目次
- 冬の気温と降雪予想
9月25日頃発表の「寒候期予報」から掲載。 - 3か月予報(9月~11月)
- エルニーニョ/ラニーニャ
- 前シーズンの気温と降雪量
2024年-25年は東・西日本で
平年並かやや低い気温 - 冬は注意することがいっぱい
空気が乾燥し風が強い日も多く
火災が多く発生する季節 - 気象庁の基準など
このページに掲載している数値・予想確率の元画像は、気象庁のデーターから出典した情報です。また表やグラフ等は数値を元に当サイトで作成。
冬の気温と降雪予想
冬の期間(全般)予想
//月//日発表
2025年12月~2026年2月の気温と降雪予想は発表待ちです。9月25日頃に発表される「寒候期予報」から掲載します。
色区分|数字は確率(%) | ||
低い 少ない |
平年並 | 高い 多い |
日本海側の雪は?
現在発表待ちです。
色区分|数字は確率(%) | ||
低い 少ない |
平年並 | 高い 多い |
3か月予報(9月~11月)
8月19日発表分
エルニーニョ/ラニーニャ現象
9月10日発表分
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。
今後、冬のはじめにかけて一時的にラニーニャ現象に近い状態となるが、長く続かない。このため、ラニーニャ現象の発生には至らず、冬にかけて平常の状態が続く可能性が高い(60%)。
前シーズンを振り返る
冬の期間(12月~2月)の気温と降雪量の地域平年差を掲載しています。数値は過去の地域平均気象データー(気象庁)から出典し作成。表はデバイスにより横スクロールします。
2024年-2025年シーズン
前シーズン(2024年12月-2025年2月)の冬の気温は、北海道で平年より0.9℃以上高く、東北と関東甲信は、やや高くなっています。北陸から中国(山陰)は平年よりやや低く、中国(山陽)・四国・九州は平年より0.5℃以上低くなっています。
北海道日本海側から山陰の降雪量は、平年よりやや多くなっています。
- 地域別(気象庁の16区分)※新潟は北陸の区分です。九州(南部)は奄美を含みます。
- 気温は平年値に対する差(現在の平年基準は1991年~2020年の観測データー)
- 降雪量は3か月間の平年比(平年を100とした場合の比率)
- 表はお使いのデバイスにより横スクロールします。
+0.1 ~ +0.5 | +0.6 ~ +1.0 | +1.1以上 |
-0.1 ~ -0.5 | -0.6 ~ -1.0 | -1.1以下 |
地域 | 気温平年差 | 降雪量(%) | |
北海道 | 日本海側 | +0.9 | 117 |
オホーツク海側 | +1.1 | 99 | |
太平洋側 | +1.0 | 76 | |
東北 | 日本海側 | +0.3 | 112 |
太平洋側 | +0.4 | 114 | |
関東・甲信 | +0.3 | 45 | |
北陸 | -0.2 | 113 | |
東海 | -0.1 | 53 | |
近畿 | 日本海側 | -0.3 | 121 |
太平洋側 | -0.3 | 24 | |
中国 | 山陰 | -0.4 | 123 |
山陽 | -0.7 | 46 | |
四国 | -0.7 | 50 | |
九州 | 北部 | -0.8 | 140 |
南部 | -1.0 | 100 | |
沖縄 | -0.8 | // |
寒い冬に気をつけること
空気が乾燥し風の強い日も多くなる季節です。火災にご注意を。また除雪作業中の事故、住居内での事故にも注意が必要です。
火災の発生にご注意!
火災の怖さは複数の死傷者が発生することが多く、また近隣への被害が拡大することも少なくないことです。気温が低くなると暖房器具を使う機会も増えます。また空気も乾燥する季節です。暖房器具や消火設備の点検、火事を起こさないための知識の共有が大切です。
令和7年度の「全国統一防火標語」
急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし
事故・災害
- 除雪作業での事故
- 落雪事故
太陽光発電の普及により、屋根に設置した太陽電池パネルに積もった雪が滑り落ち、ケガや車などが損傷する事故も起きています。 - 雪に不慣れな地域では、路面凍結などによる交通事故、転倒事故
- 交通事故(毎年死亡事故は12月がもっとも多くなっています)
- 住居内での事故(ヒートショックにご注意を)
寒い日には・・猫バンバン

寒い日は車の下やタイヤハウスに、猫が隠れていることも。
エンジンを始動する前に、ボンネットを軽く叩くなどで、
確認しましょう。

お願いします。
いつから寒いの?
最低気温が10℃未満になると朝晩は肌寒さを感じ始めます。(冬支度を始めるころ)最高気温が10℃未満になる頃は、コートが必要な日も多くなります。全国70都市以上を掲載しています。
気象庁の基準など
冬の気象予測は難しい・・
冬の気温や雪の予想は、「エルニーニョ/ラニーニャ」だけでなく、「北極振動」や「太陽活動」「偏西風」の影響、「日本海寒帯気団収束帯」の発生など複数の要因が関係するといわれ、夏より予測が難しいとされています。特に近年の局地的な大雪は、気温だけでなく気圧配置による寒気の強さ、流れ込み頻度などが大きく影響するということです。
北極振動
北極と北半球中緯度付近の気圧が交互に変わる現象。北半球中緯度付近の気圧が低い場合は寒気の流れ込みが多くなり、北日本・東日本で大雪の日が多くなる傾向。変動する詳しい原因は解明されていないそうです。
日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)
大雪の気象情報で聞くことが少しづつ増えてきました。冬に日本海で寒気の吹き出しに伴って形成される1000km程度の収束帯(略:JPCZ)で、特に西日本(日本海側)の地域で局地的な大雪になることが多いということです。2018年2月5日~8日に北陸を中心に大きな被害が発生した「平成30年豪雪」などが、この収束帯による影響ということです。形成過程は異なりますが夏に局地的な大雨をもたらす「線状降水帯」のように、発表があった場合は注意が必要ですね。