猛暑日の日数と推移(2025年と過去50年間の年代別)

日本の夏は全国で猛暑日が急増中です。

日本の夏は全国で猛暑日が急増中。2020年以降の猛暑日と気温を掲載しています。

東京都(千代田区)・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市の猛暑日について、1970年代~2010年代(10年間毎の推移)および、2020年~2025年の猛暑日(月別日数)と気温の推移を掲載しています。

目次

数値は気象庁の過去の気象データーから出典し、表やグラフは当サイトで作成。二次情報であることをご承諾のうえであれば、再利用はご自由に。
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東京都の猛暑日・気温

東京都の観測地点は千代田区

名古屋の最高気温は急上昇

どんな夏だった?(2025年6月-9月)期間中の猛暑日は29回(前年比+9回)で統計開始以降でもっとも多くなっています。6月と8月の最高気温(平均)は過去最高でした。特に8月下旬の最高気温(平均)は36.0℃で前年を4.1℃も上回る厳しい暑さでした。最初に猛暑日を記録した日は7月7日(35.6℃)、もっとも気温が高かった日は8月30日(38.5℃)、最後に猛暑日を記録した日は9月3日(37.0℃)でした。

2020年~2025年

(1)2025年6月~9月の猛暑日

  • 9月30日までの日数です。
  • 下段は昨年の日数(月間)
6月 7月 8月 9月 合計
35.0℃
以上
0 7 18 4 29
0 12 7 1 20

(2)最高/最低気温の推移

6月~9月の旬ごとの平均気温です。

夏の気温推移グラフ(東京都千代田区)です。

(3)推移グラフ

2020年~2025年(各年6月~9月)

東京都の猛暑日推移グラフ(2020年代)です。

(4)表形式

6月 7月 8月 9月 合計
2025年 0 7 18 4 29
2024年 0 12 7 1 20
2023年 0 13 9 0 22
2022年 6 4 6 0 16
2021年 0 0 2 0 2
2020年 0 0 11 1 12

(5)最高気温の平均

2025年7月にもっとも暑かった日は29日(36.4℃)、8月は30日(38.5℃)です。

6月 7月 8月 9月
2025 29.3 33.2 34.4 30.9
2024 27.7 33.5 33.6 30.9
2023 27.6 33.9 34.3 31.2
2022 27.6 31.7 32.0 28.8
2021 27.3 30.3 31.6 26.2
2020 27.5 27.7 34.1 28.1
平均
(2020年代)
27.8 31.7 33.3 29.4
平年値(※) 26.1 29.9 31.3 27.5
平年値と比べた
2020年代の
気温差(平均)
+1.7 +1.8 +2.0 +1.9

※現在の平年値は1991年~2020年(30年間)の観測データーが使われています。近年の夏は平年値が暑さの目安にならないほど、気温の上昇が続いています。

(6)7月と8月の最高気温(平均)の推移

東京都の7月と8月の最高気温(月間平均)です。

気候変動は加速しています。近い将来は40℃超えの日が頻発するかもしれません。

(7)暑さの”強度”も上昇

夏バテしている猫です。
多くの人が厳しい暑さを感じる[33.0℃~34.9℃]、猛暑日は[35.0℃~37.9℃]と[38.0℃以上]で分けて日数を掲載。【表示する】

表はお使いのデバイスにより横スクロールします。

範囲 6月 7月 8月 9月 合計
2025年

33.0~
34.9
6 15 5 5 31
35.0~
37.9
0 7 17 3 27
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
6 22 23 8 59
2024年 33.0~
34.9
1 10 16 14 41
35.0~
37.9
0 12 7 1 20
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
1 22 23 15 61
2023年 33.0~
34.9
1 7 15 10 33
35.0~
37.9
0 13 9 0 22
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
1 20 24 10 55
2022年 33.0~
34.9
0 7 7 0 14
35.0~
37.9
6 4 6 0 10
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
6 11 13 0 24
2021年 33.0~
34.9
0 10 13 0 23
35.0~
37.9
0 0 2 0 2
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 10 15 0 25
2020年 33.0~
34.9
0 0 12 4 16
35.0~
37.9
0 0 11 1 12
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 0 23 5 28

2020年7月は30℃以上の日が7日で、もっとも気温が高かった日でも32.5℃です。

1970年~2010年代

70年代、80年代の夏は扇風機だけで過ごせら時代

(1)推移グラフ

東京(千代田区)の猛暑日は2010年代から急増しています。

東京都の猛暑日の日数(推移)です。

(2)表形式
年代 6月 7月 8月 9月 合計
2010年代 1 24 49 6 80
2000年代 1 14 20 1 36
1990年代 0 13 21 3 37
1980年代 0 3 3 3 9
1970年代 0 1 13 1 15

風鈴の音

 

いつまで暑い?
真夏日が終わる平年日と
過去3年の記録

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名古屋市の猛暑日・気温

名古屋の最高気温は急上昇

どんな夏だった?(2025年6月-9月)期間中の猛暑日は52回(前年比+5回)で、統計開始以降でもっとも多くなっています。6月-8月の最高気温(平均)は過去最高でした。特に8月下旬の最高気温(平均)は37.6℃で2024年を5.0℃も上回る厳しい暑さでした。(2024年8月下旬は台風と長雨で気温が抑えられた影響もあります)

最初に猛暑日を記録した日は6月17日(35.4℃)、もっとも気温が高かった日は8月31日(40.0℃)、最後に猛暑日を記録した日は9月10日(35.0℃)でした。

8月は猛暑日が常態化!8月の猛暑日は25回で過去最多です。猛暑日にならなかった日は6回で、このうち5回は雨または曇りであり、晴天で猛暑日にならなかったのは14日(34.4℃)の1回のみ。(2024年8月の晴天日はすべて猛暑日)つまり晴れた日は猛暑が常態化したことになり、さらに37℃台、38℃台が多くなっています。

2020年~2025年

(1)2025年6月~9月の猛暑日

  • 9月30日までの日数です。
  • 下段は昨年の日数(月間)
6月 7月 8月 9月 合計
35.0℃以上 4 15 25 8 52
0 17 22 8 47

2025年の猛暑日は52回です。これは1980年代(10年間)の合計と同じです。(70年代は49回)

(2)最高/最低気温の推移

6月~9月の旬ごとの平均気温です。

夏の気温推移グラフ(名古屋)です

(3)推移グラフ

2020年~2025年(各年6月~9月)

名古屋市の猛暑日推移グラフ(2020年代)です。

2025年(6月-9月)に猛暑日がもっとも多かった都市(都道府県庁所在地)は、京都市で60回です。

(4)表形式

6月 7月 8月 9月 合計
2025年 4 15 25 8 52
2024年 0 17 22 8 47
2023年 0 11 18 3 32
2022年 4 4 8 0 16
2021年 0 2 6 0 8
2020年 0 0 22 2 24

2024年は10月も暑かった!「真夏日=最高気温が30℃以上」が3回、「夏日=最高気温が25℃以上」は16回ありました。最高気温の平均は26.2℃で、観測開始(1890年)以降でもっとも暑い10月でした。

(5)最高気温の平均

2025年7月にもっとも暑かった日は29日(38.3℃)、8月は31日(40.0℃)です。

6月 7月 8月 9月
2025 29.5 34.5 36.6 32.4
2024 28.8 34.3 35.8 33.2
2023 28.1 34.1 34.8 32.3
2022 29.0 32.0 33.1 30.5
2021 28.1 32.0 31.9 28.3
2020 29.3 29.1 35.9 30.0
平均
(2020年代)
28.8 32.7 34.7 31.1
平年値(※) 27.6 31.4 33.2 29.1
平年値と比べた
2020年代の
気温差(平均)
+1.2 +1.3 +1.5 +2.0

※現在の平年値は1991年~2020年(30年間)の観測データーが使われています。近年の夏は平年値が暑さの目安にならないほど、気温の上昇が続いています。

(6)7月と8月の最高気温(平均)の推移

名古屋市の7月と8月の最高気温(月間平均)です。

気候変動は加速しています。近い将来は40℃超えの日が頻発するかもしれません。

(7)暑さの”強度”も上昇

夏バテしている猫です。
多くの人が厳しい暑さを感じる[33.0℃~34.9℃]、猛暑日は[35.0℃~37.9℃]と[38.0℃以上]で分けて日数を掲載。【表示する】

表はお使いのデバイスにより横スクロールします。

※2025年の合計数を訂正しました。

範囲 6月 7月 8月 9月 合計
2025年

33.0~
34.9
3 11 4 5 23
35.0~
37.9
4 13 15 6 38
38.0~ 0 1 9 2 12
33.0℃以上
の合計日数
7 26 29 13 73
2024年 33.0~
34.9
1 5 2 12 20
35.0~
37.9
0 16 10 8 34
38.0~ 0 1 12 0 13
33.0℃以上
の合計日数
1 22 24 20 67
2023年 33.0~
34.9
2 13 9 10 34
35.0~
37.9
0 9 16 3 28
38.0~ 0 2 2 0 4
33.0℃以上
の合計日数
2 24 27 13 66
2022年 33.0~
34.9
1 11 6 6 24
35.0~
37.9
4 3 8 0 15
38.0~ 0 1 0 0 1
33.0℃以上
の合計日数
5 15 14 6 40
2021年 33.0~
34.9
0 16 7 0 23
35.0~
37.9
0 2 6 0 8
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 18 13 0 31
2020年 33.0~
34.9
2 3 6 4 15
35.0~
37.9
0 0 20 2 22
38.0~ 0 0 2 0 2
33.0℃以上
の合計日数
2 3 28 6 39
1970年~2010年代

70年代、80年代の夏は扇風機だけで過ごせら時代

(1)推移グラフ

名古屋市の猛暑日は1990年代から急増しています。

名古屋市の猛暑日の日数(推移)です。

(2)表形式

名古屋市は2018年8月3日に、統計開始(1946年)以降で初めて最高気温が40℃を超え、40.3℃を記録しています。

年代 6月 7月 8月 9月 合計
2010年代 3 56 102 14 175
2000年代 0 58 93 1 152
1990年代 0 47 60 5 112
1980年代 0 14 31 7 52
1970年代 0 22 27 0 49

風鈴の音

 

名古屋弁では…
毎日どえりゃー暑いでいかんわ~

熱中症にならんように気ぃつけてちょーよ。

いつまで暑い?
真夏日が終わる平年日と
過去3年の記録

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大阪市の猛暑日・気温

大阪市は猛暑日が急増

どんな夏だった?(2025年6月-9月)期間中の猛暑日は45回(前年比+4回)で、統計開始以降でもっとも多くなっています。6月の最高気温(平均)は過去最高でした。最初に猛暑日を記録した日は7月1日(35.3℃)、もっとも気温が高かった日は7月29日(38.7℃)、最後に猛暑日を記録した日は9月16日(35.5℃)でした。

2020年~2025年

(1)2025年6月~9月の猛暑日

  • 9月30日までの日数です。
  • 下段は昨年の日数(月間)
6月 7月 8月 9月 合計
35.0℃
以上
0 17 23 5 45
0 13 22 6 41

(2)最高/最低気温の推移

6月~9月の旬ごとの平均気温です。

夏の気温推移グラフ(大阪市)です。

(3)推移グラフ)

2020年~2025年(各年6月~9月)

大阪市の猛暑日推移グラフ(2020年代)です。

(4)表形式

6月 7月 8月 9月 合計
2025年 0 17 23 5 45
2024年 0 13 22 6 41
2023年 0 8 18 1 27
2022年 0 6 8 0 14
2021年 0 8 7 0 15
2020年 0 0 20 2 22

(5)最高気温の平均

2025年7月にもっとも暑かった日は7日(37.6℃)、8月は2日(38.1℃)です。

6月 7月 8月 9月
2025 29.6 35.3 35.4 32.3
2024 28.7 33.5 35.4 33.0
2023 27.8 33.7 35.2 32.5
2022 28.8 32.5 33.8 30.7
2021 28.5 32.5 32.3 28.7
2020 29.1 29.6 35.7 30.0
平均
(2020年代)
28.8 34.5 34.6 31.2
平年値(※) 28.0 31.8 33.7 29.5
平年値と比べた
2020年代の
気温差(平均)
+0.8 +2.7 +0.9 +1.7

※現在の平年値は1991年~2020年(30年間)の観測データーが使われています。近年の夏は平年値が暑さの目安にならないほど、気温の上昇が続いています。

(6)7月と8月の最高気温(平均)の推移

大阪市の7月と8月の最高気温(月間平均)です。

気候変動は加速しています。近い将来は40℃超えの日が頻発するかもしれません。

(7)暑さの”強度”も上昇

夏バテしている猫です。
多くの人が厳しい暑さを感じる[33.0℃~34.9℃]、猛暑日は[35.0℃~37.9℃]と[38.0℃以上]で分けて日数を掲載。【表示する】

表はお使いのデバイスにより横スクロールします。

範囲 6月 7月 8月 9月 合計
2025年

33.0~
34.9
10 13 4 7 34
35.0~
37.9
0 15 21 4 40
38.0~ 0 1 1 0 2
33.0℃以上
の合計日数
10 29 26 11 76
2024年 33.0~
34.9
2 9 5 12 28
35.0~
37.9
0 13 20 6 39
38.0~ 0 0 2 0 2
33.0℃以上
の合計日数
2 22 27 18 69
2023年 33.0~
34.9
1 14 10 13 38
35.0~
37.9
0 7 15 1 23
38.0~ 0 1 3 0 4
33.0℃以上
の合計日数
1 22 28 14 65
2022年 33.0~
34.9
4 5 14 9 32
35.0~
37.9
0 5 8 0 13
38.0~ 0 1 0 0 1
33.0℃以上
の合計日数
4 11 22 9 46
2021年 33.0~
34.9
0 8 9 0 17
35.0~
37.9
0 8 6 0 14
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
0 16 16 0 32
2020年 33.0~
34.9
0 5 11 4 20
35.0~
37.9
0 0 19 2 21
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
0 5 31 6 42
1970年~2010年代

70年代、80年代の夏は扇風機だけで過ごせら時代

(1)推移グラフ

大阪市の猛暑日は1990年代から増加しています。

大阪市の猛暑日の日数(推移)です。

(2)表形式
年代 6月 7月 8月 9月 合計
2010年代 3 46 116 11 176
2000年代 0 45 98 10 153
1990年代 0 27 75 1 103
1980年代 0 11 44 5 60
1970年代 0 24 37 0 61

風鈴の音

 

大阪弁では…
ほんま、あつてかなわんわ〜溶けてまうで

ほんま、熱中症気ぃつけや〜

いつまで暑い?
真夏日が終わる平年日と
過去3年の記録

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広島市の猛暑日・気温

広島市は猛暑日が激増

どんな夏だった?(2025年6月-9月)期間中の猛暑日が18回です。2024年より27回少なくなっています。(2024年は45回で前年の3倍近くで異常でしたね)

最初に猛暑日を記録した日は7月7日(35.0℃)、もっとも気温が高かった日は7月10日(37.0℃)、最後に猛暑日を記録した日は8月25日(35.2℃)でした。6月と7月は2024年を上回る暑さでしたが、8月と9月は低くなっています。しかし各月の最高気温(平均)は、いずれも平年値を超えています。

2020年~2025年

(1)2025年6月~9月の猛暑日

  • 9月30日までの日数です。
  • 下段は昨年の日数(月間)
6月 7月 8月 9月 合計
35.0℃
以上
0 12 6 0 18
0 9 26 10 45

(2)最高/最低気温の推移

6月~9月の旬ごとの平均気温です。

夏の気温推移グラフ(広島市)です。

(3)推移グラフ

2020年~2025年(各年6月~9月)

広島市の猛暑日推移グラフ(2020年代)です。

(4)表形式

6月 7月 8月 9月 合計
2025年 0 12 6 0 18
2024年 0 9 26 10 45
2023年 0 3 13 0 16
2022年 0 4 3 1 8
2021年 0 1 6 0 7
2020年 0 0 13 2 15

(5)最高気温の平均

6月 7月 8月 9月
2025 28.3 34.3 33.5 30.7
2024 27.5 32.4 35.5 33.5
2023 27.1 31.5 34.3 31.4
2022 28.5 32.1 33.1 30.2
2021 27.9 31.7 31.1 29.0
2020 28.1 28.3 34.5 29.6
平均
(2020年代)
27.9 31.7 33.7 30.7
平年値(※) 27.2 30.9 32.8 29.1
平年値と比べた
2020年代の
気温差(平均)
+0.7 +0.8 +0.9 +1.6

※現在の平年値は1991年~2020年(30年間)の観測データーが使われています。近年の夏は平年値が暑さの目安にならないほど、気温の上昇が続いています。

(6)7月と8月の最高気温(平均)の推移

広島市の7月と8月の最高気温(月間平均)です。

気候変動は加速しています。近い将来は40℃超えの日が頻発するかもしれません。

(7)暑さの”強度”も上昇

夏バテしている猫です。
多くの人が厳しい暑さを感じる[33.0℃~34.9℃]、猛暑日は[35.0℃~37.9℃]と[38.0℃以上]で分けて日数を掲載。【表示する】
  • 2024年8月16日に38.7℃を記録し、観測開始以降で1位の記録です。
  • 表はお使いのデバイスにより横スクロールします。
範囲 6月 7月 8月 9月 合計
2025年

33.0~
34.9
3 16 17 10 46
35.0~
37.9
0 12 4 0 16
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
3 28 22 10 63
2024年 33.0~
34.9
0 9 2 11 22
35.0~
37.9
0 9 25 10 44
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
0 18 28 21 67
2023年 33.0~
34.9
0 8 13 4 25
35.0~
37.9
0 3 12 1 16
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 11 25 5 41
2022年 33.0~
34.9
2 4 15 6 27
35.0~
37.9
0 4 3 1 8
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
2 8 18 7 35
2021年 33.0~
34.9
0 11 3 0 14
35.0~
37.9
0 1 5 0 6
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
0 12 9 0 21
2020年 33.0~
34.9
0 2 10 3 15
35.0~
37.9
0 0 13 2 15
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 2 23 5 30
1970年~2010年代

70年代、80年代の夏は扇風機だけで過ごせら時代

(1)推移グラフ

広島市の猛暑日は1990年代から急増しています。(80年代の17倍以上で激増ですね)観測地点は広島地方気象台で、現在の所在地は広島市中区上八丁堀ですが、1970年~1986年までの観測地点は中区江波南(江波山)です。

広島市の猛暑日の日数(推移)です。

(2)表形式

広島市は1970年~1989年の20年間に猛暑日を記録したのは、わずか5日です。しかし1990年代以降は急増しています。

年代 6月 7月 8月 9月 合計
2010年代 0 17 90 4 111
2000年代 0 18 42 3 63
1990年代 0 25 42 2 69
1980年代 0 1 3 0 4
1970年代 0 1 0 0 1

風鈴の音

 

広島弁では…
毎日ぶち暑いのぉ!

暑いけぇ、熱中症にならんように気ぃつけんさいね。

いつまで暑い?
真夏日が終わる平年日と
過去3年の記録

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福岡市の猛暑日・気温

福岡市は猛暑日が急増

2020年代(2020年~2025年)および、1970年以降に記録した猛暑日(最高気温が35℃以上)について気象庁の過去の気象データーから出典し、年代別の日数、近年の気温、推移などを掲載しています。(各年6月~9月)表・グラフは当サイトで作成。二次情報であることをご承諾のうえであれば、再利用はご自由に。

2020年~2025年

(1)2025年6月~9月の猛暑日

  • 9月30日までの日数です。
  • 下段は昨年の日数(月間)
6月 7月 8月 9月 合計
35.0℃
以上
1 11 14 3 29
0 13 17 9 39

福岡市で6月に猛暑日を記録したのは2000年以降で初めて、1970年以降では2回目です。

(2)最高/最低気温の推移

6月~9月の旬ごとの平均気温です。

夏の気温推移グラフ(福岡市)です。

(3)推移グラフ

2020年~2025年(各年6月~9月)

福岡市の猛暑日推移グラフ(2020年代)です。

(4)表形式

2024年に最後に猛暑日を記録したのは9月20日(35.3℃)です。前日の19日には観測開始(1890年)以降もっとも高い38.0℃を記録しています。

6月 7月 8月 9月 合計
2025年 1 11 14 3 29
2024年 0 13 17 9 39
2023年 0 7 10 0 17
2022年 0 6 13 1 20
2021年 0 5 4 0 9
2020年 0 0 11 1 12

(5)最高気温の平均

2025年7月にもっとも暑かった日は28日(37.9℃)、8月は21日(35.8℃)です。

6月 7月 8月 9月
2025 28.7 34.3 34.1 31.9
2024 27.7 33.8 34.8 33.3
2023 28.3 32.9 33.9 30.7
2022 28.7 32.8 33.8 29.3
2021 28.1 33.2 31.4 29.8
2020 29.2 28.9 34.5 28.4
平均 28.5 32.7 33.8 30.6
平年値(※) 27.2 31.2 32.5 28.6
平年値と比べた
2020年代の
気温差(平均)
+1.3 +1.5 +1.3 +2.0

※現在の平年値は1991年~2020年(30年間)の観測データーが使われています。近年の夏は平年値が暑さの目安にならないほど、気温の上昇が続いています。

(6)7月と8月の最高気温(平均)の推移

福岡市の7月と8月の最高気温(月間平均)です。

気候変動は加速しています。近い将来は40℃超えの日が頻発するかもしれません。

(7)暑さの”強度”も上昇

夏バテしている猫です。
多くの人が厳しい暑さを感じる[33.0℃~34.9℃]、猛暑日は[35.0℃~37.9℃]と[38.0℃以上]で分けて日数を掲載。【表示する】
  • 2025年6月に猛暑日を記録したのは2020年代では初めて、2000年以降では2回目です。それ以前は統計開始以降でありません。
  • 表はお使いのデバイスにより横スクロールします。
範囲 6月 7月 8月 9月 合計
2025年

33.0~
34.9
2 16 12 7 36
35.0~
37.9
1 11 14 3 29
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
3 27 26 10 65
2024年 33.0~
34.9
0 10 9 7 26
35.0~
37.9
0 13 17 8 38
38.0~ 0 0 0 1 1
33.0℃以上
の合計日数
0 23 26 16 65
2023年 33.0~
34.9
0 10 10 4 24
35.0~
37.9
0 7 10 0 17
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 17 20 4 41
2022年 33.0~
34.9
6 7 7 5 25
35.0~
37.9
0 7 13 1 21
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
6 14 20 6 46
2021年 33.0~
34.9
0 16 7 4 27
35.0~
37.9
0 5 4 0 9
38.0~ 0 0 0 0 0
33.0℃以上
の合計日数
0 21 11 4 36
2020年 33.0~
34.9
1 3 15 2 21
35.0~
37.9
0 0 10 1 11
38.0~ 0 0 1 0 1
33.0℃以上
の合計日数
1 3 26 3 33
1970年~2010年代

70年代、80年代の夏は扇風機だけで過ごせら時代

(1)推移グラフ

福岡市の猛暑日は2010年代から急増しています。

福岡市の猛暑日の日数(推移)です。

(2)表形式

2010年代に猛暑日を記録した日数は136日。2000年代の2.7倍です。

年代 6月 7月 8月 9月 合計
2010年代 0 35 98 3 136
2000年代 1 15 31 3 50
1990年代 0 14 42 6 62
1980年代 0 8 24 0 32
1970年代 0 10 9 0 19

風鈴の音

 

福岡弁では…
毎日ばりあつかばい

熱中症にならんごと、気ぃつけとってね〜

いつまで暑い?
真夏日が終わる平年日と
過去3年の記録

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年代ごとの夏を振り返る

気象庁のHPでは地域別、都市別にさまざまなデーターが公開されています。1970年代以降の傾向をまとめてみると‥

年代ごとの夏を簡単に!

2020年代~

2025年は関東から大阪にかけて記録的な暑さでした。東京(千代田区)・名古屋市・大阪市の猛暑日(6月~9月)は、過去最多です。広島市と福岡市は前年(2024年)の気温よりは低く、特に広島市の猛暑日は18回で前年の45回から大きく減少しています。

「日本気象協会(出典・引用)」は猛暑原因を下記のように発表しています。

猛暑の主な理由は、地球温暖化で大気全体の“土台の気温”が高い中で、上空のチベット高気圧と下層の太平洋高気圧の張り出しがともに強まり、日本付近で重なって居座ったためです。これにより、晴れて強い日射が続き、気温が上がりやすい状態が長く続きました。

2020年以降は猛暑が常態化しています。

2000年~2010年代

平成12年~令和元年

全国的に気温上昇が顕著になり、気象災害も増加!

2000年代に入ると「2004年猛暑」など広い地域での猛暑が増え始める。特に2010年代に入ってからは「2010年猛暑」、2018年の夏は東・西日本を中心に「災害級の暑さ」と言われた夏。大都市での「猛暑日」も急増しています。

また2010年代からは豪雨による災害が顕著に増え始めています。昨今、聞くことが増えた「線状降水帯」は、2014年8月に広島市(南区)で発生した豪雨による土砂災害からクローズアップされたようです。その後も「九州北部豪雨」、「西日本豪雨」など甚大な被害が発生した災害が多くなっています。

1990年代

平成2年~平成11年

気温に変化が見え始めた時代

1991年から93年の夏は「エルニーニョ」が継続し全国的に冷夏でした。特に1993年は「エルニーニョ」だけでなく、1991年に噴火したフィリピンの「ピナツボ山」の噴煙が気象に影響し、記録的な冷夏になっています。

しかし1994年の夏は広い地域で猛暑になり、90年代後半にかけて平年の気温を超える地域が目立ち始めています。世界的にも地球温暖化に関する議論が活発になり、二酸化炭素の削減など「気候変動枠組条約に関する議定書=京都議定書」が採択されたのは1997年です。

1970年~80年代

昭和45年~平成元年

穏やかな夏が続いた時代

近年と比べれば穏やかな夏がほとんどです。50年間で広い範囲で猛暑になったのは1978年(7月の全国の平均気温は2022年までの1位、2023年7月に記録更新)くらいで、地域的な猛暑も少ないです。猛暑より「冷夏によるお米の不作が心配・・」といった年が多かった。

内閣府の消費動向調査によると、家庭用エアコンの普及率は70年代後半で3割弱、80年代後半で5割程度、8割を超えたのは90年代に入ってからで、2021年では9割(北海道は約4割)を超え1世帯あたりの設置は3台ということです。80年代までは・・

70年代、80年代は、扇風機だけで夏を過ごせた時代

大きな地震も少なかった

1970年~1989年(20年間)で、「震度5以上」の地震は全国で36回(このうち震度6は2回、震度7の発生はなし)でした。
1990年~1999年(10年間)では、「震度5以上」が全国で35回(このうち震度6は6回、震度7は1回)です。2000年代に入ってから2023年12月までに「震度5以上」の地震が361回(このうち震度6弱・強は52回、震度7は5回)発生しています。

気象と地震に因果関係はないものの、90年代を境に相関するかのように大きく変化し始め、2つの自然災害リスクが大きくなっています。※震度5と6は1996年から、2段階(弱・強)表示になっています。最近の地震発生回数は、こちらでまとめています。

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地球規模での温暖化

2023年7月27日に国連のアントニオ・グテレス事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」と警告しています。

温暖化

近年の夏は猛暑が常態化しています。筆者は70年代、80年代の夏も知っている世代ですが、日中に外を少し歩くだけで、汗で衣服がびっしょり・・といった記憶はないです。

最近は聞くことがなくなった「日射病」にならないように、直射日光を避けましょう!はありました。しかし屋内にいてもエアコンを使わないと意識障害が起きるような「熱中症」や「猛暑」という言葉を使うことも、ほとんどなかったと思います。「猛暑日=最高気温が35.0℃以上」が気象用語として制定されたのは2007年です。昨今では気象用語ではないものの「酷暑」も使われ始めています。

2022年に「IPCC=国連の気候変動に関する政府間パネル、日本は環境省HP」は、人間が地球の気候を温暖化させてきたことに「疑う余地がない」とする報告(第6次評価報告書)を発表しています。2030年までに温室効果ガス排出量を半減できれば、事態の改善が期待できるとしていますが、どのシナリオでも、地球の気温は2040年までに1850年~1900年の水準から1.5℃上昇する予測です。
約100年で1.5℃の上昇なら何とかなりそうな感覚ですが、地球全体の年平均気温であり地域ごとに夏の気温だけを見れば、すでに大きく上昇しています。日本では2020年代に入ってから、東京都(千代田区)の8月の最高気温(平均)は、1980年代に比べ2.7℃も高くなっています。

二酸化炭素など温室効果ガスの排出量増加などによる地球規模での温暖化、都市部では「ヒートアイランド現象(※)」なども影響しているとみられますが、要因が何であれ2000年以降は「猛暑日」が顕著に増加していることは間違いなく、気象が影響する自然災害も目立っていますね。

※保水力の低いアスファルトやコンクリートが影響し、都市部の気温が郊外よりも高くなる現象。

猛暑の日が増えると・・

熱中症が心配だ

局地的な豪雨も増えるようだし

日本近海の海面水温が高いと、台風は強い勢力を維持したまま上陸するみたい・・被害が心配

昼間のお散歩に行けないし

とにかく暑いのは苦手なの!

野菜や卵の価格も心配。電気代も気になるし

風鈴の音

 

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路面からの高さで気温は大きく違います

路面からの高さで気温は大きく違います。特にアスファルトの路上では大きな差があります。小学校低学年までの子どもは、体調不良を言葉で伝えることが困難な子も少なくありません。屋内外に関わらず常に様子に気をつけることが必要です。また犬の散歩にも注意が必要です。アスファルトの路面温度はかなり高くなります。手で触って温度を確かめるなどしましょう。

子どもの周囲の気温は高い

▲上記は朝から晴天が続いた午後2時頃に、アスファルトの路上で測った気温です。路上から1.5メートル付近で33.0℃、20センチ付近では42.4℃で10℃近い差があります。気象庁が発表する気温は、芝生の上1.5メートルの位置での観測データーです。

気象庁のHPから抜粋

気温の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測することを標準としています。また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。

「猛暑日」ではアスファルト路面から1メートル付近は40℃を超える場合もありそうです。またエアコン室外機の近く、空気が滞留しやすい場所では、さらに気温が高くなるかもしれません。日中の最高気温を記録する時間帯は、東京都の場合で午前11時~15時の間が多いです。

熱中症にはくれぐれもご注意を!#猛暑日の日数