見。危険箇所の把握、災害時の避難方法・場所・連絡手段、非常食・災害用品や持ち出し品の確認など、早め早めの対策が大切です。

最近の台風・豪雨

  • 2023年8月8日~9日:「台風6号」の影響で、沖縄、九州、中国、四国で豪雨が発生。
  • 2023年7月中旬:北陸と東北地方を中心に記録的な大雨。15日は秋田県で1日で、1か月の雨量を超える地域もあり大きな被害が発生。
  • 2023年7月8日~10日頃:九州から中国・北陸にかけて、記録的な大雨。特に九州(北部)では大雨特別警報が出された地域もあり、大きな被害が発生しています。
  • 2023年6月末~7月初め:九州を中心に断続的な豪雨による被害。熊本県などでは「線状降水帯」も発生。
  • 2023年6月豪雨:「台風2号」は上陸はなかったものの梅雨前線に影響を与え、6月1日~3日にかけ沖縄から関東の太平洋側で大雨。高知、和歌山、奈良、三重、愛知、静岡県で「線状降水帯」が発生し、豪雨や川の氾濫が発生しています。

台風(発生と上陸数)

2023年9月11日現在

出典:気象庁の台風統計

2023年6月~10月

6 7 8 9 10
発生 1 3 6 1 //
接近 2 0 3 3 //
上陸 0 0 1 // //
昨年とおととし[表示]
6 7 8 9 10
2022 発生 6 2 5 7 5
接近 0 3 3 6 0
上陸 0 1 1 1 0
2021 発生 2 3 4 4 4
接近 2 2 3 1 2
上陸 0 1 1 1 0

過去の災害の記録

近年は毎年のように大雨による災害が発生しています。さまざまな災害リスクが大きくなっています。もしもの時に備えることが大切です。2014年~2021年に発生した大きな災害だけで、全国で700人近くが亡くなったり行方不明になっています。

甚大な被害を出した豪雨災害と
台風被害の記録(2014年以降)

夏の水難事故防止
過去5年の7月と8月だけで水難者は3,008人、死者・行方不明は1,183人

熱中症の搬送者数(全国)

出典:消防庁(熱中症情報)

救急搬送者数(5年間)

熱中症の搬送者数(5年間の推移)

6月 7月 8月 9月
2022年 15,969 27,209 20,252 4,931
2021年 4,945 21,372 17,579 2,355
2020年 6,336 8,388 43,060 7,085
2019年 4,151 16,431 36,755 9,532
2018年 5,269 54,220 30,410 2,811

初診時の死者数は全国で80人。※人口動態統計によると救急車の到着前に室内や屋外等で熱中症が原因とみられる近年の死者数(年間)は、1000人前後で推移しているということです。

未就学児童や小学生はアスファルト路面などからの照り返しで、頭部付近の気温は大人以上に高くなります。また発汗による体温調整も未熟で暑さの影響は大きくなります。さらに小学生低学年くらいまでは、体調不良を言葉で伝えることが困難な子も少なくなく、室内・屋外を問わず十分に気をつけることが必要です。ご高齢者の方は室内でもこまめな水分補給が大切。

熱中症の予防ポスター

消防庁が作成・配布しているポスター/リーフレットです。職場や学校に掲示することで、熱中症の予防が期待できます。各PDFで表示・印刷できます。(消防庁にリンク)

熱中症の予防ポスター 熱中症の予防ポスター 熱中症の予防ポイント

 

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