お盆期間中の交通事故状況と安全対策

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期間中の平均死者数は50人
(今年を含む5年間の平均)

2023年8月11日(金)~16日(水)の交通事故死者数は45人で、昨年より4人多くなっています。

お盆の交通安全
このページに掲載している交通事故データーは、警察庁の交通事故統計から出典した情報です。数値を再利用する場合は、出典元データーをご使用ください。

[目次]

2023年

下段は昨年(2022年)の死者数です。(曜日は異なります)

11日 12日 13日 14日 15日
金(山の日)
8 10 11 7 4
9 11 2 2 6
16日 合計
5 45
11 41

今年は45人が亡くなり、1日平均では7.5人です。(前年の6.8人より多くなっています)

過去の死者数

※各年の期間はカレンダーにより異なります。

お盆期間中 死者数
2023年[令和5年] 45人
2022年[令和4年] 41人
2021年[令和3年] 43人
2020年[令和2年] 56人
2019年[令和元年] 66人

お盆期間中の事故

  • 帰省時の子どもの事故(帰省先の駐車場付近で幼児の事故など)
  • 花火や祭り会場等の周辺道路での事故
  • 高速道路での事故。2023年のGW期間は山形県の高速道路で、正面衝突事故により3人が亡くなるなど、今年は7月末までに1件の事故で3人以上が亡くなる重大事故が、一般道を含めて6件発生しています。(昨年は年間で3件)
  • 暑さによるバッテリー上がりなど、車両トラブル。JAFによると2023年8月11日~16日のロードサービス件数は全国で4万4509件ということです。(前年同期間の件数と比較し1,419件増加)
  • 急な豪雨による道路の冠水など。もしもの災害に備え、緊急脱出用の工具(窓ガラスを割る工具、牽引ロープなどを備えると安心です)

ロードサービスによる高額請求に注意!

「国民生活センター」はネットで検索して依頼したロードサービスに関する相談(高額な料金請求)件数が、22年度は前年度の約3・3倍となる773件だったと発表。契約当事者は20歳代や学生が多く、自動車のトラブルに慣れていない人が慌ててネットで検索して依頼しているケースが多いとみて、注意喚起しています。

JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料) 申し込みから、最短2日後から利用可能(詳細は上記JAFのHPへ)もしもの事故や車両トラブルだけでなく、昨今増えている災害時のレスキューにも役立ちます。ロードサービスはJAF会員以外も有料で受けることができます。(救援混雑時は会員を優先)

交通取り締まりにも注意が必要です。郊外や山間部などでの速度違反取り締まりも目立ちます。

お盆は水難事故にも注意!

今年7月は全国の海や川、湖等での水難事故が少なくとも84件発生しています。(報道ベース)報道時に死亡・重体(心肺停止を含む)、行方不明になった方は69人です。(このうち中学生以下は10人、16歳~22歳が6人)

夏の水難事故防止
過去5年の7月と8月だけで水難者は3,008人、死者・行方不明は1,183人

秋の全国交通安全運動(2023年)

令和5年(2023年)の運動期間は、9月21日(木)~9月30日(土)です。昨年の期間中死者は83人で前年より20人多くなっています。

秋の全国交通安全運動(2023年)ポスター等
2023年(令和5年)の「秋の交通安全運動」は9月21日(木)から30日(土)です。ポスター等を掲載しています。交通取り締まりにご注意を!昨年(2022年)の期間中の死者数は83人で、前年より20人多くなっています。

連休中の安全対策

お盆期間中は全国的に厳しい暑さが予想されています。バッテリーや冷却水の点検は、より入念に行いましょう。

お盆期間中においても豪雨災害に備え、車内に脱出用工具(窓ガラスを割る専用ハンマー、悪路からの脱出用シート、ロープ、スコップなど)を備えると安心です。

自動車・バイクの安全点検

  • バッテリー液の確認
    使用期間(寿命)の確認も
  • エンジンオイルの交換
  • ブレーキオイルのチェック
  • ブレーキの効き具合
  • タイヤの空気圧
  • タイヤの摩耗チェック
  • 非常停止版の車載確認
  • 発煙筒の使用期限を確認
  • 窓ガラスをピカピカに!
  • ウォッシャー液の確認

車の点検

JAFによると連休中のトラブルで多いのは、渋滞中のエアコンなどの使い過ぎによるバッテリーあがりが約30%、タイヤのトラブルが約20%です。

バッテリーの点検は十分に行いましょう。またJAFが行った実験によると、外気温35℃の日中では駐車中の車内温度は50℃以上(ダッシュボード付近では70℃以上)になるということです。サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低いそうです。車内にスプレー缶やノートパソコン・タブレットなどを残さないように注意しましょう。

JAF(年会費4千円。ほとんどのサービスが無料)申し込み後、最短2日後から利用可能>>

「ゴースト汚れ」って知ってますか?

雨の日や夜間に気づくフロントガラスの汚れです。

ゴースト汚れ

オバケじゃないけど、晴れた昼間は気づかなくても雨の日や夜間に見えることも

ゴースト汚れ

雨の日はガラス(外側)についた油膜などの汚れが原因になり、車外の気温が低い場合は、ガラスの内側に結露やくもりが発生しやすくなります。視界不良は運転疲れの一因にもなり、歩行者の発見が遅れるなどヒヤリハットが増えるといわれています。

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高速道路では安全運転の徹底!

3秒間のイメージ

3秒で100メートル進むイメージ

停止距離(路面乾燥時で空走距離を含む)の目安は、80km/hで約76メートル、100km/hでは約112メートルです。

高速道路での死者数(年間)

前方・後方のドライバーが安全運転を遵守する人とは限りません。

2022 2021 2020 2019 2018
死者数 152 136 114 163 173
ハザードランプ 高速道路での渋滞

渋滞で減速・停止する場合は、渋滞を確認できた段階からハザードランプを点滅させ、後続車に知らせましょう!また停止したあともすぐに消さず、後続車の状況を確認しましょう。

高速道路事故のおもな法令違反

  1. 安全運転義務違反:8,441件
    (うち前方不注意が3,993件)
  2. 最高速度違反:169件
  3. 進路変更:100件
  4. 車間距離:75件
  5. 過労運転:23件
  6. 飲酒運転:3件

※高速道路での車間距離不保持は、違反点数が2点、反則金は9,000円(普通車)です。

交通取り締まりに注意

  • 料金所付近でのシートベルト、チャイルドシート
  • インターを降りた後に一般道へ合流する場所で、一時停止のある場所
  • 夜間走行中の「ながら運転」取り締まりも少なくありません。

SA/PA内での事故に注意

サービスエリア、パーキングエリアは、運転の疲れから一息つける場所です。しかし緊張が緩み油断しやすくなることも。慌ててトイレに行く場合は注意が散漫になります。事故に注意が必要です。

子どもから絶対に目を離さないこと。子どもは駐車した場所が分からなくなり、歩き回ることもあります。大型トラックの駐車スペース付近は死角も多くなります。連休期間中は混雑することも多く、飛び出し事故に気をつけましょう。

SA/PA内での人身事故は年間で80件~90件発生しているということです。

パーキングエリア・サービスエリアでの事故

お盆期間に関するページ

水難事故にご注意

夏の水難事故防止
過去5年の7月と8月だけで水難者は3,008人、死者・行方不明は1,183人


川で溺れる原因(事故防止ページへ)

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連休中の防犯対策

連休中は不在になる家が多く、空き巣や侵入被害が多くなります。留守にする場合は、普段より念入りな防犯対策が必要です。

連休中の防犯対策(空き巣と泥棒)
旅行などで長期留守にするときの「防犯対策」をまとめています。連休中は不在になる家が多く、空き巣の被害が多くなります。住宅侵入の多い愛知県では、連休中の被害件数が普段の1.6倍です。

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今年の夏は暑い
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