スポンサーリンク
北陸の冬(2021年から2022年)の気温と雪の予想

新潟県・富山県・石川県・福井県
[目次]
- 1か月予報(更新終了)
- 3か月予報(更新終了)
- いつまで寒いの?
最低気温が10℃を超える平年日 - 気温の推移(2022年)
- 近年の冬の記録(過去5シーズン)
- 北陸地方の冬(記録)
- 冬を安全に過ごすために
火災の発生状況
顕著な大雪情報とチェーン規制
除雪時の事故防止(消費者庁が公開している除雪機による事故防止ビデオを追加)
このページに掲載している数値等は、気象庁のデーターから出典したものです。数値を再利用される場合は出典元(気象庁)データーをご使用ください。またグラフ等は数値を元に当サイトで作成したものです。
1か月予報
北陸の1月予報(気温と降水量)は「夏の気温予想」に掲載しています。
降雪量
予想は終了しています。
2022年から2023年の冬の気温予想は、9月25日頃の「寒候期予報」が発表されたあとに掲載します。
いつまで寒いの?
新潟市の最低気温(平年)が10℃以上になるまで0日
金沢市の最低気温(平年)が10℃以上になるまで0日
- 1日の最低気温が10℃以上になる平年日です。日中の寒さも和らぎ、過ごしやすくなる時期です。(最高気温は都市により異なりますが、北陸は20℃前後になることが多い)
- リンクしている都市は、1月~12月の上旬・中旬・下旬の最高と最低気温、降水・降雪の平年値を掲載しています。
都市 | 平年値 | 都市 | 平年値 |
新潟市 | 5月1日 | 村上市 | 5月13日 |
長岡市 | 5月5日 | 糸魚川市 | 4月28日 |
富山市 | 4月29日 | 砺波市 | 4月8日 |
金沢市 | 4月25日 | 小松市 | 5月1日 |
福井市 | 4月14日 | 敦賀市 | 4月20日 |
気温の推移(2022年)
気象庁の過去の気象データーから、月別の平年差をグラフにしたもの。
(気象庁が発表したグラフではありません)
近年の気温と降雪量
- 期間は12月~2月(3か月)の平均
- 気温は平年差(℃)です。
- 降雪量は平年値を100とした場合の比率(%)です。
- 数値は地域平均気象データーから出典。
※色分けは当サイトで行ったもので、気象庁の区分ではありません。
気温 | 平年差(℃) | ||
高い | +0.1 ~ +0.5 | +0.6 ~ +1.0 | +1.1以上 |
低い | -0.1 ~ -0.5 | -0.6 ~ -1.0 | -1.1以下 |
シーズン | 平年差(℃) | 降雪量(%) |
2021-22年 | -1.0 | 164 |
2020‐21年 | +0.3 | 141 |
2019‐20年 | +2.0 | 11 |
2018‐19年 | +0.7 | 41 |
2017-18年 | -1.3 | 200 |
2016‐17年 | +0.5 | 68 |
気象庁の気温区分で北陸地方の「平年並」の範囲は、-0.3 ~ +0.3(12月~2月)です。
気温の推移
各年の冬の期間は1月と2月を含む年です。(2022年のグラフは後日更新します)
降雪量の推移
- 各年の冬の期間は1月と2月を含む年です。(2022年のグラフは後日更新します)
- 新しい平年基準では、2021年冬の降雪量は変更前の91%から、新基準では141%に変わっています。「平年並」の降雪量は、これまでより少ないと感じるかも知れないですね。
北陸地方の冬(記録)
冬の気温・降雪(12月~2月)
- 2019-20年の冬は「ラニーニャ現象」が継続したものの、冬季全般では「平年並」の気温になりました。
- 2019-20年の冬は平年より高くなっています。降雪量は平年のわずか11%しかなく統計開始(1962年)以降で、もっとも少ない冬でした。
- 2017-18年は「ラニーニャ現象」が継続しており、全国的に平年の気温を下回っています。降雪量も6年ぶりに平年を上回っており、2018年2月5日には福井市で73cm、越前市で57cmなど、平年の3倍を大きく超える大雪を記録しています。
気象庁の「ラニーニャ発生時の冬の特徴」によると、東日本で平年の気温より低くなる傾向ということです。(北陸地方の予報区分は東日本です) - 2018年2月6日には、福井市で130cmを超える積雪を記録(37年ぶり)し、坂井市からあわら市にかけての国道8号(約10km区間)で、大雪によって約1500台の車が立ち往生しています。坂出市では大雪で動けなくなった車に乗っていた男性が救助を待つ間に、車内で一酸化炭素中毒で亡くなるなどの被害が発生しています。福井県では2018年2月の大雪で、車内での死亡事故が3件(3人)発生しています。
大雪警報の発表基準
新潟県[表示]
おもな市町村
- 新潟市・佐渡市:6時間降雪の深さ30cm
- 魚沼市:12時間降雪の深さ60cm
- 上越市:平地 6時間降雪の深さ30cm|山沿い 12時間降雪の深さ55cm
- 長岡市・村上市:平地 6時間降雪の深さ35cm|山沿い 12時間降雪の深さ55cm
富山県[表示]
おもな市町村
- 富山市:平地 6時間降雪の深さ30cm|山間部 12時間降雪の深さ50cm
- 魚津市:平地 6時間降雪の深さ25cm|山間部 12時間降雪の深さ50cm
- 高岡市:6時間降雪の深さ30cm
- 南砺市:平地 6時間降雪の深さ15cm|山間部 12時間降雪の深さ30cm
石川県[表示]
おもな市町村
- 金沢市:平地 12時間降雪の深さ25cm|山地 12時間降雪の深さ55cm
- 小松市:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ55cm
- 輪島市:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ45cm
- 加賀市:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ55cm
福井県[表示]
おもな市町村
- 福井市:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ35cm
- 坂井市・高浜町:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ35cm
- 勝山市:12時間降雪の深さ45cm
- 鯖江市:平地 12時間降雪の深さ30cm|山地 12時間降雪の深さ40cm
おもな都市の平年値(旬ごとの気温)
冬を安全に過ごす
コロナ禍が続く中で2度目の冬になりそうです。くれぐれもご安全に!
犯罪・事故に注意!
年度末にかけて還付金詐欺など「特殊詐欺」が増加します。
火災にご注意
- 北陸(新潟県を含む)の火災発生状況(2020年)
- 数値出典:消防庁の統計(PDF)
出火 件数 |
建物 火災 |
死者 | 負傷 者数 |
|
新潟県 | 512 | 359 | 31 | 107 |
富山県 | 172 | 128 | 14 | 32 |
石川県 | 215 | 136 | 23 | 45 |
福井県 | 171 | 101 | 11 | 31 |
気温が低くなると暖房器具を使う機会も増えます。また空気も乾燥する季節です。特に北陸地方は「フェーン現象」が発生した場合、山側から乾燥した強い風が平野部に流れ込むこともあります。
暖房器具や消火設備の点検、火事を起こさないための知識の共有が大切です。また水害被害にあわれた建物や工場などでは、配電盤や配線の点検(漏電チェックなど)も行いましょう。
全国統一防火標語
▲数値は消防庁の統計(2020年)から。オンマウスまたはタップで停止、矢印でスライドします。
▲再生ボタンで消防車のサイレン音が出ます。(ご注意ください)

買い物や散歩中に消防車のサイレンを聞くと、まさか私の家ではと心配になるわねー。

お散歩の途中で、慌ててお家に戻ったこと知ってるよ。
サイレン+警鐘「ウ~・カンカンカンカン」は火災出動、「ウ~・ウ~」だけの場合は、火災以外の出動(交通事故などの救急現場で、消防隊員の応援が必要な時など)ということです。
冬の事故の防止
(1)顕著な大雪に関する気象情報
2019年度の冬からの運用が始まっています。大雪による交通障害等が予想される場合、新潟県、富山県、石川県、福井県の各地方気象台から、”大雪の要因と48時間先からの24時間予想降雪量”が発表されます。チェーン規制が実施される区間もあります。
(2)タイヤのチェーン規制
「大雪特別警報や大雪に対する緊急発表」が行われるような異例の降雪がある場合に規制され、規制区間ではチェーンの装着が必要になります。(冬用タイヤのみでは通行ができない)
規制される区間[表示]
国土交通省の発表分(2021年現在)で、北陸および関東・甲信地域を抜粋しています。
直轄国道
地域 | 箇所 | 区間 | 延長 km |
山形県 | 月山道路 | 西川町月山沢~鶴岡市田麦俣 | 15.2 |
山梨県 静岡県 |
山中湖・須走 | 山梨県山中湖村平野~ 静岡県小山町須走字御登口 |
8.2 |
新潟県 | 大須戸~ 上大鳥 |
村上市大須戸~ 村上市上大鳥 |
15.3 |
福井県 | 石川県境~ 坂井市 |
あわら市熊坂~あわら市笹岡 | 3.2 |
高速道路
地域 | 箇所 | 区間 | 延長 km |
新潟県 長野県 |
上信越道 | 信濃町IC~新井PA(上り線) | 24.5 |
山梨県 | 中央道 | 須玉IC~長坂IC | 8.7 |
長野県 | 中央道 | 飯田山本IC~園原IC | 9.6 |
石川県 福井県 |
北陸道 | 丸岡IC~加賀IC | 17.8 |
福井県 滋賀県 |
北陸道 | 木之本IC~今庄IC | 44.7 |
盗難にご注意
- 冬用タイヤやバイク
- 農機具
- 除雪機や燃料(ガソリンや軽油)
- 融雪剤や除雪用の道具
気温がかなり低い日や雪の降る日は、防犯カメラなどの性能が低下する場合もあります。屋外の監視にはハウジングカメラでヒーター付きを選ぶと安心です。
除雪機による事故防止
除雪作業中の事故が目立っています。除雪作業はできるだけ2人以上で行い、雪下ろしにあたっては屋根からの転落にも注意が必要です。また作業中は携帯電話を所持することで、もしも雪に埋まった場合には、架電することで着信音による早期発見につながります。
おもな事故原因(消費者庁による調査)
- 除雪部に手を突っ込む:41%
- 除雪部に巻き込まれる:26%
- 壁などの挟まれる:16%
- 除雪機にひかれる:11%
特に歩行型ロータリー除雪機の安全装置を無効化した状態での使用で、事故が目立つということです。(作業を楽にするために、安全装置であるデッドマンクラッチをひもで縛るなどで固定することは、絶対に行わないこと)また雪に隠れた障害物で転倒する事故にも注意が必要です。
![]() |
![]() |
▲拡大表示します。 |
印刷して除雪機の保管場所などに掲示すれば、事故防止が期待できそうです。
「消費者庁」が公開している除雪機による事故防止ビデオ(3分57秒)です。除雪機の操作はチョットした油断が重大な事故につながります。視聴をおすすめします。また作業時には子どもを近づけないことも大切です。