期間中の平均死者数は47人
過去5年のお盆期間中の平均死者数は47人。2024年(昨年)は51人で、前年より6人多くなっています。今年は最大で9連休になる方もいらっしゃると思います。くれぐれもご安全に。
このページに掲載している交通事故データーは、警察庁の交通事故統計から出典した情報です。ニ次情報であることをご承諾のうえであれば、再利用はご自由に。
目次
- 交通死亡事故の発生状況
2020年~2024年 - 連休中の安全対策
- お盆に関するページ
期間中は水難事故にご注意!
空き巣被害に注意!
今年と昨年の死者数
下段は2024年(昨年)の死者数です。曜日は異なります。
9日 | 10日 | 11日 (山の日) |
12日 | 13日 |
土 | 日 | 月 | 火 | 水 |
7 | 4 | 7 | 3 | 9 |
// | // | 5 | 8 | 8 |
14日 | 15日 | 16日 | 17日 | 合計 |
木 | 金 | 土 | 日 | |
4 | // | // | // | // |
8 | 15 | 7 | // | 51 |
2024年は・・
- 8月15日は全国で15人が亡くなっています。
- 8月12日に鳥取市用瀬町の「鳥取道の用瀬第一トンネル」内で、普通乗用車とトラック2台が絡む事故。この事故で3人が亡くなり2人が負傷しています。
過去の死者数
※各年の期間はカレンダーにより異なります。
お盆期間中 | 死者数 |
2025年[令和7年] | この中に入らない! 被害者にも加害者 にもならない! |
2024年[令和6年] | 51人 |
2023年[令和5年] | 45人 |
2022年[令和4年] | 41人 |
2021年[令和3年] | 43人 |
2020年[令和2年] | 56人 |
お盆期間中の事故
週間予報によると、8/12(火)頃までは全国的に雨模様、13日(水)~17日(日)は、おおむね好天に恵まれそうです。お出かけ先、通行ルートの気象情報も確認しましょう。
- 帰省時の子どもの事故(帰省先の駐車場付近で幼児の事故など)
- 花火や祭り会場等の周辺道路での事故
- 高速道路での事故。
- 暑さによるバッテリー上がりなど、車両トラブル。JAFによると2024年8月10日~19日のロードサービス件数は全国で7万5125件ということです。
- 急な豪雨による道路の冠水など。もしもの災害に備え、緊急脱出用の工具(窓ガラスを割る工具、牽引ロープなどを備えると安心です)
悪質なロードサービスの高額請求に注意!
国民生活センターによると、ネットで検索したJAF以外の民間レスキュー会社に依頼したところ、バッテリー上がりで8万円、レッカー移動で20万円を超えるなど高額な費用を請求されるケースが増加しているということです。契約当事者は20歳代や学生が多く、自動車のトラブルに慣れていない人が慌ててネットで検索して依頼しているケースが多いということです。悪質な高額請求の相談は、消費者相談 #188 =”いやや”で覚えましょう。(全国の消費者センター相談窓口)へ
JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料)申し込みから、最短2日後から利用可能です。(詳細は上記JAFのHPへ)もしもの事故や車両トラブルだけでなく、近年増加している災害時のレスキューにも役立ちます。またJAFは非会員のレスキューも対応しています。会員の対応が優先され非会員の料金になりますが、少なくとも法外な料金にはならないと思います。
交通取り締まりにも注意
郊外や山間部などでの速度違反取り締まりも目立ちます。移動式オービスだけでなく、従来の速度取り締まりも実施されています。愛知県と千葉県の公開取り締まり情報を掲載しています。
お盆は水難事故にも注意!
7月と8月の死者・行方不明者は1,177人(過去5年の合計)で、海や川、湖などでの水難事故が多く発生しています。今年は例年を大きく超える死傷事故(特に若者・子ども)が発生しています。
夏のレジャーに特化した内容です。
連休中の安全対策
今年も全国的に厳しい暑さが予想されています。バッテリーや冷却水の点検は、より入念に行いましょう。
お盆期間中においても豪雨災害に備え、車内に脱出用工具(窓ガラスを割る専用ハンマー、悪路からの脱出用シート、ロープ、スコップなど)を備えると安心です。
自動車・バイクの安全点検
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- 一般的なガソリン車: 2~5年程度
- アイドリングストップ搭載車: 1年半~3年程度(アイドリングストップ機能はバッテリーに大きな負荷がかかるため、寿命が短くなる傾向があります)
- ハイブリッド車(補機バッテリー): 3~5年程度(ハイブリッド車のメインバッテリーは、車の寿命まで交換が不要なケースも多いです)
1と2は運行距離により異なりますが、3年を目安に交換が安心です。劣化が始まると予兆なしに電圧低下することもあります。
- バッテリー液の確認
使用期間(寿命)の確認も - エンジンオイルの交換
- ブレーキオイルのチェック
- ブレーキの効き具合
- タイヤの空気圧。近年は猛暑の影響で高速道路走行中に、タイヤがバーストするケースも増えているようです。空気圧のチェックをお忘れなく!
- タイヤの摩耗チェック
- 非常停止版の車載確認
- 発煙筒の使用期限を確認
- 窓ガラスをピカピカに!
- ウォッシャー液の確認
JAFによると連休中のトラブルで多いのは、渋滞中のエアコンなどの使い過ぎによるバッテリーあがりが約30%、タイヤのトラブルが約20%です。
バッテリーの点検は十分に行いましょう。またJAFが行った実験によると、外気温35℃の日中では駐車中の車内温度は50℃以上(ダッシュボード付近では70℃以上)になるということです。サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低いそうです。車内にスプレー缶やノートパソコン・タブレット、モバイル用の予備バッテリーなどを残さないように注意しましょう。
JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料)申し込みから、最短2日後から利用可能です。(詳細は上記JAFのHPへ)
(1)「ゴースト汚れ」って知ってますか?
雨の日や夜間に気づくフロントガラスの汚れです。

オバケじゃないけど、晴れた昼間は気づかなくても雨の日や夜間に見えることも

雨の日はガラス(外側)についた油膜などの汚れが原因になり、車外の気温が低い場合は、ガラスの内側に結露やくもりが発生しやすくなります。視界不良は運転疲れの一因にもなり、歩行者の発見が遅れるなどヒヤリハットが増えるといわれています。
(2)ツーリングライダーの事故に注意
- 交差点を直進する場合、右折待ちの自動車からは速度が遅く見えます。交差点通過時は十分な注意が必要です。
- 昼間の走行時もライトオン!
- 半袖、短パンでの運転は事故時に深刻なケガを負うことが多くなります。バイク用のグローブ・プロテクターなどを着用し、もしもの事故時にダメージ軽減を!
- 山間部などでは野生動物との衝突にも注意が必要です。鳥と衝突する場合もあります。クマの生息地では衝突事故も発生しています。
- 雨の降り始めはスリップ事故が目立ちます。また橋や高架橋には、温度変化による橋の伸縮を調整するためのジョイント部分(伸縮装置)が設置されていることがあります。この部分は金属製のため非常に滑りやすくなっています。
直進だけなら影響は小さいものの、危険や障害物を避けようとしてブレーキをかけた時、車線変更などした場合、また雨の降り始めは雨水と砂やほこりが混ざるため滑りやすい。タイヤの溝が減ってる場合は影響も大きくなります。
(3)高速道路では安全運転の徹底!
3秒間のイメージ
(4)高速道路の運転に注意
前方・後方のドライバーが安全運転を遵守する人とは限りません。
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渋滞で減速・停止する場合は、渋滞を確認できた段階からハザードランプを点滅させ、後続車に知らせましょう!また停止したあともすぐに消さず、後続車の状況を確認しましょう。
交通取り締まりに注意
- 料金所付近でのシートベルト、チャイルドシート
- インターを降りた後に一般道へ合流する場所で、一時停止のある場所
- 夜間走行中の「ながら運転」取り締まりも少なくありません。
- 高速道路での車間距離不保持にも注意!、違反点数が2点、反則金は9,000円(普通車)です。
(5)SA/PA内での事故に注意
サービスエリア、パーキングエリアは、運転の疲れから一息つける場所です。しかし緊張が緩み油断しやすくなることも。慌ててトイレに行く場合は注意が散漫になります。事故に注意が必要です。
子どもから絶対に目を離さないこと。子どもは駐車した場所が分からなくなり、歩き回ることもあります。大型トラックの駐車スペース付近は死角も多くなります。連休期間中は混雑することも多く、飛び出し事故に気をつけましょう。
SA/PA内での人身事故は年間で80件~90件発生しているということです。
(6)車両の盗難に注意
車両盗難にもご注意!多くの車種で増加しています。2025年上半期の車種別盗難台数(出典PDF)が発表されています。
車種別盗難台数[表示]
カッコ内は前年同期です。
- トヨタ ランドクルーザー:765(590)
- トヨタ プリウス :289(287)
- トヨタ アルファード :191(303)
- トヨタ レクサスRX:141(80)
- トヨタ レクサスLX: 120(112)
- トヨタ クラウン:107(44)
- トヨタ ハイエース: 97(60)
- トヨタ レクサスLS: 55(44)
- トヨタ ハリアー: 50(17)
- スズキ キャリイ:43(44)
お盆期間に関するページ
水難事故にご注意
山間部ではクマにご注意
最近はクマによる事故の報道が目立ちます。2024年(昨年)のツキノワグマ出没件数でみると、近畿6県は過去5年で最多です。下記に近年の出没件数(本州の生息地域)と愛知、三重、大阪、奈良、和歌山、四国の出没情報をまとめています。
生息地域で登山やBBQ、キャンプなどのレジャーをご予定の方はご注意を。
連休中の防犯対策
連休中は不在になる家が多く、空き巣や侵入被害が多くなります。留守にする場合は、普段より念入りな防犯対策が必要です。
また留守中に落雷や雷サージでパソコンなど電気製品の故障に注意が必要。PCは電源を切りスリープ状態にしない、周辺機器を含めコンセントから電源を抜くほうが安心です。ルーターなども電源を抜き、光回線が抜けるタイプは接続しないことをおすすめします。雷サージ防止タップは効果的ですが、完全に防ぐ保証はありません。
