交通違反の取り締り件数と違反点数・反則金

交通違反の検挙件数は、648万2541件(平成29年)です。行為別の検挙件数と罰則をまとめています。

平成29年(2017年)における車両等の道路交通法違反(罰則付違反)の取り締り件数は648万2541件です。内閣府が公表している「交通安全白書」等からデーターをまとめています。

出典:交通安全白書(内閣府)

交通違反

[目次]

違反別の検挙数

年間の取り締り件数は648万2541件[平成29年]

  1. 最高速度違反:1,478,281件
  2. 一時停止違反:1,327,461件
  3. 携帯電話使用等違反:915,797件
  4. 通行停止違反:730,572件
  5. 信号無視:725,030件
  6. 駐停車違反:243,283件
  7. 追い越し・通行区分違反:225,604件
  8. 踏切不停止等:92,313件
  9. 免許証不携帯:62,434件
  10. 整備不良運転:27,195件
  11. 酒酔い・酒気帯び運転:26,499件
  12. 無免許運転:20,620件
  13. 積載違反:13,016件

高速道路での違反

年間の取り締り件数は、52万4161件[平成29年]

  1. 最高速度違反:374,085件
  2. 車両通行帯違反:61,362件
  3. 車間距離不保持:6,139件
  4. 積載違反:954件
  5. 無免許,無資格運転:756件
  6. 酒酔い・酒気帯び運転:304件
  7. 駐停車違反:56件
  8. その他:80,505件

車両通行違反は、追い越し車線を必要以上に走行した場合(走行時間は警察の判断による)などに適用されます。

おもな違反点数・反則金、罰金、刑事または行政処分

行政処分(免許取り消し・免停期間)は前歴のない場合です。

飲酒運転

年間の検挙数は26,499件

酒酔い運転(※)
(飲酒量に関係ない)

  • 違反点数:35点
  • 刑事処分:5年以下の懲役刑または100万円以下の罰金
  • 行政処分:免許取り消し(欠格期間3年)

酒気帯び運転
(0.25mg/L以上)

  • 違反点数:25点
  • 刑事処分:3年以下の懲役刑または50万円以下の罰金
  • 行政処分:免許取り消し(欠格期間2年)

酒気帯び運転
(0.25mg/L未満)

  • 違反点数:13点
  • 刑事処分:3年以下の懲役刑または50万円以下の罰金
  • 行政処分:免許停止90日
  • その他:0.15mg/L未満は罰則なし

(※)酒酔い運転はアルコール濃度に関係なく、まっすぐに歩けない状態です。

飲酒検問等で0.15mg/L未満の検出である場合、注意処分となります。この場合においても運転することは出来ず、車は家族や代行業者への運転依頼を指導されます。

飲酒鵜運転

飲酒運転は逮捕され、拘留・起訴されるケースも少なくありません。

最高速度違反(スピード違反)

検挙件数がもっとも多い違反(1,478,281件)

一般道

  • 50km/h以上:12点
    10万円以下の罰金
    (免停期間は90日)
  • 30km/h以上49km/h:6点
    10万円以下の罰金
    (免停期間は30日)
  • 25km/h以上29km/h:3点
    反則金:18,000円
  • 20km/h以上24km/h:2点
    反則金:15,000円
  • 15km/h以上19km/h:1点
    反則金:12,000円
  • 1km/h以上14km/h:1点
    反則金:9,000円

高速道路

  • 50km/h以上:12点
    10万円以下の罰金
    (免停期間は90日)
  • 40km/h以上49km/h:6点
    10万円以下の罰金
    (免停期間は30日)
  • 35km/h以上39km/h:3点
    (反則金:35,000円)
  • 30km/h以上34km/h:3点
    (反則金:25,000円)
  • 25km/h以上39km/h:3点
    (反則金:18,000円)
  • 20km/h以上24km/h:2点
    (反則金:15,000円)
  • 15km/h以上19km/h:1点
    (反則金:12,000円)
  • 1km/h以上14km/h:1点
    (反則金:9,000円)

罰金の金額は簡易裁判所が決めます。超過した速度、前歴の有無などによって変わります。(目安は50km/h以下で8万~10万円)ただし一般道では30lm/h以上、高速道路では40mk/h以上で「6ヶ月以下の懲役または3か月以下の禁固」も規定されています。法定速度より80km/hを超えるような悪質な違反の場合に課せられることがあります。

一時停止違反

指定場所(一時停止線等)

違反点数はいずれも2点です。反則金は下記の通りです。

  • 大型車:9,000円
  • 普通車:7,000円
  • 二輪車:6,000円
  • 原付:5,000円

踏切での一時停止違反

違反点数はいずれも2点です。反則金は下記の通りです。

  • 大型車:12,000円
  • 普通車:9,000円
  • 二輪車:7,000円
  • 原付:6,000円

一時停止は単に止まるだけでなく、左右の安全確認が必要です。一瞬だけ止まり動き出すような停止の場合、取り締まりの警察官と揉めるケースも少なくありません。

ドライバーの約9割が違反

横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、車に一旦停止の義務があります。停止を怠った場合は、横断歩行者等妨害違反(道路交通法第38条第1項)です。
JAFの調査では、ドライバーの約9割が守っていないとのデーターもあります、

横断歩道では一時停止

歩行者がいる横断歩道は一旦停止が義務

大型車 12,000円
普通車 9,000円
二輪車 7,000円
原付 6,000円

違反点数はいずれも2点です。

携帯電話使用等違反

検挙数が3番目に多い違反(915,797件)

運転中の携帯電話等の使用は、道路交通法第七十一条で禁止されています。通話だけでなく画面を注視することも禁止です。(検挙件数では3番目に多い違反です)

通話においては、傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除くと規定されています。また携帯電話などの使用について、「当該自動車等が停止しているときを除き」と定められていますが、信号停止中においては車をすぐに動かせる状態であり、警察官の判断により摘発されるケースもあります。

携帯電話使用等(交通の危険)

違反点数はいずれも2点、反則金は下記の通りです。

  • 大型車:12,000円
  • 普通車:9,000円
  • 二輪車:7,000円
  • 原付:6,000円

携帯電話使用等(保持)

違反点数はいずれも1点、反則金は下記の通りです。

  • 大型車:7,000円
  • 普通車:6,000円
  • 二輪車:5,000円
  • 原付:5,000円

携帯電話等を使用しながらの「ながら運転」による事故は、平成28年で1999件(死亡事故は17件)発生しており、平成23年に比べ約1.6倍に増加しています。このため警察庁では、「ながら運転」に対する罰則の強化が検討されています。「交通違反申告制度(反則金)」の対象から外し、罰金を含めた刑事処分を課すなどが検討されています、

車両通行帯違反

高速道路の検挙数では2番目に多い違反

高速道路での通行帯違反

高速道路では走行車線(2車線の場合は左側、3車線の場合は左側もしくは中央の車線)の通行が原則です。右側車線は追い越し車線であり、走行し続けた場合は違反となります。

走行距離する距離は定めれておらず、取り締まりの警察官の判断となります。(2kmが摘発の目安とされています)

違反点数はいずれも1点、反則金は下記の通りです。

  • 大型車:9,000円
  • 普通車:6,000円

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