交通違反の取り締まり状況・検挙数

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年間(2019年)の交通違反取り締まり総件数は、7,317,964件です。放置違反金納付命令を除くと、違反別でもっとも多かったのは一時不停止で1,328,154件、次いで速度違反(1,137,255件)、携帯電話使用等(716,820件)の順です。
※総件数は放置違反金納付命令件数を含む。

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年間の取り締まりは約731万8千件
1日あたりでは約2万件

交通違反の取り締まり状況

おもな違反のみを掲載しています。総件数とは一致しません。

データーの出典:政府統計総合窓口

[目次]

おもな違反別検挙件数

放置違反金納付命令を除いた検挙総数(警察による取り締まり件数)は639万4954件。1日あたりの検挙数は約1万7500件です。おもな違反別の検挙件数を掲載しています。

スピード違反(速度超過)

検挙件数の合計:1,137,255件

  • 50km/h以上:14,673件
  • 50km/h未満:158,989件
  • 30km/h未満:282,972件
  • 25km/h未満:387,258件
  • 20km/h未満:343,023件
  • 15km/h未満:340件

速度違反全体の検挙件数は、前年より10万0475件減少しています。

飲酒運転

検挙件数の合計:25,434件

  • 酒酔い運転:495件
  • 酒気帯び運転|0.25mg以上:18,141件
  • 酒気帯び運転|0.25mg未満:6,798件

飲酒運転で呼気1リットルあたりのアルコール濃度が0.25mg以上(前歴なしで免許取り消し)の検挙数は、前年より減っているものの近年は横ばい状態が続いています。
「アルコール依存症」等による影響が大きいとみられています。

第一当事者が飲酒運転による死亡事故は176件です。

駐車違反

検挙件数の合計:206,778件

  • 駐停車禁止違反:28,355件
  • 駐車禁止違反:178,423件

携帯電話使用等

検挙件数の合計:716,820件

  • 危険違反:190件
  • 使用違反:716,630件

※前年に比べ12万5379件減少しています。

ながら運転の検挙数は61.5%減

罰則が強化された2019年12月から2020年5月に、警察の取り締まりを受けた件数は14万6145件で、前年同期(37万9152件)より23万3007件(61.5%)減少したとうことです。

また交通事故は、645件で前年同期(1303件)に比べ50.5%減少しています。このうち死亡事故は8件(前年同期比9件減)、重傷事故は60件(24件減)ということです。

歩行者妨害・信号無視等

検挙件数の合計:2,199,414件

  • 一時不停止:1,318,154件
  • 信号無視:641,865件
  • 歩行者妨害:229,395件

シートベルト・チャイルドシート等

検挙件数の合計:683,466件

  • 座席ベルト:611,446件
  • 幼児補助装置:62,690件
  • ヘルメット:9,330件

あおり運転

検挙件数:15,065件

2019年に「あおり運転」(車間距離不保持)で検挙された件数は1万5065件で、前年に比べ2040件増えたということです。取り締まりが強化されたことが要因とみられています。高速道路ではヘリコプターによる空からの監視と連携した、取り締まりが行われている自治体もあるようです。

高速道路でのおもな違反

検挙件数の合計:638,312件

  • 速度違反|40km/h未満:302,574件
  • 速度違反|40km/h以上:23,181件
  • 通行帯違反:60,775件
  • 携帯電話使用等:45,672件
  • 車間距離不保持:13,787件
  • シートベルト着用義務:152,673件
    ※全席着用義務があります。
  • 飲酒運転:289件

高速道路での「速度違反」は40km/hで罰金の対象になり、行政処分は40km/h以上~50km/h未満で6点、50km/h以上で12点です。いずれも前歴なしで免停です。(12点の場合は90日間)

「通行帯違反」は追い越し車線を継続して走り続けた場合などです。違反となる走行距離は2kmが目安といわれ、警察官の判断で検挙されるということです。罰則は違反点数が1点、反則金は6,000円です。

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高速道路における死亡事故は、150件(前年より9件減少)です。

交通違反ランキング
  1. 一時停止違反:132万8154件
  2. 携帯電話使用等:71万6820件
  3. 通行禁止:67万3095件
  4. 信号無視:64万1865件
  5. 速度違反:38万7258件(20km/h~25km/h未満)
おもな違反別の検挙件数グラフ
  • 放置違反金納付命令件数、座席ベルト等の装着義務違反は除外しています。
    (座席ベルト装着義務違反の件数は61万1446件)
  • 速度超過と過積載は区分ごとです。

交通違反の検挙数グラフ

▲警察庁の統計データーを元に作成した違反別グラフ。
(スマホでは少し見づらいかも知れません)

放置違反金納付命令は92万件以上

上記グラフは「放置違反金納付命令」の件数を除外していますが、2019年は92万3010件の納付命令が出されています。駐車監視員による摘発ですね。納付金額は警察によって取り締まる駐車違反の反則金と同じですが、運転者でなく車両の所有者に対して納付義務があります。

運転者が車両所有者であっても、警察に出頭せずに納付のみ行えば違反点数は付きません。反対に出頭した場合は、駐車違反として処理されます。

過積載の取り締まりを強化(2020年11月以降)

国土交通省は11月以降に関東・甲信地域で、過去最大規模の「過積載一斉取締り」を行うということです。道交法による罰則は、大型車で5割未満の罰則が2点(反則金は3万円)、5割以上10割未満は同3点(同4万円)、10割以上は同6点(罰金の対象)になり、また違反状況によっては、事業者および荷主にも行政処分が科される場合があります。

検挙件数が増加した4つの違反

2019年の検挙状況です。交通違反の検挙総数は毎年減少傾向が続いていますが、歩行者の安全に関わる違反等は増加しています。

歩行者妨害は4万8千件以上増加!

歩行者妨害(※)の検挙件数は22万9395件で、前年より4万8015件も増えています。増加率は26.5%で5年連続の増加です。全国で取り締まりを強化する方針(警察庁の資料PDF|外部リンク)が出されており、今後も検挙件数はさらに増加するかもしれません。

追記:2020年10月末時点では、多くの都道府県で前年の検挙数を大きく上回っています。

※歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止違反です。罰則は普通車の反則金が9千円、違反点数は2点です。

横断歩道で停止する場合に後続車がある場合は、追突を防ぐためブレーキを数回踏んでブレーキランプで知らせる、また状況によってはハザードランプを1、2回点滅させ、停止を知らせるなどの対応が必要かもしれません。

第一当事者の「歩行者妨害」が原因による死亡事故は207件です。

停止率ワースト1は宮城県

2020年のデーターに更新しました。

JAFの調査[2020年]によると「歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率」の全国平均は21.3%です。もっとも低かったのは宮城県で5.7%、次いで東京都(6.6%)、岡山県(7.1%)の順です。もっとも高かったのは長野県で72.4%で5年連続1位です。

悪い 停止率が低い 良い 停止率が高い
順位 都道府県 停止率(%) 順位 都道府県 停止率(%)
1 宮城 5.7 1 長野 72.4
2 東京 6.6 2 兵庫 57.1
3 岡山 7.1 3 静岡 54.1
4 富山 10.7 4 新潟 49.4
5 大阪 11.8 5 島根 43.2

全国の停止率ランキング

バス停付近の横断歩道に注意!

バス停付近の交差点

一般の車両は横断歩道の前後5メートルは駐停車禁止です。また子どもは横断歩道を渡るように指導されています。左右の確認不足による飛び出しもあり、死亡事故も発生しています。

バスだけでなく停車中の車両があったら注意が必要!

実際のバス停付近の横断歩道[写真を表示]
  • バス停付近の横断歩道
    バス停付近の横断歩道

※上記の写真は警察が公開したものではありません。

夜間や雨天の日などは横断歩道を見落とす場合も少なくないと思います。右前方に停車中のバスを見た時は十分な注意が必要です。

一時停止違反は3万4千件以上増加!

一時停止違反の検挙件数は132万8154件で、前年より3万4481件(増加率は2.7%)増えています。すべての違反でもっとも多い検挙件数です。

  • 第一当事者の「一時停止違反」が原因による死亡事故は77件。
  • 普通車の反則金は7,000円
  • 大型車の反則金は9,000円
  • 二輪車の反則金は6,000円
    (原付は5,000円)
  • 違反点数は各2点です。
  • タイヤが停止線を超えずに
    完全に止まること。
速度違反(15km/h未満)は8倍!

速度違反(15km/h未満)の検挙件数は340件で、前年より297件も多く約8倍の増加です。増加率は690.7%で、すべての違反の中でもっとも高くなっています。この区分の罰則は普通車の反則金が9,000円、違反点数は1点です。ちなみに15km/h以上20km/h未満は34万3023件で、15km/hを超えると検挙件数が大きく増加します。

可搬式オービス 「可搬式オービス」による速度取り締まり地域が、増えていることが要因とみられます。
他の速度区分に比べ検挙件数は少ないものの、生活道路などでも取り締まりが行われており、今後さらに増加する可能性も・・
  • レーザー方式で測定するため従来の探知機では察知できない。
  • 速度超過で撮影された場合は、後日呼び出し状が届きます。
  • 住宅街など30キロ制限でも実施されています。
  • 夜間や雨天でも実施されています。
    (夜間無料になる有料道路でも実施)
  • 都市高速道路、堤防道路などで行われている地域もあります。

速度違反


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携帯電話等の使用[危険違反]

携帯電話等を使用した「ながら運転」で、[使用違反]の検挙件数は前年より12万5411件減少し71万6630件です。しかし交通の危険を生じさせた[危険違反]については、前年より32件増加し158件になっています。

[危険違反]の罰則は普通車の違反点数が6点で、前歴なしでも免停(30日)に改正されています。また反則金ではなく刑事罰(罰金)の対象になっています。

交通違反で検挙されない!

反則金はお小遣いから払ってね!

そんな~トホホ・・

毎日どこかで約1万7500件、1時間あたり約730件も検挙されています。

おもな違反の点数・反則金

「点数あと僅か!」な方は、特に慎重な運転を!

交通違反の点数と反則金

▲PDFで表示・印刷できます。(A4サイズ|ヨコ)

▼パトカーのサイレン(再生ボタンで音が出ます。ご注意ください)

※屋外で聞く音と少し印象が違うかも知れません。また種類があるそうです。

運転中にサイレンを聞くとドキッとするね。

速度確認するしね。

飲酒運転は厳罰

飲酒運転の根絶

「飲酒運転」は違反の中でも極めて重い罪。高額な罰金、免許取り消しだけでなく、懲戒免職・解雇などで将来にまで大きな影響を受けることも。また同乗したり車を貸すことで違反になるケースもあり、注意が必要です。

飲酒運転で「免許取り消し」等を受けた運転者の約9割が家庭や仕事に大きく影響

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免許の取り消しは4万件以上

免停処分は20万件以上です。

運転免許取消しは年間4万件以上、免停は20万件以上
交通違反・事故等による自動車運転免許の取消し件数は、毎年4万件以上です。免停件数は27万件を超えています。

携帯電話に事故の連絡が入らないように・・

交通安全・事故防止に関する情報
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