春の火災予防運動 2017年(平成29年)

平成29年の「春の全国火災予防運動(週間)」は、3月1日(水)~7日(火)です。

平成28年度の全国統一標語は、『消しましょう その火その時 その場所で』です。

1日平均で約107件の火災が発生し、約4.2人が死亡しています。
(負傷者は約17人)

全国の火災発生件数は年間約3万9千件です。3月は建物火災が最も多く発生しています。
春は空気が乾燥し風の強い日も多くなります。
火災の怖さは近隣への被害拡大、1度に多くの人が犠牲になる場合が少なくないことです。
  • 正式名称:春季全国火災予防運動
  • 期間:平成29年3月1日(水)~7日(火)

※上記の期間は林野庁との共同で、「全国山火事予防運動」も実施されます。

春の火災予防運動

出典:消防庁

重点目標

  1. 住宅防火対策の推進
  2. 放火火災防止対策の推進
  3. 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
  4. 製品火災の発生防止に向けた取組の推進
  5. 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導
    等の徹底
  6. 林野火災予防対策の推進

火災の発生状況

※データーの出典:消防庁が公表している火災発生状況(2015年)より。
2016年のデーターは、毎年8月頃に発表されます。

  • 総出火件数:39,111件(平均107件/日)
  • 総死者数:1,553人(うち住宅火災は914人)
  • 負傷者数:6,267人

種別

  1. 建物火災:22,197件(うち住宅火災:12,097件)
  2. 車両火災:4,188件
  3. 林野火災:1,106件
  4. 船舶火災:97件
  5. 航空機火災:7件
  6. その他火災:11,516件

建物火災の多い月

  1. 3月:2,356件(1日平均76件)
  2. 1月:2,256件
  3. 2月:2,063件
  4. 12月:2,018件
  5. 5月:2,004件

出火原因

  1. 放火:4,033件(10.2%)
  2. たばこ:3,638件(9.3%)
  3. コンロ:3,497件(8.9%)
  4. 放火の疑い:2,469件(6.3%)
  5. たき火:2,305件(5.9%)

出火原因の1位は放火

過去10年間の出火原因1位は放火(疑いを含む)
[平均で約18%]

放火件数の多い地域(ワースト5)

※カッコ内は火災件数に占める比率。

  1. 東京都:1,023件(22.9%)
  2. 大阪府:547件(24.5%)※約4件に1件が放火。
  3. 神奈川県:486件(23.8%)
  4. 埼玉県:449件(22.6%)
  5. 愛知県:405件(20.0%)

放火は都市部で多く発生しています。また死者数においても放火が最も多く、放火の疑いを含めると374人(全体の約24%)です。また放火は狭い範囲で連続して発生するケースも少なくなく、地域での対策と情報共有が大切です。

火災を予防するために

  1. 家の周りにゴミなどを放置しない
  2. ストーブの付近に燃えやすいものを置かない
  3. ストーブの給油時には、必ず火を消す
  4. 子供にライターなどを使わせない、持たせない
  5. 電気器具のタコ足配線を行わない。
  6. コンセント・配線器具にホコリをためない。
  7. 調理中は火元から離れない
  8. 火災報知機の設置(電池切れの確認)

▲オンマウスまたはタップで停止

命を守る7つのポイント

火災のニュース等では焼死と報道されるケースが多いのですが、焼死に至る約8割は、煙や有毒ガス(一酸化炭素、塩化水素、シアン化水素など)によって、体の自由が奪われ逃げ遅れることが原因と言われています。

寝たばこでは、灰皿にたまった吸殻が燃えるだけで、有毒物質を含む大量の煙が部屋に充満します。煙に気づき目が覚めても、状況によっては身動きが取れない場合もあります。

3つの習慣

  1. 寝たばこは、絶対やめる。
  2. ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
  3. ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。

4つの対策

  1. 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
  2. 寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
  3. 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
  4. お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。
「乾燥注意報」が出たら火災に厳重注意!

各地の気象台が発表する「乾燥注意報」の基準は、地域によって異なります。
例えば東京都23区では「最小湿度25%で実効湿度50%」、名古屋市は「最小湿度30%で実効湿度60%」、 大阪市では「最小湿度40%で実効湿度60%」など

※東京では3月の最小湿度が9%(2016年)でした。(1年で最も低い)

  • 最小湿度=日中で最も低くなった時の湿度(昼過ぎごろが多い)
  • 実効湿度=木材の乾燥湿度(前日、前々日の湿度に影響を受ける)

最小湿度が約25%、実効湿度が約60%以下で火事が発生しやすくなり、また燃え広がる危険性も大きくなります。お住まいの地域のニュース等で、「乾燥注意報」が発表されたら、火の取扱には十分な注意が必要です。

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