交通事故日報からの発生状況

毎年12月の死亡事故は年間最多!過去5年をみると12月の月平均死者数は、11月までの平均の1.33倍(72人多い)です。
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目次
- 交通死亡事故ランキング(2025年)
- 交通安全に関すること
令和8年の交通安全スローガン - 加害者・被害者にならない
夜間の死亡事故(歩行者×自動車)は、
ハイビーム走行で半数以上が衝突を
回避できた可能性が高い!
掲載データーは暫定数で修正される場合があります。このページに掲載している数値等は、警察庁・政府統計総合窓口、および各都道府県の警察本部HPから出典。(表やグラフなどは当サイトで作成。二次情報であることをご承諾の上であれば、ご自由にお使いください)
交通死亡事故ランキング
2025年1月からの累計(交通事故日報からの暫定数)で、翌日の午後に発表されています。(土日祝・連休をのぞく)
12月25日までの累計
| 順 位 |
都道 府県 |
死者数 | 前年比 |
| 1 | 神奈川 | 138 | +31 |
| 2 | 東京 | 132 | -13 |
| 3 | 北海道 | 126 | +24 |
| 4 | 埼玉 | 123 | +12 |
| 5 | 千葉 | 120 | -9 |
| 6 | 大阪 | 119 | -3 |
| 7 | 愛知 | 111 | -27 |
| 8 | 兵庫 | 95 | -12 |
| 9 | 福岡 | 85 | -4 |
| 10 | 茨城 | 80 | -14 |
| 全国(累計) | 死者数 | 前年比 |
| 今年 | 2,499 | -112 |
| 当月 | 247 | +7 |
| 昨年12月(月間) | 287 | // |
| 12月25日の死者数 |
|||||
| 今年最多は18人 (1月20日) |
1 | 5 | 人 | 昨年最多は26人 (12月17日) |
|
12月25日は全国で15人が亡くなり、今年2番目に多くなっています。(19日も15人で同数です)
12月の死者数(旬ごと)
| 年 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
| 2025 | 92人 | 89人 | この中に 入らない |
| 2024 | 92人 | 108人 | 87人 |
| 前年比 | 0 | -19 | // |
2024年(年間)の死者数がもっとも多かったのは、12月17日で26人です。12月の日平均は9.3人で、月の約半分(16日)は10人以上が亡くなっています。人身事故は2万8997件(935件/日)、負傷者は3万4335人(1,108人/日)です。
年末・年始(各5日間)の死者数
| 期間 | 12月27日~ 31日 |
1月1日~ 5日 |
| 2025年-26年 | この中に 入らない |
この中に 入らない |
| 2024年-25年 | 40人 | 24人 |
| 2023年-24年 | 51人 | 36人 |
| 2022年-23年 | 54人 | 17人 |
気象庁の予報によると、1月1日(木)から5日(月)にかけての5日間平均気温が西日本を中心に低温傾向となり、特に九州北部では10年に一度程度の低温となる可能性もあるとの発表です。新春寒波が到来するかもしれません。ニュース等で直近の予報をご確認のうえ、路面凍結や転倒事故にはくれぐれもお気をつけください。
月別の推移
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 2025 | 234 | 189 | 191 | 196 | 172 | 179 | 185 | 203 | 229 | 227 | 252 | |
| 2024 | 220 | 185 | 177 | 196 | 206 | 198 | 227 | 246 | 221 | 252 | 248 | 287 |
| 前年比 | +14 | +4 | +14 | 0 | -34 | -19 | -42 | -43 | +8 | -25 | +4 | // |
表はデバイスにより横スクロール。
2025年の「歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率」は全国平均が56.7%(前年より3.7%改善)です。都道府県ごとの停止率とランキング
毎年12月の死者数は年間最多!

※2024年は1.33倍(5年平均と同じ)でした。
交通安全をサポートされている企業[PR]です。
交通安全に関すること
令和8年「交通安全スローガン」を
ランダムに表示しています。
すべてのスローガン[表示]
出典:全日本交通安全協会
●運転者・同乗者に呼びかけるもの
- 急ぐほど 狭まる視野と 増すリスク
(内閣総理大臣賞) - 譲り合い ハンドル越しの 思いやり
- 黄昏に 一番星の 前照灯
- シニアでも 心にワカバを 貼りましょう
- その酒は 事故を呼び込む さそい水
- ベルト締め 親子の絆も 結び付く
●歩行者・自転車利用者に呼びかけるもの
- 親を見て 子供も止まる 赤信号
(内閣総理大臣賞) - ヘルメット 命のお守り 忘れずに
- それいいね 夜道にきらり 反射材
- その隙間 すり抜けるさき 待つ危険
- キックボード マナーも乗せて 安全運転
- スマホより 周りを見渡し 防ぐ事故
●子供たちに交通安全を呼びかけるもの
- 車から ぼくたちみえない 手をあげよう
(内閣総理大臣賞) - ヘルメット かぶって安全 いってきます!
- 合言葉 止まる待つ見る 守ろうよ
- あせらずに 青になっても 再確認
- いのちはね ゲームみたいに もどらない
- おまじない 自分を守る みぎひだり
- スマホやめ 周りの危険に 気づこうよ


お年玉くれるといね♪交通事故に気をつけようね!

お、ぉぅ‥

わん、わん

事故の多い都府県
下記については事故件数・負傷者数も掲載しています。
横断歩道での一時停止率(2025年)
2025年の「歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率」は全国平均が56.7%です。全国でもっとも高かったのは長野県の88.2%で10年連続全国1位、もっとも低かったのは山口県で34.3%です。うっかり摘発されないために!
道路の途中横断を含めると歩行中死者の7割は横断中に発生。警察庁は歩行者事故の防止ポスターとリーフレットを公開し、配布しています。
ご家庭や学校、職場などに掲示することで、事故抑止が期待できると思います。
地球交通事故撲滅本部
警察庁が制作した動画です。吾輩の人に「何事だ!・・けしからん!」とかメチャ怒られるけど、いろいろ教えてくれます!多くの人が知らない、または忘れてしまった内容かも。運転者向けに作られた3つの動画(各3分程度で字幕あり)を見れば、事故を減らし違反点数2点・反則金9千円(普通車)を失うこともなくなるかも。[チャンネルは千葉県警]
上記は運転者編 ①(横断歩道に近づいたら)です。
- 運転者編 ②(横断歩道に歩行者がいたら)
2分57秒 - 運転者編 ③(横断歩道の手前に止まっている車がいたら)
2分53秒

動画は朝に見ると「ドンジャカ・・キュイーン♪・・ドカーン!」のBGMで目が覚めちゃうよ!

1日の安全運転にもつながるね。
上半期の車種別盗難車数
車両盗難にもご注意!多くの車種で増加しています。交通事故と関係ありませんが、車種別盗難台数(出典PDF)が発表されています。
車種別盗難台数[表示]
カッコ内は前年同期です。
- トヨタ ランドクルーザー:765(590)
- トヨタ プリウス :289(287)
- トヨタ アルファード :191(303)
- トヨタ レクサスRX:141(80)
- トヨタ レクサスLX: 120(112)
- トヨタ クラウン:107(44)
- トヨタ ハイエース: 97(60)
- トヨタ レクサスLS: 55(44)
- トヨタ ハリアー: 50(17)
- スズキ キャリイ:43(44)
かもしれない運転って知ってる?

交通安全での画像再利用はご自由にどうぞ
東洋フォーム印刷では「運転日報・車両点検票(計4種類)」を無料で配布しています。
被害者にも加害者にもならない!
「携帯電話に事故の知らせが入る」ことがないように・・
▲オンマウスまたはタップで停止、スワイプでスライド。夜間はハイビームで事故防止
自動車と歩行者の死亡事故が半分になるかも

千葉県警の分析によると、夜間に発生した自動車と横断歩行者の死亡事故について、ほとんどの前照灯は下向き(ロービーム)になっており、上向き(ハイビーム)であれば半数以上(56%)は、衝突を回避できた可能性が高いということです。
照射距離と歩行者発見までの距離
| 前照灯 | 照射 距離 |
黒っぽい 服装 |
明るい 服装 |
反射材 着用 |
| ロービーム | 40m | 約26m | 約38m | 約57m |
| ハイビーム | 100m | 約65m | 約95m | 約143m |
※ハイビームでの発見距離は、ロービームの距離に2.5を乗じた推定値です。
停止距離{空走距離+制動距離}は、路面が乾燥しておりタイヤの状態が良好の場合は、40km/hで約17.3m、50km/hで約24.5mです。
夜間に運転者が歩行者を確認できる距離は、ロービームで歩行者が黒っぽい服装の場合は、約26mということです。50km/h走行時の停止距離は約24.5mであり、黒っぽい服装の横断歩行者を発見しても衝突の回避が難しくなります。実際は街路灯の有無などで異なる場合もありますが、計算上は50km/hを超えれば事故のリスクが非常に大きくなります。
ハンドル操作等によって回避可能な場合もあるかも知れませんが、路面状況や天候によっては、さらに難しくなる場合もあると思います。40km/h走行で26mを進む時間は約2.3秒、50km/hでは約1.9秒です。
ハイビームは100m先まで見通せるため、適切に使って早くに確認できれば、余裕をもって危険を予測し回避できそうですね。また酔って路上で寝込んだ人、落下物の早期発見にもつながります。対向車を確認した場合はロービームにする必要があるため、漫然運転(※)の防止にもつながりそうです。(ハイビームアシスト機能を除く)
(※)漫然(まんぜん)運転とは、ぼんやりと運転したり、考え事をしながらの運転(集中力や注意力が低下した状態)です。死亡事故(第一当事者)の原因では10年以上連続で、もっとも多くなっています。{法令違反では脇見や安全確認違反などの「安全運転義務違反」に含まれます}
JAF(年会費4,000円で、ほとんどのサービスが無料) 申し込みから、最短2日後から利用可能(詳細は上記JAFのHPへ)もしもの事故や車両トラブルだけでなく、災害時のレスキューにも役立ちます。また国民生活センター(PDF資料)によると、民間のロードサービスを受けたところ、パンクやバッテリーあがりなどで高額料金を請求されたという相談が急増しているようです。(ネットでの検索では慎重な料金確認が必要)JAFの場合は非会員のレスキューも対応しています。会員の対応が優先されますが、少なくとも法外な料金にはならないと思います。
交通違反の取り締まり状況
(1日の検挙数は約1万4900件)
歩行者・自転車は反射材で事故防止

▲前照灯が下向き(ロービーム)の場合でも、反射材を着用していると約57m先で気づきます。反射材は100円ショップでも購入できます。















