海や川、湖や池で溺れたり流された人を見つけた場合の対応。緊急通報先と救命に役立つホームページ(消防庁など)を掲載しています。
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溺れたり流されたりした人を見たら
周りの人に声をかけて協力しながら救助を行う。警察や消防への通報と同時に、下記の行為を行ってみる。(救助・救命用具がない場合)
- ペットボトルを投げる
- クーラーボックスなど水に浮きやすいものを投げる
- 長い棒などを差し伸べる。(のぼり旗の棒なども役立ちます)
ペットボトルを投げる場合は、遠くまで届きやすいように水を少し入れた状態にする。また可能であれば、キャップの部分を紐(ひも)で縛り、届かなかった場合に再度投げ入れることができるようにする。
自分から水の中に入っての救助は、同時に溺れたりする二重事故の危険性が大きくなります。慎重な判断が必要です。
緊急通報の電話番号
伝えること
- どのような事故か
- 事故の場所
- 事故者の人数
- 通報者の名前と連絡先
海や川、池での事故
- 警察:110番
- 救急:119番
両方に電話するようにしましょう。山、海からの119番通報は、電波状況によって管轄以外の消防本部へつながることがあるため、市町村から伝える必要がある。(管轄地域以外の場合は、司令部から管轄地域に転送されます。)
海上での事故(海難事故)
- 海上保安庁:118番
海上における密航・密輸、不審船情報や海上環境事犯の通報先にもなっています。
現在地の緯度・経度
携帯電話(3G以降)から119番通報をした場合は、GPSを利用し音声通話と併せて通報者の発信位置情報が自動的に消防指令センターに通知されます。ただし発信者番号が非通知(184)の場合は通知されないことがあります。
自分で現在地の緯度・経度を調べる場合
市街地では事故発生場所を住所などで伝えることは容易ですが、山間部の川、郊外の海岸などでは正確な住所を伝えることが困難な場合もあります。スマホを使って現在地の緯度と経度を知りることもできます。
Google検索で「現在地の緯度経度」を検索
救命方法
救命方法については、下記ページをご覧ください。
参考になるページ
- 人工呼吸の方法(応急手当WEB|外部リンク)
- 胸骨圧迫(応急手当WEB|外部リンク)
溺れた人への救命処置は、AEDより胸骨圧迫がよいという意見もあります。 - AEDの使い方(応急手当WEB|外部リンク)
AEDは装置に内蔵された音声ガイダンスも利用 - 心肺蘇生(東京消防庁|外部リンク)
川での安全・救助方法
救助方法についいては、13分10秒頃からです。
川での事故防止には(公社)河川財団が公開している「水辺の安全ハンドブック(PDF|外部リンク)」がたいへん役立ちます。