
交通事故日報からの発生状況
目次
- 交通死亡事故ランキング(2025年)
- 交通安全に関すること
- 加害者・被害者にならない
夜間の死亡事故(歩行者×自動車)は、
ハイビーム走行で半数以上が衝突を
回避できた可能性が高い!
掲載データーは暫定数で修正される場合があります。このページに掲載している数値等は、警察庁・政府統計総合窓口、および各都道府県の警察本部HPから出典。(表やグラフなどは当サイトで作成。二次情報であることをご承諾の上であれば、ご自由にお使いください)
交通死亡事故ランキング
2025年1月からの累計(交通事故日報からの暫定数)で、翌日の午後に発表されています。(土日祝・連休をのぞく)
7月31日までの累計
順 位 |
都道 府県 |
死者数 | 前年比 |
1 | 神奈川 | 75 | +15 |
2 | 東京 | 74 | -2 |
3 | 大阪 | 68 | 0 |
4 | 千葉 | 66 | -15 |
5 | 埼玉 | 62 | +4 |
6 | 北海道 | 59 | +7 |
7 | 愛知 | 58 | -18 |
8 | 兵庫 | 49 | -12 |
9 | 茨城 | 46 | -7 |
9 | 福岡 | 46 | -8 |
全国(累計) | 死者数 | 前年比 |
今年 | 1,346 | -63 |
当月 | 185 | -42 |
昨年7月(月間) | 227 | // |
7月31日の死者数 |
|||||
今年最多は18人 (1月20日) 最少は1人 (複数日) |
0 | 6 | 人 | 昨年最多は26人 (12月17日) |
[毎日どこかで]2025年上半期の交通事故発生件数は、13万6302件(1日あたり753件)、死者数は1,161人(同 6.4人)、負傷者数は16万0348人(同 886人)です。
月別の推移
7月の死者数は185人で前年より42人少なくなっています。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
2025 | 234 | 189 | 191 | 196 | 172 | 179 | 185 | |||||
2024 | 220 | 185 | 177 | 196 | 206 | 198 | 227 | 246 | 221 | 252 | 248 | 287 |
前年比 | +14 | +4 | +14 | 0 | -34 | -19 | -42 | // | // | // | // | // |
表はデバイスにより横スクロール。
すべての都道府県(上半期)
- 死者数は1,161人(前年比-21人)
- 上半期のワーストは東京で68人、次いで神奈川(63人)、大阪(58人)です。
- 前年に比べもっとも増加しているのは、栃木県と滋賀県で14人です。
- 前年に比べ増加率がもっとも高いのは、滋賀県で127.3%です。
- 交通事故発生件数は13万6302件(前年比-3,899件)
- 負傷者数は16万0348人(-5,391人)
都道府県ごとの死者数[表示]
太文字は前年比6人以上増加
都道 府県 |
死者数 | 前年比 |
北海道 | 49 | +8 |
青森 | 12 | -10 |
岩手 | 10 | -4 |
宮城 | 18 | -5 |
秋田 | 13 | +3 |
山形 | 6 | -5 |
東京 | 68 | -1 |
茨城 | 42 | -2 |
栃木 | 35 | +14 |
群馬 | 22 | -2 |
埼玉 | 56 | +12 |
千葉 | 57 | -15 |
神奈川 | 63 | +12 |
新潟 | 24 | -6 |
山梨 | 7 | -3 |
長野 | 21 | -3 |
静岡 | 33 | -1 |
富山 | 10 | +3 |
石川 | 10 | -1 |
福井 | 12 | +4 |
岐阜 | 24 | -4 |
愛知 | 50 | -15 |
三重 | 22 | ±0 |
滋賀 | 25 | +14 |
京都 | 25 | +3 |
大阪 | 58 | +4 |
兵庫 | 42 | -12 |
奈良 | 12 | +3 |
和歌山 | 16 | +5 |
鳥取 | 7 | +3 |
島根 | 9 | +4 |
岡山 | 18 | -3 |
広島 | 28 | -7 |
山口 | 15 | -4 |
徳島 | 8 | -6 |
香川 | 10 | -5 |
愛媛 | 31 | +10 |
高知 | 10 | -2 |
福岡 | 41 | -6 |
佐賀 | 8 | -1 |
長崎 | 13 | +1 |
熊本 | 17 | -8 |
大分 | 19 | +7 |
宮崎 | 16 | +2 |
鹿児島 | 22 | -4 |
沖縄 | 18 | -4 |
上半期の車種別盗難車数
交通事故と関係ありませんが、車種別盗難台数(出典PDF)が発表されています。
車種別盗難台数[表示]
カッコ内は前年同期です。
- トヨタ ランドクルーザー:765(590)
- トヨタ プリウス :289(287)
- トヨタ アルファード :191(303)
- トヨタ レクサスRX:141(80)
- トヨタ レクサスLX: 120(112)
- トヨタ クラウン:107(44)
- トヨタ ハイエース: 97(60)
- トヨタ レクサスLS: 55(44)
- トヨタ ハリアー: 50(17)
- スズキ キャリイ:43(44)
お盆期間中の事故防止
過去5年のお盆期間中の平均死者数は47人。2024年(昨年)は51人で、前年より6人多くなっています。
事故の多い都府県
下記については事故件数・負傷者数も掲載しています。
交通安全に関すること


ね、交通事故に気をつけようね!

お、おう!

わん、わん
令和7年「交通安全スローガン」を
ランダムに表示しています。
すべてのスローガン[表示]
出典:全日本交通安全協会
●運転者・同乗者に呼びかけるもの
- 守ろうよ チャイルドシートで 子の未来
(内閣総理大臣賞) - 夕暮れに 歩行者を照らす 照time
- 飲む前に 車じゃないよね? 再確認
- 路上駐車 迷惑置いて どこへ行く
- スピードと 焦る気持ちに ブレーキを
●歩行者・自転車利用者に呼びかけるもの
- 危険です ながらスマホで 踏むペダル
(内閣総理大臣賞) - 見えないを 見えるに変える 反射材
- ヘルメット かぶるあなたは かっこいい
- そこじゃない 横断歩道は 少し先
- 歩きスマホ 狭まる視野に 広がる危険
●子供たちに交通安全を呼びかけるもの
- 青だけど 自分の目で見て たしかめて
(内閣総理大臣賞) - てをあげて くるまにおしらせ ぼくはここ
- まだ行ける? いいえ黄色は もう止まれ
- 反射材 わたしとかがやく 夜の道
- ヘルメット あごひもカチッと 出発だ
- 「大丈夫」 一番危険な 思い込み
- どんなときも わすれちゃだめだよ みぎひだり
横断歩道での一時停止率
2024年の「歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率」は全国平均が53.0%です。全国でもっとも高かったのは長野県の87.0%で9年連続全国1位、もっとも低かったのは富山県で31.6%です。うっかり摘発されないために!
道路の途中横断を含めると歩行中死者の7割は横断中に発生。警察庁は歩行者事故の防止ポスターとリーフレットを公開し、配布しています。
ご家庭や学校、職場などに掲示することで、事故抑止が期待できると思います。
地球交通事故撲滅本部
警察庁が制作した動画です。吾輩の人に「何事だ!・・けしからん!」とかメチャ怒られるけど、いろいろ教えてくれます!多くの人が知らない、または忘れてしまった内容かも。運転者向けに作られた3つの動画(各3分程度で字幕あり)を見れば、事故を減らし違反点数2点・反則金9千円(普通車)を失うこともなくなるかも。[チャンネルは千葉県警]
上記は運転者編 ①(横断歩道に近づいたら)です。
- 運転者編 ②(横断歩道に歩行者がいたら)
2分57秒 - 運転者編 ③(横断歩道の手前に止まっている車がいたら)
2分53秒

動画は朝に見ると「ドンジャカ・・キュイーン♪・・ドカーン!」のBGMで目が覚めちゃうよ!

1日の安全運転にもつながるね。
かもしれない運転って知ってる?

交通安全での画像再利用はご自由にどうぞ
被害者にも加害者にもならない!
「携帯電話に事故の知らせが入る」ことがないように・・
▲オンマウスまたはタップで停止、スワイプでスライド。夜間はハイビームで事故防止
自動車と歩行者の死亡事故が半分になるかも
千葉県警の分析によると、夜間に発生した自動車と横断歩行者の死亡事故について、ほとんどの前照灯は下向き(ロービーム)になっており、上向き(ハイビーム)であれば半数以上(56%)は、衝突を回避できた可能性が高いということです。
照射距離と歩行者発見までの距離
前照灯 | 照射 距離 |
黒っぽい 服装 |
明るい 服装 |
反射材 着用 |
ロービーム | 40m | 約26m | 約38m | 約57m |
ハイビーム | 100m | 約65m | 約95m | 約143m |
※ハイビームでの発見距離は、ロービームの距離に2.5を乗じた推定値です。
停止距離{空走距離+制動距離}は、路面が乾燥しておりタイヤの状態が良好の場合は、40km/hで約17.3m、50km/hで約24.5mです。
夜間に運転者が歩行者を確認できる距離は、ロービームで歩行者が黒っぽい服装の場合は、約26mということです。50km/h走行時の停止距離は約24.5mであり、黒っぽい服装の横断歩行者を発見しても衝突の回避が難しくなります。実際は街路灯の有無などで異なる場合もありますが、計算上は50km/hを超えれば事故のリスクが非常に大きくなります。
ハンドル操作等によって回避可能な場合もあるかも知れませんが、路面状況や天候によっては、さらに難しくなる場合もあると思います。40km/h走行で26mを進む時間は約2.3秒、50km/hでは約1.9秒です。
ハイビームは100m先まで見通せるため、適切に使って早くに確認できれば、余裕をもって危険を予測し回避できそうですね。また酔って路上で寝込んだ人、落下物の早期発見にもつながります。対向車を確認した場合はロービームにする必要があるため、漫然運転(※)の防止にもつながりそうです。(ハイビームアシスト機能を除く)
(※)漫然(まんぜん)運転とは、ぼんやりと運転したり、考え事をしながらの運転(集中力や注意力が低下した状態)です。死亡事故(第一当事者)の原因では10年以上連続で、もっとも多くなっています。{法令違反では脇見や安全確認違反などの「安全運転義務違反」に含まれます}
JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料) 申し込みから、最短2日後から利用可能(詳細は上記JAFのHPへ)もしもの事故や車両トラブルだけでなく、災害時のレスキューにも役立ちます。また国民生活センター(PDF資料)によると、民間のロードサービスを受けたところ、パンクやバッテリーあがりなどで高額料金を請求されたという相談が急増しているようです。(ネットでの検索では慎重な料金確認が必要)JAFの場合は非会員のレスキューも対応しています。会員の対応が優先されますが、少なくとも法外な料金にはならないと思います。
交通違反の取り締まり状況
(1日の検挙数は約1万4900件)
歩行者・自転車は反射材で事故防止
▲前照灯が下向き(ロービーム)の場合でも、反射材を着用していると約57m先で気づきます。反射材は100円ショップでも購入できます。